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2012年メールマガジン

2012年バックナンバー

2012年12月号 第31号

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───────────────────────<2012年12月20日発行>

「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
~センタースタッフ奮闘記~

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ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
フォロー等の支援を行っています。

個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
どうぞ、お楽しみください!!

尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
お手続き願います。

登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20121220

※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

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第31号
発行日:2012年12月20日木曜日(月刊)
発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
(当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

1.はじめに
2.相談員による調査・講演のご案内
3.事例紹介 「WLBで日本を元気に!」
4.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
5.助成金のご案内

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●1.はじめに
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先日、訪問した企業で、講師冥利に尽きる大変嬉しいお話を伺いました。

実は、今から約4年前、まだ、「ひょうご仕事と生活センター」設立前の
ことですが、同企業で管理職の方々を対象に、ワーク・ライフ・バランス
(以下WLB)の研修をさせていただきました。

当時の私は前職を退職し、センターに今、ご登録いただいている外部相
談員のような立場で、県からのご依頼により、県内企業や団体を対象に
WLB実現推進活動のお手伝いをしていました。

同社での研修は土曜日の午前中。
月に一度の土曜出勤日でした。

グループワークもまじえながら約2時間。
その中で、『自分の親友になりましょう』という実習もしました。

その内容については、あえてここでは触れませんが、もしかしたら、
読者の皆様の中で私のWLB研修を受講された方はご存知かもしれません。
もちろん毎回行う実習ではないので、まだご存じない方も多いかもしれ
ませんが…。

ご関心をおもちの方は、この機会に、ぜひお知らせください。
いつでもご紹介いたします。

参加者のお一人 (当時は課長職で今は部長職)が、研修後に人事の
研修企画担当者のAさんにお話されたことをまずお伝えします。

当日の朝、部下のBさんから、風邪気味で病院に寄るので少し遅れます
という携帯メールが課長に届いていたそうです。

研修中に、Bさんから再度メールが届き、病院が混んでいるため、まだ
少し遅れますという連絡が入っていたそうです。

研修終了後にそれを見た課長は、研修での気づきをもとに、こう返信
されたそうです。

『風邪気味なら無理して出て来なくていいよ。今日、明日とゆっくり
養生して良くなってから出てきてくれたらいいから』と。

すると、Bさんからすぐに

『ありがとうございます。お言葉に甘えて今日は休ませていただきます』
と返信が届いたそうです。

それを見た課長は、

『Bくんは、自分から休みたいとは言えず、今日は休んだらどうだと私
が言うのを待っとんたんやな』

と、Aさんに話されたそうです。

後日談として、Aさんからこの話を伺った私は、とても感動しました。
以来、他の研修の場でも、この事例を何度かご紹介しています。

当センターでは、“「出来ない」から「出来る」に”をモットーに、
WLBの実現推進に関する相談・実践支援活動を進めています。

知識やスキルとして知っていることが、必ずしもすべて「出来る」
ことにはなり得ません。

「出来ない」から「出来る」に意識を変えていただくためには、
「感じる」というプロセスが必要だと思います。

前述の課長は、元来そうした資質をおもちだったのでしょうが、研修の
中で何かを感じ取られた結果、以前と比べて意識が変わり、行動も変え
られたのだと思います。

研修後に課長がBさんに宛てて返信された内容は、今までにはなかった
ことかもしれません。

いくら新しい知識やスキルを学んでも、参加者の意識や行動が変わら
ない研修では、あまり受けた意味がないのでは、と私は思います。

前述の管理職研修から4年後の今、当センターの相談・実践支援活動の
一環として再び同社を訪問しました。

Aさんは、今も人事で女性社員の活躍推進活動の展開などに取り組まれ
ています。

定期的に総合職の女性社員も採用され続けています。

営業職の女性社員が、結婚後も働き続けやすくなるようにと様々な検討
を重ねられている中、お一人の部長は、既婚の女性社員が出張を減らせ
るように担当エリアを変えたり、他の社員の営業活動を後方支援するよ
うな、内勤でできる仕事を与えるなど工夫をされているそうです。

4年前の一件を、今も嬉しい思い出として機会あるたびに事例として紹
介しているんですよと話す私に、Aさんが、

「あぁ、今お話した部長が、その時の課長だった人ですよ」

と教えてくださいました。

まさに、4年前に、“「出来ない」から「出来る」に”を実行された課
長が、部長になられた今も変わらず、活動されている好事例として紹介
させていただきました。

最後にこの場をお借りして、今年一年間のセンターへのご愛顧に感謝し、
スタッフ一同、心からお礼申し上げます。
本当にどうもありがとうございました。
来年も引き続き、よろしくお願いいたします。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

北尾真理子
ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
ダイバーシティ コンサルタント

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●2.相談員による調査・講演のご案内
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1) 従業員意識調査の実施
~仕事と生活のバランス調査~

仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
当センター調査員チームが調査いたします!!

「あなたの会社は仕事と生活のバランスは取れているか?」「仕事満足
度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
せていただきます。

昨年来、既にご用命をいただいた所からはご好評をいただいております!!
この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。

■お申し込みフォーム
URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

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2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
講演いたします!

参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
トを多数いただいております!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/kitao/?mg=20121220

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス

当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

播州弁で語るアツい口調が大好評!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/hojo/?mg=20121220

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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●3.事例紹介 「WLBで日本を元気に!」
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内部相談員の桑原です。

いよいよ年末となりました。

今年のロンドンオリンピックでは、日本人選手が多くの競技で活躍され
た話題で、日本全体が活気づきました。

また、ひょうご仕事と生活センター(以下センター)でも3周年記念フェ
スタや、初の試みとなる連続講座「キーパーソン養成講座」は多くの方
にご参加いただき、成功裡に終了いたしました。

センターを拠点とした、県内のワーク・ライフ・バランス(仕事と生活
の調和、以下WLB)実現推進活動も、センターが設立された3年前と比べ
ると、相当広まってきたと実感しています。

数字上からみると、今年10月末までにセンターから相談員を派遣した件
数は延べ1,774件となり、センターが企業などを対象に企画・実施した延
べ581件の研修には、延べ20,176人の方が受講されました。

私は職務上、企業・団体様へ直接訪問する頻度は少ないのですが、他の
相談員が作成した報告書で間接的に情報を得ております。

最近の傾向としては、精神面における健康(メンタルヘルス)関連のご
依頼が増えてきたように思います。

その背景には、昨今、景気が悪いためビジネスの状況が思わしくなく、
従業員一人ひとりが負担する仕事量が質量ともに増加しているという問
題があり、WLBの実現という観点から解決できるかもしれないということ
で、センターへの問い合わせが増えてきているのでしょう。

ここで、WLBに取り組まれている企業で、今年、私も関わって深く印象に
残った例を二つご紹介します。

まず、全国規模で事業を展開されている企業の例ですが、部署ごとの残
業実態にばらつきがあり、営業部門では従業員一人あたりの平均で年350
時間前後、多い人はその倍以上残業しているとのことでした。

そのため、以前にセンター主催の研修に参加された担当者様から「社員
のメンタル面が心配だ」とのお電話をいただき、私は他の内部相談員に
同行して、その企業を訪問させていただきました。

営業部門は業務の関係で遠方出張が多いため従業員の疲労が蓄積し、業
務上のスキルを十分に伝承できない状況とのことでした。

担当者様によると、「センターとの相談や、研修などを通じて問題解決
の方向を見つけだし、兵庫県内の事業所で成功事例を作りたい」とのお
考えでした。

センターとしては、まず従業員にWLBとは何かという基礎知識を身に付け
ていただき、社内アンケートによる従業員満足度調査や、「仕事の見え
る化」を図った後、問題解決のため優先順位を決定し、それに基づき組
み立てた研修を受講していただき、最終的には、研修成果を経営者様か
ら全社員に向けて発信していただくよう提案しました。

担当者様は上司と相談し、アンケートの質問項目を検討していただくこ
とになり、次回訪問時には、新たなステップに進めるものと期待してお
ります。

もう1社の事例は、全社を挙げてWLBの実現推進に取り組まれている会社
様の方が、センターを訪問された時にお聞きした例です。

昨今の日本企業のビジネスは、技術的には韓国や中国、台湾に追い上げ
られ、円高の影響もあり、売上や利益を伸ばすために大苦戦を強いられ
ています。

しかし、社内でWLB実現推進に向けて取り組んだ結果、社員のモチベーショ
ンが上がり、生産性も上がってきたそうです。

また、日本製の高品質製品が必要と再認識される取引先が増え、今まで
は海外に発注していた取引先からの受注が戻ってきているとのことで、
まさに、WLBの実現により、負から正のスパイラルに変わりつつあると話
されていました。

昨年の東日本大震災や17年前の阪神・淡路大震災で世界の人達が賞賛し
た、日本人のモラルや他人を思いやる心遣いを前面に出しつつ、あらゆ
る物づくり・サービスに日本人らしさを活かしていければ、そして、今
は仕事をされていないけれども、優れた能力を持った方々が再び活躍で
きるように、システムを工夫し、日本全体でWLB実現に向けて努力すれば、
よりよい未来に繋がっていくのではないでしょうか。

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●4.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
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11月30日、姫路で開催された、“子育て応援「企業人」セミナー in 姫路”
を見学。

元P&Gの高田誠氏による『企業の経営戦略としての女性活躍推進』をテー
マとした講演に続き、地元の取り組み事例紹介ということで、株式会社
香寺ハーブ・ガーデンの社長と同社の夢前工場長、姫路聖マリア病院の
看護副部長と総務課長の各ペアがパネリストとして登壇され、高田氏の
司会進行により、パネルディスカッションが行われました。

その中で、香寺ハーブ・ガーデンの夢前工場長が隣にいらっしゃる同社
社長を前に、何度も、

『とにかく、社長が大好きなので』

という言葉を発言されていたのが、大変印象的でした。

高田氏が、組織で女性が活躍できるようになるためには「上司の力」が
必須だと講演で述べられていましたが、「上司の力」をひとことで言う
と「部下に好かれる力」ではないかと思います。

その夜、前職時代の後輩と夕食を共にしました。

年の差一回りの後輩とは言え、彼女も今や支店長クラスの立派なマネー
ジャーに昇進し、複数の部下を抱えています。

その部下の一人(彼女よりは年上ですが)とも親しい私は、上司である
彼女のことを尊敬していると何度か聞いたことがあるので、それを伝え
たところ、目をキラキラさせながら、

「私も○○さんのこと、大好き!」

と答える彼女。

そこで、はたと気づいたことは、「上司の力」には「部下を好きになる
力」も含まれるのではないかということです。

部下も上司のことが好き、上司も部下のことが好き、そういう人たちで
一杯になれば、その組織は、本当に明るく、元気で、すべての人が最大
限の実力を発揮できるようになるのではないでしょうか。

誰でも、好きな人のためには、一生懸命動けるものです。

男女にかかわらず、部下に好かれる上司、上司に好かれる部下は、デキ
ル上司、デキル部下だということですよね。

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●5.助成金のご案内
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ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、現在、
2種類の助成金を用意しています。
今年度より条件が緩和され、ご利用いただきやすくなりました。

■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

支給額:
代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

※企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下(会社法
で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)である県内事業
所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働
者を受け入れた場合も含む)

■育児・介護等離職者再雇用助成金
育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
的としています。

支給額:
50万円(短時間勤務正社員の場合は25万円)

※企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護など理由
により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企業の県内
事業所で正社員として再雇用した場合

詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
→ https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20121220

その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

─<編集後記>───────────────────────────

皆様、第31号はいかがでしたか?

あっという間に紅葉シーズンも終わり、年の瀬を迎えました。
2012年も残すところ、後10日あまりです。

さて、先日、当センターの毎年恒例イベント、「平成24年度 最先端企
業見学ツアー~あきらめなかった人たちから学ぶワーク・ライフ・バラ
ンス(WLB)の取り組み」が実施され、滋賀県と石川県の2企業・1団体を
訪問してきました。

高齢者の雇用推進、石川県民のWLBの認知度アップに向けたマーケティン
グ手法-PR商品の製造販売事例、仕事と生活が両立しやすく誰もが安心
して働ける職場作り等、あきらめずに仕事の仕方を変えたり、工夫をし
たり、それぞれ試行錯誤をしながら進めてこられた取り組み事例は
“目から鱗”の連続でした。

また、工場で実際に働かれているご様子を見学させていただいたり、
PR商品の実物を見せていただけたりしたことで、伺ったお話の内容が
より身近なものに感じられました。

多種多様な働き方への取り組みは、従業員のモチベーションアップに
繋がり、個人の能力が最大限に発揮でき、組織が活性化するという事を
目の当たりにすることができた、非常に学びの多い1泊2日の見学ツアー
となりました。

霰が降るという荒れ模様の天候で、かなり寒かったのですが、冬の金沢
らしい雰囲気で風情がありました。

ツアーの詳細は、当センター情報誌『仕事と生活のバランス』春号に掲
載予定ですので、どうぞお楽しみに!!

川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20121220
ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20121220
フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo/?mg=20121220

Copyright (C) 2012 Diversity Office KITAO All rights reserved.
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2012年11月号 第30号

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「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
~センタースタッフ奮闘記~

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ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
フォロー等の支援を行っています。

個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
どうぞ、お楽しみください!!

尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
お手続き願います。

登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20121115

※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

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第30号
発行日:2012年11月15日木曜日(月刊)
発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
(当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

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1.セミナー、イベントなど各種ご案内
2.はじめに
3.相談員による調査・講演依頼のご案内
4.事例紹介 「組織にとって大切なこととは?」
5.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
6.助成金のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.セミナー、イベントなど各種ご案内
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■新着情報

<ご案内>
1) ひょうご仕事と生活センター 3周年記念フェスタ
~ワーク・ライフ・バランスへの誤解をひもとく~

多くの企業・団体の方々のご協力のもと、当センターも設立から3年が
過ぎました。

それを記念し、今秋、「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」表彰
式を含む、設立3周年記念イベントを開催いたします。

今回のフェスタでは、
・今年で4回目となる「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」の表彰

・今年新たにスタートした「キーパーソン養成講座」の修了証書授与式
・日本におけるWLBに関する研究の第一人者であり、3年前の当センター
開設時にもご講演いただいた東京大学の佐藤博樹教授による基調講演
・佐藤教授をコーディネーターに、表彰企業やキーパーソン養成講座
修了生の方々をパネリストとしたパネルディスカッションなどを実施
するほか、当センター3年間の取り組みや、ワーク・ライフ・バランス
が学べる展示コーナー、参加型イベントなど、式典以外にも盛りだく
さんの内容を企画しております。

皆様是非、ご参加ください。

【日  程】 平成24年11月21日水曜日 13時~17時
【会  場】 兵庫県公館 大会議室
【参 加 費】 無料
【定 員 数】 300名
【お申し込み方法】
申し込み用紙に必要事項を記入の上、FAXまたはEmailにて
お申し込みください。
お申し込み用紙:https://www.hyogo-wlb.jp/pdf/usr/default/LRk-N-h-1.pdf
【締 切 日】 平成24年11月20日火曜日

皆様のご参加をお待ちしております!!

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2) 子育て支援「企業人」セミナーin姫路
~経営戦略としてのワーク・ライフ・バランス~
『女性活躍がビジネス成功への鍵となる』

多様な人材による多様な働き方が求められている昨今、女性の登用が必
要不可欠です。

女性も組織の一員として活躍していくための職場環境作りや活躍推進方
法について、長年女性と協働し仕事をしてこられた講師及び、実際に女
性が現場で活躍されている企業・団体2社をパネリストとしてお迎えし、
取り組み事例や課題解決までのプロセスをお話いただきます。

女性が当たり前に働くようになった今、彼女たちの能力を十分に発揮さ
せられるノウハウとは!?

【日  程】 平成24年11月30日金曜日 14時~16時
【会  場】 兵庫県立姫路労働会館3階 多目的ホール

【講師及びパネリスト】

◆基調講演「企業の経営戦略としての女性活躍推進」
講師:株式会社朝日サステナビリティ・マネジメント
代表取締役社長 高田 誠 氏

◆事例紹介「実際の取り組み事例を2つの現場からご紹介」
パネリスト
・株式会社香寺ハーブ・ガーデン
多様な働き方の実現、アルバイトでも重役登用等
代表取締役社長 福岡 譲一 氏
夢前工場長 藤尾 真琴 氏
・医療法人財団姫路聖マリア病院
女性が働きやすい制度の周知徹底、企業の考え方の導入等
看護副部長 沢田 洋子 氏
法人事務局総務部 総務課長 濱崎 一志 氏

【参 加 費】 無料
【定 員 数】 100名
【お申し込み方法】
申し込み用紙に必要事項を記入の上、FAXまたはEmailにて
お申し込みください。
チラシ兼お申込書:http://goo.gl/T4BLn

【お申し込みお問い合わせ先】
姫路経営者協会
〒670-0932 姫路市下寺町43
TEL:079-288-1011/FAX:079-289-1415

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3) 平成24年度 最先端企業見学ツアー
~女性活躍・高齢者雇用・県民の啓発に確かな実績
あきらめなかった人達から学ぶワーク・ライフ・バランスの取り組み~

昨年は、広島、岡山の企業を訪問しましたが、今年は、12月6日木曜日と
7日金曜日にかけて、滋賀及び石川への先進企業見学ツアー(1泊2日)を
実施いたします!!

【日  程】平成24年12月6日木曜日~12月7日金曜日
1泊2日のバスツアー

【訪 問 先】
■株式会社I.S.T(講演) 所在地:滋賀県
ダイバーシティ(多様性)の尊重を活かした高齢者雇用システムが、
職場作業改善と高齢者自身の働く喜びと余暇の充実に!
■財団法人いしかわ子育て支援財団(講演) 所在地:石川県
WLB実現推進活動のターゲットは企業ではなく、まずは県民。
民間企業と行政がタイアップし、牛乳パックや食パンといった誰も
が目にする商品を活用した広報活動の取り組みとは?
■加賀種食品工業株式会社(講演、工場見学) 所在地:石川県
歴史ある和菓子製造販売会社。
女性従業員が仕事と家事を両立させられるように、柔軟に安心して
働き続けられる職場風土や、多能工化導入までの経緯や課題、解決
策までの流れや、導入後の効果について。

【募集人数】 30名
【参 加 費】 24,900円
(研修費・移動費・宿泊費・1日目の懇親会費・2日目の朝食代・保険料込み)
※1日目、2日目の昼食代は含まれておりません。
【お申し込み方法】
申し込み用紙に必要事項を記入の上、FAXまたはEmailにて
お申し込みください。
チラシ兼お申込書:http://goo.gl/vO1al
(お申込書には行程も記載しております)
【締 切 日】 平成24年11月26日月曜日

皆様、ふるってご参加ください!

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●2.はじめに
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ある製造企業にお勤めの女性社員の方から伺った話です。

その企業の工場は24時間操業。
現場のラインには24時間3交代勤務で女性も入られています。

つまり、祝祭日もラインは止まらず操業されているため、シフトによる
交代勤務とは言え、必ず誰かが、世間一般では休日である祝祭日にも入
っているということです。

ひと昔前にくらべて、最近は、女性の社会進出が目立つようになってき
ましたが、それを支える社会のインフラはまだまだ十分とは言えません。

ほとんどの保育所は、祝祭日はお休みです。

そこで、上記企業では、子育て中の女性社員は、ほぼ自動的に、祝祭日
にはラインに入らなくてもよいという雰囲気になっているそうです。

そして、そのしわ寄せが、独身または既婚でも子どものいない女性社員
に集まって来ているようです。

もちろん、すべての仕事と子育ての両立中の女性社員がそうではありま
せんが、残念ながら、一部の方は、子どもがいることを盾に周りへの配
慮に欠ける方もおられるようです。

もともと、ラインで働く女性社員の数が限られているため、いつも子育
て中の女性社員の代わりに祝祭日出勤を強いられる女性社員はおのずと
決まってくるそうです。

ある時、交代勤務のシフト表を前に、子どもはいないけれど、自分もた
まには祝祭日が休みの夫と二人で外出したい時もあるのにとひとこと漏
らした女性社員に対して、子育て中の女性社員が、「保育所が休みだか
ら仕方ないでしょ!私は、祝祭日に入るのは無理だから!」と言い捨て
て、その場を立ち去った人もいたそうです。

独身や子供のいない女性社員も、その分、平日に有休を取得できるんだ
からいいじゃないかと思う方もおられるかもしれません。

でも、やはり、たまには祝祭日にしか会えない学生時代の友人と会った
り、イベントに出かけたりもしたいと願う人もいるのではないでしょう
か。

でも、子育て中の女性社員の代わりにラインに入らないといけないし、
それに対して文句を言うのも心が狭い人間のようで大人げないという意
識もある、現場に女性従業員が二人しかいないという状況下で、その女
性が二人とも祝祭日に休むことに抵抗感もあり、公然と言い出せないま
ま、不満を募らせているようです。

聞くところによると、どうやらその企業では、職場全体としても、風土
的に、男性、女性、未婚、既婚を問わず有休が取りにくい雰囲気がある
そうです。

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、以下WLB)の話になると、
ややもすると仕事と子育ての両立中の女性社員にスポットライトが当た
りがちですが、その陰で日々健闘されている独身や既婚でも子供のいな
い女性社員の人知れぬ苦労にもスポットライトを当ててほしいと思う時
がある、とその方は話しておられました。

保育所が休みの祝祭日でも、パートナーか両親か親戚、または友人知人
の誰か、自分以外に子どもの面倒を見てくれる人がいれば、勤務は可能
ではないでしょうか。

中には、保育所が休みだから休まないとダメなのと言いながら、ちゃっ
かり親に子どもを預け、夫婦で、あるいは、友人と祝祭日に羽を伸ばし
ている女性社員もおられるようです。

少子高齢化社会の中で、女性の労働力は欠かすことが出来なくなってき
ています。

同時に、少子高齢化社会から脱却するために、出来るだけ多くの女性に
子どもを産み育てていただく必要もあります。

女性社員が仕事と子育てを両立できるように取り組みを進める一方で、
パートナーである男性の働き方や家事、育児への関わり方、彼らの生活
を支える社会のインフラが変わらない限り、いつまでたっても現状打破
はできません。

そのために、社会の一員である私たち一人ひとりが、今、出来ることは
何か、真剣に考える時が来ているのではないでしょうか。

前号でも書いた言葉をもう一度、ご紹介します。

“If not now, when?”「今じゃなければ、いつ?」

当センターでは、毎月、当メルマガをご愛読いただいている皆様からの
ご意見、ご質問等をお待ちしております。

北尾真理子
ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
ダイバーシティ コンサルタント

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●3.相談員による調査・講演依頼のご案内
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1) 従業員意識調査の実施
~仕事と生活のバランス調査~

仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
当センター調査員チームが調査いたします!!

