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平成21年度 「人を大切にする経営の最先端セミナー」

最先端企業見学ツアー終了センター主催事業 投稿日2009.11.29

人を大切にする経営の最先端セミナー

 

ひょうご仕事と生活センター主催の「人を大切にする経営の最前線セミナー」が企業経営者、労働組合役員など労使双方から多数の参加により行われました。
今回の訪問先は、長野県にある伊那食品工業(株)という食品会社で、寒天を使った「かんてんパパ」ブランドで有名な会社です。

見学ツアー内容

開催日

平成21年11月29日・30日

訪問先

伊那食品工業株式会社(長野県伊那市)

伊那食品工業株式会社(長野県伊那市)

伊那食品工業(株)に到着して最初に私たちを迎えてくれたのは、とてもきれいな玄関と、敷地内に広がる広い庭でした。この広い庭は「働く人々のための快適な職場を」という思いでつくられたそうですが、いつしかお客様や地域の方が集う憩いの空間となっています。広い敷地の各所には、お客様が使用できる傘まで常備されており、訪れる方への温かい心遣いを感じました。

本社外観

私たちは、最初に敷地内の施設を見学させていただいた後、会議室で塚越会長のお話を聞くことができました。
塚越会長のお話は、社員に「100年カレンダー」を見せて、限られた人生を有効に過ごすことを教えていること。「人生において多くの時間を過ごす職場が快適でなくては、人生は快適にならない」との考えで、職場環境の整備には特に力を入れているということから始まりました。

塚越会長

また、会社が永続するためには「遠きをはかる」ことが大事で、急成長を求めず継続した低成長を志していること。将来に向けた研究開発のためにR&Dセンターを建設したこと。商品を安定供給するため、原料となる海藻を海外4カ国の協力工場で寒天の半製品に加工して輸入しているというお話があり、最後に、企業として地域社会に貢献し、地域と一体化して地域の方々に好かれる会社になることが大事だと結ばれました。

社是

塚越会長のお話のなかで、特に「会社が成長するということは、売り上げが増えることではなく、社員が「前より幸せになった」と実感できることである」という言葉がとても印象的でした。

ツアーに参加したセンタースタッフのコメント

今回、伊那食品工業(株)を訪問して、お会いした社員の皆さんの気持ちの良い挨拶と明るい表情に「社員の幸せ」を感じるとともに、見学させていただいた早朝の掃除では、皆さんが率先して取り組む姿に、会社に対する愛着が強く感じられました。実際に塚口会長にお会いし、職場の空気にも触れることができた今回のセミナー。ひょうご仕事と生活センターが進める仕事と生活の調和を更に超えた存在に感じ、今後のセンターの取り組みのヒントがそこにあったように思います。