• 文字
  • 中
  • 大

2013年メールマガジン

2013年バックナンバー

2013年12月号 第43号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2013年12月19日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

 ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20131219

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

 第43号
 発行日:2013年12月19日木曜日(月刊)
 発行 :公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集
 2.セミナー、新イベントなど各種ご案内
 3.動画配信及びFacebookのご案内
 4.今月のホットトピック 「メンター制度」
 5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
 6.事例紹介:番外編
  「平成25年度 最先端企業見学ツアーレポート!! 於島根県」
 7.真理子のひとりごと
 8.助成金のご案内
9.関係機関からのお知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 “仕事と生活の調和”実現推進を宣言し、よりよい会社・職場づくりを
  めざしませんか?

 兵庫県では勤労者が仕事と生活の充実を感じ、意欲と能力を十分に発揮
 できるような仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス=WLB)が
 実現できる社会の構築をめざし、今年度から新たに“ひょうご仕事と生
 活の調和推進企業宣言制度”を開始いたしました!!

 この制度は、組織内のWLB実現推進に向け取り組むことを宣言する企業・
 団体を“取組宣言企業”として登録し、ホームページなどで公表いたし
 ます。

 ご登録後は、多彩な専門家で構成する相談員の派遣や、従業員を対象と
 した研修等の開催、職場環境整備に関する助成金の活用や、自組織の
 WLB進捗状況が確認できるWebサイトの利用など、重点的な支援を受ける
 ことができます。

 また、センターの評価指標に基づき、一定の成果や取組実績が認められ
 ると“企業認定”や“企業表彰”の対象となります。

★12月13日金曜日時点:323企業、711事業所の皆様に宣言をいただてい
 ます。

 
 宣言登録までの手順
 1.宣言書の提出:“宣言書”に必要事項を記入・捺印の上、センターに
         提出
 2.登録証の発行:提出内容を確認後、登録証をセンターより発行

 
 ■宣言書や詳細に関しましてはセンターのHPをご覧ください。
 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modpage01_2785/

 ■現在、宣言企業として登録されている企業はこちらからご覧いただけ
  ます。
 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modtreepage01_2943/

 WLBの推進に取り組まれたい企業・団体の皆さま、ふるってご連絡くだ
 さい!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.セミナー、新イベントなど各種ご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■募集中

 1)ワーク・ライフ・バランス広域セミナーin相生
  『介護で中堅社員が退職!』『どうすれば!?』
  突然やってくる介護に備えるセミナー
   ~今いる人財を活かしていくために~

 『会社を休みたいけど休めない』…遠距離介護での介護疲れや、『父が
 倒れて…退職させてください』…部下からの突然の辞表といった事例が
 あるように、介護は誰にでも突然やってくる、他人事ではない現代の課
 題です。

 今回は西播磨地域に焦点を当て、当センター外部相談員で社会保険労務
 士の講師に、WLB実現推進と介護との関係性や制度面、事例を織り交ぜ
 お話しいただきます。

 また、セミナー終了後に働き方に関する個別相談会(希望者のみ)も実
 施予定です。

 【日 時】 平成26年1月23日木曜日 14時~16時
       (個別相談会は15時半~16時の予定)
 【会 場】 相生商工会議所3階研修室
 【定 員】 30名 先着順
 【参加費】 無料
 【対 象】 企業経営者、人事労務担当(役員、社員)など
 【講 師】 特定社会保険労務士 田村 栄子 氏
       (ひょうご仕事と生活センター 外部相談員)
       
 お申し込みお待ちしております。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.動画配信及びFacebookのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■WLB先進事例動画の配信スタート!
 
 当センターでは、ワーク・ライフ・バランスの推進に取り組む県内企業・
 団体の先進的な事例を映像化し、12月よりセンターホームページからの
 配信を開始しました。
 
 今後も定期的に動画配信を行っていく予定ですので、ワーク・ライフ・
 バランス推進のための参考としてぜひご覧ください。

 https://www.hyogo-wlb.jp/modpage01_3045/

【配信中の動画】
 
 WLB解説動画
  「”WLB”を使ってあなたの会社をパワーアップ」
 
WLB事例動画
 ・「長期育児休業制度でママ大活躍」   株式会社神戸デジタル・ラボ 編
 ・「従業員が作るやる気の出る職場とは」 株式会社オーシスマップ 編

——————————————————————
 
 ■Facebookのご案内

 当センターのFacebookでは、センターが主催するイベント情報をはじめ、
 多様な働き方に関する情報や先進事例紹介など、ホームページやブログ
 と同様に様々な情報を公開・発信しております。
 
 自組織のワーク・ライフ・バランス実現推進活動の際に、参考にしてい
 ただければ幸いです。

 アカウントをお持ちでない方でも下記URLからご覧いただけます。
 

 Facebookページ名:ひょうご仕事と生活センター
 https://www.facebook.com/WLB.Hyogo

 皆様、是非、ご覧ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●4.今月のホットトピック 「メンター制度」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ※今まで“はじめに”ということで掲載していました北尾主任相談員の
  コラムを、今月のホットトピックとして掲載するようにいたしました。

 
 日本でも様々な企業が「メンター制度」を導入し始めています。
 
 今月は、メンター制度について少し紹介しましょう。

 
 メンター(Mentor=指導者)制度とは、メンティー(メンタリングを受
 ける方)本人と利害の衝突がない、即ち直属の上下関係にない、上位の
 マネージャーや先輩が、その個人の相談役になる制度のこと。

 外資系企業では随分前から、多くの社員がメンターを持ったり、メンター
 になったりしています。

 企業によっては、新入社員だけを対象に、一定期間だけ、業務上の相談
 相手としてチューター(Tutor=家庭教師)という呼称の先輩をつけて
 おられるところもあります。

 チューターの場合は業務について相談できる人であることが大前提なの
 で、通常、同じ部署内の先輩が任命される点がメンターと異なります。

 何か新しいことを導入する際は同じことが言えますが、メンター制度の
 導入でも、きっかけと導入後の定期的なフォローが必要です。

 
 以前、某企業で女性社員の育成を目的にメンター制度を導入されたので
 すが、時期尚早であったのか、うまく根付かなかったと伺いました。

 同企業ではその後、女性リーダー育成プログラムを導入されるに伴い、
 同プログラム受講生だけを対象に、再度、メンター制度の導入を開始し、
 その時は見事に根付いたようです。

 現時点ではまだ女性だけが対象ということに変わりありませんが、以来、
 同企業では徐々に対象者の枠を広げて実践されています。

 メンター制度は、導入してからのフォローも重要です。

 
 上記企業では、導入以来、半年に一度、メンターとメンティー全員を対
 象にアンケートを実施し、その結果を踏まえて、可能な限り全国から当
 事者を集め、レビュー(振り返り)ミーティングを開催されています。

 最初と最後の部分以外は、メンターとメンティーのグループが各々別室
 に分かれて、テーマに沿ってディスカッションをし、その結果を全員の
 前で共有します。

 参加者によると、メンタリングを受ける前と後では、メンティー個人の
 意識面や成長という意味で明らかに違いが見られることが多いようです。

 この制度の良い点は、メンタリングを通して、メンタリングを受けるメ
 ンティーだけでなく、メンター側も多くのことに気付き、学び、成長で
 きる点です。

 『日頃、周りにいる人たちからは出そうもない質問をされ、最初はいさ
 さか戸惑ったが、すごく新鮮で刺激となり、その答えを見つけるための
 プロセスが、自分にとっても良い勉強になった』とは、メンターになら
 れた某役員の声です。

 メンター制度が、メンタリングを与える側、受ける側の双方にとって、
 いかに”Win-Win”(ウィンウィン=両者に有利)効果があるものかが
 わかります。

 メンター制度でよく話題に上がることは、メンターが、どれだけメン
 ティーの役に立てているのか、相談されたことに対して適切に回答でき
 ているのかなど、大なり小なり不安を感じるというものです。

 上司同様、メンターは万能ではありません。

 必ずしも常に自分が即答する必要はなく、他に相談できる人を紹介して
 も構いません。

 
 上記企業では回を重ねる内に、メンターの方々が独自で工夫をされ、他
 のメンター、メンティーペアと4人で懇談したり、メンターがネットワー
 クを駆使し、メンティーの相談に自分より的確に答えられる人を招いて
 3人で会うなど、変則的なケースもあるようです。

 社内の制度だからと言って難しい話題ばかりを話す必要はありません。

 『最近、どう?』から始め、メンティーの近況報告をじっくり聴いてあ
 げることもメンターの大事な務めです。

 もう一つ大切なことは、メンターとメンティーのペアがうまく作用して
 いない場合は、早い内に発展的解消を遂げることも必要です。

 メンタリング導入企業では、メンティーが名指しでメンターになってほ
 しいと言わない場合、人事担当者が、予めどのような経歴を持つ人がよ
 いかを聞き、マッチングしています。

 メンタリング開始後、どうもしっくり来ないと気づいた場合は、早めに
 担当者に相談することが、メンター、メンティー双方の時間を無駄にし
 ないためにも重要です。

 こうしたルールの周知も含め、十分なトレーニングをすることが、効果
 的なメンター制度の実施につながります。

 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 1) 従業員意識調査の実施
   仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査・研究チームが調査いたします!!

 「あなたの会社は仕事と生活のバランスが取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。

 既にご用命いただいた企業・団体からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。
 

 ■お申し込みフォーム
 URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
 講演いたします!

 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
 やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
 トを多数いただいております!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20131219

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
 の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

 播州弁で語るアツい口調が大好評!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
 に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。
 

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20131219

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.事例紹介:番外編
  平成25年度 最先端企業見学ツアーレポート!! 於島根県
  ~経営の固定観念を疑うところから始められた挑戦こそが
   従業員・地域・企業の未来を育む!~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 皆さま、こんにちは。内部相談員の川村です。

 2013年も、センターではワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、
 以下WLB)実現推進に関する様々な行事を実施いたしました。

 今回は、10月に実施した「最先端企業見学ツアー」について事例紹介番
 外編という形でご紹介します。

 このツアーは、センター設立以来、毎年、実施しているもので、WLBの
 実現推進といった面で先進的な働き方を実践されている、県外の企業や
 団体を訪問し、多様な働き方に関する事例から学ぶ1泊2日の見学ツアー
 です。

 ■1日目

 8時過ぎに神戸を出発。米子道蒜山SAで昼食を取り、バスに揺られること
 約4時間半。
 
 初日の訪問先である、仁多郡奥出雲町にある、有限会社エヌ・イー・ワー
 クスに到着(会場は、同社近くの町営施設を借りました)。

 まず、三澤代表取締役社長と八澤課長にご講演いただきました。

 電子部品組立製造及び検査の他、菓子製造販売や食用花の栽培出荷をさ
 れている同社は、女性や高齢者など多様な人材を活用した取り組みが認
 められ、平成24年に、経済産業省が選定するダイバーシティ100選に選ば
 れました。

 
 そもそも、電子部品と食品の製造は、一見かけはなれた分野のように思
 いますが、両者とも繊細な加工を行うという共通点から、今まで電子部
 品製造で培ってこられた技術やノウハウ、手先の器用さを食品製造にも
 活かすことができ、午前は電子部品、午後は菓子を製造するというよう
 に、多能工化を見事に実現されています。

 2002年に同社を起業された三澤社長は、地元の社会福祉協議会で勤務さ
 れた経験から、地元で雇用を創出することが最大の福祉という考え方を
 もっておられます。

 そこで、2011年から本格化した食用花の製造・販売という“お花ビジネ
 ス”では、ビジネスを社内だけで完結させず、地域を巻き込むというモ
 デルに取り組み、女性や高齢者が協働できる多様な働き方を実践されて
 います。

 自社のクリーンルームで開花前まで育てた後、地域住民が自宅で栽培で
 きるキットや自社製造の押し花器を貸し出し、地域住民の方々が自宅で
 押し花を製造できる仕組みを構築され、働きたい時に働ける、在宅ワー
 クが可能になりました。