「あなたの会社は仕事と生活のバランスは取れているか?」「仕事満足
度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
せていただきます。

昨年来、既にご用命をいただいた所からはご好評をいただいております!!
この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。

■お申し込みフォーム
URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

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2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
講演いたします!

参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
トを多数いただいております!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/kitao/?mg=20121115

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス

当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

播州弁で語るアツい口調が大好評!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/hojo/?mg=20121115

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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●4.事例紹介 「組織にとって大切なこととは?」
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皆さま、こんにちは。

久しぶりに順番が回ってきました、今月は編集後記との2本執筆担当の、
ひょうご仕事と生活センター常勤相談員の川村です。

数ヶ月前から逆算し、今月号を担当する心構えをしていましたが…やは
り執筆とは難しいものですね。

(他の相談員も担当月前は気になって寝られない~と話していました。)

毎月2本立てで執筆している北尾主任相談員の爪の垢を煎じて飲ませて
いただきたいです。

さて、センターに常駐しております、わたくし川村の主な業務は、皆様
からのお問い合わせや講師派遣のご依頼を受けたりする他、センターの
PR資料の発送、センター主催の各種セミナーの準備や毎月発信している
メルマガの内容チェックなどです。

時々、他の内部相談員に同行し、クライアント様を訪問させていただく
こともあります。

今回は、今までに訪問させていただきましたクライアント様の中から、
特に印象に残った事例を紹介したいと思います。

以前、当センターの運営をしている(財)兵庫県勤労福祉協会が実施
したアンケート調査にご協力いただいたことを機に、センターのご紹介
を兼ねて訪問させていただきました。

阪神間にある、誰もがご存知の飲料(アルコール)メーカー様です。
訪問して、まず一番驚いたことは、全従業員数が、わずか数十名という
ことでした。

数十名では、とても管理しきれなさそうな広大な敷地…。

そこで、日本を代表するお酒が製造されているのです。

気心の知れた少数のメンバーで、繁忙期は部門に関係なく、皆で一致団
結して、営業職の方も、事務職の方も、時には工場で作業に従事される
そうです。

誰もが、どの部門の仕事もこなせる、まさに、多能工化やリスクマネジ
メントが実現されています。

また、社長が、自社の伝統を守りつつ、新しい息吹を取り入れられる方
のようで、従業員の方々をとても大切にされています。

何ヶ月かに1度、お誕生日会という名目で、社長と従業員の方々との食事
会が開催されているとのこと。

多忙な中で、チームワークやコミュニケーションの徹底が重要度を占める
職場において、このような時間は貴重なひとときとなっているのではない
でしょうか。

繁忙期の納品が迫っている時などは、社長は、誰よりも早く工場に向かい、
作業を開始されているそうです。

担当者の方いわく、創業から今に至るまで、伝統を守りながら真面目に
ずっと支えてきてくれた人たちが会社を守ってくれたからこそ今がある
とのことです。

社長が従業員を第一と考えられ、また従業員同士も日々助け合いながら
業務をこなされている感じがひしひしと伝わります。

それを“皆で協力して当たり前”という考えで実践されている事がとても
凄いことだと思います。

経営者がまず会社のため、従業員のためと様々な工夫を凝らし、また従業
員も会社のため、同僚のために働くという、思いやりの姿勢は、当センター
が推進している、“ワーク・ライフ・バランス”や、“ダイバーシティ”
の浸透にとっては必要不可欠な考え方であり、多種多様な人材が協働する
組織においては大前提ではないでしょうか。

常駐スタッフとして勤務しているため、たまにしか実行できませんが、
毎回、クライアント様を訪問させていただくたびに、新たな気づきや学び
を得ています。

これからも、時間と業務の状況が許す限り、他のスタッフが担当している
クライアント様を訪問し続けたいと思います。

川村 愛子

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●5.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
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少し前、NHKのTV番組「クローズアップ現代」を観ました。

先ごろ、IMF(International Monetary Fund=国際通貨基金)が日本の
経済を立て直すには「女性をもっと活躍させるべき」という内容で緊急
レポートを出したという話題が中心に取り上げられていました。

同番組で、オランダではパートタイムの女性管理職が活躍しているとい
う事例が紹介されました。

以前、このメルマガでも時間短縮勤務をしている管理職なんてあり得な
いと思い込んでおられる某企業のマネージャーの話を書いたことがあり
ます。

その方にとっては、まさにパートタイム管理職の存在は到底理解できな
いことでしょう。

でも、本当にそうでしょうか?

長時間べったりと部下のそばに居るからと言って、マネージャーとして
の職務を十分果たしているとは言えないのではないかと思います。

マネージャーが、四六時中、部下のそばに居る訳には行かないでしょう。
日頃から、部下の育成に注力されていて、部下が常にリーダーシップを
存分に発揮できる状態にしておくことにより、マネージャーがずっとそ
ばに居なくても、組織が果たすべき職務は完遂される筈です。

部下に仕事を任せておいて、予め何かあればすぐ相談するようにと伝え、
その都度、相談に乗り、的確な指示さえ与えれば、問題は起きない筈で
す。

そして、部下が失敗した時に、頭ごなしに叱るのではなく、次からどう
すれば、うまく出来るかを考えさせることにより、その失敗は二度と繰
り返されなくなります。

そうして部下は成長し続けますし、仕事もうまく進み、組織も発展しま
す。

ここまで書いてふと気づきました。

かくいう私も実はパートタイム社長だってことに…。

メンバーに訊いてみないと真相はわかりませんが、そんなに大きな問題
は起きていないように思います。ほとんどの仕事がそうであるのと同様
に、マネージャーの成果は職場にいる時間の長さで測るべきものではあ
りません。

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●6.助成金のご案内
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ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、現在、
2種類の助成金を用意しています。
今年度より条件が緩和され、ご利用いただきやすくなりました。

■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

支給額:
代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

※企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下(会社法
で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)である県内事業
所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働
者を受け入れた場合も含む)

■育児・介護等離職者再雇用助成金
育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
的としています。

支給額:
50万円(短時間勤務正社員の場合は25万円)

※企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護など理由
により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企業の県内
事業所で正社員として再雇用した場合

詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
→ https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20121115

その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

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第30号はいかがでしたか?

ここ数週間で一気にぐんと気温が下がり、急激に冷え込んできました。
皆様、体調は大丈夫でしょうか?
夏から秋冬に向けてゆっくり衣替えをする間もなく今に至りました。
少し前まで半袖を着ていたのに、今はもうそろそろコートを羽織ろうか、
迷うことがあります。
年々、秋が短くなってきているように感じます。

私事ですが、先日、自分の不注意で、足を軽く捻挫しました。

幸い症状は軽く、すぐに回復しましたが、今までの人生で大きな怪我や
病気にかかったことが無く(いつも擦り傷程度、食欲が落ちることも殆
どありませんでした)、健康であることが自慢なので、この初めての経
験に、非常に焦りました。

よくよく考えてみたら、日常生活においては、身近なところに危険が潜
んでいます。
例えば雨の日に歩いていて滑る、階段を踏み外すといったおっちょこちょ
いな事故や、他者との接触や巻き込まれ事故など、いつ何が起こるかわ
かりません。
ちょっとした気の緩みや油断がもとで怪我や事故は起きるものだと痛感
しました。

≪自分はタフで健康!≫という自負があり、少し無理していた部分もあ
ったのかもしれません。
あるいは、季節が変わり、少々気持ちがふわふわしていたのかもしれま
せん。
「怪我の功名」とも言いますが、ちょっと立ち止まってみる良い機会に
なったと思います。
年末まで気を引き締めていきたいと思っています。

川村愛子

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20121115
ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20121115

Copyright (C) 2012 Diversity Office KITAO All rights reserved.
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2012年10月号 第29号

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「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
フォロー等の支援を行っています。

個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
どうぞ、お楽しみください!!

尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
お手続き願います。

登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20121018

※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

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第29号
発行日:2012年10月18日木曜日(月刊)
発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
(当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

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1.セミナー、イベントなど各種ご案内
2.はじめに
3.相談員による調査・講演依頼のご案内
4.事例紹介 「自分が変われば世界が変わる」
5.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
6.助成金のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.セミナー、イベントなど各種ご案内
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■新着情報

<ご案内>
1) ひょうご仕事と生活センター 3周年記念フェスタ
~ワーク・ライフ・バランスへの誤解をひもとく~

多くの企業・団体の方々のご協力のもと、当センターも設立から3年が
過ぎました。

それを記念し、今秋、「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」表彰
式を含む、設立3周年記念イベントを開催いたします。

今回のフェスタでは、
・今年で4回目となる「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」の表彰式
・今年新たにスタートした「キーパーソン養成講座」の修了証書授与式
・日本におけるWLBに関する研究の第一人者であり、3年前の当センター
開設時にもご講演いただいた東京大学の佐藤博樹教授による基調講演
・佐藤教授をコーディネーターに、表彰企業やキーパーソン養成講座
修了生の方々をパネリストとしたパネルディスカッションなどを実施
するほか、当センター3年間の取り組みや、ワーク・ライフ・バランス
が学べる展示コーナー、参加型イベントなど、式典以外にも盛りだく
さんの内容を企画しております。
皆様是非、ご参加ください。

【日  程】 平成24年11月21日水曜日 13時~17時
【会  場】 兵庫県公館 大会議室
【参 加 費】 無料
【定 員 数】 300名
【お申し込み方法】
申し込み用紙に必要事項を記入の上、FAXまたはEmailにて
お申し込みください。
お申し込み用紙:https://www.hyogo-wlb.jp/pdf/usr/default/LRk-N-h-1.pdf
【締 切 日】 平成24年11月20日月曜日

皆様のご参加をお待ちしております!!

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2)子育て支援「企業人」セミナーin姫路
~経営戦略としてのワーク・ライフ・バランス~
『女性活躍がビジネス成功への鍵となる』

多様な人材による多様な働き方が求められている昨今、女性の登用が必
要不可欠です。

女性も組織の一員として活躍していくための職場環境作りや活躍推進方
法について、長年女性と協働し仕事をしてこられた講師及び、実際に女
性が現場で活躍されている企業・団体2社をパネリストとしてお迎えし、
取り組み事例や課題解決までのプロセスをお話いただきます。

女性が当たり前に働くようになった今、彼女たちの能力を十分に発揮さ
せられるノウハウとは!?

【日  程】 平成24年11月30日金曜日 14時~16時
【会  場】 兵庫県立姫路労働会館3階 多目的ホール

【講師及びパネリスト】

◆基調講演「企業の経営戦略としての女性活躍推進」
講師:株式会社朝日サステナビリティ・マネジメント
代表取締役社長 高田 誠 氏

◆事例紹介「実際の取り組み事例を2つの現場からご紹介」
パネリスト
・株式会社香寺ハーブ・ガーデン
多様な働き方の実現、アルバイトでも重役登用等
代表取締役社長 福岡 譲一 氏
夢前工場長 藤尾 真琴 氏
・医療法人財団姫路聖マリア病院
女性が働きやすい制度の周知徹底、企業の考え方の導入等
看護副部長 沢田 洋子 氏
法人事務局総務部 総務課長 濱崎 一志 氏

【参 加 費】 無料
【定 員 数】 100名
【お申し込み方法】
申し込み用紙に必要事項を記入の上、FAXまたはEmailにて
お申し込みください。
チラシ兼お申込書:http://goo.gl/T4BLn

【お申し込みお問い合わせ先】
姫路経営者協会
〒670-0932 姫路市下寺町43
TEL:079-288-1011/FAX:079-289-1415

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3) 平成24年度 最先端企業見学ツアー
~女性活躍・高齢者雇用・県民の啓発に確かな実績
あきらめなかった人達から学ぶワーク・ライフ・バランスの取り組み~

昨年は、広島、岡山の企業を訪問しましたが、今年は、12月6日木曜日と
7日金曜日にかけて、滋賀及び石川への先進企業見学ツアー(1泊2日)を
実施いたします!!

【日  程】平成24年12月6日木曜日~12月7日金曜日
1泊2日のバスツアー

【訪 問 先】
■株式会社I.S.T(講演) 所在地:滋賀県
ダイバーシティ(多様性)の尊重を活かした高齢者雇用システムが、
職場作業改善と高齢者自身の働く喜びと余暇の充実に!
■財団法人いしかわ子育て支援財団(講演) 所在地:石川県
WLB実現推進活動のターゲットは企業ではなく、まずは県民。
民間企業と行政がタイアップし、牛乳パックや食パンといった誰も
が目にする商品を活用した広報活動の取り組みとは?
■加賀種食品工業株式会社(講演、工場見学) 所在地:石川県
歴史ある和菓子製造販売会社。
女性従業員が仕事と家事を両立させられるように、柔軟に安心して
働き続けられる職場風土や、多能工化導入までの経緯や課題、解決
策までの流れや、導入後の効果について。

【募集人数】 30名
【参 加 費】 24,900円
(研修費・移動費・宿泊費・1日目の懇親会費・2日目の朝食代・保険料込み)
※1日目、2日目の昼食代は含まれておりません。
【お申し込み方法】
申し込み用紙に必要事項を記入の上、FAXまたはEmailにて
お申し込みください。
チラシ兼お申込書:http://goo.gl/vO1al
(お申込書には行程も記載しております)
【締 切 日】 平成24年11月26日月曜日

皆様、ふるってご参加ください!

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●2.はじめに
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「今度、有休を取りたいんですけど、どうしたらいいか教えていただけ
ませんか」と尋ねる新入社員に、「俺、まだ一度も有休、取ったことな
いから、取り方知らんわ」と答える先輩社員。

「○日にお休みをいただきたいんですけど….」と尋ねる社員に、
「理由は?」と訊きかえす上司。

「平日に1日とか、有休、取ったりされないんですか」と尋ねると、
「そんな、平日に休むなんて、誰かの葬式でもない限り、無理ですよ~」
と答えられた某企業の社員の方。

工場のライン勤務の子育て中の女性社員が、「保育園から、子どもが熱
を出したという連絡が入ったので今から早退させていただきたいのです
が…」と恐る恐る尋ねたところ、上司に、「どうしても君が迎えに行か
ないとだめなのか?君以外に、誰かほかにお子さんを迎えに行ける人は
いないの?」と訊きかえされたそうです。

いつも定時になったら、さっさと帰る社員を見て、「あいつ、余裕があ
るのかな。まだもう少し仕事を回しても大丈夫だな」と思う上司。

自分の仕事はもうとっくに終わっているのに、退社定時になっても、そ
ばに居る上司がまだ残っているため、帰るに帰れないという話も聞いた
ことがあります。

その会社では、長時間労働がまだまだ美徳とされているようです。

これらのシーンは、決して私の作り話でも、ひと昔前の話でもありませ
ん。その企業や組織の規模にかかわらず、今も至る所で見られるシーン
のようです。

男女雇用機会均等法が施行されて27年が経とうとしています。結婚して
も、出産しても働き続ける女性も増えてきました。

彼女たちが働きやすいように徐々に法整備も進み、30年前にくらべたら、
女性にとってもずいぶん働き続けやすい環境になってきたと言えます。

でも、実際に働き続けようとする彼女たちを取り巻く職場環境は、残念
ながら、まだあまり変わっていないのが現状です。

この現状は、今後、仕事と介護を両立しなければならない男性社員たち
にとっても影響のあるものです。

女性が働きやすい組織は、男性にとっても働きやすい組織の筈です。

多様な事情をもつすべての社員が働き続けやすい組織を作るためには、
そこで働く人たち全員が意識を変える必要があります。

先月号のメルマガの事例紹介では岩本相談員が、そして今月号の事例紹
介では村上相談員が、個人が行動変容を起こすことの大切さについて触
れています。

重複しますが、私からも、「変わること」の重要性をお知らせしたいと
思います。

ある企業の女性社員対象の会合の場で、『自分の力で、自分の職場を変
える!』と断言された方がおられました。

時には、周りからのプレッシャーに押しつぶされそうになり、自分一人
の力では到底、事態を変えることはできない、と思ってしまうこともあ
るかもしれません。

そういう時には仲間の力を借りましょう。

小さな波がたくさん集まり、大きな波となれば、うねりを起こすことも
可能です。

昔、ある人に言われたことがあります。

『自分の身に起きることは自分でコントロールできない場合もあるけど、
それにどう対処するかということは、自分でコントロールできるはず』
と。

この世でたった一度きりの、一つしかない自分の人生、それを誰か他の
人にコントロールされてもいいと思われる方はおられませんよね。

自分の人生は、自分がコントロールするもの…。

“If not me, who?”と“If not now, when?” という言葉も以前の職
場でよく言われました。

意訳をすると、 「私自身が変わらないで、いったい誰が変わるの?」、
「今変わらないで、いったいいつ変わるの?」という意味になります。

皆さんが、あるいは皆さんの上司や周りの方々が行動変容を遂げられる
よう、当センターとして少しでもお手伝いをさせていただければ幸いで
す。

当センターのメルマガをご愛読いただいている皆様からのご意見、ご質
問等をお待ちしております。

北尾真理子
ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
ダイバーシティ コンサルタント

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●3.相談員による調査・講演依頼のご案内
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1) 従業員意識調査の実施
~仕事と生活のバランス調査~

仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
当センター調査員チームが調査いたします!!

「あなたの会社は仕事と生活のバランスは取れているか?」「仕事満足
度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
せていただきます。

昨年来、既にご用命をいただいた所からはご好評をいただいております!!
この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。

■お申し込みフォーム
URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
講演いたします!

参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
トを多数いただいております!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/kitao/?mg=20121018

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス

当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

播州弁で語るアツい口調が大好評!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/hojo/?mg=20121018

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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●4.事例紹介 「自分が変われば世界が変わる」
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厳しかった残暑もようやく去り、秋色もだんだん濃くなってきました。
皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。
相談員の村上です。

最近、新聞で目につくのは、シャープ1.1万人、NEC1万人、ソニー1万人、
パナソニック3.6万人といった電機メーカーのリストラ、また流通大手
イトーヨーカ堂は正社員8,600名をパートに切り替え半分にするといった
大企業の人員削減を中心としたリストラのニュースです。

決定した企業以外にも、今後の業績次第で検討せざるを得ないという企
業も入れると、今後一体、何人の雇用が失われるかわかりません。

未発表の中小企業を入れると、一体どれだけの数になるのか、想像する
だけで怖くなります。

内閣府が定めたWLBの行動指針1の「就労による経済的自立が可能な社会」
が崩れようとしています。

一方、少し前になりますが、神戸に本社を置くワールドは5,000人のパー
ト・アルバイトの販売員をすべて正社員に切り替えました。これは、ワー
ルドがMBOにより1部上場から非上場企業になったため、できたことかも
しれません。

英国のエコノミスト誌が「2050年の世界」という題で、人口、経済、技
術、科学、女性、環境、宗教と様々な分野の40年先を予想した記事によ
ると、2010年には、アメリカの7割あった日本のGDPは2050年には相対的
に58.3%まで低下し、この数値は隣の国の韓国の約半分になると記載さ
れています。

また、2050年までに、日本の被扶養者率は40ポイント上昇し、被扶養者
と労働年齢の成人数が一緒になり、人口の半分以上が52歳以上となる日
本は最も高齢化の進んだ社会になるとも…。

今、私たちの環境はグローバリゼーションの影響で大きく変わろうとし
ています。同誌もこの状況は継続する可能性が高いと予想しています。

私の訪問先企業を含む、周りの企業はどうでしょうか。

こうした大きな変化の中、あなたの会社は、また、あなた自身は、働き
方をはじめ、以前と何か変わったでしょうか。

長年のデフレの影響で売り上げが伸びていないのに、相変わらずの残業
が続き、有休も取れず、働き方は以前と変わらず…。

これって、何かおかしくありませんか。

先月のメルマガで岩本相談員も書いていましたが、まず、気づき、気づ
いたことを自分自身で改善していく行動変容が、今まさに求められてい
ます。

皆さん、ご自分のことを、振り返ってみませんか。
誰かがやってくれると、他人ごとになっていませんか。

長年外資系企業で働いていた私がまず驚いたことは、社内では誰のこと
も、肩書きではなく、“さん付け”で呼ぶことです。

他の外資系出身の上司に訊くと、オープンな雰囲気であること、また、
日常的に昇格や降格があり、その都度、呼称を変えるのが面倒であり、
多くの外資系企業ではそうしているとのこと。

また、基本的に外資系企業では人を育てるという概念がなく、役職者が
必要なら、その役職に合うスキルを持つ人を外部から採用します。

その理由は、日本における責任者の任期は約5年で、その間にできるだ
け多くの成果を残すことを考え、人を育てるための時間的なリスクをと
る余裕がないからだそうです。

こうした環境下でモチベーションを保ち、働き続けるには、その企業が
成長していることが大前提になります。

組織が大きくなると部門も増え、役職に就くチャンスも広がり、活躍の
場も広がり、給与も上がります。

私が勤めていた会社は、英国に本社を置く250年の歴史を持つ企業でした
が、常に組織変革がありました。

新しいことにチャレンジし、どこでも通用するスキルや人脈等、他人に
置き換えられない何かを持つことが、保身のために必要でした。

終身雇用制度崩壊の今、定年まで勤続するためにも、自身の能力を最大
限に高める必要があります。

今こそ、自分の身は自分で守る必要があるのではないでしょうか。

自ら、自己啓発を図り、外国語や専門知識をマスターし、友達も含め、
異業種の多様な人たちと交流し、レベルアップを図っていけば、どこで
も通用する人材になれます。

そうなれば、今の会社が離しません。

残業が多くて早く帰れない、有休が取りにくいなど、自分の時間を作れ
ない様々な理由があるかもしれません。

でも、少しだけ何かを変えましょう。

現状のまま何も変えなければエコノミスト誌の予想通りになり得ます。

自ら工夫して行動し、後輩や部下、同僚や先輩、上司に対しリーダーシ
ップを発揮し、働き方を見直すことが必要です。

出来るだけ早く帰り、自分の時間を作り、仕事以外の時間を充実させて
みませんか。

まず、自分を変えてみませんか。

村上 利通

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ある中小企業の社長からお聞きした話です。
ある日、70歳になる社員の方が、突然、辞表を出されたそうです。
自分もだんだん高齢になってきたので、何か失敗をして会社や周りの人
たちに迷惑をかけたくないからという理由で…。

長年、勤めてこられたその方はいたって健康で、まだまだ若い社員に交
じって十分活躍できるはずと思っていた社長は、突然の辞表提出にビッ
クリされたそうです。
そこで、社長が真っ先にされたことは、まず時間を取り、膝を突き合わ
せてじっくりと、1対1で話すということでした。

数々の貢献事例や業績、また、経験豊富だからこそ、今後、その方が組
織で果たせる様々な役割について話された上で、健康な限り、今後も勤
め続けてほしいという社長の真摯な気持ちを、真心込めて伝えられたそ
うです。
その結果、辞表は取り下げられました。

しばらくして、その方が満面の笑顔で社長に話されたことがあります。
社員からその言葉を聞くことが、社長としてどれだけ嬉しいことかと、
まさに感無量の面持ちで話されていた社長…。

それは、「毎朝起きて会社に出てくることが、今の自分にとって何事に
も替えられないほど楽しいことなんです」というもの。

実は、この言葉、私が以前勤めていた外資系企業でも、当時のインド人
の社長がよく口にしていたことなんです。
「朝起きて、今日も会社に行くのが楽しいと社員の皆さんが思ってくれ
るような組織を作り、維持するのが、社長としての私の役目です」と。

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●6.助成金のご案内
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ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、現在、
2種類の助成金を用意しています。
今年度より条件が緩和され、ご利用いただきやすくなりました。

■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

支給額:
代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

※企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下(会社法
で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)である県内事業
所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働
者を受け入れた場合も含む)

■育児・介護等離職者再雇用助成金
育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
的としています。

支給額:
50万円(短時間勤務正社員の場合は25万円)

※企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護など理由
により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企業の県内
事業所で正社員として再雇用した場合

詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
→ https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20121018

その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

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第29号はいかがでしたか?

