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新日鐵住金株式会社広畑製鐵所 製造部門でも女性を採用 活躍できる環境づくりを

新日鐵住金株式会社広畑製鐵所

所在地 姫路市広畑区富士町1
事業内容 鋼材(高級薄板)の製造
従業員数 1209人
冊子掲載 情報誌 vol.24 2015年夏
公開日 2015年7月2日

※上記については、表彰時あるいは情報誌等記載時のデータです。

世界最大級の鉄鋼メーカー、新日鐵住金㈱。広畑製鐵所は国内に13ある製造拠点の一つで、関西圏における薄板供給の基幹を担っています。24時間体制で高性能な鉄を作り続ける同製鐵所では、近年、女性を積極的に採用。製造現場でキャリアアップが図れるよう、ハード、ソフトの両面からバックアップしています。

総務部労政人事室の室長、目出和千代さん(左)と主査の中橋幹夫さん。

優秀な人材の確保には女性が不可欠

阪神甲子園球場152個分という広大な広畑製鐵所で生産される鋼材は、年間に約274万㌧。最先端の製鉄プロセスを経て造られた製品は、国内のみならず世界各国に出荷され、その品質は高く評価されています。世界最高の技術を支える約1,200人の従業員の中には女性も。24時間稼働している製造部門においても、17人と数は少ないものの男性と同じように3交替勤務をこなしています。

同製鐵所が製造部門で女性の採用を始めたのは2011年。少子高齢化が進み、労働力人口が減少する中、優秀な人材を確保するためには女性の存在が不可欠となっているからです。

「当所は積極的に女性採用を進めており、この春は24人の新入社員のうち6人が女性です。採用において決して女性を優遇しているわけではなく、公正な目で選考した結果です」と総務部労政人事室長の目出和千代さん。来年は、さらに女性の採用数を増やしたいと考えているそうです。

職場環境を整備し女性を受け入れ

女性を雇用するに当たり、製鉄所内に女性用トイレや更衣室を設置。独身寮には女性専用のフロアを設けるなど、設備面での充実を図ってきました。ソフト面では、仕事のことや体調のことなどを気軽に相談できる女性の相談員を配置。さらに、製鉄所内で働く女性が集まり交流できる機会を定期的に設けています。

「女性だからといって不自由を感じることはありません」と話すのは、製鉄所で使用するガスの需給調整などを行う久保葵さん。「分からないことは気兼ねなく質問できる雰囲気ですし、男性には言い出しにくい悩みは『女性会』で聞いてもらっています」

久保さんの同期、星長あゆみさんは製鉄所内にある発電所の運転オペレーターとして所内への電力供給を担っています。

「入社3年目にして、やっと自分から仕事を見つけられるようになってきました。資料を分かりやすく整理したり、マニュアルを作成したりと、気が付くところから始めています。結婚・出産後もできる限り働き続けたいと思います」と前向きです。

新日鐵住金では、出産・育児、介護、配偶者転勤のために退職した社員について再入社を認めるキャリアリターン制度や子育て費用の一部を会社負担とするワークライフサポート制度など育児支援関連の制度が充実し、男女関係なく定年までしっかりと働くことのできる環境が整っています。

入社3年目の星長あゆみさん(左)と久保葵さん。

男女問わず活き活きと働ける職場に

男性社員に対する啓発活動にも力を入れています。初めて女性が配属される部署には個別に研修を実施。特に女性特有の体調変化などは、保健師が講師となって伝えています。

「これからは男性社員も育児休業を取得してほしいですね。短期間でも取れますし、休んでも職場がサポートする風土がつくられれば、育休を取る男性が増えると思います」と話すのは、自身も育児休業取得経験者である労政人事室主査の中橋幹夫さんです。自らの経験も踏まえ、研修などで男性の育児参加の重要性や育児支援関連制度の活用方法をPRしています。

「いずれは女性の職長が出てほしい」と目出さん。製造現場でキャリアを積めるよう、結婚・出産後も3交替勤務ができる環境、例えば24時間対応の託児所などを検討していくとのこと。「当社だけで難しいようなら、近隣事業所との共同運営も考えていきたいです」

女性が入社したことによって、今まで男性目線では気付かなかった作業工程の改善に取り組んでいるという広畑製鐵所。これからも、男女問わず、活き活きと働ける環境づくりに尽力していきます。

製鉄所内のさまざまな工程で女性社員が活躍。
新人教育は、現場での実地研修も含めて1年間かけて実施されます。 この日は金属棒から文鎮を作りました。

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