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概要

WLBWorkGuide2014

平成26年度表彰企業●事業内容その他サービス業●設立1974年12月●代表者松本 久晃●従業員数122人●所在地尼崎市築地2-6-25http://www.eisui.co.jp/PROFILE 「一つの業務に縛られず幅広く経験することは、その人にとっての成長が得られるだけでなく、『困ったときはお互いさま』の風土にもつながっています。また、それぞれの部署で日々共有を図り、特定の人しか分からないような仕事をなくしたことで、急な用事で休まなくてはならなくなった場合も安心して休めるようになりました」 全従業員が1年に1度取得を義務付けられている9日連続休暇も、こうした積み重ねによって可能になったことです。休みの調整は各部門に任されています。「長期間休もうと思えば互いの仕事を把握しておかないと円滑には回りません。あえてそういう機会を設けることで、いつ誰が休んだとしても、みなでサポートし合える土壌が醸成されているのです」 制度を整えるだけでなく、トップが率先して従業員の声に耳を傾ける機会をつくっているのも同社の特徴です。年に2回、松本社長、長村さんと従業員とで三者面談を実施し、家庭状況などをしっかり把握すると同時に、会社に届いた顧客から担当者への感謝の声もこうした機会にしっかりと伝えています。また、日々の仕事については従業員一人一人からメールで送られてくる日報に松本社長が全て目を通して確認。携帯電話などを使わない中高年の従業員にはノートを渡し、"交換日記"のようにその日にあった出来事や翌日にすべきことなどを書き込んでもらっているそうです。顧客との信頼関係構築も 普段からの密なコミュニケーションは、顧客との信頼関係の構築にも生かされています。 同社で常に心掛けているのは、顧客から寄せられたクレームはどんな小さなことでも現場で共有すること。「クレームは放っておくと大きくなってしまいます。例えば掃除中にちょっとした備品を傷つけてしまったというようなことでも、私たちは叱らないようにしています。そして私たちに責任があるということを伝える。だからこそ、『こんなこと伝えなくても』と思えるようなことまで普段から共有して、対策を打ち、改善を図ることができるのです」と松本社長は説明します。経営者と従業員、従業員同士、そして従業員と顧客、それぞれのつながりを大切に、ますます働きやすい会社へと進化を続けています。>> 同社のW LBな人は29ページに掲載「HAPPY改善シート」。連絡や注意事項をふせんに書き、全社でサポートできる環境にしています。従業員の子どもが職場訪問。働きやすい会社づくりの一つです。社内報「エコピカ新聞」。顧客からのクレーム情報も改善のために共有しています。株式会社栄水化学9