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さまざまな機会を設け社員の人生の充実を

株式会社河野鉄工所

所在地 神戸市灘区摩耶埠頭 摩耶業務センタービル401-A
事業内容 冷凍倉庫の冷凍設備設計施工、メンテナンス
従業員数 18人(男性10人、女性8人)
冊子掲載 令和元年度WLBな会社ガイド
公開日 2020年2月27日

※上記については、表彰時あるいは情報誌等記載時のデータです。

河野鉄工所では、「社員一人一人の人生にはそれぞれが描く理想があり、あくまで仕事はそのパーツ」という河野裕司社長の考えから、家族との関係を見直すアニバーサリー休暇や仕事以外にも視野を広げるQOL向上研修などさまざまな機会を設け、社員の人生の充実を図っています。

QOL向上研修の一つ「書道講習」。年の初めには書初め大会も開催されました。

経営計画書を社員全員で作成

 港湾地区などにある冷凍倉庫の設計から保守メンテナンスまでを手掛ける同社。10年ほど前までは全てが下請けの仕事で、故障時の緊急対応等により昼夜なく出動することが多かったそうです。「長時間残業が常態化し、有給休暇もほとんど取れない状態が続いていました。仕事も一部の社員に偏り、社員教育も場当たり的に行っているだけでした」と河野裕司社長は振り返ります。
 まずは社員一人一人が目標を決め、その実現に向け一体感を持って協力していく体制をつくっていこうと、2010年、経営計画書を社員全員で作成することから始めました。次期方針計画を1泊2日の「夢合宿」で作成します。社員間のコミュニケーションが密になり、一体感が醸成されました。
 翌年、年間休日カレンダーを作成し、急な対応で出勤があったとしても、どこかで代休が取れるように制度を見直しました。さらに2016年、計画的な有給休暇取得を促すため、本人や配偶者の誕生日、結婚記念日に休むアニバーサリー休暇を設定。現在は「リフレッシュ」「自分育」が加わり、年間10日の休暇制度が設けられています。「きっかけをつくりながら、休むことの大切さを感じてもらえるようにしました」
 毎年社員一人一人に配られる経営指針書には、それぞれの掲げる目標だけでなく、向こう2年間の社内行事やミーティングなどの予定、さらには全社員のアニバーサリー休暇まで書き込まれ、公私の予定を立てやすくしています。 結果、有給休暇の取得率は2017年度の32%から19年度は59%に上がりました。計画的に休みを取るようになったことから、各自の仕事との向き合い方も変化。効率的に仕事を進めるようになり、19年度の1人当たりの平均残業時間は月22時間と、9年間で3分の1に減少しました。

次期方針計画を1泊2日の「夢合宿」で作成。

人間性を磨く研修で気付きを促す

 同社では、2年前からQOL向上研修を実施しています。2カ月に1回、土曜の出勤日を使って1日中、さまざまなテーマの研修を社員全員で受講します。楽器を使って皆で演奏する音楽コミュニケーションや、ファイナンシャルプランナーを講師に招いての生活設計を考える講習、書道講習など多彩。書道講習は思いの外好評で、年初めには書初め大会が開催されました。
 いずれも一見仕事には関係のないテーマばかりですが、「日頃なかなか取り組まないテーマをあえて選ぶことで、社員にいろいろな気付きが生まれればと考えています。一人の人間として自分を磨き上げていくことが結果的には取引先との人間関係をつくることにもつながり、ひいては会社の成長につながると思っています」と河野社長は話します。

時には飲んでコミュニケーション。社員の仲がいいのが自慢です。

動画で自社をアピール

 2019年から始めたのが動画コンテンツ作りです。新入社員4人が毎月1回自由にテーマを設け作成。仕事の業務フローを動画で撮影しマニュアル化したり、初めて飛行機で出張する社員のために空港でのチェックインの仕方をまとめたり、と自由な発想でコンテンツを増やしています。それらの動画は社員全員で評価。新入社員にとっては会社に溶け込み仕事を覚える機会にもなっています。
 その延長線上で、同社で働く女性を動画で紹介する「冷設女子プロジェクト」もスタート。女性が少ない冷凍設備業界ですが、同社は18人中8人が女性。育児中の子連れ出勤を可能にするなど、働き続けやすい環境を整えています。プロジェクトにより、さらに女性を呼び込むことが狙いです。
 来春には、工場勤務の女性社員が育児休業から復帰します。「育児と仕事の両立策を充実させたい」と河野社長。社員の人生が豊かなものになるよう、これからもワーク・ライフ・バランスの取組を続けていきます。

新入社員が業務フローを映像化。

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