ここ数か月、センターでは、当センターのコアバリューである【プロ
フェッショナリズム】【挑戦】【チームワーク】【感動】を実践すべく、
センタースタッフ同士の“学び合いの会”と題した勉強会を毎月1回、
定期的に行っています。

【プロフェッショナリズム】や【挑戦】とあるよう、皆様にご満足いた
だけるような支援を提供出来るよう、専門知識を磨くため、コミュニケ
ーションや企画の立案方法、行政の仕組み等、毎回、センターのスタッ
フが講師を務め(毎回、その回の講師が次回の講師を指名するという制
度で、欠席裁判もアリ!)、スタッフそれぞれのスキルアップを図ると
ともに、なかなか、日々、全員が一同に揃うことが難しいスタッフ同士
の貴重な意見交換の場にもなっています。

普段は相談員の派遣や、研修を実施する側なので、自分が受講者として
話を聴き、考え、実習(グループワークやペアワークなど)に参加する
ことがとても新鮮です。

各スタッフの経験や背景が違うことにより、多種多様な考え方に触れら
れ、気づきが得られる貴重な時間で、目から鱗が落ちることもしばしば。

自身のスキルアップだけでなく、同じテーマについて考え学ぶことで、
以前にも増して【チームワーク】力もUPしているような気がします。

WLBの実現推進活動のお手伝いを通じて、皆様に多くの【感動】をお届け
るよう、日々勉強の精神でさらに邁進してまいります!!

川村愛子

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財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20121018
ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20121018

Copyright (C) 2012 Diversity Office KITAO All rights reserved.
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2012年9月号 第28号

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───────────────────────<2012年9月20日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

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ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120920

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

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 第28号
 発行日:2012年9月20日木曜日(月刊)
 発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.セミナー、イベントなど各種ご案内
 2.はじめに
 3.相談員による調査・講演依頼のご案内
 4.事例紹介 「ワーク・ライフ・バランス実現推進に向けた組織改革」
 5.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
 6.助成金のご案内

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●1.セミナー、イベントなど各種ご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■新着情報

 <ご案内>
 
 1) 平成24年度 最先端企業見学ツアー
  近江商人発祥の地:滋賀及び幸福度ランキング上位の北陸地方:石川で
  ワーク・ライフ・バランスの実現推進活動を実践する先進企業・団体から
  学ぶツアー
           
 昨年は広島、岡山の企業を訪問しましたが、今年は、12月6日木曜日と
 7日金曜日にかけて、滋賀及び石川への先進企業見学ツアー(1泊2日)
 を実施いたします!!

【日 程】 平成24年12月6日木曜日~12月7日金曜日
      1泊2日のバスツアー

【訪問先】
  ■株式会社I.S.T(講演)
   ダイバーシティを活かした高齢者雇用システムが、職場作業改善
   と高齢者自身の働く喜びと余暇の充実に!
  ■財団法人いしかわ子育て支援財団(講演)
   WLB実現推進活動のターゲットは企業ではなくまずは県民と民間企業
   と行政がタイアップし、牛乳パックや食パンといった誰もが目にす
   る商品を活用した取り組みとは?
  ■加賀種食品工業株式会社(講演、工場見学) 
   歴史ある和菓子製造販売会社。女性従業員が家庭を守りながら、柔
   軟に安心して働き続けられる職場風土や、多能工化導入までの経緯・
   課題・解決策までの仕組みや、導入後の効果について。

【募集人数】 30名

 参加費、申し込み方法等の詳細は、決まり次第、メルマガやHP、ブログ
 でお知せいたします。しばらくお待ちください。

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 <開催予告>

 1) ひょうご仕事と生活センター 3周年記念イベント

 多くの企業・団体の方々のご協力のもと、当センターも設立から3年が
 過ぎました。
 
 それを記念し、今秋、「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」の
 表彰式を含む、設立3周年記念イベントを開催予定です。

 
 詳細につきましては、今後、センターのHPに掲載する予定です。
 今しばらくお待ち下さい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.はじめに
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 ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、以下WLB)の実現推進
 活動は手段であって目的ではありません。

 WLBの実現に向けて推進活動をすることにより、自分がどうなりたいの
 か、組織をどうしたいのか、ビジョン(なりたい姿、めざすべき姿)を
 明確にもっておくことが必要です。

 組織内で明確なビジョンを達成するために、WLBの実現推進が必要だと
 いう共通認識がもてて初めて推進活動を実施していくための施策を考え
 ることです。

 その時点で、“WLBの実現推進活動を実施する”ということは短期的な
 目標にはなるのですが、その先にビジョンがないと、その活動は、根拠
 のない、持続性のない活動になる恐れがあります。

 このように何かを行う時は、常に、今、自分は何のためにこれをするの
 かという目的意識をもつことが大切です。

 私の経験でも、何ごとも目的意識をもって実行すれば、その目的が達成
 しやすかったと言えます。

 電話を1本かける、誰かと話をする、会議に出るという場合にも、この
 電話の目的は、この人と話をする目的は、この会議に私が出るのは何の
 ためかなどについて、予め明確に意識しておくことが、行動に対して目
 的意識をもつということです。

 
 例えば研修を実施する際、1時間半~2時間という時間設定が一般的なの
 ですが、参加者の中には、その時間を長いと思う方もおられるかもしれ
 ません。

 でも、胃の腑に落ちるような、より中身の充実した研修を提供したいと
 いう思いで、グループワークをできるだけ多く盛り込みたいと願う、私
 のような講師にとっては、2時間でも足りないのが事実です。

 それでも依頼者側には諸事情があるので、一概に時間を延ばして欲しい
 とは言えません。

 講師としては、限られた時間でも、わざわざ時間を割いて参加してくだ
 さった方々に可能な限り満足していただき、出来るだけ多くの「学び」
 や「気づき」を持ち帰っていただきたいという思いは山々。

 そこで、研修開始時に、参加者の方々にその日の参加目的を伺う時間を
 取ることがあります。

 参加者同士の自己紹介も兼ねて、各自がこの研修に期待することを、グ
 ループで共有していただき、結果を全体に発表していただく機会を提供
 すれば、既に何か具体的な目的をもって来られた方々の意識は更に高ま
 り、それほど明確な目的をもたずに参加された方々も、その場で改めて
 考えていただくことができます。

 冒頭にこの実習を入れることにより、今から提供する内容が、どこまで
 参加者の方々の期待に応えられるものなのかを最初に明らかにできます。

 発表された各目的一つずつに対して、お答えしていきます。

 例えば、『○○を学びたい』という方に、『それについては、後程、触
 れますので、その目的は達成できると思います』と答え、時には、『そ
 れについては、時間の関係で今日は触れられませんので、別の機会にで
 もお話させていただけたら幸いです』と答えたりすることも…。

 研修に参加される方々は様々な背景と多種多様なニーズをお持ちです。
 
 1時間半の研修に参加されたすべての方々に100%ご満足いただくことは、
 残念ながら不可能です。

 でも、このように事前に、「今日の研修では、この目的は達成できると
 思いますが、この目的は、1時間半という限られた時間の研修では達成
 していただくのは難しいことです」などとお知らせすることで、参加者
 の方々の期待値と提供する研修内容とのミスマッチを避けることができ
 ます。

 
 何か、行動を起こそうとする時は、自分自身はもとより、関係する方々
 にも明確な目的意識をもっていただくように働きかけることが必要です。

 目的意識をもって臨んでいるかどうかが、その行動の成功を左右すると
 言えます。

 
 当センターのメルマガをご愛読いただいている皆様からのご意見、ご質
 問等をお待ちしております。
 

 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

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●3.相談員による調査・講演依頼のご案内
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 1) 従業員意識調査の実施
~仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査員チームが調査いたします!!

 「あなたの会社は仕事と生活のバランスは取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。

 昨年来、既にご用命をいただいた所からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。
 

 ■お申し込みフォーム
  URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha
 

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 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
 講演いたします!

 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
 やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
 トを多数いただいております!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/kitao/?mg=20120920

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
 の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

 播州弁で語るアツい口調が大好評!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
 に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。
 

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/hojo/?mg=20120920

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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●4.事例紹介 「ワーク・ライフ・バランス実現推進に向けた組織改革」
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 皆さんこんにちは。ワーク・ライフ・バランスの伝道師ことセンター
 相談員の岩本です。
 
 兵庫県下の企業・団体のワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、
 以下WLB)の実現推進に向けて、日々、訪問活動や実践支援を行っていま
 す。
 
 
 今回は2月配信号(第20号)の続きとして、推進していく際に必要な考
 え方をご紹介いたします。

 
 皆さんが、身近なことだけれどいつも悩まされる問題。
 いろいろありますよね。
 それらの問題を妥協せずに解決できる!
 そんな方法があれば、使ってみたいとは思われませんか?

 前回は、
 
 「WLBの考え方やその取り組みは時代の変化に対応するためのものだか
 ら、取り組もうとする組織には必然的に変革を求めることになります。

 変革が実現できるかどうかはそれを実行できるかどうかにかかっており、
 以下のことを外してはならないと考えます。

 ・実行可能な方策か
 ・実行可能なコストか
 ・実行可能な合意があるか
 ・変革に対する方法を知っているか
 ・また、それを使いきれるか
 ・権限を移譲される可能性はあるか
 ・または、権限や影響力を持っているのか
 ・情熱やモチベーションを成功させるまで維持できるか
 ・その意思と決意を持っているのか

 これらの一つでも欠けるとおそらく変革・改善の努力は挫折するでしょう」
 
 とお伝えしました。

 そして、「効果的な組織の変革・改善には他にも必要な要素があり、
 それは、組織そのものを深く理解しているか、また、もっともっと深く
 理解するための情報や知識を得るアクセスはあるのか」というところで、
 相談員としての私の役割は限定されたものになっていると結びました。

 
 つまり、WLBを実現推進していくには社内の風土や社員の行動を新しく
 変えていく必要があります。
 
 
 ところが、そういう時に、相談員という立場では、訪問しても深い部
 分にまで入り込むことができないため、入手できる情報があまりにも
 少なく、適切な支援が提供できないというジレンマを感じます。

 いきおい、他社の事例紹介や依頼された研修内容についての説明にと
 どまってしまいます。
 
 本気でWLB実現推進への取り組みを検討されるならば、ぜひとも社内に
 推進チームを設立していただきたく思います。
 
 事例は、あくまでも事例でしかありません。自分たちの職場体質を改
 善していくのは自分たちです。

 皆さんは働きやすさを求めておられるし、会社は働きやすい環境の整
 備や制度の充実に努めておられます。

 WLBの3つの行動指針、即ち、

 1.就労による経済的自立が可能な社会
 2.健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会
 3.多様な働き方・生き方が選択できる社会

 について反対される方はおられないでしょう。
 
 でも、自社の現実はいかがでしょうか。改善は誰かが来て代わりにや
 ってくれるものではありません。
 
 まして、他社のまねごとで間に合うほど簡単なものではありません。

 「自分ゴト」ではないという無関心がはびこる現場の改善は、一人二
 人の担当者の力でできるほど簡単なものでないことを、皆さんはよく
 ご存じのはずです。
 
 無関心でいられる余裕がいつまで続くでしょうか。
 そろそろ重い腰を上げて周りを見渡してみてください。
 問題が見えませんか。
 
 そうです。
 
 いつも悩まされているその問題です。
 自分で気づき、気づいたことを自分で改善していく行動変容が自発
 性をうながします。
 誤解を恐れずに言うならば、WLB実現推進活動の本質は、組織の風土
 改革だと言えます。

 
 センターでは相談・実践支援として、WLB実現推進への取り組みに対
 して、「あなたの職場」に合ったプログラムを提案させていただきま
 す。

 次回は、風土改革と問題解決の手法についてご紹介します。

 岩本 龍平

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●5.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ある建設会社の経営者の方から、こんな相談を受けました。
 
 その会社には一人のモーレツ社員の方がいらっしゃるそうで、その社長
 曰く、本当に、彼はいつも長時間、働きづめで、彼のおかげで、納期に
 も間に合っているし、得意先からの評判もとても良い、彼の働きぶりは
 わが社にとっては非常に有り難いことなんだけど、あんな働き方をして
 いて、いったい、家庭生活はどうなっているんだろう、ワーク・ライフ
 ・バランスなどあったもんじゃないのではと、日々、気がかりでならな
 いとのことです。

 「一度、その方に尋ねてみられたらいいんじゃありませんか。
 君の働きぶりにはいつもとても感謝しているけど、家族と過ごす時間は
 取れているのか、あるいは、体は大丈夫か、無理はしていないかと、直
 接ご本人に訊いてあげたらいいと思いますよ。
 そんなに一生懸命、滅私奉公的に働かれている方に対して、あんまり働
 き過ぎるなと言うことが、かえってご本人を傷つけることになるかもし
 れませんが、いつまでも彼一人の働きぶりに頼っていては、組織全体の
 力が弱まる可能性がありますよ。
 彼が頑張ってくれているうちは、なんとか目標も達成し続けることがで
 きるかもしれません。
 でも、ある日突然、彼が、あるいは彼の家族が倒れたなどの理由で、今
 と同じペースで彼が働けなくなった時、あなたの会社はどうなると思わ
 れますか。
 リスクマネジメント(危機管理)の観点からも、それは避けた方がいい
 ですよね。
 彼一人に頼るのではなく、彼も含む全従業員の方たちの働き方を、今か
 ら変える必要があるのではないでしょうか」

 とお答えしました。
 
 
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●6.助成金のご案内
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 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、現在、
 2種類の助成金を用意しています。
 今年度より条件が緩和され、ご利用いただきやすくなりました。

 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

  ※企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下(会社法
   で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)である県内事業
   所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働
   者を受け入れた場合も含む)

 
 ■育児・介護等離職者再雇用助成金
  育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
  び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
  的としています。

  支給額:
  50万円(短時間勤務正社員の場合は25万円)

  ※企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護など理由
   により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企業の県内
   事業所で正社員として再雇用した場合
  

  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20120920

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

─<編集後記>───────────────────────────
 
 第28号はいかがでしたか?

 9月になりました。
 
 日の長さが少しずつ短くなり、じわじわと季節の変わり目を感じます。
 
 胃袋も夏から秋バージョンへと変わり、食欲の秋とはまさにこのこと
 でしょうか!
 
 メルマガを配信し始めてから、毎年この時期、話題に挙げていますが…
 食欲が止まりません!!

 
 最近、あるものをより美味しく食べる方法を発見しました。
 
 かっぱえびせんに、マヨネーズ+醤油を混ぜ、七味唐辛子を振ったタレ
 を付けて食べるという方法です。
 
 これを付けるとマヨネーズ効果なのか、食欲が一気に倍増し、味は濃い
 のですが、一袋ペロリと完食してしまいます!!
 
 野菜スティックに付けて食べても美味しいと思います。

 
 他には、“かりんとうまんじゅう”にはまっています。
 
 最近、専門の路面店が出ていたり、デパ地下で販売しているのをよく見
 かけます。
 
 おまんじゅう特有のもっちりした皮が、クッキー生地のようで、かりん
 とうのようにサクサクしていて、かりんとうを食べている気分に浸りな
 がら、おまんじゅう自体も楽しめるという一石二鳥のお茶菓子です。

 …と、書きながらお腹がすいてきました。
 
 皆様も少し早めの食欲の秋、楽しまれてはいかがでしょうか?
 

 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20120920
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120920
 
 
 Copyright (C) 2012 Diversity Office KITAO All rights reserved.
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2012年8月号 第27号

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「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
~センタースタッフ奮闘記~

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ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
フォロー等の支援を行っています。

個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
どうぞ、お楽しみください!!

尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
お手続き願います。

登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120816

※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

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第27号
発行日:2012年8月16日木曜日(月刊)
発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
(当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

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1.セミナー、イベントなど各種ご案内
2.はじめに
3.相談員による調査・講演依頼のご案内
4.事例紹介 「“変わる”を楽しむ」
5.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
6.助成金のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.セミナー、イベントなど各種ご案内
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■新着情報

<募集中>

1) ワーク・ライフ・バランス推進セミナー in 尼崎
「経営戦略としてのワーク・ライフ・バランス」

従業員誰もが働きやすいと思える「エエ会社」をめざすために、尼崎の
元気な企業・団体から3名様をパネリストとしてお迎えし、すぐに役立つ
ヒントをご紹介いたします。

活き活きと働き続けるための職場環境作りに向けた工夫や課題解決のプ
ロセス、成功事例が聞けるチャンスです!!

あなたの職場でのお悩みが解決できる秘策が見つかるかもしれません。

【日   時】 平成24年8月23日 木曜日 14時~16時
【会   場】 尼崎商工会議所 7階701会議室
【定   員】 100名 (参加費:無料)
【主   催】 尼崎経営者協会、尼崎商工会議所、西宮商工会議所、芦屋市商工会
(協)尼崎工業会、(公財)尼崎地域産業活性化機構、連合兵庫尼崎地域協議会
連合兵庫西阪神地域協議会、兵庫県、ひょうご仕事と生活センター

【講師及びパネリスト】
講   師   高田 誠 氏
(株式会社朝日サステナビリティ・マネジメント 代表取締役社長)
パネリスト   杉本 直広 氏
(株式会社スギモト 代表取締役社長)
高野 まゆみ 氏
(山村倉庫株式会社 執行役員)
道脇 まゆみ 氏
(医療法人中央会尼崎中央病院 看護部長)

【お申し込み】  下記サイトよりお申込書をダウンロードしていただき、
必要事項をご記入のうえ、FAXでお申し込みください。
(お申込書)https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20120816

【お申し込みお問い合わせ先】
〒660-0881
尼崎市昭和通3-96
尼崎経営者協会
TEL:06-6411-4281/FAX:06-6411-0184

——————————————————————

2) 平成24年度 ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰

ひょうご仕事と生活センターは、多様な働き方の導入や、仕事と家庭生
活の両立の促進等仕事と生活のバランス推進に関して先進的な取り組み
を実施している企業・団体等を表彰します。

自薦のほか、労働組合、従業員団体、業界団体等による他薦も可能です。
ご応募をお待ちしております!!

【締 切 日】平成24年8月20日 月曜日 必着
【お申し込み】応募用紙に必要事項を記入の上、当センターまで郵送又は
持参してください。

応募用紙はこちらからダウンロードできます。

https://www.hyogo-wlb.jp/modtreepage01_1774/?mg=20120816

〒650-0011
神戸市中央区下山手通6丁目3番28号 兵庫県中央労働センター1階
ひょうご仕事と生活センター まで

【選   考】審査委員会での選考を経て、被表彰団体を決定
【表 彰 式】日時:平成24年11月21日 水曜日
会場:兵庫県公館 大会議室

※同日開催の「ひょうごWLBフェスタ」(仮称)において表彰式を行います。

——————————————————————

<ご案内>

3) 平成24年度 最先端企業見学ツアー
幸福度ランキング上位の北陸地方でワーク・ライフ・バランスを実践する
先進企業から学ぶツアー

昨年度は広島、岡山を訪問しましたが、今年度は、12月6日木曜日と7日
金曜日にかけて、北陸地方での、先進企業見学ツアー(1泊2日)を実施す
る予定です!!

“ワーク・ライフ・バランス”という言葉や考え方を県内に広げるため、
行政と企業がタイアップした、石川県のユニークな取り組みや、女性が
安心して働き続けられる職場環境作りを実践されている企業など、北陸
地方の企業及び団体を訪問する予定です。
例年通り、夜は参加者同士の交流会を開催予定ですので、異業種の方々
との情報交換や懇親の機会をお楽しみください。

【日  程】平成24年12月6日木曜日~12月7日金曜日 1泊2日のツアー
【募集人数】30名

詳細は、決まり次第、メルマガやHP、ブログで随時アップいたしますの
でしばらくお待ちください。

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●2.はじめに
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組織内で、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、以下WLB)
の実現に向けた活動を進めようとするとき、上層部や周りから反対意見
が出されることはありませんか。

今月は、そういう場合の対処方法についてご紹介します。

22年近くを過ごした前職時代、営業社員のトレーニングに従事していた
時期がありました。

当時、多くのことを学びましたが、中でも一番印象に残っていることは、
『人は、「好きなもの」、「欲しいもの」、「必要なもの」』を購入す
るという概念。

人は、何かを購入しようかどうか迷うとき、それを得ることにより自分
にとって何かメリットが得られるということがはっきりわかれば、自ず
と財布のヒモもゆるくなるのではないでしょうか。

アイデアでも商品でも、誰かに買ってもらいたい場合は、相手がそれを
買うことによって得ることができる利点をまず明確に強調して伝えるこ
とが何よりも重要です。

ほとんどの物事には特徴と利点があります。

売り込みたいものがあるとき、特徴ばかりを説明する人がいます。

その製品が持つ100の優れた特徴を説明するよりも、たった一つでも、
その製品が購入者にもたらす利点を説明するほうがよっぽど説得力があ
ります。

WLBの実現推進活動を進める時も同様に考えてみましょう。

誰かにその活動を反対されたら、その人にその活動の必要性を理解して
もらい、その活動を好きになってもらい、その活動をしてみたいと思わ
せる必要があります。

つまり、WLBの実現推進活動を行うことが、その組織にとって、あるいは
特定の個人にとって、どのような利点をもたらすことができるかという
ことが具体的に伝わるようにすればよいのです。

別の考え方もご紹介します。

WLBの実現推進活動がうまく進んでいない組織では、その活動を、ビジネ
スが低迷している製品(またはサービス部門)だと仮定して考えること
も一案です。

皆さんの組織で、今一つビジネス状況が芳しくない製品(またはサービ
ス部門)があったとします。

その製品(またはサービス部門)のビジネスを建て直すために、組織が
取る具体的な施策や行動にどのようなものがあるか考えていただきたい
のです。

いくつか例を挙げてみましょう。

*会議の議題として取り上げ、そのビジネスの建て直しが組織にとって
必要か否かを判断する
*特別にプロジェクトチームを発足させ、重点的に取り組ませる
(ヒト、モノ、カネを投入する)
*現状分析をする
*同業・異業を問わず他社の情報を入手し、比較検討し、見習えるとこ
ろは見習う
*外部の専門家に相談し、アドバイスを受ける
*組織のビジョンに合致した長期、中期の目標、そしてそこに行きつく
ための短期目標を設定する
*それぞれの目標を達成するためのプランを立て、時系列で施策を導入
する
*目標に対する進捗状況を定期的に確認し、対策を練る
*ビジネス強化月間を設け、社内でビジネスコンテストなどを催し、優
秀なチームや社員を表彰する
*施策導入後の成功例、失敗例を共有する

これらはビジネス建て直しのために考えられる施策のほんの一部に過ぎ
ませんが、すべてがWLBの実現推進活動をうまく進めるための施策として
も当てはまると考えられます。

これらは同様に、ダイバーシティ(多様性)の活用推進のために組織が
取るべき行動とも考えられます。

WLBやダイバーシティと言っても、なんだか舌をかみそうで、今まで聞い
たこともないような横文字言葉が、突然、空から降ってきたように思い、
にわかには受け入れがたく思っている方もたくさんおられる筈です。

その方たちには、低迷しているビジネスをこのまま放っておいてよいの
か、建て直すために何をすべきか、という方法で説明されると良いかも
しれません。

ただ単に、WLBの実現推進活動に取り組むべきだ、と言い続けるよりも
効果があるものと考えます。

当センターのメルマガをご愛読いただいている皆様からのご意見、
ご質問等をお待ちしております。

北尾真理子
ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
ダイバーシティ コンサルタント

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●3.相談員による調査・講演依頼のご案内
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1) 従業員意識調査の実施
~仕事と生活のバランス調査~

仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
当センター調査員チームが調査いたします!!

