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育児休業を2度取得 男性も積極的に子育てに参加を
コベルコシステム株式会社
所在地 | 神戸市灘区岩屋中町4-2-7 シマブンビル11階(総合受付) |
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事業内容 | ITソリューションの設計・開発から運用・保 守までトータルで提供 |
従業員数 | 1,067人 |
冊子掲載 | WLBな働き方ガイド(平成25年度版) |
冊子PDF | 詳細をみる |
公開日 | 2013年12月10日 |
※上記については、表彰時あるいは情報誌等記載時のデータです。

専業主婦の妻と、0歳から12歳までの6人の子どもに囲まれて楽しい毎日を過ごしています。初めて長期休暇を取ったのは3人目が生まれたころ。神戸に引っ越したばかりで、慣れない土地で育児に奮闘する妻を見て、手伝いたいと自然に思えました。
1人目と2人目の時は、まだ20代半ばのため仕事で手いっぱい。育児休業制度はもちろん、男性が育児のために休めることも知りませんでした。その後、先輩の男性社員が初めて育児休業を取ったことも後押しになり、3人目と4人目は1カ月間有給休暇を使って妻をサポート。5人目の時に1カ月半、6人目で3カ月間、育児休業を取得しました。制度があっても実際には使いにくい会社も多いと聞きますが、わが社は率先して後押しをしてくれます。上司や同僚の理解もあり、安心して休むことができました。
休業中は、食事の準備や幼稚園のお迎えなどに奮闘しましたが、子どもの成長を近くで見守ることができたのは何よりの幸せ。子育てを通じて学んだことも多く、仕事で大いに生かされています。休業はブランクになると思われがちですが、実際はプラスになることの方が多かったですね。
出産前後に、有給休暇、育児休業を2度ずつ取得したことで、他の社員が制度を利用しやすくなったと感じてもらえればうれしいです。男性にはもっと積極的に子育てに参加してほしいので、自分の経験を紹介しながら、休暇取得のメリットなどをPRしていきたいと思っています。

3Tの考え方で効率よく仕事
復職後は、残業を減らそうと仕事の効率を考えるように。会社が3T(楽しい・短時間・達成感)を合言葉に仕事の効率化に取り組んでいたことも大きな助けになりました。
育児支援ガイドを作成
全社員がイキイキ働き続ける会社を目指して活動している「KWC(コベルコシステム・ワークライフバランス・コミュニティー)」の活動に、2年前から参加。2度の育児休業取得経験を生かし、育児支援ガイドの作成に携わりました。妊娠から復帰後までに利用できる会社の制度をまとめています。
休業準備は10カ月前から
会社に迷惑を掛けないよう、妊娠が分かった時から計画を立て、周りの理解や協力を得られるように働き掛けました。おかげで、スムーズに休みに入ることができ、復帰後もバリバリ仕事をしています。
通勤かばんには宝物
長女が私の似顔絵を描いて作ってくれたキーホルダーをお守りとして入れています。探し物をしていて、ふと紫色で塗られた私の顔が目に入ると自然と笑顔になります。
上司からのメッセージ
取引先や同僚からの信頼が厚い彼は、仕事にも子育てにも全力投球。頑張り屋なところが長所であり短所でもあるので、たまには肩の力を抜いて皆に甘えてほしいです。

先輩からのメッセージ
子どもが同学年で、プライベートな話をすることも多いです。多忙な中、育児支援ガイドの作成に励む姿も見てきました。会社にとっても、未来のパパ候補にとっても頼りになる存在です。

ここをCHECK!
育児休業は、男女とも1年以内(女性は産後休暇も含む)が基本で、これまで男性4人、女性36人が取得している。通常の勤務はフレックスタイム制(コアタイム10時〜15時)のため、出勤時間を調整できるのも特徴。普段から有給休暇の取得を奨励しており、他にも勤続10年ごとのリフレッシュ休暇や子どもが病気の時などに利用できる有給の看護休暇制度を設けている。
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