 女性従業員が半数以上を占めているため、彼女たちの働きやすい職場環
 境作りを大切にされています。

 「休みたいという申し出を受け入れ合えるような、お互い様意識は重要
 だと思っています」と職場風土についても話されました。

 「仕事を創るのが仕事」と、前例があったらやらない、誰もやったこと
 がないような新しい取り組みに挑戦する熱い想いが、自組織や地域の活
 性化に繋がっているようです。

 訪問終了後、大雨にもめげず大遷宮で賑わう夕暮れの出雲大社に立ち寄
 り、松江市に移動。

 宿泊先のホテルでは、参加者全員による懇親会でお互いの親睦を深めま
 した。

 ■2日目

 松江市にある株式会社ワコムアイティを訪問。
 
 今岡代表取締役によるご講演の後、社員の方お二人に事例をご紹介いた
 だきました。

 同社は、コンピューターシステムの構築やソフトウェア開発、デジタル
 コンテンツの制作をされています。

 今岡代表取締役は、家庭の事情から地元の島根県に戻り、前社長ととも
 に同社を立ち上げられました。

 その頃から子どもの学校のPTA役員といった地域活動に参加されるように
 なり、そこで、名刺交換の慣習の無い会社外の方々との関わりにプラス
 面を感じられたそうです。

 地域との接点の大切さを社員にも知ってもらいたいという想いや、地域
 の方々に自社を知ってもらうきっかけ作るべく、仕事以外に地域貢献活
 動を行う「もう一役運動」を開始されました。

 自治会やPTAの役員、消防団員といった、地域貢献活動を行っている社員
 を「もう一役運動社員」と称し、活動手当(1,000円/月)の支給や、
 休みやすい職場の風土をつくることで、会社がバックアップしています。

 もう一役運動中の社員の方お二人(男女お一人ずつ)は、ご自身の活動
 について、“他の役割を持つことによって、社外での繋がりができ、人
 脈が広がった”、“異業種の方々との交流によってコミュニケーション
 能力が向上し、それが業務に反映されている”とおっしゃっていました。

 特に、社外活動の予定をにらみながら業務を進めるようになったため、
 以前よりタイムマネジメント能力の向上を実感されているとのお話しで
 した。

 他の役割をもつことで得られた経験が仕事に活かされ、還元されるとい
 う良い循環は、個人の成長にも繋がっており、同社流のWLB実現推進方法
 の1つだと感じました。

 両社ともに自組織の活性化のみならず、地域との繋がりを大切にされて
 いる地域愛を感じることができる見学訪問でした。

 台風の影響で高速道路が通行止めになるというハプニングがあり、スケ
 ジュールに変動がありましたが、スタッフにとっても学びの多いツアー
 でした。

 ご協力いただきました2社様、また、ご参加いただきました皆様、どうも
 ありがとうございました。

 川村 愛子

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●7.真理子のひとりごと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 『女性の活躍を成長戦略に』の首相発言以来、企業が○○年には女性管
 理職比率を現状○%から○○%に上げるといった新聞記事をよく見ます。

 働く女性にとっては、追い風で良い傾向と思う反面、すべてがそうとは
 思いませんが、どこか数値目標だけが先行しているのではないかと気に
 なります。

 企業における女性の活躍推進は人材戦略ですからビジネスと同じく、数
 値目標の設定は必要です。

 でも、女性の活躍を促進する為には、まず男性の働き方を変える必要が
 あります。

 男性が長時間労働を続ける限り、本当の意味での女性活躍は有り得ませ
 ん。

 男性が、長時間労働を続けた結果、そのしわ寄せが女性にまわって来る
 ということも有り得ます。

 共働き家庭では、家事、育児、介護などの家庭生活の担い手が、妻、母、
 娘といった女性であることもよく見受けられます。

 最近、ある男性から、お母様が83歳の今もなお家業の運送業を切り盛り
 されているとのお話を伺いました。

 男性社員を前に叱咤激励し、バリバリ働かれているお母様をそばで見な
 がら成長されたその方いわく、幼い頃から女性も外で働くことが当然の
 ことと思われていたそうです。

 「女性の力はスゴイ」と、心底おっしゃっていました。

 忙しいお母様に代わり、兄弟が交代で食事の支度や家事もこなされてい
 たそうです。

 人が変わるためには『感じる』というプロセスが必要不可欠です。

 男性上司が本気で女性部下を育成しようと思うには、彼らに、『女性の
 力はスゴイ』と感じて欲しいと思います。

 
 人は、経験により成長するもの。

 まだ彼女には荷が重いかもと迷う仕事でも思い切って任せて、必要な時
 にサポートしながら女性を育てていただきたいのです。

 男性の部下には迷わずチャレンジングな仕事を与える男性上司は多いで
 しょうが、部下の性別を問わず同様に接することこそ、女性の活躍促進
 につながると思います。

 もちろん個人差を配慮することは大切なので、男女を問わず、相手のニ
 ーズを聴きだすコミュニケーションスキルも駆使していただきたいなと
 思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●8.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、
 各種助成金を用意しています。
 皆様のご利用をお待ちしております。

 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的として支給します。

  支給対象:
  従業員の育児又は介護休業に対し、代替要員を新たに雇用した事業主
  
  ※ただし、企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下
  (会社法で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)の県内事
   業所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合
  (派遣労働者を受け入れた場合も含む)に限る。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

 
 ■仕事と生活の調和推進環境整備支援助成金(新規)
  ☆「ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言」宣言企業対象
   女性や高齢者などさまざまな人材の就労や、育児・介護等と仕事の
   両立を支援するために職場環境整備を行った事業者に支給します。

 
 [例えば]
 
 ●女性や高齢者の労働者のための専用施設整備や安全対策等を実施
 ●在宅勤務などに対応するためのシステム構築及び機器等の整備
 ●子育て期の従業員のための託児スペース、授乳室、搾乳室等の整備
 ●育児休業や介護休業取得者の復帰支援のためのシステム構築及び機器等
 ●ワーク・ライフ・バランスの推進を目的とした社内イントラの整備
 ●ワーク・ライフ・バランスの推進を目的としたタイムマネジメント
   システムの構築  など

  支給対象:
   従業員が300人以下で、「ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言」
   を行った事業者

  支給額:
  対象経費の1/2以内(上限100万円)

  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター 午前9時~午後5時)

─<編集後記>───────────────────────────
 
 皆さま、第43号はいかがでしたか?

 街中ではイルミネーションが点灯され、お店ではきらびやかな小物が並び、
 クリスマスモードで盛り上がっていますが、鏡餅やしめ縄といったお正月
 アイテムも同時に並んでいるのを見ると、いよいよ年の瀬だなぁ、と改め
 て感じる今日この頃です。

 先日、センター事務所がある兵庫県中央労働センターでは、年末の大掃除
 に先立ち、床のワックスがけが行われました。

 床の上に荷物を置いてある場所にはかけてもらえないとのことだったので、
 17時以降、その場にいるスタッフ全員で椅子や段ボール箱などの移動を行
 いました。

 どこに荷物が置いてあろうと、狭かろうと、日頃、見慣れているセンター
 の風景なので、今までは、特に何も気にならなかったのですが、ほんの少
 し置いてある物を移動させたり、整理をしたりするだけで、広々として、
 全体の見通しが良くなり、とてもスッキリしました!!

 無事にワックスはかけられ、掃除もしていただいていたので、月曜の朝は
 いつもより輝いて見える床が目に眩しく、室内の空気も新鮮に感じました。

 働き方だけではなく、このようにささやかな職場環境改善を行うだけでも、
 働くモチベーションが上がる気がします。

 室内にはまだ、片付けられていないゾーンがあるので、年末の大掃除の際
 はそこを片付け、日頃から整理整頓を心がけたいと思います。

 
 最後にこの場をお借りして、今年一年間のセンターへのご愛顧に感謝し、
 スタッフ一同、心からお礼申し上げます。
 本当にどうもありがとうございました。
 来年も引き続き、よろしくお願いいたします。
 皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

 
 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20131219
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20131219
 フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo
 
 Copyright (C) 2013 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2013年11月号 第42号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2013年11月21日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

 ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20131121

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

 第42号
 発行日:2013年11月21日木曜日(月刊)
 発行 :公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集
 2.セミナー、新イベントなど各種ご案内
 3.Facebookのご案内
 4.今月のホットトピック 「今年度のキーパーソン養成講座を終えて」
 5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
 6.事例紹介 「コミュニケーションは曲者」
 7.真理子のひとりごと
 8.助成金のご案内
9.関係機関からのお知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 “仕事と生活の調和”実現推進を宣言し、よりよい会社・職場づくりを
  めざしませんか?

 兵庫県では勤労者が仕事と生活の充実を感じ、意欲と能力を十分に発揮
 できるような仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス=WLB)が
 実現できる社会の構築をめざし、今年度から新たに“ひょうご仕事と生
 活の調和推進企業宣言制度”を開始いたしました!!

 この制度は、組織内のWLB実現推進に向け取り組むことを宣言する企業・
 団体を“取組宣言企業”として登録し、ホームページなどで公表いたし
 ます。

 ご登録後は、多彩な専門家で構成する相談員の派遣や、従業員を対象と
 した研修等の開催、職場環境整備に関する助成金の活用や、自組織の
 WLB進捗状況が確認できるwebサイトの利用など、重点的な支援を受ける
 ことができます。

 また、センターの評価指標に基づき、一定の成果や取組実績が認められ
 ると“企業認定”や“企業表彰”の対象となります。

★11月15日金曜日時点:295企業、517事業所の皆様に宣言をいただてい
 ます。

 
 宣言登録までの手順
 1.宣言書の提出:“宣言書”に必要事項を記入・捺印の上、センターに
         提出
 2.登録証の発行:提出内容を確認後、登録証をセンターより発行

 
 ■宣言書や詳細に関しましてはセンターのHPをご覧ください。
 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modpage01_2785/

 ■現在、宣言企業として登録されている企業はこちらからご覧いただけ
  ます。
 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modtreepage01_2943/

 WLBの推進に取り組まれたい企業・団体の皆さま、ふるってご連絡くだ
 さい!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.セミナー、新イベントなど各種ご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■募集中

 1) 子育て応援「企業人」セミナーin姫路2013 開催
  ~経営戦略としてのワーク・ライフ・バランスセミナー~

 多様な事情をもつ、多様な従業員がイキイキと働ける組織をつくる為の
 秘訣に焦点を当て、基調講演及び、パネリストからのインタビューを通
 し、臨場感あふれる事例をご紹介いたします!!

 【日  時】 平成25年11月25日金曜日 14時~16時
 【会   場】 兵庫県立姫路労働会館3階 多目的ホール
 【定   員】 100名 先着順
 【参 加 費】 無料
【 基調講演 】 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員 
         北尾 真理子 氏
 【パネリスト】 株式会社エス・アイ 代表取締役 
          今本 茂男 氏
         有限会社システムプラネット 代表取締役 
          森崎 美紀子 氏

 まだお席がございますので、是非ご参加ください!!

