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概要

WLBWorkGuide2014

一人ずつ個性を見極め従業員の幸せ考える従業員の半数以上が女性 金属のバフ研磨業からスタートし、金型製造へ参入したのが20年前。人手を要する検品作業には近所に住む主婦パートを採用し、勤務可能な短い時間に集中して作業をしてもらうようにしました。「お母さんが多かったので、まず家庭を優先してほしかった。9時から12時、13時から15時というように好きな時間に働けるだけ来てもらいました」と山下社長は話します。現在も製造現場には女性の姿が目立ち、従業員の半数を女性が占めています。一人一人の従業員と向き合う 同社は技術者集団ですが、技能を持った人材が入社してくるわけではありません。元Jリーガーや元ボクサーがいたり、他社ではやる気のなかった従業員でも同社に入れば、見違えるようにやる気を出して働くようになったりしたといいます。その秘訣は、社長自ら一人一人の従業員ととことん向き合う姿勢です。会社に社長室はなく、時間があれば工場に足を運び、従業員の働く様子を確認しています。組織も縦割りではなく、開発テーマ、技術ごとにメンバーを集めるプロジェクト型組織とすることでモチベーションを高めています。 「新しい発想は一人で考えても生まれません。さまざまな背景を持つ社員が互いに対話をし、声を掛け合うチームワークが大事です」。社内には終業後に酒を飲みながら談笑できるバースペースも設けられています。事業のアイデアを思い付いた社長が、すぐさま関わりのあるメンバーを集め、会議を兼ねて飲むことも多いそうです。 現場の作業ではミスを減らすことを従業員全員で徹底して考えています。上司はミスが起きても決して怒らず、なぜミスが発生したのか一会社では現場を回りながら、そして会社が終わった後は飲みながら。ヤマシタワークスの山下健治社長は、一人一人の従業員が何を考え、何をしたいのか観察とコミュニケーションを常に欠かすことがありません。気持ちよくやりがいを持って働けるように考えられた会社は常に活気に満ちており、毎年のように過去最高の業績を更新し続けています。社内での「飲みニケーション」。悩みの解消や意思疎通に生かしています。24