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概要

WLBWorkGuide2014

平成26年度表彰企業「私のいる組立部門でも、誰か1人が残って仕事をするというようなことはありません。3、4人ですれば早く終えられるので『皆でやって早く帰ろう』という雰囲気が浸透しています。残業が続くと結局疲れが残るし、安全にも影響します。社員は皆早く帰りたいというのが本音」と一宮さん。 有給休暇は1年の間に計画的に取るよう徹底されており、それぞれの取得状況についても労使協議会で毎月のように報告され、部門長から早めの取得を促されます。ほとんどの社員が8割方消化できており、その年に取得し切れなかった分については、最大で35日までためられるようになっており、介護、病気などの用途に使うことができます。「組合がためられる日数を増やしてほしいと要望を出したところ、会社側から用途を増やしていくとの提示がありました。ボランティアなどにも使うことができればと期待しています」と話します。効率化のため工程を標準化 より効率的に働けるようにするための仕組みも整っています。製造には「マツダスタンダード」と呼ばれる規格があり、鋳造部門はどのようなことをするのか、汎用旋盤でどのように機械加工をするのかといった標準化された工程が写真付きで誰もが理解しやすいように工夫されています。 また、同じ会社にいても他の部門がどのような仕事をしているのかはなかなか分からないもの。そのため年3回以上開かれているのが各部門間で情報を共有するための勉強会で、これにより、繁忙時には協力し合って互いの仕事をサポートする体制ができています。「部署を超えて仕事の内容を把握できていれば、いざというときにサポートでき多能工化にもつながります。また、開発部門が今どんなことをしているのかを知るための実験結果報告会も行っています。どうして今、開発部門が残業しているのかといったことの理解を促し、不公平感の解消になります」と、東田さんは取り組みの効果を語ります。多能工化のための勉強会や技術の共有化を推進しています。毎月開かれる労使協議会。決算情報は組合側に全て開示されます。開発部門の成果を知る実験結果報告会も行われます。●事業内容製造業●設立1916年●代表者松田 一登●従業員数52人●所在地宝塚市野上2-6-14http://www.mazdapump.co.jp/PROFILE株式会社松田ポンプ製作所19