——————————————————————

 2)ワーク・ライフ・バランス広域セミナーin相生
  『介護で中堅社員が退職!』『どうすれば!?』
  突然やってくる介護に備えるセミナー
   ~今いる人財を活かしていくために~

 『会社を休みたいけど休めない』…遠距離介護での介護疲れや、『父が
 倒れて…退職させてください』…部下からの突然の辞表といった事例が
 あるように、介護は誰にでも突然やってくる、他人事ではない現代の課
 題です。

 今回は西播磨地域に焦点を当て、当センター外部相談員で社会保険労務
 士の講師に、WLB実現推進と介護との関係性や制度面、事例を織り交ぜ
 お話しいただきます。

 また、セミナー終了後に働き方に関する個別相談会(希望者のみ)も実
 施予定です。
 

 【日 時】 平成26年1月23日木曜日 14時~16時
       (個別相談会は15時半~16時の予定)
 【会 場】 相生商工会議所3階研修室
 【定 員】 30名 先着順
 【参加費】 無料
 【対 象】 企業経営者、人事労務担当(役員、社員)など
 【講 師】 特定社会保険労務士 田村 栄子 氏
       (ひょうご仕事と生活センター 外部相談員)
       
 お申し込みお待ちしております。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.Facebookのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 当センターのFacebookでは、センターが主催するイベント情報をはじめ、
 多様な働き方に関する情報や先進事例紹介など、ホームページやブログ
 と同様に様々な情報を公開・発信しております。
 
 自組織のワーク・ライフ・バランス実現推進活動の際に、参考にしてい
 ただければ幸いです。

 アカウントをお持ちでない方でも下記URLからご覧いただけます。
 
 Facebookページ名:ひょうご仕事と生活センター
 https://www.facebook.com/WLB.Hyogo

 皆様、是非、ご覧ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●4.今月のホットトピック 「今年度のキーパーソン養成講座を終えて」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ※今まで“はじめに”ということで掲載していました北尾主任相談員の
  コラムを、今月のホットトピックとして掲載するようにいたしました。

 11月8日(金)は、今年度のワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調
 和、以下WLB)推進のための「キーパーソン養成講座」の最終回でした。

 昨年は7月から11月まで5ケ月間にわたる全5回の連続講座を行いましたが、
 今年は1回減らし8月から11月までの4ケ月間で全4回の連続講座にしまし
 た。

 更に大幅な変更点は、講座の進め方です。

 今回は講義形式ではなく、毎回いくつかのテーマに関するグループディ
 スカッションを中心にワークショップ形式で実施しました。

 
 前職時代、トレーニングを担当していた際、“大人”の学習方法で効果
 的なものは、一方通行の講義だけの研修よりもグループディスカッショ
 ンをふんだんに取り入れたワークショップ形式によるものと学びました。

 事実、その効果は、社内の各種研修講師として何度も痛感しました。

 こうして体得したことも踏まえ、本講座にもその手法を取り入れること
 にしました。

 初回の参加者アンケートを拝見すると、講義形式でない研修スタイルに
 いささか戸惑われた方もおられたようですが、いい意味で期待が裏切ら
 れた、次回以降が楽しみだとのご意見もあり、全講座をグループワーク
 中心で進めました。

 講座では、テーマに沿って話し合いをしていただき、その後、各グルー
 プで出された意見を全体共有のために発表。

 それに対して、他のグループメンバーからの質問やコメントに加え、講
 師からもコメントをしました。

 そうして迎えた最終回では、皆さま、それぞれ、自組織で今後展開しよ
 うとされている素晴らしいアクションプランを発表されました。

 
 まずは、組織としてなりたい姿、めざすべき姿、即ちビジョンを明確に
 確立し、そうなるためには、今後、組織として何をすればよいかという
 ベストなプランを立てられていました。

 かねてからWLBの実現推進活動は、その活動自体がゴールではなく、そ
 の組織が『めざしたい姿』、あるいはそこで働く個人が『なりたい姿』
 (即ちビジョン)に到達するための手段だとお話しています。

 自分が、あるいは自組織が、一体何のためにWLBの実現推進をめざすの
 かが明確でないままに活動を進めようとしていては、どれだけ素晴らし
 いアクションプランが立案されていたとしても、うまく進むはずがあり
 ません。

 その活動は持続性のないものとなってしまいます。今回の発表では、ほ
 とんどの方が自組織のビジョンをかかげ、それに対して現状を把握し、
 分析し、その間にあるギャップを埋めるためのプランを考えておられま
 した。

 そして、実際に、自組織で近々、プランを発表する予定になっていると
 言われていた方もいらっしゃいました。

 感動的な個人の体験をエピソードとして紹介してくださった方のお話に
 は説得力がありました。

 これも、いつもWLBの講演でご紹介していることですが、人が、出来ない
 (と思っている)ことを出来ると思えるように変わるためには、“感じ
 る”というプロセスが必要だと思っています。

 まさに、その方もご自身が感じられたことを思い出し、それをきっかけ
 に自ら変わろうとされている、そのご様子がひしひしと伝わってきまし
 た。

 WLBの実現推進活動そのものはゴールではなく手段であること、そして、
 出来ないから出来るに変わるためには感じることが大事、そのようなこ
 とを今回の3回のワークショップに参加された方々はしっかりと体得して
 いただけたのではないかと思える、最終回の発表内容でした。

 毎回、グループメンバーも変え、各企業や団体の事例を余すことなく共
 有していただけたことも奏功したのではないかと思っています。

 皆様、他の企業や団体が導入されている様々な施策を自組織にも取り入
 れることが出来ないかという観点で考えていただいていたようです。

 講義はほとんどせずにグループディスカッションを中心に進めるという、
 参加者の方々にとってはある意味、意表をついた講座でしたが、その成
 果はかなり大きなものとなったように感じています。

 来年2月のフォローアップ研修で、その後の進捗状況を聞かせていただけ
 ることを楽しみにしています。

 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 1) 従業員意識調査の実施
   仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査・研究チームが調査いたします!!

 「あなたの会社は仕事と生活のバランスが取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。

 既にご用命いただいた企業・団体からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。
 

 ■お申し込みフォーム
 URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
 講演いたします!

 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
 やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
 トを多数いただいております!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20131121

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
 の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

 播州弁で語るアツい口調が大好評!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
 に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。
 

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20131121

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.事例紹介 「コミュニケーションは曲者」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 みなさん、こんにちは。相談員の村上です。

 センター設立当初と比較し、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の
 調和、以下WLB)の言葉の認識は相当進んできたと感じる一方で、真の
 WLBの意味についてはまだまだ誤解されている方がたくさんおられるの
 も現状です。

 そういった方々に、WLBの本来の意味を理解していただき、実現に向けて
 行動に移していただけるためには、意識を変えていただくことが先決と
 考えています。

 そして、相手先の意識を変えていただくために何が求められるかと自問
 自答した結果、自身の行動目標を「説得力の向上」と決め、双方向のコ
 ミュニケーションがうまくいくよう、日々試行錯誤を繰り返しています。

 ただ、意識を変えるということは、特に年配者の場合、過去の経験を否
 定するようにも思えますから、なかなか一筋縄ではいきません。

 そこで意識を変えていただくため、相手先には日本における少子高齢化
 の本当の意味をお伝えしています。

 過去に日本がなしえた高度成長の大きな要素のひとつが、人口の増加に
 あったと言われています。

 国勢調査によれば、日本の総人口は2010年に1億2806万人と過去最高に
 なりました。

 しかし、国立社会保障・人口問題研究所によると、2030年には1億1162万人、
 2050年頃に1億人を切り、約50年後の2060年の日本の総人口は約8800万人
 と予測しています。

 同じように国勢調査の結果と国立社会保障・人口問題研究所の予測によ
 る労働力人口の推移を見ると、1995年の8716万人をピークに2010年には
 8103万人と減少が始まっており、2050年頃に5000万人を下回り、2060年
 にはピーク時のおよそ半分である約4500万人になるとされています。

 このような統計資料を示すと、私と相手先との間で日本の人口の割合が
 将来どう変わっていくか一目瞭然で共有できます。

 すなわち、人口が減るだけではなく労働者でもある購買者も同時に減る
 わけですから、経済にも悪影響が生じ、会社はどうなるかと不安を示さ
 れます。

 こうして、「変わらなければならない」と思われた方に対し、「意識だ
 けではなく、働き方も変える必要がある」と、WLBの本来の意味を説明
 すれば、その受け取られ方が全く変わってきます。

 この時点で初めて、相談員である私と相手先とのコミュニケーションが
 始まるのではないかと思います。

 阪急阪神ホテルズ社の運営ホテルやその他においても、食品誤表示問題
 が大きな問題になっている中、営業(メニュー作成)と商品担当(調達
 や現場)との間にコミュニケーションの問題があったと報じられていま
 す。

 経営トップからは営業と商品担当に対して個別に厳しい指示が出されま
 すが、指示を受けた担当部署ではそれぞれのミッションが異なるため、
 当然重視する情報も違います。

 単に情報伝達といっても、受け取る側の部署ごとに関心のある情報が異
 なる可能性を理解していなければ、このようなミスは何度でも起こりえ
 ます。

 記者会見で、「組織のコミュニケーションに根詰まりがあった」と謝っ
 ておられましたが、まさにコミュニケーションは曲者で、難しいもので
 す。

 先日、某TV番組で、複数の著名企業で製品のデザインを手がけたことで
 有名なアートディレクター佐藤可士和氏の仕事アプローチ法を紹介して
 いました。

 佐藤氏は「伝わっていないのは存在しないのと同じ。伝わっていないこ
 とを前提として仕事をする」と話されていました。

 その上で佐藤氏は、1.人の話をちゃんと聞く、2.話の本意を読み取る、
 3.自分の考えを正確にまとめる、4.相手にわかりやすく伝える、という
 ことに気を付け、コミュニケーションを取られているそうです。

 佐藤氏が挙げた4つのポイントは日常生活において当たり前のことで、
 単純、簡単なことだから出来ていると思いがちですが、実はそう簡単に
 は出来ないもの。
 
 人の話を最後まで聴かずに、自分の話をかぶせたり、中途半端な情報の
 まま伝えたりすることで、本質からどんどんズレていくものです。

 佐藤氏は「当たり前というのがあるべき姿で、これは理想なんだ、当た
 り前のことができるということはレベルが高いことと、そのことを常に
 意識しながら仕事を進めている」とも言われていました。

 年齢、経験、生まれ育った家庭環境、受けた教育等、異なる背景をもつ
 相手から、真に伝えたいと思われていることを聴き出し、その本意を読
 み取り、自分の頭で整理し、解釈した結果を分かりやすく伝えることこ
 そ、まさにコミュニケーションの基本です。

 こうしたことが、当たり前に実践出来るようになった時、兵庫県はWLB
 が実現できて働きやすい、本当の意味での“ええ会社”だらけになって
 いるのではないでしょうか。

 村上 利通

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●7.真理子のひとりごと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 中には例外もあるかもしれませんが、社員が仕事にやりがいを感じられ
 るかどうか、また、仕事を通して成長できるかどうかは、与えられる仕
 事の内容やその仕事の与えられ方が多分に影響すると思います。

 仕事の与えられ方ということは、つまり、上司の采配ということです。

 前職時代を振り返ると、秘書職から総合職に転換後しばらくは自信がも
 てなかったり、周りに対して遠慮もあったりと、なかなか最大限の力を
 発揮できずにいました。

 内心、『もっと仕事がしたいのに』、『もっと出来るのに』という苛立
 ちも、正直、若干ありました。

 でも、当時の私は、そんなことは決して上司には言えませんでした。

 もともと自信が無い訳ですから『そんなことを言って自分が出来ないよ
 うな仕事を任されたらどうしよう』、『まだ無理だと言われたらどうし
 よう』といった不安もあり、言いたいことを言えぬまま、悶々としてい
 ました。

 その内、上司が変わり、まだ管理職でもない私にいきなり大きなプロジ
 ェクトが任されました。

 遂行するには、あらゆる部署の、それも、役員クラスのマネージャーた
 ちの協力を得る必要もあり、果たして無事にやり遂げられるかどうか人
 知れず不安を抱えていました。

