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医療法人社団栄宏会土井病院 部門を超えて助け合う組織になり 紹介による採用者も増加

医療法人社団栄宏会 土井病院

所在地 小野市復井町字中ノ池1723-2
事業内容 病院
従業員数 266人(男性64人、女性202人)
冊子掲載 平成24年度 第4回ひょうご仕事と生活のバランス 企業表彰事例集
公開日 2012年11月21日

※上記については、表彰時あるいは情報誌等記載時のデータです。

小野市にある土井病院は医療療養病棟、回復期リハビリテーション病棟合わせて160床を持ち、敷地内にデイケアサービスなどの介護施設も併設しています。都心から離れた立地のため看護師の確保には苦労してきましたが、「夢をかなえる職場づくり」を掲げ、働きやすい環境づくり、職員同士が助け合う風土づくりに取り組んでいます。

組織横断的な協力関係が、患者のケアにも生かされています。

部門横断の委員会で課題を討議

「急性期病院や介護施設との機能分担が進んだことで療養型病床には以前と比べ重度の患者さんが多くなっています」と看護部長の志方邦子さん。それにつれて看護師の負担も重くなっており、人材のさらなる充実が急務となりました。

働きやすい環境づくりのため、以前からあった労働安全衛生委員会のメンバーを再編し、病棟、事務部門から横断的に各部門のリーダー、現場スタッフに参加してもらい、労働環境に関わる課題について情報を共有しました。

その一つとして挙がってきたのが、毎朝デイケアサービスの通所者が10台前後の送迎バスから降りてくる際の介助でした。従来は、車いすをバスから降ろすといった作業はドライバーがサポートしていましたが、「患者の転倒事故などを未然に防ぐにはもっと多くの人が介助に関わった方がいいのではないか」と委員会で呼び掛けたのです。

すると部署を超えて協力者が現れ、毎朝各部門から数人がサポートする光景がいつの間にか当たり前になっていきました。「以前は自分の持ち場の仕事だけをしていればいいという考え方に染まっていましたが、お互いに協力し合う雰囲気が醸成され、その後の取り組みにもいい影響を与えるきっかけになりました」と志方さん。

デイケアサービスの介助。通所者の安全を第一に、部署を超えてサポートに当たります。

固定観念外れ声掛け合うように

例えば、回復期リハビリ病棟の入院患者の入浴はまとまって数人の手を必要とするため患者を次々に連れていく効率的な作業が求められます。人手が足りない時は、放射線科のスタッフが手伝うようになりました。ところが、患者のリハビリの時間と重なった場合は入浴の時間の方をずらすことを余儀なくされていました。そこでリハビリ部門にリハビリスケジュールの調整をお願いしたところ、入浴作業の時間が大幅に短縮しました。

「リハビリを最優先しないといけないという固定観念がありましたが、ひと声掛けるだけで気持ち良く調整してもらうことができました」と、薬剤部長の中原義雄さんは話します。

テーマごとに設けられている委員会には約20人ずつメンバーが参加していますが、よりコミュニケーションが取れるように、活動する人が一部に偏らないように、5、6人ずつの部会に分けています。さらに、それぞれの部会にリーダーを置き、1カ月ごとに活動報告をすることで、活動、コミュニケーションがより活発になっています。

また残業時間と有給休暇の消化についても、他部門が取れているのだから進めていこうという空気が醸成されているそうです。

職員間のコミュニケーションの改善で、リハビリや入浴のスケジュールがスムーズかつ効率的に。

内部紹介による採用者数増

同院は地域の病院としてはいち早く20年前に院内託児所を開設しました。その後、365日24時間預かれるように利用形態を改めました。さらに小学6年生まで預かる学童保育も始めて職員から重宝がられています。

院内託児所の利用者が増え、手狭になったため、今春、同病院を含むグループの病院、企業の職員が誰でも利用できる保育園として小野市の中心部に移転、開設しました。現在では多い日には1日30人を超える子どもたちが通ってくるそうです。「いずれは子どもたちの夏休みの宿題も手伝えるようにするなど、職員の負担が少なくなるようにいろいろと考えていきたいですね」

こうした取り組みの結果、内部職員の紹介で入ってきた職員が昨年度は3人でしたが、今年度は半期ですでに11人を超えるなど、人員不足の解消にもつながっています。

365日24時間預けられる院内託児所。小学6年生までの学童保育もスタート。

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