「あなたの会社は仕事と生活のバランスは取れているか?」「仕事満足
度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
せていただきます。

昨年来、既にご用命をいただいた所からはご好評をいただいております!!
この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。

■お申し込みフォーム
URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
講演いたします!

参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
トを多数いただいております!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
詳細・お申し込みにつきましては下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/kitao/?mg=20120816

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス

当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

播州弁で語るアツい口調が大好評!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記URLに掲載しているチラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/hojo/?mg=20120816

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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●4.事例紹介 「“変わる”を楽しむ」
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相談員の荒谷です。

7月24日午前7時40分頃、NHKニュースの画面に『イチロー、ヤンキースへ
トレード』というテロップが流れ、アナウンサーも、「イチロー選手が
ニューヨーク・ヤンキースへトレード」とコメント。

そして、イチローは移籍当日にヤンキースの試合に出場し、結果を出し
ている、さすがですね。

さて、イチローと言えば、どんなことを思い浮かべられますか。

シアトル・マリナーズで10年以上もプレーを続けていた、日米通算で
3,000本安打を達成した、年間最多安打記録を塗り替えた、年間200安打
の連続記録など、野球にあまり関心の無い方でも何かイメージを沸かす
ことができると思います。

そのイチロー選手ですが、こだわりをもっているというエピソードもよ
く聞きますね。

メディア経由ですが、ほぼ毎朝、妻の手作りカレーを食べているという
話を聞いたことがあります。

カレー好きの私はうらやましいと思ったこともあります。

野球に対する姿勢についてのエピソードもたくさん聞きます。

例えば、監督の指導を受けても打撃フォームは変えなかった、打席には
いつも同じストレッチをしてから入る、ベンチでは同じ位置に座ってグ
ローブを磨いている、ほかにももっとあるのでしょうね。

山と海が隣り合う港町で神戸市の姉妹都市であるシアトルでの生活を妻
と楽しんでいて、マリナーズの中心的な存在になっていたイチロー選手
が、大都会ニューヨークに移籍というニュースに大きな関心を持ってい
ます。

話は変わりますが、いわゆる“老舗(しにせ)”と言われる企業が世界
一多いのは日本だということをご存知ですか。

朝日新聞出版社の『百年続く企業の条件』は、老舗を様々な視点から見
ていて、複数企業のケーススタディも掲載しています。

さて皆さんは、“老舗”と聞いて、どんなことをイメージされますか?

東大寺建立に関わったという株式会社金剛組は、現存する最も古い会社
と言われていますが、ご存知でしたか。

デパートは江戸時代の両替商が起源ですから100年を越えていますし、
老舗旅館、老舗料亭、日本酒や味噌などの醸造元、老舗を数えればきり
がありませんね。

ではなぜ、“老舗”になれたのでしょう。

金剛組は宮大工として同じことを続けてきたから?
デパートは同じような商売を続けてきたから?
変わらずに旅館を続けてきたから?
キーワードは「変わらず」なのでしょうか?
変わらないことに意義があるのでしょうか?

現在の建設業界では、業界独占企業はほとんどないでしょうから、当時、
東大寺建立に関わったのが金剛組だけとは考えにくいことです。

とすると、数ある古代の建設業者の中で金剛組だけが生き長らえたのに
は、何か理由があると推測できます。

多くの老舗を研究した成果である、前述の『百年続く企業の条件』のサ
ブタイトルは、~老舗は変化を恐れない~です。

誤解のないように少し説明しますと、「経営理念などの変えない部分」
と「時代や環境に適応できるように変えるべき部分」という二段構造を
認識し、経営をされてきた結果ということです。

こだわりだけでいると時代の流れに取り残されることもあるでしょうし、
状況の変化に合わせて全てを維新すると、一貫性がないため、その企業
に対する信頼が持てなくなります。

イチロー選手のこと、“老舗”のことを書いてきました。

WLB実現推進のお手伝いをさせていただく私たちも、「人を大事にする」
「ええ会社にしたい」という全ての企業・団体に対して変えない部分、
個別企業・団体の事情に合わせて変える部分、時代に応じて変える部分
をもっています。

訪問先の企業・団体が“老舗”になれるといいなと思っています。

イチロー選手も、「変わらなきゃも、変わらなきゃ」とCMで言っていた
ことがありましたね、彼個人の意見ではないかもしれないけど。

イチロー選手はきっと、こだわりを持ちつつ、新天地でどのように活躍
できるか、変化を楽しんでいるのではないかと思います。

どんな新たな一面を見せてくれるのか、とても楽しみです。

組織を変える、業務の仕方を変える上で、様々な課題を乗り越えるには、
人間の意志の力が原動力になるでしょう。

p>研修で『体と会社はそのままでいようとする力が働いている』という言
葉から入ることがありますが、皆さんの組織が、変化を楽しみながら成
長し続けられたらいいですね。

荒谷 典利

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●5.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
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最近、若い女性たちの間で、「結婚したら(あるいは子どもができたら)
仕事は辞めて家庭に入る」という考えをもつ人が増えてきているそうです。

ある研究会でその話題が出た時に、同会でご一緒している株式会社ワーク・
ライフバランス社長の小室さんから面白い話を聞きました。

もちろんすべての例が当てはまるとは限りませんが、どうやら、そうい
う若い女性が増えてきた背景には、今までは周りに仕事と家事・育児を
両立している人たちが少なく、例を見たり、話を聞いたりすることがほ
とんどなかったのに、最近は、周りに両立させている女性が増えてきた
ので、そういう先輩たちから、事あるごとに、「仕事と家庭生活の両立
は大変だ」という話を聞かされ始めたということがあるようです。

テレビのニュースや新聞でも、連日、同様の記事が報道され、それを見
て恐れをなしてしまい、「自分は、そんな大変なことは出来ないし、し
たくもない。結婚したら(あるいは子どもができたら)、サッサと仕事
は辞めちゃおう」と思ってしまう若い女性が増えるというのもわかります。

でも、実際に両立している先輩女性にこっそり実状を訊いてみると、
「もちろん、大変な時もあるけど、普段、職場で話している程大変なこ
とはめったにないよ。両立生活って結構、楽しいし、日々、充実してい
るよ。ただ、職場ではいつも大変だって言っておくほうが、何かと都合
が良いから、そう話しているだけよ」と本音を話してくれる人も多いよ
うです。

何ごとにおいても、流言飛語に惑わされることなく、まずは自分で情報
収集をし、実状を確認してから、自ら考え、決断し、行動することが大
切ですね。

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●6.助成金のご案内
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ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、現在、
2種類の助成金を用意しています。
今年度より条件が緩和され、ご利用いただきやすくなりました。

■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

支給額:
代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

※企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下(会社法
で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)である県内事業
所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働
者を受け入れた場合も含む)

■育児・介護等離職者再雇用助成金
育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
的としています。

支給額:
50万円(短時間勤務正社員の場合は25万円)

※企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護など理由
により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企業の県内
事業所で正社員として再雇用した場合

詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
→ https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20120816

その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

────────────────────────────

第27号はいかがでしたか?

立秋が過ぎましたが暑い日が続いています。

皆さま体調は大丈夫でしょうか?

私事ですが、ボルダリングが趣味で、室内ジムに登りに行くのですが、
あるとき、心の底から楽しめない時期がありました。

習い事でも仕事でもなく、あくまでも趣味なのに、「周りのペースに付
いていきたい、一手でも多く出したい、目標のグレードに早く到達した
い!!」という思いで、周りを意識し過ぎて焦ってしまい、それがプレ
ッシャーとなり、ジムに行くことが義務的に思えるような気持ちになっ
ていました。

モヤモヤした気持ちから抜け出せないのがとても苦しく、たまらず友人
に相談したところ、友人も全く同じ思いを抱えて悩んでいたことが判明!
それぞれの本音を共有することができました。

結果、お互いにボルダリングが、あまりにも好き過ぎる故の悩みだと、
この時になって気づいた次第です。

スポーツでも勉強でも仕事でも何でも、スランプに陥っている時ほど、
本来の気持ちを見失ったり、周りと比べてしまい、余計に落ち込んで
しまったりしがちですが、そんな時は自分だけで解決しようとせず、
素直に周りに相談することも大切だと改めて実感しました。

目から鱗が取れるようにすぐに解決出来ることもあるはずです。
(もちそん、内容によって時には、一人でじっくり考えて解決するこ
とも大切ですが…。)

ボルダリングは、自分のペースで楽しむことが一番!
これからも、息長く続けていきたいと思います。

川村愛子

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20120816
ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120816

Copyright (C) 2012 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2012年7月号 第26号

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───────────────────────<2012年7月19日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120719

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

 第26号
 発行日:2012年7月19日木曜日(月刊)
 発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.セミナー、イベントなど各種ご案内
 2.はじめに
 3.相談員による調査・講演依頼のご案内
 4.事例紹介 「半年の産休育休を経て<読み切り後篇>
       『それぞれの立場で変えられるものがある』」
 5.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
 6.助成金のご案内

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●1.セミナー、イベントなど各種ご案内
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 ■新着情報

 <募集中>

 1) 平成24年度 ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰
     
 ひょうご仕事と生活センターは、多様な働き方の導入や、仕事と家庭生
 活の両立の促進等仕事と生活のバランス推進の先進的な取組みを実施し
 ている企業・団体等を表彰します。

 自薦のほか、労働組合、従業員団体、業界団体等による他薦も可能です。
 ご応募お待ちしております!!

【締 切 日】平成24年8月20日月曜日 必着
【お申し込み】応募用紙に必要事項を記入の上、当センターまで郵送又は
       持参してください。

 応募用紙はこちらからダウンロードできます。
 https://www.hyogo-wlb.jp/modtreepage01_1774/

 〒650-0011
 神戸市中央区下山手通6丁目3番28号 兵庫県中央労働センター1階
 ひょうご仕事と生活センター まで

【選   考】審査委員会での選考を経て、被表彰団体を決定
【表 彰 式】日時:平成24年11月21日水曜日
       会場:兵庫県公館 大会議室

 ※同日開催の「ひょうごWLBフェスタ」(仮称)において表彰式を行います。

 <ご案内>

 2) 平成24年度 最先端企業見学ツアー
   幸福度ランキング上位の北陸地方でワーク・ライフ・バランスを実践する
   先進企業から学ぶツアー
           
 昨年度は広島、岡山を訪問しましたが、今年度は、12月6日木曜日と7日金
 曜日にかけて、北陸地方での、先進企業見学ツアー(1泊2日)を実施する
 予定です!!

 “ワーク・ライフ・バランス”という言葉や考え方を県内に広げるため、
 行政と企業がタイアップした、石川県のユニークな取り組みや、女性が
 安心して働き続けられる職場環境作りを実践されている企業など、北陸
 地方の企業及び団体を訪問する予定です。
 夜は交流会も開催予定ですので異業種の方々との交流もお楽しみください。

【日  程】平成24年12月6日木曜日~12月7日金曜日 1泊2日のツアー
【募集人数】30名

 詳細は、決まり次第、メルマガやHP、ブログで随時アップいたしますの
 でしばらくお待ちください。

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●2.はじめに
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 タイム・マネジメントの研修で、『タイム・マネジメント=セルフ・
 マネジメント(時間管理は自己管理)』と説明し、『自分の時間を管理
 するのは自分、自分の大切な時間を他人に管理されたくないですよね。
 自分の時間は自分で責任をもって管理しましょう』と話しています。
 
 ところが、先月、タイム・マネジメントに関して新たな概念に接する機
 会がありました。

 
 それは、『タイム・マネジメント=エネルギー・マネジメント』という
 もの。
 
 5月から始まった「女性活躍推進プログラム@神戸(*下記注参照)」の
 第2回目講座(6/20)の中のタイム・マネジメントの講義で紹介されま
 した。

 講師は、株式会社ドリームランチャーの代表取締役社長 橋本佳苗氏。

 『タイム・マネジメント=エネルギー・マネジメント』とは、まさに
 言い得て妙だと思います。時間もエネルギーも有限。
 一度消耗したエネルギーは、いくら惜しんでも取り戻せません。
 同様に、無駄に過ごしてしまった時間をいくら悔やみ、惜しんでも、
 過ぎた時間を取り戻すことはできません。

 エネルギーは人間の体力とも考えられます。
 限りある体力を有効活用するために、エネルギーを使い切ってしまう
 前に補てんする必要があります。
 
 一度、使い切ってしまうと、補てんするにも時間がかかり、場合によっ
 ては、補てんする前に疲弊し、その後からいくら補てんしても、もはや
 使い物にならないという恐れもあります。
 
 消耗し切ってしまう前に、少しずつ補てんし続け、体力を温存させてお
 くことが、持続性のある活動につながり、仕事も私生活も充実させるた
 めに必要な持久力を身に付けることができます。

 
 橋本先生も紹介されましたが、タイム・マネジメントの研修では、仕事
 を4つのタイプに分類する手法があります。
 
 その4つとは、
 1)重要で緊急な仕事
 2)重要だが緊急でない仕事
 3)緊急だが重要でない仕事
 4)重要でも緊急でもない仕事
 です。

 4つ目の『“重要でも緊急でもない”仕事などない筈だ』と思う方もお
 られるかもしれませんが、実は意外とあるのです。

 
 昔からの習慣で、今も『することリストノート』に『すること(しな
 きゃいけないと自分で思い込んでいることも含めて)』を記入し、実行
 後に上から線を引いて消しています。

 時間があれば常にノートに目を通し、『あぁ、これ、まだしていないな。
 早く取りかからなくちゃ』と思い、一人で悶々としながら、何もしない
 まま何か月か経過したものの、結局、何も問題になっていないことに気
 づきました。
 
 『しなきゃいけない』と思い込んでいた仕事が、実はしなくてもよいこ
 とだった――
 
 初めてそのことに気づいた時は、いささか驚きました。
 
 悶々と過ごしていた間にエネルギーをかなり消耗していたのではないか
 と、今では思います。

 
 タイム・マネジメント研修で、『この4つの内、どこに入る仕事が一番
 重要だと思いますか』と尋ねると、ほとんどが、1)の“重要で緊急”な
 仕事と答えられます。
 
 もちろん、“重要で緊急”なことは速やかに対処すべき仕事ですが、そ
 ればかりしていると、常に消火作業を繰り返しているようで、どんどん
 エネルギーを消耗し、疲弊してしまいます。
 
 日頃から相応の時間(エネルギー)をキープし、2)の“重要だが緊急で
 ない”仕事をしておくことで“重要で緊急”な仕事が減る可能性がありま
 す。
 
 火災発生のたびに消火作業にあたるのではなく、その原因となる火災が発
 生しないよう、防火訓練に時間をかけておくことが大切だということです。
 
 
 限りある貴重なエネルギーを無駄に消耗しないようにするために、今まで
 していたことをやめる、複雑なことを簡素化する、個人ではなくチームで
 取り組む、可能な限りアウトソースするなど、工夫を凝らして、日々、
 行動を変えて行きましょう。

 
 当センターのメルマガをご愛読いただいている皆様からのご意見、ご質問
 等をお待ちしております。

 
 *注釈:
 「女性活躍推進プログラム@神戸」は、神戸市男女共同参画課、兵庫県経
 営者協会の女性産業人懇話会(通称VAL21)とひょうご仕事と生活センター
 の共催事業です。兵庫県内の企業・団体の女性リーダーの育成を目的に、
 リーダーに必要な知識やスキルを学ぶために、女性のみを対象とした、
 5月から11月の約半年間、毎月1回4時間の集中プログラムによる連続講座。
 平成22年度に第1回目を開催し、今年で3回目。

 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.相談員による調査・講演依頼のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 1) 従業員意識調査の実施
  ~仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査員チームが調査いたします!!
 
 「あなたの会社は仕事と生活のバランスは取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。
 
 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。
 
 昨年来、既にご用命をいただいた所からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 
 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。

 ■ひょうご仕事と生活のバランス 2011年夏号
  URL:https://www.hyogo-wlb.jp/pdf/usr/default/XsE-B-VWeR-2.pdf

 ■お申し込みフォーム
  URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha
 

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 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
 講演いたします!
 
 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
 やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
 トを多数いただいております!!
 
 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。
 
 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込みにつきましては下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/kitao/?mg=20120719

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
 の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!
 
 播州弁で語るアツい口調が大好評!!
 
 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。
 
 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
 に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記URLに掲載しているチラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/hojo/?mg=20120719

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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●4.事例紹介 「半年の産休育休を経て<読み切り後篇>
      『それぞれの立場で変えられるものがある』」
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 前回に引き続き、~橋尾相談員のぶっちゃけレポート後篇~です。

 「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、以下WLB)の実現推進
 をはかるには、その企業や団体の一部の人たちがいくら変わってもだめ
 で、それぞれの立場の人たちが変わっていくことにより実現可能になる」
 これは、我らが北尾組長のメールからの抜粋です。

 今回の産休・育休を通して、私自身、わがままだと思うことも、北尾組
 長が「遠慮は無用」と何百回と言い続けて下さったから言えたのだと思
 います。

 上司や経営者に対しては、どうしても一線を置いてしまうのは当然だと
 思います。

 ホウ・レン・ソウの研修は、従業員だけでなく、その上司も相手の話を
 聴く立場として研修を同時に受けられるのが効果的です。

 部下が尊敬の念はもちながらも、いつでも、何でも、提案したり、気軽
 に相談出来る風通しの良い雰囲気づくりも大切です。

 経営者や管理職といった上司の立場であっても、従業員の話に日頃から
 耳を傾けられる機会を持てれば、多様なアイデアや、時には悩みの抽出
 も可能になります。

 北尾組長とは何度も復帰方法について話していたものの、他のスタッフ
 全員が本心から、その働き方を受け入れてくれているのか、正直、わか
 りません。

 ふと申し訳なさに押しつぶされそうな時もあります。

 怖いから訊けないというのが、それこそぶっちゃけの本音です。

 経営陣が、育児や介護休業に関心を示し、制度の活用に力を注がれてい
 ても、実はスタッフ全員にまでその考えが浸透しておらず、実際は、職
 場に複雑な雰囲気が漂っている場合があります。

 育児・介護を体験していない人からすると、長期休業や時間短縮勤務は
 迷惑以外の何物でもないのかもしれません。

 この記事を書くに際して、自分がそれぞれの立場になったつもりで本気
 で考えてみて、「どうしてほしいのか?」「何が出来るのか?」を考え
 てみることが、すごく大切だと思いました。

 皆さんも他人ごとだと思わず、考えてみてください。

 今回、仕事のメールのやり取りの中で添えられたやさしい言葉や、あた
 たかく普通に接してくださる態度にどれほど救われたかわかりません。

 働きたくても、しばらくは家にいないといけない状態になった時、在
 宅勤務をはじめ、いろんな場所や方法で仕事が出来て急な場合でも気兼
 ねなく休めるという環境が整っているとしたら、どれだけ気が楽でしょ
 う。

 
 先日センターから届いた封筒に、4月から何度も会議を重ねて完成した
 センターのビジョン等が書かれた用紙が入っていました。

 その中に「多様な個性、働き方を認めます。」とありました。

 私が気にしていたことを全員で話し合われていたという証である、この
 一文を見て、胸が熱くなりました。

 今の経験を、このメルマガをはじめ、「今後の仕事につなげていかなくては!」
 と改めて思いました。

 「それぞれの立場で変えられるものがある=(イコール)『出来ない』
 を『出来る』にってことなんだよね。〝自分は下の立場だから出来ない〟
 〝自分は上の立場でよくわかっているけど、下の人たちがわかってくれ
 ないから出来ない〟〝パートナーの理解がないから出来ない〟など、
 WLBの実現推進においては、まず自分から変われることも結構あるのに、
 周りに変わってほしい、周りが変わってくれないから無理、と他責にし
 がちなことも多いと思うんだよね。」
 
 北尾組長からのメールの続きです。

 経営者もスタッフも、皆、職場を離れれば、家族の一員である一人の
 個人。
 
 男性も、どんどん育児休業を取得し、年齢や立場に関係なく、家事・
 育児をしていただきたいです。

 プライベートの充実や家族円満であることが、心を豊かにし、仕事への
 意欲向上に繋がるのではないでしょうか。

 それが少子化対策にもなります。

 女性も仕事を持ち、外で働く時代に変化した今、多様な働き方を導入し、
 実践していかなければ様々な偏りが生じます。

 WLBの実現は、今や多くのメリットを秘める経営戦略の一つ。
 みんなでハッピーな社会にしていきましょう。

 
 橋尾 知理

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「外資系企業で働くためには英語力は必要ですか」
 という質問を受けました。
 
 すべての外資系企業が英語力のある人しか採用しないということはない
 かもしれませんが、私が勤めていた米国に本社のある多国籍企業では社
 内公用語は英語でした。
 
 勤務地は日本でも本社とのやり取りはすべて英語。
 
 上司や部下、同僚が日本人とは限らないので、社内共通言語を定めるこ
 とにより、業務の効率アップを図っていました。

 冒頭の質問には、
 
 「外資系で働くには英語力は必要不可欠だと思います。それがないから
 と言って採用されないということはないかもしれませんが、今は海外進
 出している日本企業も多く、英語が仕事に使えることが大前提という所
 もあります。英語力を身に付けるということは手段であって目的ではな
 いですからね。でも、英語力があれば、海外旅行も便利ですし、旅の楽
 しさも倍増するのでは」
 
 とお答えしました。

 
 質問された方は、ご自分が英語力を身に付けたいのかどうかということ
 よりも、それが必要ならするという考え方なのかなと思いました。

 『自分がしたいからする』、『なぜ自分がそうしたいかというと、将来、
 外資系企業(または海外)で働きたいから』というように、まず、自分
 がなりたい姿(自分のビジョン)を思い描き、それを達成したいと念じ、
 『そうなりたいから英語を勉強するんだ!』と決意して勉強に取り組ま
 れると、より力が身につきやすいのではないかと思います。

 このことは、他の多くのこと、とりわけ、ワーク・ライフ・バランスの
 実現推進活動にも当てはまることではないでしょうか。

 

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●6.助成金のご案内
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 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、現在、
 2種類の助成金の提供を用意しています。
 今年度より条件が緩和され、ご利用いただきやすくなりました。

 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

  ※企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下(会社法
   で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)である県内事業
   所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働
   者を受け入れた場合も含む)

 ■育児・介護等離職者再雇用助成金
  育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
  び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
  的としています。

  支給額:
  50万円(短時間勤務正社員の場合は25万円)

  ※企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護など理由
   により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企業の県内
   事業所で正社員として再雇用した場合

  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

─<編集後記>───────────────────────────
 
 第26号はいかがでしたか?

