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「人財への投資」を惜しまず女性の活躍推進を後押し

株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター

所在地 神戸市中央区伊藤町119 三井生命神戸三宮ビル10階
事業内容 IT業、医療事務業、公共福祉事務業
従業員数 2,200人(男性440人、女性1,760人)
冊子掲載 H29年度版WLBな会社ガイド
公開日 2018年3月31日

※上記については、表彰時あるいは情報誌等記載時のデータです。

日本bジネスデータープロセシングセンターは「人を大切にし、人を育て成長させることこそ会社の成長になる」という思いの下、「人財への投資」を全社方針に掲げ、女性の活躍推進、社内コミュニケーションの向上などに力を注いでいます。

約130人を率いる課長職に20代で昇格した安藤さん

女性が輝く組織風土に

 同社は創業以来のIT事業に加え、病院向けの医療事務業務の代行や、近年では全国の自治体向けに介護保険制度の要介護認定事務代行というアウトソーシングの受託業務を増やしています。「社内でしっかりと教育した優秀な”人材”が、安定的に受託先で従事することで信頼を築いてきた。当社の財産はまさに人」と池智太郎副社長。従業員数は5年前の1,600人から2,200人に急増しており、さまざまなワーク・ライフ・バランスの取組を進めています。
 その一つが、従業員の8割を占める女性の活躍推進です。新入社員に対しては相談相手となるメンターを会社が任命、日頃の仕事で感じている不安や不満の解消につながり、定着率の向上に寄与しています。また、受託先の職場に従事している社員を束ねる管理職に、女性を積極的に登用しています。女性管理職登用の比率は2015年の5.3%から2016年には25.6%、2017年には34.8%にまで上昇。
「2018年度は50%を目指しています」
 2017年4月、神戸市内の病院で約130人の医療事務従事者を率いる課長に昇格した安藤仁美さんは「プレッシャーも感じますが評価していただいたことは素直にうれしい。スタッフとの対話を欠かさず、皆が気持ちよく働ける環境をつくっていきたい」と笑顔を見せます。神戸・ポートアイランドにある周辺施設も合わせると、同社の医療事務従事者の数は約400人に上ります。2018年4月には同地に企業主導型保育園「NDCにこにこ保育園」を開設する予定です。

社内横断組織で風土改革目指す

 社員の声を拾い上げ、より働きやすい風土へと改善していくためには、会社内の風通しが良いことが欠かせません。同社では2015年に部門を超えた若手社員をメンバーとする「クロスファンクショナルチーム(CFT)」を結成。以来、多様な現場の思いを持ち寄って組織風土の改革に取り組んでいます。2015年度には会社ビジョン「笑顔でつなぐ仲間と未来」を制定し、2016年度には従業員満足度調査を実施しました。「回答率98%の中で、頂いたさまざまなご意見をしっかりと把握し、より良い会社へと努めていきたい」と池副社長は話します。

スイーツとお茶で社員交流

 社員同士のコミュニケーションの機会が多いことも同社の大きな特長です。3カ月に1回、社内で開かれる女性社員のための「スイーツパーティー」や、「グビグビ会」と銘打った飲み会はワンコインで参加できます。これ以外に各地で開催される「キックオフ懇親会」など、さまざまな場面に池惠二社長は自ら積極的に参加しているとのこと。社長は出かけた先でコミュニケーションを深め、社員一人一人に目を配る姿勢を大事にしています。
 2018年4月にはムードメーカーとなる人物を部署ごとに任命する予定。率先してあいさつをするなど、職場の雰囲気を良くする役割を果たします。「学校に行くのが楽しかったように、会社もそのような存在になればいいと思います」と池副社長。「人財への投資」に終わりはありません。

社員の交流のために開かれる「スイーツパーティー」。

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