 結局、周りの人たちの協力も得ながら、無事にやり遂げられ、結果も好
 評でした。

 その時の達成感、爽快感は今でも覚えています。

 その経験を経て、前よりも成長した自分に気付きました。

 仕事と育児の両立に不安を抱き、退職する女性はまだいます。
 でも、両立が不安というのは、もしかしたら表向きの理由なのかも…。

 もちろん仕事と育児の両立は大変だと思いますが、仕事にやりがいを感
 じていたら退職者は減るかもしれませんね。

 やりがいのある仕事とは、決して大きなプロジェクトだけではありませ
 ん。

 与える仕事の規模にかかわらず、やりがいを感じられるような与え方を
 することも上司としての采配なのではないでしょうか。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●8.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、
 各種助成金を用意しています。
 皆様のご利用をお待ちしております。

 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的として支給します。

  支給対象:
  従業員の育児又は介護休業に対し、代替要員を新たに雇用した事業主
  
  ※ただし、企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下
  (会社法で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)の県内事
   業所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合
  (派遣労働者を受け入れた場合も含む)に限る。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

 
 ■仕事と生活の調和推進環境整備支援助成金(新規)
  ☆「ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言」宣言企業対象
   女性や高齢者などさまざまな人材の就労や、育児・介護等と仕事の
   両立を支援するために職場環境整備を行った事業者に支給します。

 [例えば]
 ●女性や高齢者の労働者のための専用施設整備や安全対策等を実施
 ●在宅勤務などに対応するためのシステム構築及び機器等の整備
 ●子育て期の従業員のための託児スペース、授乳室、搾乳室等の整備
 ●育児休業や介護休業取得者の復帰支援のためのシステム構築及び機器等
 ●ワーク・ライフ・バランスの推進を目的とした社内イントラの整備
 ●ワーク・ライフ・バランスの推進を目的としたタイムマネジメント
   システムの構築  など

  支給対象:
   従業員が300人以下で、「ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言」
   を行った事業者

  支給額:
  対象経費の1/2以内(上限100万円)

  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター 午前9時~午後5時)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●9.関係機関からのお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■兵庫県からのお知らせ
 1) 企業における健康づくり推進研修会【兵庫県】

 兵庫県では今年度より、「健康づくりチャレンジ企業」制度を開始し、
 働きざかり世代の健康づくりを応援しています。

 今回、従業員及び家族の健康管理・衛生管理のご担当者様を対象に、
 研修会を実施しますので、ご案内します。
 (チャレンジ企業にご登録頂いていない企業の皆様もご参加頂けます!)

 日 時:平成25年12月12日(木) 13:15~16:40
 場 所:兵庫県農業会館 11階大ホール
 
 内 容:
 講 義
 「働きざかり世代の生活習慣病対策について~今一度メタボを考える~」
 (みずほフィナンシャルグループ大阪健康開発センター 
                 関西統括産業医 廣部一彦氏)

 実践報告
 「企業における健康づくりの取組について(仮)」
 (株式会社クボタ本社阪神事務所、アサヒ飲料株式会社明石工場)
 
 「健康道場における健康づくり支援について(仮)」
 (五色県民健康村健康道場 道場長 笹田信五氏)ほか
 
 参加費:無料
 
 問い合わせ先:
 兵庫県健康福祉部健康局健康増進課健康づくり推進係
 TEL:(078)362-9109 
 アドレス:kenkouzoushinka@pref.hyogo.lg.jp
 
 詳細はこちら⇒http://web.pref.hyogo.lg.jp/kf17/kigyou_kensyu.html

─<編集後記>───────────────────────────
 
 皆様、第42号はいかがでしたか。

 毎年、9月から年末までの期間はあっという間に感じ、気が付けばもう11
 月中旬、2013年も残り1ヶ月強で終わります。
 
 急に気温が下がり始めた11月上旬、長野のとある山に行ってきました。
 
『長野ならもうぼちぼち紅葉始まっているかな~』と、少し期待してい
 た所、私が行ったエリアでは早くも紅葉が真っ盛り!赤やオレンジ色を
 した鮮やかな色のもみじや、黄金色に染まった山々、想像以上の色づき
 に驚きました。

 また、真っ白な白樺の木々の間を歩いていると、まるで北欧にいるかの
 ような気持ちになり(行ったことはありませんが)、自分のいる空間が
 余りの美しさで非現実的な世界のように思え、感動しました。

 何も特別なことをしなくても、そんなにお金をかけなくても、自然の中
 にいるだけで、普段、忘れがちな安らぎやすがすがしい気持ちを取り戻
 せるような気がします。

 神戸近郊の紅葉ピークシーズンまでは、あともう少しという感じですが、
 再び紅葉の美しさを味わえると思うとなんだかお得な気分です。

 
 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20131121
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20131121
 フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo
 
 Copyright (C) 2013 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2013年10月号 第41号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2013年10月17日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

 ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20131017

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

 第41号
 発行日:2013年10月17日木曜日(月刊)
 発行 :公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集
 2.セミナー、新イベントなど各種ご案内
 3.Facebookのご案内
 4.今月のホットトピック 「変化のきっかけ」
 5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
 6.事例紹介 
 「つなぎ合わせた時間の重さ~「育児しながら働いていますっ」」
 7.真理子のひとりごと
 8.助成金のご案内
9.関係機関からのお知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 “仕事と生活の調和”実現推進を宣言し、よりよい会社・職場づくりを
  めざしませんか?

 兵庫県では勤労者が仕事と生活の充実を感じ、意欲と能力を十分に発揮
 できるような仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス=WLB)が
 実現できる社会の構築をめざし、今年度から新たに“ひょうご仕事と
 生活の調和推進企業宣言制度”を開始いたしました!!

 この制度は、組織内のWLB実現推進に向け取り組むことを宣言する企業・
 団体を“取組宣言企業”として登録し、ホームページなどで公表いたし
 ます。

 ご登録後は、多彩な専門家で構成する相談員の派遣や、従業員を対象と
 した研修等の開催、職場環境整備に関する助成金の活用や、自組織の
 WLB進捗状況が確認できるwebサイトの利用など、重点的な支援を受ける
 ことができます。

 また、センターの評価指標に基づき、一定の成果や取組実績が認められ
 ると“企業認定”や“企業表彰”の対象となります。

★10月11日(金)時点:245企業、386事業所の皆様に宣言をいただてい
 ます。

 
 宣言登録までの手順
 1.宣言書の提出:“宣言書”に必要事項を記入・捺印の上、センターに
         提出
 2.登録証の発行:提出内容を確認後、登録証をセンターより発行

 
 ■宣言書や詳細に関しましてはセンターのHPをご覧ください。
 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modpage01_2785/

 ■現在、宣言企業として登録されている企業はこちらからご覧いただけ
  ます。
 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modtreepage01_2943/

 WLBの推進に取り組まれたい企業・団体の皆さま、
 ふるってご連絡ください!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.セミナー、イベントなど各種ご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■募集中

1)平成25年度 仕事と生活の調和フェスタ開催
~ワーク・ライフ・バランスで社員も顧客も満足!~

 昨年、たくさんの方々にご参加いただき、大盛況のうちに終了しました
 3周年記念フェスタから早くも1年が過ぎました。
 今年も引き続き、開催いたします!!

 顧客満足度を高めるには、従業員満足度の向上が必須条件です。

 今回のフェスタでは、「仕事と生活の調和」実現推進がもたらす、「会
 社」「従業員」「顧客」の「Win-Win-Win」の関係について、様々な取組
 を実践してこられたパネリスト2名に事例をご紹介いただく他、兵庫県立
 大学の開本教授をコーディネーターに迎え、パネリスト2名によるパネル
 トークを行います。

 また、「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」の表彰式や、「キー
 パーソン養成講座」の修了証書授与式、参加型イベントなど、盛りだく
 さんの内容を企画しております。

 皆さま、是非ご参加ください。

 【事例報告/パネリスト】
 ・四方 啓暉 氏(しかたよしあき)
  大手前大学総合文化学部教授/ザ・リッツカールトンホテル大阪元副総支配人
 ・出口 治明 氏(でぐちはるあき)
  ライフネット生命保険会社 代表取締役会長兼CEO

 【コーディネーター】
 ・開本 浩矢 氏(ひらきもとひろや)
  兵庫県立大学政策科学研究所 所長・教授

 【日  程】 平成25年11月19日(火) 13:00~16:30
 【会  場】 兵庫県公館 大会議室
 【参 加 費】 無料
 【定 員 数】 300名(定員になり次第受付終了とさせていただきます)
【お申し込み方法】申し込み用紙に必要事項を記入の上、
         FAXまたはEmailにお申し込みください。

 チラシ兼お申し込み用紙はこちら
 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modpage01_2984/

 【お申し込み先】
  ひょうご仕事と生活センター
  TEL:078-381-5277 / FAX:078-381-5288
  Email:info@hyogo-wlb.jp

 
 皆様のご参加をお待ちしております!!

——————————————————————
 
 ■イベント予告

 1) 子育て応援「企業人」セミナーin姫路2013 開催
  ~経営戦略としてのワーク・ライフ・バランスセミナー~

 多様な事情をもつ、多様な従業員がイキイキと働ける組織をつくる為の
 秘訣に焦点を当て、基調講演及び、パネリストからのインタビューを通
 し、臨場感あふれる事例をご紹介いたします!!

 【日 時】 平成25年11月25日(月)14:00~16:00
 【会 場】 兵庫県立姫路労働会館3階 多目的ホール
 【定 員】 100名 先着順
 【参加費】 無料

——————————————————————

 2)ワーク・ライフ・バランス広域セミナーin相生
  『介護で中堅社員が退職!』『どうすれば!?』
  突然やってくる介護に備えるセミナー ~今いる人財を活かしていくために~

 『会社を休みたいけど休めない』…遠距離介護での介護疲れや、『父が
 倒れて…退職させてください』…部下からの突然の辞表といった事例が
 あるように、介護は誰にでも突然やってくる、他人事ではない現代の課
 題です。

 今回は西播磨地域に焦点を当て、当センター外部相談員で社会保険労務
 士の講師に、WLB実現推進と介護との関係性や制度面、事例を織り交ぜ
 お話しいただきます。

 また、セミナー終了後に働き方に関する個別相談会(希望者のみ)も実
 施予定です。
 

 【日 時】 平成26年1月23日 (木)14:00~16:00
       (個別相談会は15時半~16時の予定)
 【会 場】 相生商工会議所3階研修室
 【定 員】 30名 先着順
 【参加費】 無料

 1)、2)ともに、詳細が決まり次第、メルマガやHP、ブログで随時掲載
 いたしますので、しばらくお待ちください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.Facebookのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 当センターのFacebookでは、センターが主催するイベント情報をはじめ、
 多様な働き方に関する情報や先進事例紹介など、ホームページやブログ
 と同様に様々な情報を公開・発信しております。
 
 自組織のワーク・ライフ・バランス実現推進活動の際に、参考にしてい
 ただければ幸いです。

 アカウントをお持ちでない方でも下記URLからご覧いただけます。
 
 Facebookページ名:ひょうご仕事と生活センター
 https://www.facebook.com/WLB.Hyogo

 皆様、是非、ご覧ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●4.今月のホットトピック 「変化のきっかけ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ※今まで“はじめに”ということで掲載していました北尾主任相談員の
  コラムを、今月のホットトピックとして掲載するようにいたしました。

 当センターのモットーは、“『できない』から『できる』に”です。

 時間はかかるかもしれませんが、今までは「できない」と思っていたこ
 とが、「できるかな…、できるかも…、できる!」と変化していくこと
 をめざして、相談・実践支援のお手伝いをさせていただいています。

 
 ダイバーシティ(多様性)やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の
 調和)に関する講演時は、最後に必ずアインシュタインの格言を紹介し
 ています。