 6月は毎年、『祝日が無いので長いなぁ』と思っていたのですが、ここ数
 年、月日の流れのペースの速いこと!!
 気が付けばあっという間に7月に突入しました。
 
 今、センターではイベントが続々と始まっています。

 今年度から新たに“ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰”受賞企業
 の方々が自主的にネットワークを構築し、運営する“表彰企業学び合い
 の会”がスタートしました。
 
 ※1(センター季刊情報誌『仕事と生活のバランス』(夏号)に記事を
   掲載
 しております。)
 
 受賞企業同士が働きやすい職場環境づくりのために、自社で実践されて
 いる取り組みや、工夫、施策を導入するまでの苦労談などを共有し、意
 見交換も兼ねた勉強会で、今後も定期的に活動を継続していく予定です。
 
 このようなネットワークが構築されることによって、兵庫県内が“ええ
 会社だらけ”になるよう、センターも側面からではありますが、可能な
 限りフォローしたいと考えています。

 
 また、イベントページにも記載しましたように、※2今年度も上記表彰候補
 企業・団体を募集いたします。
 
 多様な働き方の導入や仕事と家庭生活の両立促進など、「仕事と生活の
 バランス」の実現推進のために先進的な取り組みをされている企業・団
 体を表彰しますので、皆さま、この機会に、是非チャレンジされてみま
 せんか。

 受賞企業等の表彰式は、11月に開催予定の“ひょうごWLBフェスタ(仮称)”
 で行う予定です。

 ※1、2
 季刊情報誌及び企業表彰の詳細につきましては、センターのHPよりご覧
 いただけます。
 ひょうご仕事と生活センターホームページ
 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/

 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20120719
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120719
 
 
 Copyright (C) 2012 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2012年6月号 第25号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2012年6月21日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120621

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

 第25号
 発行日:2012年6月21日木曜日(月刊)
 発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.セミナー、イベントなど各種ご案内
 2.はじめに
 3.相談員による調査・講演依頼のご案内
 4.事例紹介 「半年の産休育休を経て<読み切り前篇>
『産休・育休復帰体験記~橋尾相談員の〝ぶっちゃけ〟レポート~』」
 5.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
 6.助成金のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.セミナー、イベントなど各種ご案内
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 ■新着情報

 1)ワーク・ライフ・バランス(WLB)実現推進のためのキーパーソン
   養成講座 開催!!
    ~『キーパーソン』、その存在が会社を救う!~

 2009年6月の当センター設立以来丸3年、数々の企業・団体を訪問し、
 コンサルテーション及び研修企画を実施させていただきました。
 これらの経験をもとに培ったノウハウを提供いたします!!
 
 WLB実現推進を経営戦略の一環として進めていくには、企業内のキー
 パーソン育成が欠かせません。

 今回、当センターではそのキーパーソン養成のための連続講座(全5回、
 5回目は成果発表)を開催いたします。自社の働き方を見直し、今後の
 取り組みに必要なスキルをシリーズで学べる絶好の機会となっておりま
 す。
 
 企業・団体様には必要に応じて当センターが継続支援させていただき、
 全講座修了者には、兵庫県知事から修了証が授与されることになって
 います。
 
 この機会に、是非、お申し込みください。

【開催日時】平成24年7月~11月(計5回)
      講座実施時間:各回13時30分~17時30分
 
 ※初回は、下記の通り7月12日木曜日に開催されますが、2回目以降の日
  程につきましては、下記HPにアップしておりますプログラム詳細をご
  確認ください。
 ※各講座には毎回参加型の実習(グループワーク)が含まれる予定です。

【会  場】兵庫県中央労働センター内 会議室
      (神戸市中央区下山手通6-3-28)

【初回開催日時及び内容】

  ■開催日時
   平成24年7月12日木曜日 13時30分~17時30分
  ■内容
   ・WLBの基礎知識と現状分析の手法
   ・WLB実現推進の必要性
   ・組織の現状分析
  ■講師
   ひょうご仕事と生活センター 外部相談員 中山正人 氏
                       (Office G&C 代表)

【対 象 者】経営者、役員、人事・労務・総務などWLB実現推進活動の中
      心となる責任者の方
      兵庫県内の企業・団体にお勤めの方で、組織内でWLBを推進
      したい方、WLB推進担当者の方

 ※連続性のある内容ですので、原則、全講座を受講可能な方に限らせて
  いただきます。

【定  員】30名
【参 加 費】無料
【お申し込み方法】申し込み用紙に必要事項を記入の上、FAXまたはE-mail
         にてお申し込みください。

お申し込み用紙:http://diversity-kitao.co.jp/event/2012/05/key-person/?mg=20120621
 (上記URLに今後のスケジュール等を記載しております)

【お申し込み締切日】平成24年7月2日月曜日

 皆様のご参加をお待ちしております!!

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●2.はじめに
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 ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、以下WLB)のセミナーを
 受講された女性からお聞きした話です。
 
 
 中間管理職として企業にお勤めで、部下も数名おられるとのことでしたが、
 普段の業務量が大変多いらしく、平日の夜はできるだけ予定を入れないよ
 うにしているとおっしゃっていました。
 
 誰かと約束していても、仕事が終えられなくて、待ち合わせの時間に遅
 れたり、時にはドタキャンしたりすることも有り得るからというのが理
 由のようです。
 
 その方は、定時に退社することなんてあり得ないというマインドセット
 (下記*注1)をお持ちのようでした。

 
 実は、私も企業人だった頃、同じようなことをしていた時期があり、
 それも、結構、長期間続いていました。
 
 その頃の私の口癖は、「平日の夜に予定なんて絶対に入れられない」と
 いうものでした。

 
 今、当時を振り返ってみると、まさにワーカホリック(下記*注2)と
 呼ばれてもおかしくないような働き方をしていました。

 私の場合、そうした発言をしながら、実は内心どこかで、忙しく日々過
 ごすことに酔っている自分がいたのではないかと思います。

 
 その後、当時の勤務先企業が、全世界規模で展開していたダイバーシティ
 (多様性)やWLBに関する合宿タイプの研修(ワークショップ)に参加し、
 多くの『目からうろこ』的な気づきを得て、意識のもち方を変え、働き
 方を劇的に変えることができました。
 
 その時の気づきが、今の私が携わっている仕事の原点となっています。

 
 それ以降は、平日の夜でもコンサートや友人との会食など、積極的に
 プライベートの予定をどんどん入れるようにし始めました。

 また、何も予定が入っていない日があれば、休暇の計画が特に決まって
 いない段階でも、何ヶ月も前から休みの予定を入れるようにしました。
 
 その後に、日程変更が不可能で、私が直接関わる必要性のある予定が
 入ってきた場合には、その都度、臨機応変に休みを別の日にずらしたり
 はしています。

 しかし後から入ってきた予定の日程が変更可能な場合や私以外の人が対
 応できる場合は、できるだけ先に決めていた休みを優先し、後から入っ
 てきた予定を変えていただけるように調整していました。

 『灯台下暗し』だったのですが、当時、私が勤めていたその企業では、
 社長を筆頭に経営幹部層のマネージャーたちはほぼ全員がそういう類の
 研修を受講されていたようです。

 
 それからの私は、平日の夜に予定がある日は、定時に退社するために、
 朝から一心不乱に仕事に没頭しました。
 
 この日の私の生産性と業務効率は非常に高かったと思います。
 
 その時の私の気づきは、『やればできるやん』というものでした。
 
 
 平日の夜、しばし仕事を忘れて、友人と楽しい会食のひとときを過ごし
 たり、また、映画やコンサートを鑑賞して感動体験をもつ、その中から
 仕事のヒントになるような新たな気づきもたくさんありました。
 
 もしかしたらこのメルマガ読者の方の中にも、平日は忙しいからと、つ
 いついプライベートな生活を二の次にされている方もいらっしゃるのでは…。
 
 職位が上がれば上がるほど、社内外の用事を問わず、空白の予定表にどん
 どん予定が入ってきてしまい、気が付いたら休みを入れる余地が全く無い
 というような悲惨な状態になってしまうことも多いのではないかと思いま
 す。
 
 人間、休みがあってこそ、それを一つの区切りとして、そこまで頑張れ
 るのではないでしょうか。
 
 仕事だけに費やす時間が長期間続くと、ほとんどの人が疲弊する筈です。
 
 疲弊した状態では、新たな発想も生まれてこないでしょうし、物事を深く、
 じっくり考える余裕も出てこないでしょう。

 平日の夜には予定を入れないとおっしゃる方は、これを機に一度思い切っ
 て平日の夜に予定を入れてみてください。
 
 また、具体的な休暇の計画が無くても、とりあえず手元の予定表に、前も
 って何日か、休みの予定を入れてみてください。
 
 仕事以外のことに費やす時間を増やし、新たな気づきや学びが得られる、
 自分磨きの機会を作ってみましょう。

 
 当センターのメルマガをご愛読いただいている皆様からのご意見、ご質問
 等をお待ちしております。

 
*注1 マインドセット(mind set):経験、教育、先入観などから形成
    される思考様式、心理状態。暗黙の了解事項、思い込み(パラダイム)、
    価値観、信念などがこれに含まれる。
    <出典:ビジネススクールが贈る経営情報誌GLOBIS.JP>

*注2 ワーカホリック(workaholic):《work(仕事)とalcoholic(アル
    コール中毒)の合成語》家庭や自分の健康をなおざりにしてまで、
    仕事をやりすぎる状態。また、その人。働きすぎの人。仕事中毒。
    1970年代にアメリカの作家オーツによって作られた語。
    <出典:デジタル大辞泉>

 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

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●3.相談員による調査・講演依頼のご案内
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 1) 従業員意識調査の実施
  ~仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査員チームが調査いたします!!
 
 「あなたの会社は仕事と生活のバランスは取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。
 
 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。
 
 昨年来、既にご用命をいただいた所からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 
 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。

 ■ひょうご仕事と生活のバランス 2011年夏号
  URL:https://www.hyogo-wlb.jp/pdf/usr/default/XsE-B-VWeR-2.pdf

 ■お申し込みフォーム
  URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha
 

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 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、講
 演いたします!
 
 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係や
 それぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメントを
 多数いただいております!!
 
 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただき
 ます。
 
 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込みにつきましては下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/kitao/?mg=20120621

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなたの
 会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!
 
 播州弁で語るアツい口調が大好評!!
 
 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただき
 ます。
 
 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験に
 裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記URLに掲載しているチラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/hojo/?mg=20120621

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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●4.事例紹介 「半年の産休育休を経て<読み切り前篇>
『産休・育休復帰体験記~橋尾相談員の〝ぶっちゃけ〟レポート~』」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 半年間の産休・育休期間を経て、4月に職場復帰した相談員の橋尾です。
 
 昨年9月号(第16号)のメルマガ本コーナーで、産休前最後の執筆をして
 から半年余り。
 
 当時、宣言したように、今回は育休復帰記事を書きました。
 
 なお、書きたい内容が多く、今月号と来月号にわたり、前篇と後篇に分
 けています。

 
 私の産休・育休期間は、前回の記事(第16号)で述べたように、北尾組長の
 モットーの1つである「課題はチャンス」を実感する時間を過ごし、仕事
 と私生活の両立、まさにワーク・ライフ・バランス(以下WLB)実現の為
 に走り続けてきた3年近くを過ごした後、立ち止まって自分を見つめる時
 間となりました。

 
 第1子出産後、センターでの仕事が決まり、北尾組メンバーの中で揉まれ
 ながら、もっと有意義に時間を使えることに気付き、さらにWLBのことを
 知り、充実した生き方をしたいと思うようになりました。
 
 その通りに仕事はもちろん、プライベートでも様々な活動に参加し、本当
 に中身の濃い時間を過ごしていました。
 
 
 そんな中での2人目の妊娠。(その時の思いは第16号に書きました。)

 出産してみると、前回より歳を重ねていることもあると思いますが、
 「もしかしたら世間でよく言われる孫は可愛いというのはこんな感じな
 のだろうか?」と思うほど可愛くて、親子で逃亡したいくらい(笑)ずっと
 一緒にいたい気持ちに自分でも驚き、出産前にギリギリまで仕事やその
 他の活動で動きまわっていた私はどこに行ったのか?と思うほど、働く
 ことに対する自信が減ってしまいました。

 
 センターの事業が有期事業だということもあり、組長からは半年で復帰
 する案を打診されていました。
 
 復帰したいという気持ちがあるなら少しでも早い方がいいのではという
 組長の考えを聞き、「遠慮は無用」と何度も言い続けてくださったおか
 げで、この時、私も本音を吐き出せました。

 パートで働くことによって得られる収入は保育料とトントンだったりと、
 幼い子どもの育児と仕事の両立期間は、お金の為というよりは経験を積
 んだりといった自己投資のような時期だと思います。
 
 その上、今まで以上にすることは増えています。
 
 保育園に通わせるための準備、離乳食づくり、まだ夜中に起きたりもし
 ますし、上の子の赤ちゃん戻り的言動もあります。
 
 幼児2人を抱えての仕事と私生活の両立が果たしてうまく出来るのか?
 
 何よりも、まだもっと子どもと一緒に過ごしていたい。
 
 本音を全部吐き出し、復帰したい気持ちもある私に、組長は辞めるとい
 う選択肢も含め、あらゆる提案をしてくれた上で、電話の向こうの他の
 スタッフからの応援の声も伝えてくれました。

 
 ついに決断の時。
 
 まだ不安はありましたが、“「出来ない」を「出来る」に”を合言葉に、
 4月復帰を決めました。

 
 「自分の本心に逆らって無理をすることは得策ではないってことだよね」
 これは組長が私の原稿を読んだ時に言ってくれた言葉です。
 
 
 変化し続けるライフステージで、環境や心の変化はその都度あるかもしれ
 ませんが、周りからの意見もありがたく受け止め、その上で、最後は
 〝自分がどうしたいのかを考えること〟だと思います。
 
 働き続けたいのか?退職してでも育児に専念したいのか? 『ありたい姿』
 を面倒がらずに本気で考え、叶えてほしいと思います。
 
 
 同じ思いをする可能性のある後輩や、介護や病気療養中の方たちの為にも、
 その立場を経験したからこそ思いつくことを実行したり、発言し続けたり
 してほしいと思います。

 もちろん一方的にではなく、上司や部下、同僚など周りの人たちに対する
 思いやりを忘れず、尊敬の念を抱き、本気の熱意をもっていれば、どこで
 働いていても、変えていくことは出来る筈です。

 
 WLBがうまく実現でき、プライベートも充実し、「うちの職場、最高なんで
 すよ!」なんて言いながら、働くことが楽しくて仕方がない、そんな姿を
 見て、家族や周りもイキイキするような、ハッピーな社会になっていくと
 嬉しいです。

 そのお手伝いが出来ることを願って、迷いや選択とも向き合いながら、私に
 出来ることを大事にしていきたいと思います。

 
 7月号 <後篇>『それぞれの立場で変えられるものがある(仮)』へつづく

 
 ※平成23年9月配信16号はこちら
  http://diversity-kitao.co.jp/backnumber/2011/09/16th/?mg=20120621
 
 
 橋尾 知理

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●5.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 先月のメルマガの『はじめに』で、関越道の高速夜行バスが起こした
 事故について書きました。
 
 その後、事故調査が進むにつれ、あってはならない事実が次々と判明
 してきました。

 経営者は、してはならないことをしていたことを認めています。
  
 どうして、自分の行為に対して「ノー」と言えなかったのでしょうか。

 他の組織のスタッフは、あってはならないことが起こっていることに
 気づいていなかったのでしょうか。
 
 誰かが、経営者に対して、「ノー」と発信していたのでしょうか。

 
 その後も、それまでも、人為的ミスによるものと思えるような悲惨な
 事故が度重なって発生しています。
 
 誰かが、あってはならないことに対して、しっかりと、強い意志をもち、
 「ノー」とさえ言えていたら、未然に防げた事故もあったのではないで
 しょうか。

 
 先月の『真理子のひとりごと』では、時と場合によっては、上司に
 「ノー」ということの大切さについて書きました。

 故スティーブ・ジョブズ氏は、1000のことに対して「ノー」と言おうと
 話したそうです。
 
 それは、すべての物事に対して、真剣に考えるということにつながる
 ことだと思います。

 
 “見えない枠”にとらわれてしまい、考えることや行動を起こすことを
 止めてしまった人が、最近、増えているようです。
 
 ワーク・ライフ・バランスの実現を推進するためには、自分自身に対し
 て、あるいは誰かに対して、「ノー」と発言することから始める必要が
 あるかもしれませんね。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、現在、
 2種類の助成金の提供を用意しています。
 今年度より条件が緩和され、ご利用いただきやすくなりました。

 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

  ※企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下(会社法
   で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)である県内事業
   所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働
   者を受け入れた場合も含む)

 ■育児・介護等離職者再雇用助成金
  育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
  び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
  的としています。

  支給額:
  50万円(短時間勤務正社員の場合は25万円)

  ※企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護など理由
   により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企業の県内
   事業所で正社員として再雇用した場合

  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

─<編集後記>───────────────────────────
 
 第25号はいかがでしたか?

 前号の相談員事例紹介で掲載しました、ひょうご仕事と生活センターの
 “ビジョン”、“コアバリュー”、“行動原則”ですが、この4月から
 計6回の会議を重ね、ついに完成しました!!

 全員揃うことが難しいため、会議当日はなるべく集中して時間が取れる
 よう、ランチは近所のおいしい店でお弁当を注文してみんなで一緒に食
 べました。
 
 会議は、多様な背景をもつスタッフの“遠慮は無用”の場となり、様々
 な観点から多彩な意見が飛び交い、それぞれの価値観を知ったり、新た
 な発想から学ぶことが多かったりと、完成するまで本当に中身の濃い時
 間でした。

 この場をお借りして発表したい所ですが、近日中にHPや情報誌等で紹介
 いたします。

 
 センター設立4年目にしてスタッフの数も増えた今、改めてこのような
 機会を設けたことにより、連帯感が更に深まりました。センターの今ま
 での歩みを振り返ると同時に、今後の「ありたい姿」を設定したことで、
 そこに向かうスタッフ全員の思いが揃い、新鮮な気持ちで新たなスタート
 を切ることができました。
 
 半年後に振り返りの場を設ける予定です。

 皆様は、自社の理念や価値観、行動原則をチーム全員で振り返る時間を
 設けておられますか?そういう機会を持たれたことのない方は、一度、
 時間を取られてはいかがでしょうか?より良い職場環境作りのきっかけ
 となるはずです。

 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20120621
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120621
 
 
 Copyright (C) 2012 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2012年5月号 第24号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2012年5月17日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120517

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

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 第24号
 発行日:2012年5月17日木曜日(月刊)
 発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.セミナー、イベントなど各種ご案内
 2.はじめに
 3.相談員による調査・講演依頼のご案内
 4.事例紹介 「ひょうご仕事と生活センターのビジョンとコアバリュー」
 5.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
 6.助成金のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.セミナー、イベントなど各種ご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■新着情報

 1)ワーク・ライフ・バランス(WLB)実現推進のためのキーパーソン
   養成講座 開催!!
    ~『キーパーソン』、その存在が会社を救う!~

 2009年6月の当センター設立以来丸3年、数々の企業・団体を訪問し、
 コンサルテーション及び研修企画を実施させていただきました。
 これらの経験をもとに培ったノウハウを提供いたします!!
 
 WLB実現推進を経営戦略の一環として進めていくには、企業内のキー
 パーソン育成が欠かせません。

 今回、当センターではそのキーパーソン養成のための連続講座(全5回、
 5回目は成果発表)を開催いたします。自社の働き方を見直し、今後の
 取り組みに必要なスキルをシリーズで学べる絶好の機会となっておりま
 す。
 
 企業・団体様には必要に応じて当センターが継続支援させていただき、
 全講座修了者には、兵庫県知事から修了証が授与されます。
 
 この機会に、是非、お申し込みください。

【開催日時】平成24年7月~11月(計5回)
      講座実施時間:各回13時30分~17時30分
 
 ※初回は、下記の通り7月12日木曜日に開催されますが、2回目以降の日
  程につきましては、下記HPにアップしておりますプログラム詳細をご
  確認ください。
 ※各講座には毎回参加型の実習(グループワーク)が含まれる予定です。

【会  場】兵庫県中央労働センター内 会議室
      (神戸市中央区下山手通6-3-28)

【初回開催日時及び内容】

  ■開催日時
   平成24年7月12日(木) 13時30分~17時30分
  ■内容
   ・WLBの基礎知識と現状分析の手法
   ・WLB実現推進の必要性
   ・組織の現状分析
  ■講師
   ひょうご仕事と生活センター 外部相談員 中山正人 氏
                       (Office G&C代表)

【対 象 者】経営者、役員、人事・労務・総務などWLB実現推進活動の中
      心となる責任者の方
      兵庫県内の企業・団体にお勤めの方で、組織内でWLBを推進
      したい方、WLB推進担当者の方

 ※連続性のある内容ですので、原則、全講座を受講可能な方に限らせて
  いただきます。

【定  員】30名
【参 加 費】無料
【お申し込み方法】申し込み用紙に必要事項を記入の上、FAXまたはEmail
         にてお申し込みください。

お申し込み用紙:http://diversity-kitao.co.jp/event/2012/05/key-person/
 (上記URLに今後のスケジュール等を記載しております)

【お申し込み締切日】平成24年7月2日月曜日

 皆様のご参加をお待ちしております!!

