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働きやすい環境を整備し女性が製造現場で活躍

日本製鉄株式会社広畑製鉄所

所在地 姫路市広畑区富士町1
事業内容 各種鉄鋼製品の製造
従業員数 1,347人(男性1,221人、女性126人)
冊子掲載 令和元年度WLBな会社ガイド
公開日 2020年2月27日

※上記については、表彰時あるいは情報誌等記載時のデータです。

製造現場で働く女性社員の比率が近年増加してきた日本製鉄広畑製鉄所。作業環境の改善をはじめ、就労継続やキャリア形成を支援するための研修など、女性社員が安心して働ける環境づくりに取り組んできました。2019年春には新たに社内保育所も開設されています。

製造現場で働く女性社員。現在、約60人の女性が技能職として活躍しています。

毎年10人前後の女性社員を採用

 世界有数の鉄鋼メーカーである日本製鉄が展開する事業所の中で、広畑製鉄所は関西地区における高級薄板鋼板製造拠点として自動車メーカーや家電メーカーなどに製品を供給しています。
 同社では、女性活躍の推進を図るため全国の事業所で技能職女性社員の採用を行ってきました。
 広畑製鉄所でも2011年にスタートし、毎年10人前後を採用。現在は約60人の女性社員が技能職として勤務しています。「交替勤務と常昼勤務の配置割合に男女差はありません」と同製鉄所総務部労政人事室長の目出和千代さん。
 女性を受け入れるに当たって、まずはトイレ、更衣室の整備から着手。また、女性も安全で働きやすい作業環境を実現するため、工場内の段差の平たん化、工具の小型化・軽量化などを行いました。女性社員が自主的に設備改善のためのグループを組織し、重量物の運搬作業に特殊クレーンの導入を図るなどしてきた結果、男性社員にとっても負担の少ない職場へと改善が進んでいます。

「広畑あおぞら保育園」の第1回入園式の様子。

悩みを打ち明けられる女性相談員を配置

 女性社員の育成、定着を図るため、2016年からは技能職の女性社員全員を対象にした研修をスタート。就労継続、キャリア形成の意識付けに主眼を置いたカリキュラムにしています。また、女性社員がいる職場の上司を対象とした研修も18年から実施。併せて、女性相談員を4人配置し、ハラスメント、生活、健康衛生の3分野に関する不安や悩みの相談に対応できる体制を整えました。
 採用した女性社員が結婚、出産などのライフステージに差し掛かってきたタイミングを見計らって、2019年4月には製鉄所福利厚生施設の隣接地に「広畑あおぞら保育園」を開園。特に受け入れが難しいとされる1~3歳児の保育に力を入れており、現在、約15人が在園しています。「男性社員も多数利用しており、父親が送迎する姿もよく見られます。今後、交替勤務の社員の利用が始まる時点で24時間保育ができるようにしたい」と目出さんは話します。

技能職の女性社員を対象にした研修を実施。

年休取得や残業削減を仕組みで徹底

 ワーク・ライフ・バランス推進のための各種制度が整う同製鉄所。制度を根付かせるため、さまざまな工夫を取り入れています。特に、年休取得の推進と労働時間の削減についてはそれぞれ目標を定め、進捗状況を細かく管理しながら達成しています。
 年休取得の推進では、毎年、飛び石連休や祝日のない月を選んで年休奨励日を指定。その上で、「年間15日、最低でも全員10日」の取得目標を掲げ、取りやすい雰囲気を醸成しています。各部門長が参加する月次の会議と四半期ごとに開かれる労使委員会において各部門の進捗実績を報告することで、取得の意識付けを徹底。各部門長は、取得できていない社員についてはその原因を明らかにし、必要であれば人事担当者とも連携しながら対策を行うことで、取得を後押ししています。その結果、1人当たり年間平均で16.8日取得しています(2018年実績)。
 一方、労働時間の削減については、各職場で時間外労働時間の目標を設定しています。社員一人一人が日々の勤務時間を入力すると、月末時点での見込み労働時間がシステム上で表示されるようになっており、上限を超える場合は部門長に警告メールが送信されます。また、労働時間削減につなげる取組の一つとして、会議の効率化を呼び掛けており、「目的を示さない会議」「読み上げるだけ会議」など5つの事例について「NO!」と示した「会議の5NO's」のポスターを会議室などに掲示しています。 2019年11月からテレワーク制度を導入しており、会社が掲げる「健康で効率的かつクリエイティブな働き方の実現」に一歩ずつ近づいています。

会議の効率化を呼び掛けるポスター。

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