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新オフィスで環境改善提案型の開発を後押し

キー・ポイント株式会社

所在地 神戸市中央区栄町通1-2-7 大同生命神戸ビル8階
事業内容 自社開発クラウドソフトの提供、アプリ、ソフトの受託開発
従業員数 22人(男性12人、女性10人)
冊子掲載 平成28年度WLBな会社ガイド 兵庫版
公開日 2017年5月19日

※上記については、表彰時あるいは情報誌等記載時のデータです。

システムやソフトの開発を手掛けるキー・ポイントは、提案型の会社に生まれ変わるため、モチベーションが向上する働きやすい環境づくりに注力してきました。開発チームを支える2人の課長はいずれも女性で、優良顧客をしっかりと獲得し続けています。

2016年5月にオフィスを移転。開放的な会議スペースが設けられました。

取り組みのポイント

★子連れ出勤のためのスペースの整備
★気分転換スペースの整備
★短時間勤務や在宅勤務を可能に

自社開発中心の会社へと変革

同社は、大容量ファイル管理共有システム「WebFile」、メール共有管理システム「GrpMail」をはじめとする自社開発のクラウドサービスの提供と、ウェブシステムやスマホアプリなどの受託開発を行っています。
2009年に社長に就任した大西正晃さんは、言われたことのみ真面目に開発する組織を「提案型の組織」に改めるため、事業モデルの変革を進めてきました。「それまでは受託開発が中心で、仕事を待つ受け身の姿勢に慣れ切っていました。そうではなく、自社開発商品を事業の柱とし、当社から提案していくやり方へと転換を図りました」
変化の著しい情報通信の世界において開発や提案を行うには、常に新しい技術を習得し、引き出しを増やしておかなければなりません。「自ら勉強する人こそ利益を生み出す人である」という考え方を従業員に周知し、改革に取り組みました。

澤田さんは2014年に娘を出産。課長の肩書のまま1年後に復帰しました。

社内に子連れスペースも用意

まず着手したのが、システムエンジニアにとっての開発環境の見直しです。技術の引き出しを増やすため、毎日1時間は、担当している仕事以外の好きな分野に充ててよいことに。タブレットなど最新機器の購入については会社が助成しました。
もう一つが、働き方の見直しです。女性社員の出産、育児のタイミングに合わせ、育児休業制度や短時間勤務を整備。子どもの病気などで数日間休まなければならないときは、できる範囲で在宅勤務を行うこともあります。
サポート部課長の澤田絵里さんは2014年5月に娘を出産し、1年後に復帰しました。「課長の肩書のまま復帰させてもらえたことで、これまで以上に責任感を持って仕事をしなければという気持ちになりました」と話します。
社内には子連れ出勤をした際に子どもが遊んでいられるスペースも用意されており、最も活用しているのが大西社長とのこと。
「うちも共働きで奥さんの苦労は実感しているので、こういうものがあったら助かるだろうなというアイデアが自然と湧いてきます」

子連れ出勤の際、子どもが遊んでいられるスペースも。

良い環境が会社を発展に導く

旧オフィスが手狭になったことから2016年5月に現在のビルに移転しました。それに合わせて楕円形のソファを置いた開放型の会議スペースを設けるとともに、靴を脱いで利用するリラックススペースも用意しました。
本棚には仕事に関する350冊もの参考書籍が並んでいます。さらに、キーボードの購入支援制度で自分の手になじむキーボードを選ぶことができるほか、高級なオフィスチェアを用意。より効率的に仕事が進められるよう配慮しています。
システムエンジニアはどうしても一人黙々とパソコンに向かいがちですが、共有スペースができたことでコミュニケーションの機会が増えました。チームごとの絆も強くなり、お互いに助け合う風土が根付き始めています。
同社の強みは、顧客の要望に合わせカスタマイズできる柔軟な対応力。顧客への提案力も向上し、優良顧客との取引が定着、拡大し続けています。「社員にいい仕事をしてもらうためには働きやすい職場をつくることが大事。それによって企業が存続、発展するという循環をつくり出していきたい」と大西社長。社員が働きやすい提案型企業としてさらに進化を続けていきます。

共有スペースが増えたことでコミュニケーションが増え、助け合う社風が根付き始めています。

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