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よりよい企業風土が 育む人と企業の未来

株式会社神戸デジタル・ラボ

所在地 神戸市中央区江戸町93 番 栄光ビル5F
事業内容 システム開発・IT コンサルティングサービス等
従業員数 123 名(女性31 名、男性92 名)2010 年3 月現在
冊子掲載 情報誌 vol.3 2010年春
公開日 2010年4月1日

※上記については、表彰時あるいは情報誌等記載時のデータです。

よりよい企業風土が 育む人と企業の未来

年齢・性別・人種にとらわれない人材登用、障害等個々の抱える事情に応じたきめ細やかな労務管理を行っている。

“モデル企業”ならではの充実の諸制度

システム開発・IT コンサルティングサービス等を業務とする株式会社神戸デジタル・ラボは、創立15 年、平均年齢32 歳という若い会社。育児休業制度を利用して職場復帰した女子社員の実績が多いことへの評価もあり、『職場風土改革促進事業 モデル企業』としての認定を受けるなど、働き続けるための環境を整える諸制度が充実した会社でもあります。

出産後の育児休業期間を最長「子の満2 歳の誕生日まで」とした「育児休業」のほか、育児関連の制度もさまざま。子供が小学校に就学するまでは、育児短時間勤務の適用を受けたり、「子の看護休暇」が取得可能です。

さらにフレックスタイム制の活用で、より柔軟な働き方が選べ、社員の働き続けたい意思を尊重できる仕組みになっています。また、通院や参観日などの学校行事参加にマッチした半日単位での年次有給休暇の取得も、働きやすい環境づくりに一役買っています。

常に挑戦者の姿勢を持つ永吉社長

システム設計のプロらしいユニークな実践方法

社員の意識調査を実施して、その結果を経営に活かすために「理念・ビジョン浸透プロジェクト」「人事制度改定プロジェクト」を発足。「理念・ビジョン浸透プロジェクト」では、ミーティングルームの壁を飾るポスターや名刺サイズのカードを作成し、社員がいつでも経営理念を見れる環境を整備しました。

一方、「人事制度改定プロジェクト」による人事制度改定後は、制度定着のために昨年10 月からの1 年間という限定で、社員10 名で構成される「人事制度定着推進室」を結成。評価者の能力アップのための施策、制度の広報を繰り返し徹底するなど、さまざな側面から制度の定着化を図っています。

さらに社内報発行やレクリエーション、勉強会を企画・運営する社員向上委員会、情報システム管理委員会、衛生委員会、お客様満足向上プロジェクト…と、プロジェクトチームが数多くあるのが同社の特色でもあります。

例えば、衛生委員会では社内の安全衛生の維持・向上を目標に、月毎にテーマを設定し、産業医を招いて議論しています。

業務を離れて部署を横断する形でメンバーが構成されることが多く、ほとんどの社員がどこかのプロジェクトに携わるようになっています。これは元々システム開発の会社として普段の業務でも、さまざまなプロジェクトチームが結集して成果をあげていることから、似たような感覚があるのかもしれません。

プロジェクトチームでの発案は、社長決済を経て社内に浸透、普及させる仕組みになっています。普段から、上司も「さん」付けで呼び、風通しの良さを感じさせる社内ですが、制度的に意見を集約したりする機能をこれらプロジェクトチームが担っています。

両立支援への積極的な取り組みを物語る「子育て応援協定」などの協定書も。

取り組みも次のステップへ

最近では、有給休暇のプール制度を導入しました。これは、時効により消滅した年次有給休暇をあらかじめ積み立てておき、育児・介護・私傷病による長期療養などにおいて、有休を完全消化した後に職場復帰した場合に、積み立てておいた有休を特別付与するもので、両立支援制度を補完するものです。

このように、今後も制度の運用状況を確認しながら、「必要な施策を実施していきたい」という、柔軟な取り組み姿勢がとても印象的でした。

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