 それは、『同じことを繰り返し続けながら異なる結果を求めることは狂
 気の沙汰』という言葉で、前職時代、最後の直属上司が、事ある毎にい
 つも口にしていました。

 つまり、今までと違う結果を求めるのであれば、即ち、現状を変えたい
 のであれば、今までと同じ方法を取り続けていてもダメという意味です。

 「変化を起こす」-- ひとことで言うと、「変わる」あるいは「変え
 る」ということ。

 口で言うのは簡単ですが、実際に、「変わる」ことは本当に難しいこと
 です。

 人間だけでなく、生物学的見地からもあらゆる生物が変化を受け入れる
 ことに対して戸惑う傾向はあるようです。

 その結果、地球環境の変化に対応できず、多くの生物が淘汰され、環境
 変化に適応できるように進化を遂げることができた生物だけが、今も生
 存しています。

 そう考えると、これだけのハイスピードで変化し続ける社会環境の中で
 生き残っていくためには、そこで働く個人も、その人たちが働く組織も
 変わらざるを得ません。

 とは言え、元来、変化を起こすことに対して消極的な私たちが「変わる」
 ためには、それなりのきっかけが必要です。

 変化のきっかけとなるものにはどういう機会があるでしょうか。

 
 いくつか順不同に挙げてみました。

 1.自身が、身を持って体感した時:
 時には苦痛を伴う体感もあるかもしれませんが、自らが体感し、納得感
 をもつことが、「変化を起こさなきゃ」という必要性を痛感する可能性
 が高まります。

 2.課題に直面した時:
 昔から『ピンチはチャンス』と言われるように、何か困ったことが起き、
 それを体感した時、単に「困ったことが起きてしまった」とイヤなもの
 に蓋をするように見て見ぬふりをするのではなく、課題の解決に向けて
 組織が一丸となって尽力することが、変化を起こし、より良い組織への
 改革につながります。

 3.組織の構成や体制、法律や社会情勢が変わった時:
 長かった江戸時代が終わり、明治時代が始まった時、人々は戸惑いなが
 らも刀を置き、チョンマゲをやめ、着物を脱ぎ、洋装へと変わっていき
 ました。

 組織のトップが交代したり、組織が統廃合されたり、人員の増減があっ
 たりした時、また、法律の改定や、安倍首相による女性活躍推進を国の
 成長戦略にするといった発言に代表されるような国家の方針変更も、変
 化を起こすきっかけになり得ます。

 少し前から一定規模以上の企業・団体に義務付けられた、『次世代育成
 支援対策推進法に基づく一般事業主の行動計画』の提出が変化のきっか
 けになった所も多いようです。

 4.組織のめざすものが変わった時:
 組織が経営理念として掲げているビジョン(ありたい姿)やゴールが変
 わった時は、それにあわせて、今まで続けていたことを廃止したり、新
 たな取組を開始したりするなど、変化を起こす必要が生じ得ます。

 その際は、そこで働くすべての人たちが、組織がめざすことを共通認識
 として理解できていることが必要不可欠です。

 5.競合者に動きがあった時:
 競合相手とみなされる同業他社の状況は経営陣にとっては気になるもの
 です。

 競合企業や団体の情報を収集し、自組織に合う形に適宜アレンジをして
 取り入れることが得策です。

 このほかにも、変化を起こすきっかけとなり得るチャンスはまだたくさ
 んあると思います。

 目の前にチャンスがあるのに、それをみすみす見逃してしまうか、その
 チャンスを好機ととらえて取組を開始されるかが、5年後、10年後の組織
の存亡を左右するものになると言っても決して過言ではありません。

 変化を起こすのはいつが良いのか?「今でしょっ!」

 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 1) 従業員意識調査の実施
   仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査・研究チームが調査いたします!!

 「あなたの会社は仕事と生活のバランスが取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。

 既にご用命いただいた企業・団体からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。
 

 ■お申し込みフォーム
 URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
 講演いたします!

 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
 やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
 トを多数いただいております!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20131017

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
 の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

 播州弁で語るアツい口調が大好評!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
 に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。
 

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20131017

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.事例紹介 「つなぎ合わせた時間の重さ~「育児しながら働いていますっ」」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 相談員の橋尾です。

 ただいま、育児をしながらセンターの相談員として働いています。

 
 センターへは、一人目の出産後に再就職として入所しました。

 そして、仕事が軌道に乗り始めた頑張り時の年に再び二人目の出産で育
 児休業を取得し、かなり悩みぬいて仕事を続ける決心をしました。

 
 育休明けから、在宅勤務だけで復帰させてもらった昨年度は、本当に申
 し訳ないくらい最低限の仕事だけをこなしていました。

 復帰2年目の今年は、子どもを保育園の一時預かりサービスにお願いす
 ることで、週1回ペースから出勤を再開しました。

 企業訪問も無理のない程度ながら回数を増やすことができ、打ち合わせ、
 セミナーのチラシの作成と、少しは役に立っていると実感を持てるよう
 になりました。

 センターでは皆さんが暖かく見守って下さっている中、なんだかシーソ
 のように仕事と育児を進めています。まさに揺れながらワーク・ライフ・
 バランスを保とうとしているからこそ、そう感じるのだと思います。
 
 
 以前は、お昼寝からいつもより早く目を覚ました子どもに対し、「あ~、
 起きちゃった」とついつい思ったりしていました。

 今では、仕事の集中力が以前よりだんだん高まり、「今のうちにここま
 でしたい!」と自分のペースも見えてきて、はかどり方やアイデアの出
 るスピードもアップし、子どもの世話をする時間がほどよい休憩時間に
 思えることも増えました。

 メリハリがうまくつけられるように、少しは成長できたのかなぁと自負
 したりしています。(笑)
 

 訪問先とのアポ取りも、以前は先方の都合を考えすぎたり、子どもが熱
 を出してキャンセルする不安が頭をよぎり、約束することへの躊躇がい
 つもどこかにありました。

 でも、今は自然と、自分が可能な日程の中でアポをお願いしていたり、
 内容によってアポを取らずに直接訪問させていただくこともあります。

 「この場合はこうしよう」、「まず聞いてみよう」、「まずやってみよ
 う」、と良い意味で精神的に強くもなるとともに、〝仕事は段取り8割〟
 という言葉も身にしみて感じています。

 仕事や家庭の行事などが重なり、本当に多忙な時もありますが、優先順
 位をしっかり考え、家でできる準備をしっかりしておくことで、外です
 る仕事を最低限に抑え、なんとかペースを崩さないように両立できてい
 ます。
 

 また、今年8月、北尾組のチームミーティングに久しぶりに参加した時、
 この場では遠慮することなく積極的に発言すべきなんだと思っている自
 分に気付き、ためらうことなく他のメンバーと意見交換をしたことで、
 チームの一員として参加できた充足感に満たされました。このように、
 完全な職場復帰へのステップを一つひとつ乗り越えている日々です。
 
 多様な働き方を実践していることが当たり前のように各組織で実現して
 いる未来も思い描いている自分ですが、仕事と育児の両立をめざしなが
 ら働くことに何かしら後ろめたさを感じて、じれったかったり、もやも
 やとした気持ちが付きまとったりするのは、日本人の性(さが)でもあ
 り、また、現代の現実だとも思います。

 今あるものを変えていくことはハードルの高いことです。

 それでも、変えていくべき目的と目標のある仕事をしているので、前に
 進めているのだと思います。
 

 私の今の時間は、まだ幼い子どもたちとの生活がメインで、ママである
 自分のしたいことや欲しいものは後回しになる時期がもう少し続くと痛
 感しています。

 それでも、時間をつなぎ合わせていけば、いろんなことが達成できると
 いうことも実体験しています。

 育児真っ最中の私だからこそ、“この子たちが大きくなってから”では
 なく、我が子と一緒に成長しつつ、時間をつなぎ合わせながら、いろん
 なことに挑戦し、成し遂げてみたいと思っています。

 橋尾 ちさと

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●7.真理子のひとりごと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 株式会社ワーク・ライフバランスの小室社長のメルマガを久しく拝読し
 ています。

 9月21日発信のタイトルに思わず目をひかれました。

 そのタイトルは、『経済産業省の働き方を改革することになりました!』
 というもの。

 続く本文から引用すると、
 
 『今まで多くの企業をコンサルティングする中で気づいてきたことは
 「行政と関係のある業界の残業は多い」という傾向でした。厚労省とや
 りとりのある製薬業、国土交通省とやりとりをする建設業など…。

 不夜城の霞が関からさまざまな問い合わせが金曜深夜に来て、期限は月
 曜日の朝、なんていうことは日常茶飯事。企業の残業の連鎖をひも解く
 上で、霞が関の改革は重要だとずっと思ってきました。「すべての残業
 は国会のせい」と外的要因だけに帰着させずに、内的要因に目を向けて、
 変革をすることが出来るかどうか、ぜひ注目していてくださいね!!』
 
 とのこと。

 私自身もダイバーシティコンサルタントとして複数企業や団体を訪問さ
 せていただくにつけ、上記同様の発見をすることが多々あります。

 “社会を変えたい”という志のもと6年前に独立して以来、ダイバーシ
 ティ(多様性)の尊重と活用やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活
 の調和)の実現推進活動を展開し続けていますが、“社会を変える”た
 めには、いくら企業や団体だけが努力をしても、その社会の中の根幹と
 なる国、即ち行政が変わらない限り、根本的には変われない業種もある
 のではないかということを感じていました。

 経済産業省が変われたら、そこでの成功事例を活かし、他の省庁も変わ
 れる筈だと思います。

 “社会を変える”には、まずお膝元の行政から変わっていただくという
 ことは正論ではないでしょうか。

 その意味でも、今回の同社の新たなお取組の今後に注目しています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●8.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、
 各種助成金を用意しています。
 皆様のご利用をお待ちしております。

 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的として支給します。

  支給対象:
  従業員の育児又は介護休業に対し、代替要員を新たに雇用した事業主
  
  ※ただし、企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下
  (会社法で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)の県内事
   業所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合
  (派遣労働者を受け入れた場合も含む)に限る。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

 
 ■育児・介護等離職者再雇用助成金(一部支給要件を緩和)
  ☆平成25年4月1日から、非正規社員で再雇用した場合(5年以内に正規
   社員への転換を前提)も助成対象に追加
   育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で
   再び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進すること
   を目的として支給します。

  支給対象:
  結婚、配偶者の転勤、妊娠、出産、育児、介護により離職した従業員
  を、①正規社員、②短時間勤務正規社員及び③非正規社員(5年以内に
  正規社員への転換を前提)として再雇用した事業主
  
  ※ただし、企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護
   など理由により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企
   業の県内事業所で再雇用した場合に限る。

  支給額:
  1.正規社員 50万円、2.短時間勤務正規社員 25万円、3.非正規社員 20
  万円(いったん非正規社員で雇用し、正規社員等へ転換した場合は、
  転換時、その差額分を追加支給します。詳しくはセンターまで。)

 ■仕事と生活の調和推進環境整備支援助成金(新規)
  ☆「ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言」宣言企業対象
   女性や高齢者などさまざまな人材の就労や、育児・介護等と仕事の
   両立を支援するために職場環境整備を行った事業者に支給します。

 [例えば]
  ●女性や高齢者の労働者のための専用施設整備や安全対策等を実施
  ●在宅勤務などに対応するためのシステム構築及び機器等の整備
  ●子育て期の従業員のための託児スペース、授乳室、搾乳室等の整備
  ●育児休業や介護休業取得者の復帰支援のためのシステム構築及び機器等
  ●ワーク・ライフ・バランスの推進を目的とした社内イントラの整備
  ●ワーク・ライフ・バランスの推進を目的としたタイムマネジメント
   システムの構築  など

  支給対象:
   従業員が300人以下で、「ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言」
   を行った事業者

  支給額:
  対象経費の1/2以内(上限100万円)

  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター 午前9時~午後5時)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●9.関係機関からのお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■兵庫県からのお知らせ
 1)健康づくりチャレンジ企業補助金(第2次)のご案内

 兵庫県では、働きざかり世代の健康づくりを推進するため、従業員や家
 族等の健康づくりに取り組む企業を「健康づくりチャレンジ企業」とし
 て登録し、申し込みのあった事業所に対して、健康づくりに関する健康
 教室や講演会等の開催への補助金を交付します。

 1 公募期間
   平成25年10月1日(火)~ 10月31日(木)(必着)

 2 補助金の概要
 ・1件あたりの補助金額:
<健康教室枠> 参加者30人未満  上限5万円
   <講演会枠>  参加者30人以上 上限10万円
 
 ・補助対象者:
    「健康づくりチャレンジ企業」として登録された事業所等
     ※「健康づくりチャレンジ企業」の登録については、兵庫県ホ
      ームページをご覧ください。
      http://web.pref.hyogo.lg.jp/kf17/kenkou_challenge.html

 ・対象経費:
   開催に必要な経費(講師等謝金・旅費、会場貸借料など)

 3 応募方法
  必要事項を記入した活動提案書を下記提出先まで提出してください。
  
    ※詳細は、兵庫県ホームページをご覧ください。
     提案書様式もダウンロード可能です。
     http://web.pref.hyogo.lg.jp/kf17/challenge_hojo.html

 4 提出先・お問い合わせ先
   兵庫県健康福祉部健康局健康増進課
   〒650-8567 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号
   ℡ 078-362-9109  E-mail:kenkouzoushinka@pref.hyogo.lg.jp

——————————————————————

 ■内閣府からのお知らせ

 1)働き方を変えて、世界を変える!第2回「カエルの星」を募集してい
   ます! 