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 2)こうべイクメン大賞実行委員会からのお知らせ
  ~こうべイクメン大賞2012 エピソード募集!!~

 『育児にかかわるすべての男性=こうべイクメン』
 『3年でイクメンが当たり前の社会』を目標に2010年に始まったこうべ
 イクメン大賞。
 
 スタート当時の男性の育児休暇取得率は約1.3%でしたが、先日発表され
 た最新の統計では約2.6%まで倍増しているようです。
 一方で業種や規模によっては「育休なんてとんでもない」という状況も
 あると考えられます。
 
 そこで、こうべイクメン大賞では、一般のイクメンエピソードと合わせ
 て、企業内の「こうべイクメンエピソード」を募集いたします。
 経営者や人事担当者からの推薦はもちろん、職場の同僚・先輩からの推
 薦でもかまいません。
 育休取得エピソードのみならず、「記念日は必ず家族と過ごす」、「近
 所で野球を教えている」など、こどもたちと積極的にかかわっているエ
 ピソードも大歓迎です!!
 社名も合わせてイクメン大賞公式HP上に掲載しますので、社内の取り組
 みや会社の雰囲気を伝える機会になると思います。
 
 イクメンを応援する皆様からのご応募、ご推薦をお待ちしております!!

【募集内容】イクメンのエピソードを募集し、“こうべイクメン”に認定。
      展示に使用したエピソードと合わせて、認定書を送付します。

【対 象 者】子育てに関わるすべての男性(=イクメン)ならびにイクメンに
      感謝の意を持つ方

【募集期間】平成24年4月1日月曜日~平成24年6月3日日曜日

【応募方法】下記宛先をご参照の上、ご応募ください。
 
 郵送の場合:〒650-0021 
       神戸市中央区三宮町2丁目10-21 毛利ビル3F
       こうべイクメン大賞実行委員会 事務局
             (株式会社毛利マーク内)宛
 FAXの場合:078-332-4705 / E-mailの場合:info@kobeikumen.com
 HP(公式サイト):http://www.kobeikumen.com/
 (こちらの応募専用フォームからもご応募いただけます。)
 ※過去の一般エピソードも紹介しています。

【お問い合わせ先】上記住所へご連絡ください。
 こうべイクメン大賞実行委員会 実行委員長 藤井淳史
 TEL:078-331-0874 / FAX:078-332-4705
 E-Mail: a-fujii@mouri-mark.com

【後  援】兵庫県、ひょうご仕事と生活センター、連合兵庫、神戸市教育委員会

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●2.はじめに
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 ゴールデンウィークが始まってすぐに起きた大型バスによる悲惨な交通
 事故がまだ強く印象に残っています。
 
 亡くなられた方たちとご遺族に心からお悔やみを、そして、負傷された
 方たちには衷心よりお見舞い申し上げます。
 
 被害者の方たちの無念さに思いを馳せると共に、事故を起こした運転手
 さんのことも考えました。
 
 「疲れていました。居眠りしました」と言われていたようですが、彼の
 ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、以下WLB)はどうだった
 のでしょうか。

 
 乗車されていた皆さんは、それぞれ思い思いの場所で休暇を過ごされる
 ご予定で、この休暇に各自のWLBを実現しようとされていた訳です。
 
 ところが、非常に残念なことに、その予定が果たせなくなった方がほと
 んどではないでしょうか。
 
 事故車に乗り合わせられた方たちはもとより、その周りにいる方たち、
 即ち、家族や友人・知人、勤務先など関連企業の方、警察や関係各省庁
 の方など、関係する方たちにとっても今年のゴールデンウィークの楽し
 い計画はもろくも崩れ去ってしまったのではないでしょうか。
 
 大切な方が亡くなられたり、負傷されたりした時に楽しい休暇など過ご
 せる筈はありません。
 
 予定していた旅行を取りやめ葬儀の準備に追われたり、弔問やお見舞い
 に出かけたり、事後処理に当たられたり、中には休日出勤を余儀なくさ
 れた方もおられたかもしれません。

 
 組織で働く人たち一人ひとりが、うまくWLBを実現できていれば、悲惨
 な事故や病気の予防になり得ます。
 
 そのことが、ひいてはそこで働く人たち以外の、その周りにいる関係者
 たちのWLBの実現推進の一助にもなり得ます。
 
 WLBの実現推進に日頃から取り組まれることは、個人にとっても、組織
 にとっても、まさに「転ばぬ先の杖」。
 
 蓄積した疲労が原因で、従業員がメンタルヘルス障害を発症したり、
 病気になったり、事故を起こしたりする前の“ブレーキ”となり得るの
 です。

 
 この事故に関してもう一つ気になることがありました。
 
 総務省行政評価局が、2009年にツアーバスを含む貸し切りバスの運転手
 に実施したアンケート結果によると、約90%が運転中に睡魔に襲われた
 り、居眠りをしたりという経験があると回答したそうです。
 
 その結果を受け、政府も様々な規制を設けてきたのでしょうが、この3年
 間に、実際にどれだけの企業や団体が、真剣に改善策を考え、施策を導
 入されたのでしょうか。

 
 ダイバーシティコンサルタントとして様々な企業や団体の方と話す機会
 がありますが、毎年または2年に1回という頻度で、満足度調査のような
 従業員対象のアンケートを実施される所もあるようです。
 
 従業員数が多い所ではアンケート実施にも多大な時間と労力、コストが
 かかります。
 
 ところが、実際に定期的にアンケートを実施されている企業の従業員の
 方たちから残念な実情を伺うこともあります。
 
 『毎年、アンケートは実施されているが、一体、何のためにしているの
  か目的がよくわからない』、
 『結果がどうなったか知らされたことがない』
 『面倒だから回答していないが、督促されたことはない』

 などといったお話を耳にすることもしばしば。
 
 これでは投資の見返りが無いに等しく、もったいないことです。

 
 某多国籍企業では、全世界の事業所で、毎年、ほぼ共通の質問項目で従
 業員満足度調査を実施されています。
 
 回答者の手間を簡素化するため、全質問数は20問、オンラインで瞬時に
 回答できるそうです。
 
 地域や事業所、質問項目、回答者の所属部署、職位、性別毎に結果は開
 示され、各属性でクロス分析の上、比較検討されています。
 
 必要に応じて改善のためのプロジェクトチームが結成され、項目毎に施
 策を考案し、導入されます。
 
 こういう使い方がされるとアンケートも生きてきます。
 

 当センターでは、調査員チームが、仕事と生活のバランスに関する職場
 環境や従業員の意識・ニーズ等を調査する支援もしております。
 
 この機会に、ご利用をご検討ください。

 
 当センターのメルマガをご愛読いただいている皆様からのご意見、ご質
 問等をお待ちしております。

 
 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

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●3.相談員による調査・講演依頼のご案内
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 1) 従業員意識調査の実施
  ~仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査員チームが調査いたします!!
 
 「あなたの会社は仕事と生活のバランスは取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。
 
 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。
 
 昨年来、既にご用命をいただいた所からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 
 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。

 ■ひょうご仕事と生活のバランス 2011年夏号
  URL:https://www.hyogo-wlb.jp/pdf/usr/default/XsE-B-VWeR-2.pdf

 ■お申し込みフォーム
  URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha
 

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 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、講
 演いたします!
 
 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係や
 それぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメントを
 多数いただいております!!
 
 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただき
 ます。
 
 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込みにつきましては下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/kitao/?mg=20110120

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなたの
 会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!
 
 播州弁で語るアツい口調が大好評!!
 
 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただき
 ます。
 
 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験に
 裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記URLに掲載しているチラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/hojo/?mg=20110120

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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●4.事例紹介 「ひょうご仕事と生活センターのビジョンとコアバリュー」
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 内部相談員の桑原です。
 
 風薫る5月となりました。
 
 昨年の熱い夏、今年の寒い冬を乗り切り、季節は巡ってまた夏へと向か
 っています。
 
 
 平成21年6月から始まった「ひょうご仕事と生活センター」(以下センター)
 の兵庫県内の組織・団体へのワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の
 調和、以下WLB)実現推進に向けた相談・実践支援事業活動も、もう少し
 でまる3年。
 
 私がこのセンターの一員としてお世話になってからこの夏で2年となり、
 本当に季節が巡ってくるのは早いものだと実感している今日このごろで
 す。

 
 私にとって最初は、WLBという言葉もどこかで聞いたことがあるかな、
 という程度のことでしたが、あれから2年、WLBという単語を聞かない日
 がないくらいの状況となりました。
 
 
 最近の日本の人口は1年間で約26万人も減り、これから労働力人口が益々
 減少していく中で、ストレスやメンタルヘルス対策が必要となる事象が
 増えていると言われています。

 それらを防ぐべく、仕事と生活のバランスを考えながら効率よく仕事を
 し、子育てや介護の時間も上手に確保しようとするWLBの風潮が広まって
 きたように思います。
 
 相談員として日々目にする書類や相談のお電話を通じても実感しますし、
 最近とみに新聞やテレビ、またラジオでもWLBのニュースが意識的に取り
 上げられているように思います。

 センターでは外部の方に対して自信を持ってWLB実現推進行動ができるよ
 う、毎日の新聞記事や雑誌からWLB関連記事をピックアップし、全員が回
 覧で共有しながら日々勉強を実践しています。
 
 
 しかし、センターも今年度よりスタッフが増え、全員で力を合わせて事
 業推進に更なる努力をしていくためには、センターとしてのビジョンと、
 ここで働くメンバーが共有できる、核となる価値観(コアバリュー)を
 再認識するためにこれらを文章化しようということになりました。
 
 4月からすでに4回、全員参加の集中会議を実施してきました。
 
 毎回、グループに分かれて話し合いをした後、全員で討議するという方
 法で進めています。
 
 同じテーマでも人により見方や考え方が違ったり、表現方法が違ったり
 で、多様性の価値を感じながら、なかなか興味深く進めています。
 
 全員の意見を聞きながら、心合わせをしながら下記のビジョンが完成し
 ました。

 「私たちはWLBを通じて、もっと幸せになれる社会への扉を開きます」

 
 次回の会議では、コアバリューと行動指針の完成に向けて討議する予定
 です。
 
 当然のことですが、仕事をしていく上で、チームワークは非常に大切です。
 
 日々なにかと忙しくても、組織の一員として、皆がはっきりとした共通
 認識を持つための時間を惜しんではならないと思います。

 
 少子高齢化と人口減社会、これから企業が生き残っていくためにはWLBの
 実現推進を経営戦略とし、性別や年齢にかかわらず、誰もがもっている能
 力を十分に発揮して共助、協働し、心身のバランスを取りながら、自己研
 さんを重ねていくべきではないかと思います。
 
 そのためには、センターの役割も重要なものとなります。
 

 センターも4年目に入り、更に躍進していくための基礎となるセンターの
 ビジョンとコアバリューを常に座右の銘とし、より広い範囲にWLBが浸透
 するよう、お手伝いができる組織の一員として頑張っていきたいと考えて
 います。
 

 桑原昭義

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 最近、読んだ本に面白い一節がありました。
 (この本にはほかにも面白くて参考になる部分が多々ありました。)
 
 本のタイトルは、
 
 『「ダラダラ癖」から抜け出すための10の法則』
 (日本経済新聞出版社・著者はメリル・E・ダグラス&ドナ・N・ダグラス)。

 《「ノー」がうまく言えれば一人前》
 
 という一節があり(P.146)、そこには、
 
 <自信と積極性をそなえた人間だけがたやすく「ノー」と言うことができる>
 
 と書かかれていて、
 
 <このタイプの人間の場合、「ノー」こそ最も時間を倹約させてくれる
 言葉であるから、それが使える場合には努めて使うようにする。もちろ
 ん、その時々で事情は違うが、次の九つの指針が役に立つはずである。>
 
 と続きます。

 
 その九つの指針の1番目が、面白いと思った部分です。
 
 <1 上司に「ノー」と言う。>
 
 という一文で、
 
 <上司の要請に素直に応じなかったら自分の仕事が危うくなるなどと自
 動的に思いこんでしまわないことである。多くの上司は部下によい仕事
 をさせたいと思いこそすれ、自分を殺してまで仕事にのめりこむことを
 期待してはいないはずである。>
 
 という文章で終わります。

 
 本号の『はじめに』で書いたバスの運転手さんが、雇い主に対して
 「ノー」と言えていたら、あのような大惨事は起きなかったのではない
 かと思いました。
 
 「ノー」というひとことですが、人によっては、発言するのに、すごく
 勇気がいる言葉かもしれません。
 
 でも、そのひとことが言えるか言えないかが、個人のWLB実現推進に大
 きな影響を与える気がします。
 
 「ノー」というひとことが言えなかったがために、起こり得る最悪の事
 態を想像してみたら、勇気が出てくるのではないでしょうか。

 
 これに似た内容を、当センターのメルマガの第12号(2011年5月19日発信)
 の『はじめに』でも書きましたので、まだお読みでない方は、そちらも
 あわせてご覧ください。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.助成金のご案内
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 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、現在、
 2種類の助成金の提供を用意しています。
 今年度より条件が緩和され、ご利用いただきやすくなりました。

 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

  ※企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下(会社法
   で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)である県内事業
   所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働
   者を受け入れた場合も含む)

 ■育児・介護等離職者再雇用助成金
  育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
  び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
  的としています。

  支給額:
  50万円(短時間勤務正社員の場合は25万円)

  ※企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護など理由
   により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企業の県内
   事業所で正社員として再雇用した場合

  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20120517

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

─<編集後記>───────────────────────────
 
 第24号はいかがでしたか?

 ゴールデンウィークも終わり、皆様の日常業務も落ち着きを取り戻され
 た頃でしょうか。

 
 ここ最近の当センター相談員の活動状況についてご紹介します。
 
 今までに支援させていただいた企業・団体様へのフォローのための訪問
 や、次の段階へのステップアップに向けた研修の企画提案、実施と、時
 間の許す限り兵庫県内を動き回っております。
 
 どのようなことがきっかけであっても、ご連絡をいただけるのは嬉しい
 限りです。
 
 1年間にご利用いただける回数に制限はございますが、精いっぱい支援
 させていただきますので、どうぞいつでもお気軽にご相談ください。

 また通常の相談・実践支援業務のほかにも、公開セミナー開催の準備も
 着々と進めております!!
 
 HPのイベント紹介ページにも記載しておりますが、当センター主催によ
 る初の連続講座、「キーパーソン養成講座」を7月より開催いたします。
 
 企業や組織におけるWLB実現推進担当者を対象とした、WLBの基礎知識か
 ら実現推進のために必要な知識やスキルを講義とグループワークを交え
 た内容で全5回シリーズで実施いたします。参加費は無料です。
 
 詳細は、当メルマガに掲載しています。
 
 皆様、どうかふるってご参加ください。

 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20120517
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120517
 
 
 Copyright (C) 2012 Diversity Office KITAO All rights reserved.
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2012年4月号 第23号

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「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
~センタースタッフ奮闘記~

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ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
フォロー等の支援を行っています。

個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
どうぞ、お楽しみください!!

尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
お手続き願います。

登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120419

※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

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第23号
発行日:2012年4月19日木曜日(月刊)
発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
(当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

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1.セミナー、イベントなど各種ご案内
2.はじめに
3.相談員による調査・講演依頼のご案内
4.事例紹介 「効果的なミーティングの進め方~アイスブレイク・
ブレストが鍵!?」
5.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
6.助成金のご案内

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●1.セミナー、イベントなど各種案内
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■募集中

1) 神戸市 ×
兵庫県経営者協会女性産業人懇話会 ×
ひょうご仕事と生活センター共催プログラム

平成24年度 女性活躍推進プログラム@神戸 開催!!

毎年の恒例行事となりました『女性活躍推進プログラム@神戸』今年度
も実施いたします。

男女性別関係なく、誰もが自分の持っている能力を最大限に発揮しなが
ら活き活きと働く職場には男性のみならず女性の管理職は居なくてはな
らない存在です。

女性の管理職が増えるメリットとは?または自身が管理職として働くに
はどのようなスキルが必要か?多様な講師のもと、リーダーとしての必
要なスキルだけではなく、自分自身をスキルアップさせるチャレンジン
グな全7回のプログラムを実施いたします。

女性の管理職が少ない地域の更なる活性化の実現をめざし、「自分の能
力を伸ばしたい」「可能性を試したい」という前向きな女性の皆さまや
更に能力を発揮させたい部下をお持ちの上司の皆様、是非お申込みくだ
さい(自薦・他薦いずれも可です)

様々な業種の方々が集まる中で自身の能力に気づき、伸ばしていくため
の絶好の機会をお見逃しなく!!

【実施期間】
平成24年5月~11月(計7回) 13:30~17:30
※初回及び7回目は15:00~17:30の間、上司の方々にも同席いただきます。
※2回目の日程につきましては、下記HPにアップしておりますプログラム
詳細にてご確認ください。

【会場】
神戸市男女共同参画センター「あすてっぷKOBE」2階セミナー室
(神戸市中央区橘通3-4-3)

【初回開催日時及び内容】
■初回:平成24年5月23日(水) 13時30分~17時30分
・プレゼンテーションスキル、効果的なチームワークとグループワーク等
・ゲストスピーカーによる、本セミナーに対する参加者の心構えや送り
出す上司のサポート等のご紹介
・上司対象のワークショップ

進行役:ひょうご仕事と生活センター 主任相談員 北尾真理子氏
ゲストスピーカー:株式会社ドンク 相良氏
(平成22年度修了生で平成23年度には受講生の上司として参加)

【受講対象者】神戸市内に本社・支店・事業所・店舗がある企業の女性社員
※受講いただくには条件がございます。詳細につきましては下記HPにて
ご確認ください。

【定員】 30名程度(先着順)
※1企業(または団体)につき2名まで参加可能

【参加費】 資料代7回分 3,150円(消費税込)

【お申込み方法】
申込用紙に必要事項を記入の上、下記へ持参、またはご郵送願います。
お申込み書:http://www.city.kobe.lg.jp/life/community/cooperation/joseikatsuyaku.html
(こちらに日程・受講条件等記載しております)

【締切日】 平成23年4月27日金曜日

【問い合わせ先】
〒650-8570
神戸市中央区加納町6-5-1
神戸市市民参画推進局市民生活部男女共同参画課
電話:078-322-5179

皆さまのご参加をお待ちしております!!

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●2.はじめに
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ダイバーシティコンサルタントとして関わらせていただいている企業の
管理職の方からよく言われること。

それは、「女性社員たちは果たして管理職になりたいと思っているのだ
ろうか。会社は女性社員を積極的に育成し、管理職に登用したいと思っ
ているので、ぜひ“やる気”を示してほしい」ということです。

これは、女性社員に限らず、男性社員にも当てはまることかもしれませ
んが、日本企業の管理職男女比を見ると、男性が女性を大きく上回って
います。

そこで、今回は女性社員の方たちへのメッセージを書くことにしました。
(2月配信第21号“真理子のひとりごと”の続きとしてお読みください。)

県内外を問わず女性社員限定の研修にたずさわっている中で、受講者ア
ンケートを通して本音を聞く機会があります。

こうした研修は、女性たちに、仕事も私生活も充実させ、活き活きと輝
きながら、更なる活躍をめざし、職場において最大限の実力を発揮して
いただけるようにという目的で開催されています。

ところが、中には残念に思う意見も見られます。

例えば、

『うちの職場には女性管理職がいないので、(女性の)自分は(管理職に)
なれない』
『現場は男性社会なので、(女性の)自分は(現場の管理職には)なれ
ない』
『管理職になるには様々なスキルを高める必要があるので、(スキルが
まだ十分でない)自分はなれない』
『人の上に立つのは苦手なので、(部下をリードする立場の管理職には)
なれない』

など、内容は人それぞれですが、どの発言にもその根底には、『女性の
私が管理職になるのは無理』という先入観があるように思えます。

『職場に女性がいないからこそ、あなたにチャレンジしてほしいの』
『管理職になるためでなくても、様々なスキルを習得し、自分を高めた
いとは思わないのかな』
『管理職という立場であっても、誰かの上に立つというスタンスを取ら
ないスタイルがあってもいいのに』

などと、アンケートを拝見しながら、心の中でつぶやく私です。

研修を受けたからといって、飛躍的にスキルが伸びるものではありませ
ん。

学んだスキルは多様な経験を通すことによって身に付き、多様な経験を
重ねれば重ねるほど、それに比例して伸びて行きます。

管理職でなくてもあらゆる人に必要な“リーダーシップ”スキルは、チ
ャレンジングな経験を重ねることによってしか伸ばすことが出来ないと
言っても過言ではありません。

社会全体が女性の活躍に大きな期待を寄せている今だからこそ、失敗を
恐れず、与えられた機会をしっかりとその手につかみ、前向きにチャレ
ンジして行って欲しいと思います。

周りを見回してみてください。

管理職になったからといって、必ずしもその時点で管理職に必要と思わ
れるすべてのスキルや知識が十分に備わっている人ばかりではないとい
うことがわかる筈です。

どれだけ高い職位になっても完璧な人などいません。

どんな人にも得手不得手はあります。

立場が変われば、弱みに見えていた部分が強みに変わることもあるでし
ょうし、逆に強みと思われていた部分が弱みに変わることもあり得ます。
「なでしこジャパン」にならって女性の底力を示す時ではないでしょうか。

個人の意思や上司の勧めで、様々な研修や社外のネットワーキング活動
に参加する女性も増えています。

そうした方たちに提案があります。

もちろん、既にそういう意識をお持ちの方も多数おられることでしょう
が、ご自身がそこで何を得られるかだけではなく、他の参加者や講師も
含めた、その“場(機会)”に対して、あるいは参加後に、自社や自組
織に対して何を与えられるのかということも意識して参加されてはいか
がでしょうか。

当センターのメルマガをご愛読いただいている皆様からのご意見、ご質
問等をお待ちしております。

北尾真理子
ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
ダイバーシティ コンサルタント

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●3.相談員による調査・講演依頼のご案内
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1) 従業員意識調査の実施
~仕事と生活のバランス調査~

仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
当センター調査員チームが調査いたします!!