 内閣府では、企業や団体等の組織(部・課・班・チームなど)単位で、
 日々の業務を見直し、効率化を図り、WLBの推進に成果をあげた取組事例
 を広く募集しています。

 好事例を「カエルの星」として選定し、WLBに取り組まれ、その必要性を
 感じられている企業・団体に向け情報を発信し、WLBの更なる実現推進に
 役立てます。

【応募締切日】 平成25年11月15日(金)
【お申し込み方法】
 内閣府仕事と生活の調和HPにある応募フォームに必要事項を送信、また
 は、応募書類を下記URLよりダウンロードし、必要事項を記載し、郵送し
 てください。

 応募フォームおよび応募書類ダウンロードはこちらから
 ⇒ http://wwwa.cao.go.jp/wlb/change_jpn/kaeru_hosi.html

 ※ 好事例を「カエルの星」として認定し、大臣名による認定書を交付
   いたします。

 詳細については内閣府仕事と生活の調和ホームページでご案内しています。
 ⇒ http://wwwa.cao.go.jp/wlb/

 【お申し込み・お問い合わせ先】
  〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
        内閣府 男女共同参画局 仕事と生活の調和推進室 
        Tel:03-3581-1812
        Fax:03-3592-0408

——————————————————————

 2)ワーク・ライフ・バランスにまつわるエピソード大募集!

 「仕事だけでなく育児や地域での活動にも貢献し、人生を豊かにしたい」
 「仕事と家庭を両立しつつ、やりがいのある仕事をしたい」…そんな生
 き方を実現する、ヒントになるエピソードを募集します。

 「個人の仕事の進め方」「上司と部下のコミュニケーション」など、
 「職場での関係性」から、「やってよかったこと(Good)、やっては
 いけなかったこと(NG)」の経験を、ぜひ奮ってご応募ください。

 応募されたエピソードをもとに、「選定会議(公開)」を実施し、
 「プラクティス集」を作成します。

 「プラクティス集」は内閣府のホームページで公表します。

 【応募方法】
 「仕事の進め方」、「マネジメント」、「風土・仕組み」の3テーマにつ
 いて、「やってよかったこと、やってはいけないこと」、合計6ジャンル
 で募集。
 
 応募資格については特に制限は無く、WLBについてエピソードをお持ちの
 方であれば、どなたでも結構です。
 
 内閣府HPの応募フォームより直接のご応募、又はFAXにてお送りください。

 応募フォーム及びご記入項目はこちらをご参照ください。
 ⇒ http://www.gender.go.jp/policy/men_danjo/sympo/kyushu01.html

 
 【応募締切日】おって上記URLに掲載いたします。

 ※最終選考に残った応募作は、平成25年12月21日(土)に開催される
 ファザーリング全国フォーラム分科会にて審査されベストプラクティス
 作品などを決定します。

 
 詳細については内閣府男女共同参画局ホームページでご案内しています。
 ⇒ http://www.gender.go.jp/

 【お申し込み・お問い合わせ先】
  〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
        内閣府 男女共同参画局 推進課 
  Tel:03-3581-2327
  Fax:03-3592-0408

─<編集後記>───────────────────────────
 
 皆様、第41号はいかがでしたか。

 先週末、某ファーストファッション店で秋冬物を購入したのを機に、そ
 れらを早く着たい!という想いから整理魂に火が付き、ほぼ夏物の状態
 である現状から秋冬物への衣替えと、断捨離を行いました。

 普段触らないような所を片付けるのは、(個人的には)集中して行いた
 いため、時間と労力がかかります。

 その為、開始するまでにかなり勇気が必要で、なかなか手がつけられず
 放置した状態で…。

 収納ケースの蓋をあけ、中を見てみると、自分がどのような物を持って
 いたか、意外と忘れている事にまず驚きました。

 そこから、今年これから着る服、着るか着ないか分からないけどまだ手
 元に置いておきたいもの、不要なものに仕分けしました。

 いつまでたっても捨てられなかったものも数点あり、後ろ髪を引かれる
 思いもありましたが、もう何年も手に取っていなかったので不要なもの
 と判断し、思い切って捨てるもの袋に仕分けしたところ、何だか気持ち
 がスッキリしました!!

 整理整頓は心の現れであるということを痛感したとともに、年末の大掃
 除は、物置き化しているクローゼットの中身を断捨離します!!

 そして、生地も頑丈だし、まだ捨てきれないものは、寝間着に回したり、
 カバンや座布団にリフォームしたり出来ないか、思案中です。

 
 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20131017
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20131017
 フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo
 
 Copyright (C) 2013 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2013年9月号 第40号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2013年9月19日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

 ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130919

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

 第40号
 発行日:2013年9月19日木曜日(月刊)
 発行 :公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集
 2.セミナー、新イベントなど各種ご案内
 3.Facebookのご案内
 4.今月のホットトピック
  「○○流ワーク・ライフ・バランスのススメ」
 5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
 6.事例紹介 「WLB実現推進のための手法「TOC思考プロセス」とは」
 7.真理子のひとりごと
 8.助成金のご案内
9.関係機関からのお知らせ
  ~内閣府:働き方を変えて、世界を変える!第2回「カエルの星」
   を募集しています!~~

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 “仕事と生活の調和”実現推進を宣言し、よりよい会社・職場づくりを
  めざしませんか?

 兵庫県では勤労者が仕事と生活の充実を感じ、意欲と能力を十分に発揮
 できるような仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス=WLB)が
 実現できる社会の構築をめざし、今年度から新たに“ひょうご仕事と
 生活の調和推進企業宣言制度”を開始いたしました!!

 この制度は、組織内のWLB実現推進に向け取り組むことを宣言する企業・
 団体を“取組宣言企業”として登録し、ホームページなどで公表いたし
 ます。

 ご登録後は、多彩な専門家で構成する相談員の派遣や、従業員を対象と
 した研修等の開催、職場環境整備に関する助成金の活用や、自組織の
 WLB進捗状況が確認できるwebサイトの利用など、重点的な支援を受ける
 ことができます。

 また、センターの評価指標に基づき、一定の成果や取組実績が認められ
 ると“企業認定”や“企業表彰”の対象となります。

 
 宣言登録までの手順
 1.宣言書の提出:“宣言書”に必要事項を記入・捺印の上、センターに
         提出
 2.登録証の発行:提出内容を確認後、登録証をセンターより発行

 
 ■宣言書や詳細に関しましてはセンターのHPをご覧ください。
 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modpage01_2785/

 ■現在、宣言企業として登録されている企業はこちらからご覧いただけ
  ます。
 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modtreepage01_2943/

 WLBの推進に取り組まれたい企業・団体の皆さま、
 ふるってご連絡ください!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.セミナー、イベントなど各種ご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■募集中

 1) 平成25年度 最先端企業見学ツアー
   
   平成の大遷宮で沸く島根県でワーク・ライフ・バランスを実践する
   先進企業から学ぶツアー
   ~経営の固定観念を疑うところから始められた、挑戦こそが、従業
    員・地域・企業の未来を育む!~
           
 昨年度は滋賀、石川を訪問しましたが、今年度は、10月24日(木)と25
 日(金)にかけて、島根県での、先進企業見学ツアー(1泊2日)を実施
 いたします!!

 例年通り、夜は参加者同士の交流会を開催予定ですので、異業種の方々
 との情報交換や懇親の機会をお楽しみください。

 【日  程】 平成25年10月24日(木)~10月25日(金) 
        1泊2日のバスツアー
 【訪 問 先】
 
 ■有限会社エヌ・イー・ワークス(講演) 所在地:島根県奥出雲町経
  済産業省による「ダイバーシティ経営企業100選」選定企業。
  多能工の実践により、女性や高齢者の雇用を創出、地域住民とのワー
  クシェアリングを実施。

 ■株式会社ワコムアイティ(講演) 所在地:島根県松江市
  業務プラス‘もう一役運動’で、個人の視野の広がりを会社がバック
  アップ、働きやすさの追求により、定着率・帰属意識が大幅に向上!

 【募集人数】 22名(最少催行人数18名)
 【参 加 費】 24,900円
 (研修費・移動費・宿泊費・1日目の懇親会費・2日目の朝食代・保険料
  込み)※1日目、2日目の昼食代は含まれておりません。

 【お申し込み方法】
 申し込み用紙に必要事項を記入の上、FAXまたはEmailにてお申し込みく
 ださい。

 チラシ兼お申込書はこちら:http://p.tl/beaY

 FAX:078-381-5288/Email:info@hyogo-wlb.jp

 【締 切 日】 平成25年10月15日火曜日

 皆様、ふるってご参加ください!

——————————————————————
 
 2) 参加費無料!
   兵庫県神戸県民局主催 ワーク・ライフ・バランス
  (仕事と生活の調和)研修
   「ひょうご仕事と生活の調和」推進宣言企業に聞く
    ~推進宣言企業のこれまで、これから~

 昨年と同様に、今年度も※尼崎・神戸・姫路の県下3地域において、ワー
 ク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、以下WLB)セミナーを開催い
 たします。

 WLB施策取り組みの鍵は身近なところにあります。
 
 誰もが働きやすい職場環境作りをめざし、一歩先を行くWLB取り組み宣言
 企業の多様な働き方の実践に関する工夫や、課題解決のプロセスといっ
 た具体的な事例を聞けるセミナーとなっています。
 
 異業種である3社の多種多様な事例を参考に、あなたの組織でもWLB実現
 推進に向けた取り組みを始めてみませんか。

 ※(尼崎地域は9月4日に実施済み、姫路地域は11月25日実施予定です)

 【日   時】  平成25年9月27日 (金) 14:00~16:00
 【会   場】  兵庫県中央労働センター 1階 小ホール
 【対   象】  組織の活性化や、WLB実現推進活動に関心をお持ちの
          企業または団体の方々
 【定   員】  70名 ※定員数に達した場合はご連絡いたします
 【パネリスト】
  山城 秀三  氏 (株式会社コープムービング
            管理部人事部マネージャー)
  神尾 真裕美 氏  (株式会社神戸製鋼所 人事労政企画グループ係長)
  甘利 茂夫  氏  (医療法人仁風会 小原病院 事務長)

 【お申し込み方法】
          申し込み用紙に必要事項を記入の上、兵庫県神戸県
          民局まで郵送またはFAXにてお申し込みください。

 チラシ兼お申込書はコチラから
 ⇒ http://web.pref.hyogo.lg.jp/kok03/press/250913_wlb.html

 【お申し込みお問い合わせ先】
  兵庫県神戸県民局 県民室 商工労政課
  〒650-0004 神戸市中央区中山手通6-1-1 神戸総合庁舎6F
  TEL:078-361-8638/FAX:078-361-8589

 【主   催】
  兵庫県経営者協会
  日本労働組合総連合会兵庫県連合会神戸地域協議会
  神戸市
  公益財団法人兵庫県勤労福祉協会
  ひょうご仕事と生活センター
  兵庫県神戸県民局

 皆様、ふるってご参加ください!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.Facebookのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 当センターのFacebookでは、センターが主催するイベント情報をはじめ、
 多様な働き方に関する情報や先進事例紹介など、ホームページやブログ
 と同様に様々な情報を公開・発信しております。
 
 自組織のワーク・ライフ・バランス実現推進活動の際に、参考にしてい
 ただければ幸いです。

 アカウントをお持ちでない方でも下記URLからご覧いただけます。
 
 Facebookページ名:ひょうご仕事と生活センター
 https://www.facebook.com/WLB.Hyogo

 皆様、是非、ご覧ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●4.今月のホットトピック
 「○○流ワーク・ライフ・バランスのススメ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ※今まで“はじめに”ということで掲載していました北尾主任相談員の
  コラムを、今月のホットトピックとして掲載するようにいたしました。

 
 9月4日午後、尼崎市内でワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、
 以降WLB)の地域セミナーが開催され、稲村市長が、「稲村流ワーク・
 ライフ・バランスのススメ」と題して基調講演をされました。

 市長も講演でお話されていましたが、WLBとは人それぞれ、多種多様な
 形で存在するものです。

 働く人たちが一人ずつ、ご自分の名前をつけた、「○○流WLB」という
 スタイルをもたれることをお勧めします。

 バランスという、英語で“天秤”と言う意味の言葉がついているがため
 に、両者のバランスが保てるように、常に、仕事と生活のウェイトを50
 %ずつにしないとダメという誤解をされる方も多いようです。

 あるいは、WLBの実現とは、残業してはいけない、または、何が何でも
 有休は全部消化しないといけないというように思い込んでいる方もいる
 ようです。

 学識者の中には、WLBのことを、“ワーク・ライフ・シナジー(仕事と
 生活の相乗効果)”や“ワーク・ライフ・インテグレーション(仕事と
 生活の統合)”と言う方もおられます。

 前職の外資系企業では“ベターワーク、ベターライフ”と言っていまし
 た。
 
 つまり、より良い生活を送ることがより良い仕事をすることにつながる、
 また、その逆も真なりで、より良い仕事をすることがより良い生活を送
 ることにつながるという意味で、まさに仕事と生活の両者は分かちがた
 いものだということです。

 当時の社長は、「『全社員が毎朝起きて、今日も元気だ。会社に行きた
 い』という気持ちになれる組織でないとダメだ」とよく話していました。

 人生において、ある時は仕事中心になることもあるでしょうし、ある時
 は生活中心にせざるを得ないこともあるでしょう。

 その時期や期間は人それぞれ異なります。

 稲村市長に「稲村流WLB」というスタイルがあるように、私にも「北尾
 流WLB」のスタイルがあります。

 今の「北尾流WLB」が、来月の「北尾流WLB」とは違っているかもしれま
 せん。

 組織に多様な人材が混在するように、各個人が理想とするWLBの実現ス
 タイルは人それぞれ違って当然です。

 自分が理想とするWLBの実現パターンを、自分とは異なる周りの人たち
 に押し付けることはできません。

 人々の価値観が多様化している今、自分がされて嬉しいことが周りの人
 たちにとっても嬉しいことかどうかはわからないものです。

 WLB実現推進活動に取り組む時に大事なことは、「~であるはず」、
 「~でなくてはならない」、「~であるべき」という枠にとらわれた考
 え方をしないことです。

 とは言え、組織で一緒に働く人たちが一人ひとり、自分たちが理想とす
 るWLB実現に向けて、わがままに好き勝手し放題になってよいというこ
 とではありません。

 
 組織がWLB実現推進活動に取り組む際は、活動に取り組んだ結果、どう
 いう組織にしたいのか、どういう職場をつくりたいのか、そこで働く個
 々人がどうなりたいのか、というビジョン(なりたい姿、めざすべき姿)
 を確立し、そこで働くすべての人たちが各自の行動原則に則り行動する
 ことを共通認識として周知徹底し、共有し合っておくことが肝要です。

 その上で、個人が、各自のライフステージに応じたベストな「○○流
 WLB」というものを実現できるようにすれば良いのです。

 明確なビジョンがそこで働く人たち全員に共有されていない組織では、
 いくら仕事と生活の両立のための支援制度が十分に整っていても、制度
 を利用する人、利用する必要がない、あるいは利用しにくいという場合
 も含めての利用しない人、各人各様の思惑が複雑に絡み合い、時には衝
 突し合い、ぎくしゃくしてくる可能性があります。

 WLB実現推進活動に取り組まれる際には、共通のルール(行動原則)と
 ゴール(めざすべき姿)に基づき、自分流WLBの実現を掲げ、推進して
 いく必要があります。

 誰かが誰かの都合で決めたWLBではなく、今の自分が自分の都合で決め
 た「自分流WLB」の実現を考えてみませんか?
 
 組織を挙げて、そこで働く人たちが各自、理想とする「○○流WLB」と
 はどういうものかについて考える時間をつくられてみませんか?

 
 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 1) 従業員意識調査の実施
   仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査・研究チームが調査いたします!!

 「あなたの会社は仕事と生活のバランスが取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。

 既にご用命いただいた企業・団体からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。
 

 ■お申し込みフォーム
 URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
 講演いたします!

 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
 やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
 トを多数いただいております!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20130918

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
 の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

 播州弁で語るアツい口調が大好評!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
 に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。
 

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20130918

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.事例紹介 「WLB実現推進のための手法「TOC思考プロセス」とは」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 相談員の岩本です。

 ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、以下WLB)の伝道師と
 して、様々な企業・団体をお訪ねしています。

p> “『できない』から『できる』に!”
 このスローガンを掲げ、WLB実現推進のための支援活動を開始し、4年が
 過ぎました。

 「出来ない」から「出来る」に!
 「変われない」から「変われる」に!

 声を嗄らして訴えてもなかなか進みません。

 なぜ、人は変われないのでしょうか。

 なぜ、組織は変われないのでしょうか。

 WLBやダイバーシティ&インクルージョン(下記※1参照)は、多様化し
 てきた世の中の変化に対応するために生まれてきた考え方や取組です。

 これらは、個人や組織に変化を求めますが、変化に対しては必ず抵抗が
 起きるのです。

 目の前にそびえる高くて厚い壁、しっかりと閉ざされた扉…

 以前に抵抗の6(下記※2参照)段階をお伝えしました。

 (※2)バックナンバーはこちら⇒
 【第3号】http://diversity-kitao.co.jp/backnumber/2010/08/%e7%ac%ac3%e5%8f%b7/)
 【第9号】http://diversity-kitao.co.jp/backnumber/2011/02/9th/

 WLBを推進しようとされている皆さんなら、一度は経験されたことでしょ
 う。

 そんな、私たちの前に立ち塞がる「意識の壁」や「行動の壁」といった
 抵抗を、関係者の合意を図りながら取り除いていく手法があります。

 それは「TOCプロセス」(※3)です。

 
 TOC思考プロセスは、変化に対する6つの抵抗を弱めながら、個人や組織
 の中に変化を生み出して、実行に移すための体系的アプローチです。

 変化を起こしていくためには、“何を変えるのか?“、“何に変えるの
 か?”、“どのように変えるのか?”この3つのシンプルな質問に答えな
 がら展開していくことが肝心です。

 更に、個人や組織の目的(ゴール)に向かって、変えるべきものと、変
 えないものをはっきりと区別して、“変えるべきものは何か”、“変え
 るべきものをどのように変えていくのか”、“どう変化させていくか”
 を明確にしていく問題解決手法でもあります。

 問題とは未解決の対立だと考えられます。

 そして、対立は必ず解消できます。

 そもそも対立など存在しないとの信念のもと、思いやりのある解決策を
 追求します。

 また、WLBの実現を推進していくには、その阻害要因(ワーク・ライフ・
 コンフリクト)を取り除いていかなければなりません。

 これは、仕事と生活の間に存在する対立、衝突、競合、緊張、葛藤等を
 さします。

 TOC思考プロセスは、こうしたコンフリクトやジレンマ(板挟み)を問題
 として捉えて、対立を解消するための質問をすることにより、誤った仮
 定(思い込み)を洗い出し、一切の妥協なくWin-Winの解決策を導くこと
 が出来るのです。

 つまり、WLBを実現推進していく手法として、TOC思考プロセスは最適な
 ものといえます。

 TOC思考プロセスは、私たちの身の回りに起きる好ましくない問題から、
 組織が抱える一見複雑に見える問題まで、因果関係を「論理ツリー
 (ロジックツリー)」(※4)にして視覚的に解りやすく整理し、問題
 をシンプルにとらえて解決することを可能にします。

 TOC思考プロセスの基本的な進め方は、先程の3つの質問に加えて、

 “解決のためのアイデアを実施するにはどんな障害があるのだろうか?”
 “その障害を克服するにはどうすればいいのだろうか?”
 “それを実施していくには、今から何をやったらいいのだろうか”
 
 ということを意識して進める必要があります。

 実施していく上での問題は何か?

 まず、『対応しようとしている問題を、問題とは思っていない』という
 抵抗があります。
 
 いわゆる「意識の壁」といわれるもので、「解決しなければならない問
 題は何か」について関係者の合意を得なければなりません。

 次に、『解決方針を実施することに納得しない』という抵抗です。

 所属部門の利益を優先し、全体にとって最適な解決策に同意せずに抵抗
 を示すことが見受けられます。

 “実施しようとしている解決策がマイナスの影響や障害を引き起こす”
 という認識があるからです。

 解決策の実施により、発生が予想される弊害もまた、抵抗の大きな原因
 となります。

 こうした場合は厳密な因果関係をたどり、望ましい結果が得られること
 を示さなければなりません。

 論理ツリー上で、予想される弊害はすべて出し尽くして対策が取られて
 いることを関係者と共に確認し、抵抗を示す人たちの不安を取り除くこ
 とが大事です。

 最後に、『その結果、起こることへの恐怖感』があります。

 よくある「行動の壁」です。

 これに対しては、実行計画の内容の充実を図ると共に、プロジェクトへ
 の参加意識を高めることが大切です。

 以上を簡単にまとめますと、

 ・身の回りに起きる様々な問題の根本原因を特定すること。
 ・それが問題を発生させていることを証明して解決策を導き出すこと。
 ・その解決策が問題を解消することを証明し、解決までのステップと発
  生すると予想される障害を洗い出して解決までの道筋を作り出してい
  く。

 ということです。

 WLBの実現推進に向けて組織行動変革を起こす際に大事なことは、「手法」
 ではなく「目的の明確化」です。

 企業の背景、目的に合わせてプログラムを選択し、成功に向けた活動を実施
 されることを願ってやみません。本稿がそのための一助となれば幸いです。

 皆様のWLB実現推進のためにいつでもお手伝いできるよう、多種多様な提
 案を用意していますので、センターまでご連絡ください。

 追伸…毎月プライベートでTOC思考プロセスの勉強会も開いています。
 連絡先はこちら ⇒ iwamoto@hyogo-wlb.jp

 皆様のご参加をお待ちしています。

(※1)多様な人々が活躍する組織において、各々が能力を最大限に発揮し、
    業績を向上させるというビジネス戦略の一つ
(※3)難しい問題を出来るだけ単純化し、最小の変化で最大の効果を上げ
    るために開発された手法
(※4)TOCでは、事実を因果関係で整理して、問題の全体構造を明らかに
    していく思考技法

 岩本 龍平

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●7.真理子のひとりごと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今さらながらという感はありますが、福沢諭吉氏の著書「学問のすすめ」
(もちろん、現代語訳版)を読み始めました。

 世界的に有名なこの名著、恥ずかしながら、読むのは初めてです。

 1872年(明治時代)に初編が刊行されたということですから、かれこれ
 141年前に世に出た書籍です。

 ところが、読んでみると、とても今から約140年前に書かれたものとは思
 えないほど、斬新な内容で満ち溢れています。

 まず、冒頭の、『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』とい
 う名言…この言葉だけはあまりにも有名なので前から知っていましたが、
 これは、まさに「ダイバーシティ(多様性)の尊重」を意味しているん
 ですよね。

 つまり、万人には身分上下の差別がないはずだということ。

 ただ、賢人と愚人の違いは、学ぶか学ばないかによって決まるのだ、と
 彼は書いています。

 これを読んでいて、前職時代の当時のインド人の社長が話していた言葉
 を思い出しました。

 この言葉は、彼の母親がいつも言って聞かせてくれていたとのことです。

 “You are not better than anyone else, but no one is better than you.”