「あなたの会社は仕事と生活のバランスは取れているか?」「仕事満足
度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
せていただきます。

昨年来、既にご用命をいただいた所からはご好評をいただいております!!
この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

詳細・お申込みにつきましては下記ホームページをご参照ください。

■ひょうご仕事と生活のバランス 2011年夏号
URL:https://www.hyogo-wlb.jp/pdf/usr/default/XsE-B-VWeR-2.pdf

■お申込みフォーム
URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

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2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、講
演いたします!

参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係や
それぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメントを
多数いただいております!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただき
ます。

この機会にぜひお申込み下さい!

【お申込み】
詳細・お申込みにつきましては下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/kitao/?mg=20110120

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス

当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなたの
会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

播州弁で語るアツい口調が大好評!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただき
ます。

センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験に
裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。

【お申込み】
詳細・お申込みにつきましては下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/hojo/?mg=20110120

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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●4.事例紹介 「効果的なミーティングの進め方~アイスブレイク・
ブレストが鍵!?」
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皆さまこんにちは。

新年度第1弾の執筆を担当させていただきます、ひょうご仕事と生活セン
ター常勤相談員の川村です。

4月は入社・異動と新しい環境で新たなメンバーでチームを編成したり、
業務を始められたりと生活に変化が訪れる何かと慌ただしい季節です。

これを機に、働き方の見直し・改善される組織もあるかと思います。

そこで今回は普段から皆さんが行われている身近な業務“ミーティング”
に焦点を絞り、『効果的なミーティング』についてお話したいと思います。

皆さんの組織はどのようにミーティングを進められていますか?

ミーティングといっても報告のみといった短時間で終了できるものと、
長時間にわたるものとに分かれると思います。

両者に共通することとして、限られた時間をより充実した話し合いの場・
時間とし、最大限の成果を出すために、私達内部相談員チーム(=北尾組)
は次のような流れでミーティングを行っています。

当センターの業務の1つである相談・実践支援事業を担当している相談
員チームは、普及啓発活動・相談員派遣業務等で外出する事が多く、な
かなかチーム全員が揃いにくく、面と向かってコミュニケーションを取
る時間があまりありません。

そこで、電話やメールでのやり取りのほかに、毎週スタッフが出来るだ
け集まれる日を設定し、チームミーティングを行っています。

その場で、企画の相談をしたり、各業務の進捗状況を報告し合ったり、
また、新たな議題について話し合う時間を設けたりしています。

この週に一度のミーティングの日は、チームメンバー全員が、極力予定
を入れないようにしています。

ミーティングの特徴は、時間が許す限り、本題のディスカッションに入
る前に、まず※“アイスブレイクタイム”を設け、各々の近況を報告し
合います。

業務の話でもOKですが、もっぱら趣味やここ最近の自身の体調や家族・
ペットネタといったプライベートな話題がほとんどです。
(中には3~4ネタ披露されるスタッフがいます!話題が豊富で羨ましい
限りです。)

普段あまりプライベートな話を聞く機会がないからこそ、個人的には、
この時間がとても楽しみです。

この時間を設ける事で緊張が解け、本題に入る前にリラックスできます。
緊張していると、言いたいことがうまく言えないこともあり、良いアイ
デアも浮かばないもの。

会議を、実りある話し合いの場とするためには、このように、事前に気
持ちをほぐすことが何よりも大切な気がします。

そしてお互いを理解し合うことで、メンバーとの距離が近づきます。

じっくり話し合う議題がある日は、その日に到達すべき目標を設定し、
共有しておきます。

そこにたどりつくまでに様々なディスカッションを行うため、※“ブレ
スト”の場を設け、北尾組のモットーの一つである、『遠慮は無用』の
精神を活かしながら、自由に発言し合える場とし、積極的に話し合いま
す。

組織は、年齢や性別、国籍の違いといった多様な人々の集まりであるた
め、それぞれ考え方・感じ方が違い、様々な考え方・発想があります。

より良いアイデアを生み出すにはこれら多様性の存在を理解したうえで、
一人ひとりが個性を活かし、お互いを尊重し合う事が大切です。

たまには話が逸れて、少し脱線することもありますが、そこには新たな
視点から生まれるヒントや発見があるものです。

そうしたアイデアが、ゆくゆくはビジネスチャンスに繋がる展開となる
場合もあるのではないでしょうか。

(おまけ)たまには、チョコレートや飴を食べながら、ほっと一息つく
ことも大切です!!

※アイスブレイク…会議やセミナーや体験学習でのグループワーク
(実習)などの前に、初対面の参加者同士の距離を近づけるために行う
コミュニケーション促進のためのグループワークの総称。
通常、2人以上で行う。

※ブレスト…ブレインストーミング(ストーム=嵐)の略。
参加メンバー各自が、自由闊達に、実施中はいかなる制約をも設けずに、
何でも思いついたアイデアを互いに出し合うことで、参加者の創造的思
考を促し、多数のアイデアを生み出すための技法。

川村愛子

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●5.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
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前職の外資系企業に入社したのは27年前。その約1年半前に結婚してい
た私は30歳。

その年齢からすると、入社後すぐに妊娠する可能性もあったわけで…。

年齢制限がなく、秘書経験や英語が活かせること、日本企業とは違う面
白さがあるかもという軽い気持ちで履歴書を送り、通常の採用プロセス
を経て一般事務職である役員秘書として採用されました。

その話を聞いた友人が発した言葉に『目から鱗』が落ちた気がしました。

その言葉は、「さすが外資系だよね。それってすごいことだよ~。その
時分に、専門職ならともかく一般事務職の採用者が既婚者だってこと
― つまり近い将来妊娠するかもってこと ― を問題視する人がいなかっ
たってことだもんね」というもの。

もちろん、すべての日本企業が女性社員の採用に際し、結婚しているか、
子どもがいるか否かを合否判断条件の一つにするとは限りませんし、逆
にすべての外資系がそうした要素を気にしないという訳ではないでしょ
うが、少なくとも私が勤めた企業では、27年前ですら、そこにこだわる
人はいなかったということです。

今の私があるのは、21年半の間に、そこで得た知識やスキル、多様でチ
ャレンジングな仕事をこなすことで培うことができた経験のおかげ。

結婚しているから、妊娠するかもしれないからという理由で、あの時も
し採用されていなければ、今の私はなかったかも…。

渦中にいる時は気づかずにいたことを、一歩外へ踏み出したことで新た
に発見できることがあるように、友人のひとことで、あれってすごいこ
とだったんだなということを改めて実感。

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●6.助成金のご案内
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ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、現在、
2種類の助成金の提供を用意しています。
今年度より条件が緩和され、ご利用いただきやすくなりました。

■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

支給額:
代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

※20人以下の県内事業所(中小企業は100人以下)で、育児・介護休業
の代替要員を雇用した場合

■育児・介護等離職者再雇用助成金
育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
的としています。

支給額:
50万円(短時間勤務正社員の場合は25万円)

※企業全体の従業員が1,000人以下で、離職した社員を正社員として再
雇用した場合

詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
→https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20120419

その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

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皆様、第23号はいかがでしたか?

新年度が始まりました。

麗らかな春の気候が訪れ、桜もいよいよ満開となった4月(上旬)ですが、
時折降る雨により、せっかく咲いている桜が散っていくのではと少し残
念な気がします。

さて、この春よりひょうご仕事と生活センターではスタッフを増員いた
しました。

兵庫県は、北は但馬・南は淡路島、また東西は阪神~播州地域と面積が
とても広い県なので、限られた人員で県内全域を訪問させていただく事
は正直、かなり困難なことでした。

今年度はスタッフ同士も今まで以上に連携を図り、様々な関係団体の方
々にもより一層のご協力をいただきながら、まだ十分な支援が提供でき
ていない地域にも足を運び、当センターの存在を知っていただき、幅広
く活用していただけるように活動範囲を拡大したいと思っています。

そこで働く人たちが、各自、自分の価値観を大切にしながら、活き活き
と働き続ける事が出来る“ええ会社”だらけになるよう、兵庫県全域で
役立つ情報を発信し、ワーク・ライフ・バランスの実現推進活動を水平
展開すべく、新たな気持ちで、スタッフ一同、精一杯お手伝いさせてい
ただきます。

本年度も、引き続きメルマガご愛読の程、どうぞよろしくお願い申し上げ
ます。

川村愛子

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財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20120419
ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120419

Copyright (C) 2012 Diversity Office KITAO All rights reserved.
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2012年3月号 第22号

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「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
~センタースタッフ奮闘記~

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ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
フォロー等の支援を行っています。

個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
どうぞ、お楽しみください!!

尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
お手続き願います。

登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120315

※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

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第22号
発行日:2012年3月15日木曜日(月刊)
発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
(当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

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1.はじめに
2.相談員による調査・講演依頼のご案内
3.事例紹介 「今年の目標」
4.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」

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●1.はじめに
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少子高齢化社会の中、せっかく産まれて来た子どもたちを無事に成長さ
せることは私たち大人の責任だと思いますが、残念ながら世間では痛ま
しい事件が後を絶ちません。

親が我が子を手にかけるという悲しい事件です。

それぞれの家庭にどのような事情があったのか、知る由もありませんが、
メディアによる報道から知り得た情報をもとに、私なりに考えてみました。

ある事件は、妻の実家近くに住んでいた家族が新居を建て、転居先の新
興住宅地で起きたようです。

夫は仕事で家を1週間単位で空けがちという中、まだ幼い上の子どもと
少し障がいのある下の子どもの2人と日々たった1人で向き合わざるを
得なかった妻の孤独を感じます。

夫は単身赴任、育児休業中の妻が、出産後、実家で両親と同居している
際に起きた事件もありました。

母子家庭で幼児2人が自宅に放置されたために餓死してしまったという
悲しい事件もありました。

まだ記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

もちろん、すべてのケースが当てはまるとは限りませんが、仕事と育児
あるいは仕事と介護の両立をされている方が、このような事件を起こさ
れたという話はあまり聞いたことがありません。

以前、当センターが主催した公開セミナーで、仕事と育児の両立をしな
がら、管理職として活躍している女性営業社員の方、お二人にお話しい
ただく機会がありました。

どちらの方も同様に話されていたことで印象に残っていることがありま
す。

それは、自分にとって仕事と育児という二者は分かちがたいものだとい
うことです。

子育てによるストレスを仕事で忘れることができ、逆に仕事によるスト
レスを子どもと接することで癒すことができる、子どもと毎日朝から晩
まで一緒に過ごすことになったら、どれだけ甘やかして育ててしまうこ
とになるか不安、自分たちにとって、仕事か子育てのどちらか一方しか
ないという生活は考えられないことだと話されていました。

育児経験のある友人に子育てがいかに大変か聞いたことがあります。

「ちょっと待って」という言葉も通じない、こちらの都合などまったく
お構いなしにいつでもどこでも泣きわめく、それがいつ起きるかわから
ない、ある時、洗濯物を畳んでいる時に、子どもも畳んで引き出しにし
まえたらと、ふと思ったこともあるそうです。

それだけ大変な子育て期に、母親がたった1人で向き合うことには限界
があるのではと思います。

一番身近で一緒に子育てに取り組んで欲しい人は、子どものもう1人の
親である夫ではないでしょうか。

その夫が、その時期、そばに居ないという状態はできるだけ避けるべき
だと思います。

「そんなこと言われても、仕事のためには止むを得ないじゃないか。こ
うして働いているから妻子も養えるんだ」と反論する方もおられるかと
思います。

でも、その結果、こんなに悲しい事件が起きる可能性があるのです。

それでも、そういう夫たちは働き方を変えようとされないのでしょうか。

もしかしたら、『そばに居られない』のではなく、『そばに居ようとし
ない』自分がいたのではないでしょうか。

アパショナータInc.代表でワーク・ライフ・バランスやダイバーシティ
専門のコンサルタントであるパク・スックチャ氏も「男性の働き方が変
わらない限り、女性の社会進出も難しいし、少子化にも歯止めがかから
ない」と言われています。

こういう不幸な事件を他人ごととして流すのではなく、一つのきっかけ
として働き方を変えてみようと思われる方が増えて来ることを願って止
みません。

当センターのメルマガをご愛読いただいている皆様からのご意見、ご質
問等をお待ちしております。

北尾真理子
ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
ダイバーシティ コンサルタント

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●2.相談員による調査・講演依頼のご案内
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1) ワーク・ライフ・バランス推進のためのネットワーク強化事業

今年度より、センターの“実践力”である相談員の相談・実践支援活動
や、その関連業務を調査・分析し、理論化する仕組みづくりと、研究機
関等とのネットワークづくりを行い、WLB実現推進への取り組み活動の一
層の推進を図る事業がスタートしました!!

仕事と生活のバランスに関する企業研究やレポート発行を行います。
詳細につきまして、はひょうご仕事と生活センターHPをご参照ください。

仕事と生活のバランス 夏号
URL:https://www.hyogo-wlb.jp/pdf/usr/default/4J8-b-75bY-3.pdf

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2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティとワーク・ライフ・バランス

当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社を訪問し講演いたし
ます!

参加者の皆様から「ワーク・ライフ・バランスの、本来の意味を再確認
できて良かった」などのうれしいコメントを多数いただいております!!

講演日時・講演内容等は、ご要望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。この機会にぜひお申込み下さい!

【お申込み】
詳細・お申込みにつきましては下記ホームページをご参照ください。

http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20120315

注) 1. 講師派遣にかかる謝金、旅費はセンターが負担いたします。
2. 兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス

当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
の会社や労働組合を訪問し、講演いたします!

播州弁で語るアツい口調が大好評!!

講演日時・講演内容等は、ご要望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験に裏打ちされたア
ツい話をぜひお聞きください。

【お申込み】
詳細・お申込みにつきましては下記ホームページをご参照ください。

http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20120315

注) 1. 講師派遣にかかる謝金、旅費はセンターが負担いたします。
2. 兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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●3.事例紹介 「今年の目標」
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少しでも人のために、地域のために役に立ちたいという思いを胸に、ワ
ーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、以下WLB)実現推進活動を
展開する当センターの相談員として参画してはや2年あまり、このメルマ
ガにも4回目の登場となります相談員の村上です。

石の上にも3年ということわざがありますが、私自身もWLBに関わり3年目
を迎え、少しでも進歩したかなと自問自答しながら新たなスタートを切
ろうとしている今日この頃です。

昨年は、自分自身の目標を「説得力の向上を図る」と決め、企業訪問に
全力を尽くしてきましたが、訪問先ではまだまだ「WLBとは何?」、「WLB
の目的は残業しないで早く帰ること?」、「WLBを実現させると仕事がお
ろそかになるのでは?」といった質問が多々出されます。

2年前と比較し、WLBに対する認識は相当進んできていると感じる半面、
先ほど述べたように多少の知識を持った方よりも誤った認識を持った方
のほうが、それ以上に多いのが現状です。

そういった方々に、まずWLBの根底を理解していただき、本来の目的であ
る働きがいのある組織、働きやすい組織へと変わっていただきたい、変わ
るために行動していただきたい、その気になっていただきたい、と願い、
今年の目標を、「より一段と説得力の向上を図ること」と決めました。

最近訪問した企業の事例をご紹介します。

近年、訪問先の企業からはメンタル不全の問題に関するご相談内容が非常
に増えています。

某外部相談員と同行した時の実践支援の場で、実際に出た話です。

その企業ではメンタルに問題がある社員が複数存在し、同社としては、管
理職が研修に参加したり、相談窓口を作って当事者の話を聴こうとしたり
しているが、それでもメンタルダウンの社員の数は一向に減らないとのこ
と。

同社の相談・実践支援を担当した外部相談員は、「管理職の方はコミュニ
ケーションの研修を受講されたのでしょう。研修でメンタル不全の実態を
知ることはもちろん必要ですが、それを防ぐために何をする必要があるか
を知って、そういったことが起こらないような仕組みづくりをすることが
一番大切ですよ。メンタル不全が起こる要因は上司である場合が多く、上
司に相談しにくい、上司と話しにくいなどといった真の問題点をそのまま
にし、表面的なコミュニケーションを取るだけといった対症療法では解決
は難しい」と指摘しました。

このような課題を解決するためには、「メンタル不全にならないためのコ
ミュニケーション研修で理解を深めるとともに、さらに話しやすい、風通
しの良い組織にするための仕組みづくりをするという両サイドからのアプ
ローチが必要ですよ」とも説かれました。

この仕組みづくりには、経営者にも関与していだだくことが必要となりま
す。

極端な例としては、メンタルヘルスに問題を抱える社員が出た場合は、問
答無用で上司の責任とし、必要であれば、その上司をいったん、当該社員
を監督する立場から外すという仕組みをつくられている会社も実際にあっ
たそうです。

私自身、今まではメンタル不全を防ぐための研修としては、風通しの良い
組織づくりのためのコミュニケーション研修しか頭に思い浮かばなかった
のですが、仕組みを変えるためのお手伝いの重要性についても、改めて気
付かせていただき、大変良い勉強になりました。

この企業のように、過去にコミュニケーションを良くするための研修を受
講し、理論としては理解されていても、依然として状況が改善しないとい
うケースもまだ多いのではないでしょうか。

企業や団体の皆様の取り組みを、本当に効果あるものとしていただくため、
社員・従業員の意識改革とあわせて、実際に組織が変わるための仕組みづ
くりについても、知恵を絞ってお手伝いさせていただきたいと思います。

昨今の経済環境の厳しい中,訪問時には貴重な時間をいただく訳ですから、
より短時間でWLBの必要性を知っていただくためには、さらに、的確な説得
力が求められるのではと感じます。

そのためには、内部相談員チームのモットーである、「日々勉強」をし続
け、自分を高め、より一段と説得力の向上を図りたいと思っています。

訪問先企業や団体における、WLBの実現が少しでも推進出来るよう、
“「出来ない」を「出来るに」”の精神で行動していただくために、今年
一年、引き続き力一杯活動していきます。

皆様、近いうちにお目にかかりましょう。

村上利通

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●4.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
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職場で見せる涙については賛否両論あるようです。

職場で泣くのは、感情的になっているということだから良くないという
意見もあります。

でも、職場で感情的になるのはいけないことなのでしょうか。

仕事に熱中して夢中になること、
失敗して悔しい、情けない、と思うこと、
成功して嬉しい、幸せ、と思うこと、
裏切られて腹立たしい、悲しい、と思うこと、
うまく行くかどうか不安に思うこと、

これらはすべて、素直な感情のあらわれではないでしょうか。

その結果、悔し泣き、嬉し泣きということが起こってもよいのではない
でしょうか。

人は感情の生き物です。
悲しい時に泣く、
嬉しい時に笑う、
腹が立った時に怒る、

すべて、自然なことです。

笑ったり、怒ったりするのはいいけど、泣くのはダメ、というのは矛盾
しているように思います。

仕事をする私たちは、企業人である前に、感情をもつ人間です。

職場では本当の自分を隠さないといけないのでしょうか。

テレビのインタビューなどで、感極まって泣き出す人もいます。

そういう時、ほとんどの人が、「すみません」「ごめんなさい」などと
泣き出したことに対して謝ります。

公的な場で泣くことはいけないことだという先入観が、この行為に現れ
ていると言えます。

かつて外資系企業に勤めていた時、職場で感極まって泣いてしまったこ
とがあります。

アメリカ人の上司を前に、“I’m sorry (すみません)”と謝る私に、
上司がかけてくれた言葉を思い出します。

“Don’t be sorry. You can cry any time.”
(謝らなくていいし、いつ泣いてもいいんだよ)という言葉でした。

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皆様、メルマガ第22号はいかがでしたか?

ちょうど1年前「これが年度内ラストの配信か~」」と思いながら執筆し
たことがつい最近のことのように思えます。

あれからあっという間に1年が経過しました。

この1年、皆様にとってはどんな年でしたか?

センターでは、今年度も県内の様々な企業・団体様に相談員が訪問させて
いただき、ワーク・ライフ・バランスの実現推進に向けて、センターのご
紹介や、相談・実践支援、研修の企画提案・実施やアフターフォローとい
った、働きやすい職場環境づくりに向けて様々なお手伝いをさせていただ
きました。

また、今年度はセンターをご利用いただきました方々を対象に初のアンケ
ートによる満足度調査を実施し、「活用して良かった」とのお声をたくさ
んいただき、開設後の約3年間の活動を振り返るための貴重な機会をもて
ました。

その他にも、相談・実践支援事業の一環として実施した公開セミナーや最
先端企業見学ツアーなど、数々の行事を通して、少しでも皆様にとってワ
ーク・ライフ・バランスやダイバーシティが身近なものと感じていただく
ことができたとしたら幸いです。

来年度からは更にパワーアップをし、今まで以上に多種多様な観点から企
画提案やアドバイス、情報発信等をさせていただきたいと思っております。

新イベントも企画していますので、どうぞお楽しみに!!

来年度もひょうご仕事と生活センターをどうぞよろしくお願いいたします。

川村愛子

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財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20120315
ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120315

Copyright (C) 2011 Diversity Office KITAO All rights reserved.
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2012年2月号 第21号

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「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
~センタースタッフ奮闘記~

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ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
フォロー等の支援を行っています。

個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
どうぞ、お楽しみください!!

尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
お手続き願います。

登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120216

※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

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第21号
発行日:2012年2月16日木曜日(月刊)
発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
(当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

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1.はじめに
2.相談員による調査・講演依頼のご案内
3.事例紹介 「変革を起こすために」
4.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」

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●1.はじめに
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『女性の管理職を増やしたいので相談に乗ってほしい』と言われる企業
で良く耳にする言葉があります。

『当社は、もともと女性社員数が少なくて、まだ女性管理職はいないん
です。だからロールモデル(Role Model: ロール=役割、モデル=手本、
即ち、行動の規範(お手本)となる存在のこと)がいないため、管理職
候補がなかなか現れないんです。そのためにロールモデルを増やしたい
のですが…』というもの。

ロールモデルをわかりやすく言うと、「なりたい姿」「目指したい、目
指すべき姿」という表現が合うと思います。

自分が、将来ああいう人になりたいと思える対象は同一社内で見つける
べきなのでしょうか。

いれば、それに越したことはありませんが、そううまくいかない場合が
多いのが現状です。

逆に、社内に先輩や管理職の女性社員が既に何名かいる場合、『○○さ
んをロールモデルとして頑張りなさい』と言われるかもしれません。

でも、果たして、その○○さんが、自分が将来なりたい姿として見習い
たいと思えるタイプでしょうか。

自分の理想のタイプと合致すればラッキーですが、現実は必ずしもそう
はいきません。

その場合、当の女子社員が、『ここでは、ああいう女性管理職を目指さ
ないといけないんだ。でも私は違うタイプだし、ああはなれない(ある
いは、なりたくない)』と思い込んでしまい、挙句の果てには、ここに
は居場所がないと感じて、辞めてしまう可能性もあります。

女性のキャリアについての研修でいつも伝えることがあります。

『ロールモデルは自分の中にもちましょう』ということです。

私も含め多くの人たちは、知人の中から、ああいう人になりたい、あの
人みたいになれたらいいなといった一種の憧れ的な気持ちを抱く人たち
を選び、自分のロールモデルとして、生きて行く上で何らかの影響を受
けているように思います。

その対象となる人は一人である必要はありません。

複数の対象者の中から、例えば、仕事の仕方はAさんをお手本に、仕事
と家庭の両立についてはBさんから学ぼう、コミュニケーションの取り
方はCさんを真似ようなどと目的別に自分が目指す姿で行動できている
と思える人たちを選び、それぞれから学びたいことを学び取ればよいと
思います。

そういう人たちは、必ずしも同一社内にいるとは限りません。

私もいくつかのネットワークに参加していますが、昨今、世の女性たち
のネットワーキングは多種多様です。

参加したセミナーなどで知り合ったメンバー、趣味の会を通して仲良く
なったメンバーというように様々なグループがあります。

年齢や勤務先、職種、家族構成など多様な背景をもつ女性たちが、いわ
ゆる「女子会」として、定期的に集まり、ある時は美味しいものに舌鼓
を打ち、ある時は文楽や歌舞伎鑑賞など日本の古典文化に親しみ、交流
を深めています。

そうしたネットワークメンバーの中に、自分が見習いたいと思える人が
見つかるのではと思います。

その人たちから、随時、見習いたい部分を選び、それらをまとめて一つ
のロールモデルとして自分の中にもちましょう。

それが、自分にとって無理のないロールモデルになると思います。

一度もったロールモデルでも、自分の周りの環境の変化によって変える
必要も出てくるはずです。

そういう時は、また改めて、周りにいる人たちから「なりたい姿」を選
び集めて、新たなロールモデルをもてばよいのです。

ロールモデルは同一社内で見つけるべきということは決してありません。

当センターのメルマガをご愛読いただいている皆様からのご意見、ご質
問等をお待ちしております。

北尾真理子
ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
ダイバーシティ コンサルタント

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●2.相談員による調査・講演依頼のご案内
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1) ワーク・ライフ・バランス推進のためのネットワーク強化事業

今年度より、センターの“実践力”である相談員の相談・実践支援活動
や、その関連業務を調査・分析し理論化する仕組みづくりと、研究機関
等とのネットワークづくりを行い、WLBの取り組みの一層の推進を図る
事業がスタートしました!!

仕事と生活のバランスに関する企業研究やレポート発行を行います。
詳細につきましてはひょうご仕事と生活センターHPをご参照ください。

仕事と生活のバランス 夏号
URL:https://www.hyogo-wlb.jp/pdf/usr/default/4J8-b-75bY-3.pdf

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2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティとワーク・ライフ・バランス

センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社を訪問し講演いたし
ます!

参加者の皆様から「ワーク・ライフ・バランスの、本来の意味を再確認
できて、良かった」などのうれしいコメントを多数いただいております!!

講演日時・講演内容等は、ご要望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。この機会にぜひお申込み下さい!

【お申込み】
詳細・お申込みにつきましては下記ホームページをご参照ください。

http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20120216

注) 1. 講師派遣にかかる謝金、旅費はセンターが負担いたします。
2. 兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス

当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
の会社や労働組合を訪問し、講演いたします!

播州弁で語るアツい口調が大好評!!

講演日時・講演内容等は、ご要望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

永年携わっていた労働運動をはじめ、多様な経験に裏打ちされたアツい
話をぜひお聞きください。

【お申込み】
詳細・お申込みにつきましては下記ホームページをご参照ください。

http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20120216

注) 1. 講師派遣にかかる謝金、旅費はセンターが負担いたします。
2. 兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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●3.事例紹介 「変革を起こすために」
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皆さんこんにちは。

ワーク・ライフ・バランスの伝道師ことセンター相談員の岩本です。

兵庫県全域の企業・団体様を訪ね、ワーク・ライフ・バランス(仕事
と生活の調和、以下WLB)の実現推進に向けて日々活動しております。

政・労・使の三者合意に基づき始められた、こうした活動は全国に先駆
けてのことで、中でも、WLBの実現推進に対する様々な無料の支援
(※注:一定の条件あり)は他に類を見ません。

WLBの考え方やその取り組みは時代の変化に対応するために生まれてき
たもので、取り組もうとする組織はそれに対応すべく、必然的に変革を
起こす必要があります。

その変革が実現できるかどうかは、実行力があるかどうかにかかってい
ます。

変革を現実的に成功させるためには実行可能な方策が身近にあるのか
(自分たちだけの技術・知識・能力で可能なのか)、実行可能な予算
があるのか(財務・資金面で可能なのか)、実行可能な合意があるの
か(経営トップのコミットメントをはじめ、ステークホルダーたちの
合意を得られるものか)、といった要件が必要と思われます。

しかし、これらの要件を備えて万全な計画を作ったとしても、それだ
けではまだ十分だとは言えません。

担当される方がWLBの実現を推進しようとされる際に様々な障害に見舞
われる可能性があるからです。

それは、あたかも私が企業を訪ねてWLB実現という素晴らしい贈り物を、
とても断ることが出来ないくらい魅力的な「提案」という包装紙に包ん
でお届けする時に感じるジレンマにも似ていると思います。

効果的に組織を変革するには他にも必要な要素があります。

まず、組織そのものを深く理解しているか、また、もっともっと深く理
解するため、そのために知識を得るための方法はあるのか、変革を起こ
す方法を知っているか、また、それを使いこなせるか、組織に変革を起
こすために権限移譲がなされる可能性はあるか、または、推進担当者は
十分な権限や影響力を持っているのか、変革を起こすための情熱やモチ
ベーションを成功させるまで維持できるか、変革に向けた行動を続ける
確固たる意志と決意を持っているか、行動に対する責任感を持っている
か、というようなことが不可欠だと考えます。

これらが一つでも欠けると、多分、変革への努力は挫折するでしょう。

さらに成すべきことは、変革の実行にあたり、誰の協力が必要かという
ことの確認です。

変革を起こす際に、周りの人たちの心配を解きほぐし、理解と協力を得
ることが重要です。

私の浅い経営経験からは、組織と個人の実施すべき行動計画が一致する
ことはほとんどあり得ないことでした。

変革を成功または失敗させるかは、組織内にある特定のパワーグループ
が鍵を握っている可能性があります。

誰が得をするのか、損をするのか、誰の立場が変わるのか、誰かの安心
感や満足感に影響はないか、など人それぞれ思惑があります。

教科書的な計画だけでは無理があるのです。

深く隠された個人的な動機に対して細心の注意を払い、機転を利かせて
情報を探らなければなりません。

反対意見の理由について確信が得られる状況になれば、抵抗を協力に変
える術も見つけられます。

ともあれ、北尾主任相談員いわく、「WLBの実現推進への道は終わりのな
い旅」です。

日本には、禅の命題として「吾 唯 足 知」という言葉がありますが、
ダグラス・マクレガーは、「人間とは足ることを知らない動物である。
ある欲求が満たされると別の欲求が現れる。これは際限なく生涯にわたっ
て続く。人間は絶え間なく努力を続ける―これが仕事だ。どうぞ欲求を
満たしたまえ」と言っています。

あなたがWLB実現推進担当者であれば、迷わずにいつでもご連絡ください。

変えるべき何か(課題)を見つけ、何に変えていくのか、どう変えてい
くのか、その道標を探すために、喜んで、お手伝い出来る用意をしてい
ます。

岩本龍平

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●4.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
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周りにいる男性管理職達のように残業できないから、管理職にはなれな
い。
職場に女性管理職がいないから、今の会社では管理職にはなれない。
結婚しているから管理職にはなれない。
子どもがいるから管理職にはなれない。

働く女性たちからの生の声としてよく耳にする言葉です。

管理職になりたくないという人もいます。

その理由を尋ねると、周りにいる男性管理職達を見て、あんな風に滅私
奉公的に長時間働けないから、人の上に立ちたいとは思わないから、仕
事よりも家庭やプライベートな時間を大事にしたいから、これといった
特別な根拠はないけど、自分には向いてないと思うから、などと言う言
葉が返ってきます。

これって、もしかしたら、『出来ない』理由(=言い訳?)を列挙され
ているだけなのでは…。

『出来ない』は理由を取ったら『出来る』になる、当センターがモットー
としている言葉です。

人それぞれ、多種多様な背景があり、様々な考え方があるのは当然。

絶対に管理職になりたくないと思っている人が、何も無理に管理職をめ
ざす必要はないと思います。

でも、その理由は、ほかにやりたいことがあるから、とか、もう少し成
長してから、という前向きな理由であって欲しいと思います。

管理職の苦労や醍醐味はその立場になって初めてわかるもの。

内永ゆか子さん(※下記参照)もおっしゃっています。
より高いところから眺める景色の素晴らしさは、そこに到達した人にし
かわからないもの、と。

より高いところをめざして歩き始めてみてはどうでしょうか。

疲れたら、途中で休憩しながらでもいいと思います。

そうして、高いところに到達したら、今まで見たこともない素晴らしい
景色に出会えるかも…。

※内永ゆか子氏:
株式会社ベネッセホールディングス取締役副社長兼
ベルリッツ インターナショナル インク(現 ベルリッツ コーポレーション)
チェアマン オブ ザ ボード アンド CEO
特定非営利活動(NPO)法人
ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク理事長

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皆様、21号はいかがでしたか?

2月に入り、暦の上ではもう立春です。

さて、この時期になると、センタースタッフは4月以降に実施予定のセ
ミナーやイベントの企画など、新年度に向けた準備を今年度の総まとめ
として進めるとともに、3月末に発行予定の季刊誌「仕事と生活のバラ
ンス」春号の作成や、相談・実践支援チームの年度末報告書作成に向け
て、取材や執筆活動に励んでいます。

(ご協力いただいております関係者の皆様、ありがとうございます。)

この季刊誌や報告書には、実際に当センターが研修や相談・実践支援で
お手伝いさせていただいた企業・団体様における事例紹介や、利用され
た方の生の声、また県内のWLB先進企業として従業員の方がイキイキと働
いておられる現場の記事などが掲載されます。

どちらも3月末に発行予定ですので、皆様どうかお楽しみに!!

※こちらはセンターHPからもご覧いただけます。
別途送付ご希望の方は当センターまでお知らせください。

当センターでは、これらの情報誌の発行以外にも、働きやすい職場づく
りに向けた相談受付や相談員の訪問活動も行っております。

「ワーク・ライフ・バランスの実現推進活動を行いたいが、具体的な実
践方法が分からない」「職場のコミュニケーションがうまくいっておら
ず業務遂行に影響が出ている」「女性社員の活躍の場をもっと増やした
い」といったご相談や助成金のお問い合わせも随時受け付けております。

いつでもお気軽にご相談ください。

ここ最近、より一層寒さが厳しくなり、インフルエンザも流行っていま
す。まず健康あってこそのワーク・ライフ・バランスです。

皆様、体調管理にはくれぐれもご注意ください。

季刊誌バックナンバー:https://www.hyogo-wlb.jp/modtreepage01_1240/
助成金の詳細:https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/

川村愛子

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財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20120216
ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20120216

Copyright (C) 2011 Diversity Office KITAO All rights reserved.
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2012年1月号 第20号

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「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
~センタースタッフ奮闘記~

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ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
フォロー等の支援を行っています。

個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
どうぞ、お楽しみください!!

尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
お手続き願います。

登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
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※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

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第20号
発行日:2012年1月19日木曜日(月刊)
発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
(当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

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1.はじめに
2.相談員による調査・講演依頼のご案内
3.事例紹介 「絆」
4.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」

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●1.はじめに
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新たな年、2012年が始まりました。

松の内も過ぎ、皆様におかれましては、お正月気分もどこ吹く風と多忙
な日々をお過ごしのこととお察しいたします。

今年もひょうご仕事と生活センターをどうぞよろしくお願いいたします。

今年は辰年。

語源由来辞典によると、

<辰の本来の読みは「しん」で、原字は「蜃」。「蜃」は、二枚貝が開
き、弾力性のある肉をピラピラと動かしているさまを描いたもので、
「振」「震」の意味をもつ。『漢書 律暦志』では、「動いて伸びる」
「整う」を意味とし、草木が盛んに成長し形が整った状態を表すと解釈
される。>

とありました。

昨年の干支の「卯」は、『史記』律書によると「茂」(ぼう:しげるの
意味)、または『漢書 律暦志』 によると「冒」(ぼう: おおうの意味)
で、草木が地面を蔽うようになった状態を表しているとされるそう、と
いうことを昨年1月のメルマガに書いたことを思い出しました。

それを機に、私の好奇心が頭をもたげだしたので、当センターが開設し
た2009年以来の干支の意味を調べてみることにしました。

まず、2009年は丑年。

語源由来辞典によると、本来の読みは「ちゅう」。

『漢書 律暦志』では「曲がる」「ねじる」を意味し、芽が出かかって
いるが、まだ曲がっていて地上に出ていない状態、伸びきれずにいる状
態、とあり、追記として、「紐」は、「糸」に「丑」で柔らかいという
意味を含む、とありました。

紐の話が出たついでに紐にまつわる体験談を一つご紹介します。

今は亡き父の前で到来物の箱にかかっていた紐を、何も考えずにいきな
りブチッとハサミで切った時、「ほどけるものは切ったらアカン。切ら
ずに取っておいた紐はまた使えるやろ」とすかさず言われたことを思い
出しました。

話を元に戻して、翌2010年は寅年。同じく語源由来辞典では、「寅」の
本来の読みは「いん」。

「引(のばし引く)」、「伸(のばす)」と同系の語で、『漢書 律暦
志』では草木が伸び始める状態を表すと解釈されている、とありました。

こうして干支の語源由来辞典を見ていると、当センターの歩みと共通点
があるように思えてきました。

まず、初年度の2009年にはワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調
和、以下WLB)の芽が出かかってはいるもののまだ地上に出ていない状
態だったと思います。

それが翌年にはようやく地上に出て伸び始める状態になり、3年目にあた
る2011年には、地上で伸び始めた草木が地面を蔽うようになったのでは
ないかと思います。

3年をひと区切りとして考えると、新たな年が始まる今年は、地面を蔽っ
ていた草木が盛んに成長し、形が整った状態になるということではない
でしょうか。

過去3年間に築き上げた皆様との絆を断ち切らないように、これからも緊
密な関係を構築し続けながら、新たな出会いによる絆も大切にしつつ、
県下の皆様のWLBの実現推進に向けて、出来る限りのお手伝いをさせてい
ただきたいと、スタッフ一同、心から思っております。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

そして、今年もまた、当センターのメルマガをご愛読いただいている皆様
からのご意見、ご質問等をお待ちしております。

北尾真理子
ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
ダイバーシティ コンサルタント

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●2.相談員による調査・講演依頼のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1) ワーク・ライフ・バランス推進のためのネットワーク強化事業

今年度より、センターの“実践力”である相談員の相談・実践支援活動
や、その関連業務を調査・分析し理論化する仕組みづくりと、研究機関
等とのネットワークづくりを行い、WLBの取り組みの一層の推進を図る
事業がスタートしました!!

仕事と生活のバランスに関する企業研究やレポート発行を行います。
詳細につきましてはひょうご仕事と生活センターHPをご参照ください。

仕事と生活のバランス 夏号
URL:https://www.hyogo-wlb.jp/pdf/usr/default/4J8-b-75bY-3.pdf

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2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティとワーク・ライフ・バランス

センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社を訪問し講演いたし
ます!

参加者の皆様から「ワーク・ライフ・バランスの、本来の意味を再確認
できて、良かった」などのうれしいコメントを多数いただいております!!

講演日時・講演内容等は、ご要望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。この機会にぜひお申込み下さい!

【お申込み】
詳細・お申込みにつきましては下記ホームページをご参照ください。

http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20120119

注) 1. 講師派遣にかかる謝金、旅費はセンターが負担いたします。
2. 兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス

当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
の会社や労働組合を訪問し、講演いたします!

播州弁で語るアツい口調が大好評!!

講演日時・講演内容等は、ご要望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

永年携わっていた労働運動をはじめ、多様な経験に裏打ちされたアツい
話をぜひお聞きください。

【お申込み】
詳細・お申込みにつきましては下記ホームページをご参照ください。

http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20120119

注) 1. 講師派遣にかかる謝金、旅費はセンターが負担いたします。
2. 兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

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●3.事例紹介 「絆」
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内部相談員の荒谷です。
この時期に縁があるようで、昨年も1月に執筆を担当しました。

さて、昨年の1年間を表す漢字として「絆」が選ばれました。
今回はそこから話を始めてみます。

私事ですが、昨年11月に二つの同窓会がありました。

一つは、社会人の第一歩を踏み出した、京都の会社に勤務していた時代
に一番お世話になった最初の上司から「久しぶりに会おう」との連絡を
いただき、かつての同僚が農家を始めた京都の園部でバーベキューをす
る事となりました。

当日園部駅に着くと、同じ職場で働いていた方々5名がおられ、中には
10年ぶりの方もおられました。

嬉しいもので、10年の空白期間はなかったかのように、懐かしい話や最
近の話で盛り上がりました。

「皆で、荒谷君はどないしてんのかと心配しててんで」と言ってもいた
だきました。

もぎたてのトマトをほおばり、楽しい話で時間を過ごす。

普段は走り続けているだけになかなか持てないゆとりのある時間を過ご
すことができ、大いにリフレッシュできた一日でした。

二つ目は、三宮で勤務していた時代の会社の大同窓会でした。

別の会社と統合されて10周年を記念したもので、88名が集まりました。

統合されるまでのわずか1年しか在籍していませんでしたが、ここでも
たくさんの方から「荒谷君はどないしてんのかと心配しててんで」と声
をかけていただきました。

3時間、ビール2杯と前菜をいただいただけで後はずっとしゃべっていま
したので会費の元は取れず…。

その後の二次会にも誘っていただき、三宮発11時過ぎの電車で帰るまで、
9時間ほど愉快な時間を過ごし、自分なりに、「絆」というもののありが
たさを感じました。

皆さまにも、学校や仕事、または地域や趣味の活動を通じて、たくさん
の「絆」がありますよね。

当センターの活動も、同じように「絆」を大事にしたいと思っています。

私たちが、企業・団体を訪問させていただく際、直接ご依頼を受けての
場合もありますが、かなりの割合で兵庫県勤労福祉協会調査課が定期的
に実施している「仕事と生活のバランス」に関するアンケート調査にお
答えいただいた情報が元になっています。

実際にお会いした際は「アンケートにお答えいただいたご縁を大切にし
ていきたい」とお伝えしています。

県内の事業者数は、総務省統計局データ(2006年)によると238,879社だそ
うです。

その中で、私たちがこの3年間に訪問できたのは600社あまりです。

この数字を見ると、まだまだ当センターの存在をご存じでない方も多くお
られるでしょうし、何をしているのか十分伝えきれていないところもある
と思います。

「平成23年度 ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」では、但馬から
2社、北播磨から1社が表彰を受けられました。

メルマガを読んでいただいている皆さまとのご縁と共に、この活動が県内
全域に広がればいいなぁと思っています。

当センターと何らかのかかわりのある方々がお読みいただいているこのご
縁を、皆さまのお友達やお知り合いに広げていただければ、県内に更にも
っと広くセンターのことが伝わるのではと思っています。

皆さまと当センターとのご縁を深めると同時に、もっと広がらないかと。
そしてさらに「絆」が深まり、広がらないかと。

何かきっかけがなければ、全ての企業・団体を訪問することはなかなかむ
ずかしいものです。

お声さえ掛けていただければ、県のWLB実現推進の取り組みや、先進企業な
ど他社事例のご紹介など、何かお役に立つことができると信じています。

ひょうごは広し、でも、遠慮は無用で、いつでもお気軽にお電話、メールを。

そして、このメルマガをお友達やお知り合いに共有していただき、ご縁を広
げることができればと願っております。

荒谷典利

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●4.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
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20年来の付き合いをしているアメリカ人の友人がいます。

少し年上の彼女は、私にとってメンターの一人です。日本人の夫と芦屋
に長年住んでいます。日本語はわかるようですが、二人で会う時は、い
つも英語で話しています。

以前、外国人対象の英語や異文化コミュニケーションの講師をしていた
こともあり、私が発音を間違えたり、変な言葉を使ったりしたらすぐに
直してくれるので助かります。

ある日、待ち合わせをしようとしていた時、少し遅れるかも知れないと
いう彼女に、
“It’s OK. I can kill my time.”
「大丈夫よ。時間つぶせるから」(注:kill は殺すという意味)と答え
ると、
“Oh, please don’t kill your time. Use your time, please.”
「お願いだから時間はつぶさないで。時間はつぶすものじゃなくて使
うものよ」と言われました。

時間をつぶす……。

誰もが日頃、何気なく、よく使う言葉ですが、言われた通り、「つぶす」
という表現はよくないですね。

“Time is money.”(「時は金なり」)という格言もあります。

限りある貴重な時間。

生かすも殺すも自分次第なのですが、やっぱり時間はつぶさずに有効活
用したいものですね。

そうすることが、ワーク・ライフ・バランス実現推進への最初の一歩か
もしれません。

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新年明けましておめでとうございます。
気が付けば本メルマガは本号で20号目に突入しました!
本年も引き続きご愛読の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、昨年の12月16日に多様な働き方の実現推進に向けて、「男性の育
児休業 どうするイクメン!」と題したセンター主催のオープンセミナ
ーを開催いたしました。

経営者・管理職・人事労務担当の方々や育休を取得したいと考えている
男性社員を対象とし、センター外部相談員の方々も交えてセミナーはス
タート。

実際に育休を取得された“イクメン”の方々をパネリストにお迎えし、
前半は取得するにあたっての心構えや職場での対応といった体験談をお
話しいただき、後半は育休のいいところ・悪い所について「ワールドカ
フェ方式」(※)でグループ討論をしていただき、その結果を発表して
いただきました。

取得する際は周りの理解や協力のほか、まずは自分自身が「育休を取る」
という目的を明確にもつこと、自社の制度を理解すること、普段から仕
事の“見える化”を図り、自分にしかできない仕事を多く抱えこまない
こと、休業のアナウンスは早めに行い、しっかり引き継ぎを実施すれば
育休取得は難しいことではないと話されていました。

この話を聞き、女性が育児休業を取得する際や男女ともに介護休業を取
得する際にも同じことが言えると改めて実感。休業することによって地
域との繋がりや家族との密な時間を過ごす中で得られるスキルやノウハ
ウを、職場復帰した際に仕事に活かすことによって会社への貢献にも繋
がるのだとわかりました。

仕事と育児の両立を楽しまれている様子についてイキイキと話されるパ
ネリストのお三方はとても素敵なイクメンでした!

(※)「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人
々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる
『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考え方に基づいた話し
合いの手法

川村愛子

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財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

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