 訳すと、『あなたは誰かより優れているってことではないのよ。でも、
 だからと言って、誰かがあなたより優れているってことでもないのよ』
 となります。

 意訳をすると、『あなたはあなた、あなたにはあなたしかない良さがあ
 る。誰かと自分をくらべて自分の方が優れているとか劣っているとか思
 うのはやめなさい』ってことなんですよね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●8.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、
 各種助成金を用意しています。
 皆様のご利用をお待ちしております。

 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的として支給します。

  支給対象:
  従業員の育児又は介護休業に対し、代替要員を新たに雇用した事業主
  
  ※ただし、企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下
  (会社法で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)の県内事
   業所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合
  (派遣労働者を受け入れた場合も含む)に限る。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

 
 ■育児・介護等離職者再雇用助成金(一部支給要件を緩和)
  ☆平成25年4月1日から、非正規社員で再雇用した場合(5年以内に正規
   社員への転換を前提)も助成対象に追加
   育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で
   再び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進すること
   を目的として支給します。

  支給対象:
  結婚、配偶者の転勤、妊娠、出産、育児、介護により離職した従業員
  を、①正規社員、②短時間勤務正規社員及び③非正規社員(5年以内に
  正規社員への転換を前提)として再雇用した事業主
  
  ※ただし、企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護
   など理由により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企
   業の県内事業所で再雇用した場合に限る。

  支給額:
  1.正規社員 50万円、2.短時間勤務正規社員 25万円、3.非正規社員 20
  万円(いったん非正規社員で雇用し、正規社員等へ転換した場合は、
  転換時、その差額分を追加支給します。詳しくはセンターまで。)

 ■仕事と生活の調和推進環境整備支援助成金(新規)
  ☆「ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言」宣言企業対象
   女性や高齢者などさまざまな人材の就労や、育児・介護等と仕事の
   両立を支援するために職場環境整備を行った事業者に支給します。

 [例えば]
  ●女性や高齢者の労働者のための専用施設整備や安全対策等を実施
  ●在宅勤務などに対応するためのシステム構築及び機器等の整備
  ●子育て期の従業員のための託児スペース、授乳室、搾乳室等の整備
  ●育児休業や介護休業取得者の復帰支援のためのシステム構築及び機器等
  ●ワーク・ライフ・バランスの推進を目的とした社内イントラの整備
  ●ワーク・ライフ・バランスの推進を目的としたタイムマネジメント
   システムの構築  など

  支給対象:
   従業員が300人以下で、「ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言」
   を行った事業者

  支給額:
  対象経費の1/2以内(上限100万円)

  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20121115

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター 午前9時~午後5時)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●9.関係機関からのお知らせ
  ~内閣府:働き方を変えて、世界を変える!第2回「カエルの星」を
   募集しています!~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 内閣府では、企業や団体等の組織(部・課・班・チームなど)単位で、
 日々の業務を見直し、効率化を図り、WLBの推進に成果をあげた取組事例
 を広く募集しています。

 好事例を「カエルの星」として選定し、WLBに取り組まれ、その必要性を
 感じられている企業・団体に向け情報を発信し、WLBの更なる実現推進に
 役立てます。

【応募締切日】 平成25年11月15日(金)
【お申し込み方法】
 内閣府仕事と生活の調和HPにある応募フォームに必要事項を送信、また
 は、応募書類を下記URLよりダウンロードし、必要事項を記載し、郵送し
 てください。

 応募フォームおよび応募書類ダウンロードはこちらから
 ⇒ http://wwwa.cao.go.jp/wlb/change_jpn/kaeru_hosi.html

 ※ 好事例を「カエルの星」として認定し、大臣名による認定書を交付
   いたします。

 詳細については内閣府仕事と生活の調和ホームページでご案内しています。
 ⇒ http://wwwa.cao.go.jp/wlb/

 【お申し込み・お問い合わせ先】
  〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
        内閣府 男女共同参画局 仕事と生活の調和推進室 
        Tel:03-3581-1812
        Fax:03-3592-0408

 

─<編集後記>───────────────────────────
 
 皆様、第40号はいかがでしたか。

 本メールマガジンは、センター開所1年後の2010年6月から配信をスター
 トし、本号で40号を迎えました!!

 初回配信から、メルマガ全体の編集や、編集後記の執筆を担当していま
 す。
 
 500文字程の編集後記ですが、毎月、何かを書くという業務は私にとって
 は一大仕事です。

 何度、回を重ねても、配信までの道のりはヒヤヒヤもので、スタッフや
 関係各位の皆様のご協力のもと、無事に配信が終わるたびに安堵感で一
 気に肩の荷がおります…。
 (だからこそ、私にとっては、一つの業務の“ハリ”になっています。)

 編集後記では、業務にかかわらず自由な内容を書いていますので、日頃
 から何かネタは無いかと意識的に探したり、何か起こった場合は『編集
 後記用に心に留めておこう!』と、気に掛けたりするようになりました。

 また、バックナンバーを読み直してみると、その時、自分がどのような
 ことを感じ、記事にしていたか、当時の心情がよみがえり、今とはまた
 違った感じ方や捉え方をしていたことに気づき、なかなか面白いと思い
 ます。

 『文章を書くことが苦手だからどうしよう、何を書こう…』と、正直、
 悩みの種でしたが、ここ最近は少しですが苦手意識が克服出来たような
 気がしています。

 自分にとって良い成長の機会であったと感じています。

 50号まであと少し、私自身も編集後記執筆を楽しみながら、本文では引
 き続き、WLB実現推進において、少しでも皆様のお役に立てる情報を配信
 してまいります。

 今後とも、ご愛読の程、どうぞよろしくお願いいたします。

 
 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20130919
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130919
 フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo
 
 Copyright (C) 2013 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2013年8月号 第39号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2013年8月15日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

 ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130815

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

 第39号
 発行日:2013年8月15日木曜日(月刊)
 発行 :公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集
 2.セミナー、新イベントなど各種ご案内
 3.Facebookのご案内
 4.はじめに「無くてはならぬもの、それはトップのコミットメント!」
 5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
 6.事例紹介 「フィードバック、してますか?」
 7.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
 8.助成金のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 “仕事と生活の調和”実現推進を宣言し、よりよい会社・職場づくりを
  めざしませんか?

 兵庫県では勤労者が仕事と生活の充実を感じ、意欲と能力を十分に発揮
 できるような仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス=WLB)が
 実現できる社会の構築をめざし、今年度から新たに“ひょうご仕事と
 生活の調和推進企業宣言制度”を開始いたしました!!

 この制度は、組織内のWLB実現推進に向け取り組むことを宣言する企業・
 団体を“取組宣言企業”として登録し、ホームページなどで公表いたし
 ます。

 ご登録後は、多彩な専門家で構成する相談員の派遣や、従業員を対象と
 した研修等の開催、職場環境整備に関する助成金の活用や、自組織の
 WLB進捗状況が確認できるwebサイトの利用など、重点的な支援を受ける
 ことができます。

 また、センターの評価指標に基づき、一定の成果や取組実績が認められ
 ると“企業認定”や“企業表彰”の対象となります。

 
 宣言登録までの手順
 1.宣言書の提出:“宣言書”に必要事項を記入・捺印の上、センターに
         提出

 2.登録証の発行:提出内容を確認後、登録証をセンターより発行

 
 ■宣言書や詳細に関しましてはセンターのHPをご覧ください

 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modpage01_2785/

 ■現在、宣言企業として登録されている企業はこちらからご覧いただけ
  ます。

 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modtreepage01_2943/

 WLBの推進に取り組まれたい企業・団体の皆さま、
 ふるってご連絡ください!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.セミナー、イベントなど各種ご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■募集中

 1) 子育て応援「企業人」セミナー in 尼崎2013
  「経営戦略としてのワーク・ライフ・バランス」

 誰もが働きやすいと思える「エエ会社」をめざすために、すぐに役立つ
 ヒントをご紹介いたします。

 尼崎市長の「稲村流ワーク・ライフ・バランスのススメ」というテーマ
 での基調講演と尼崎市内の元気な企業から3名様をパネリストとしてお迎
 えし、すぐに役立つヒントをご紹介いたします。

 結婚、出産を機に退職する社員が多い、女性社員の育成、管理職登用が
 うまくいかない、仕事と家庭の両立に悩む社員が多い等、あなたの職場
 でのお悩みが解決できる秘策が見つかるかもしれません。

 【日   時】 平成25年9月4日 水曜日 14時~16時
 【会   場】 尼崎商工会議所 7階701会議室
 【定   員】 100名 (参加費 :無料)
 【主   催】 尼崎経営者協会、尼崎商工会議所、西宮商工会議所、
         芦屋市商工会、(協)尼崎工業会、(公財)尼崎地域産業
         活性化機構、連合兵庫尼崎地域協議会、連合兵庫西阪
         神地域協議会、兵庫労働局、兵庫県、尼崎市、西宮市、
         芦屋市、ひょうご仕事と生活センター
 
 【講師及びパネリスト】
  講   師  稲村 和美 氏 (尼崎市長)
  コーディネーター 開本 浩矢 氏 (兵庫県立大学政策科学研究所所長・教授)
  パネリスト  山下 健治 氏 (株式会社ヤマシタワークス 代表取締役)
         藤嶋 純子 氏 (株式会社フジ・データ・システム 代表取締役)
         長村 和美 氏 (株式会社栄水化学 統括部長・女性のみらい研究室室長)

 【お申し込み方法】
 下記サイトよりお申込書をダウンロードしていただき、必要事項をご記
 入のうえ、FAXでお申し込みください。

 (お申込書)http://web.pref.hyogo.lg.jp/hsk01/press/25072401_press.html

 【お申し込みお問い合わせ先】
 尼崎経営者協会
 〒660-0881 尼崎市昭和通3-96
 TEL:06-6411-4281/FAX:06-6411-0184

——————————————————————
 
 2) 平成25年度 ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰
     
 ひょうご仕事と生活センターは、多様な働き方の導入や、仕事と家庭生
 活の両立の促進等仕事と生活のバランス推進に関して先進的な取り組み
 を実施している企業・団体等を表彰します。
   
 自薦のほか、労働組合、従業員団体、業界団体等による他薦も可能です。

 ご応募をお待ちしております!!

 【お申し込み方法】
 応募用紙に必要事項を記入の上、当センターまで郵送又は持参してくだ
 さい。応募用紙はこちらからダウンロードできます。

 (お申込書)https://www.hyogo-wlb.jp/modtreepage01_1774/

 〒650-0011
 神戸市中央区下山手通6丁目3番28号 兵庫県中央労働センター1階
 ひょうご仕事と生活センター まで

【締切日】 平成25年8月23日金曜日 必着
【選 考】 審査委員会での選考を経て、被表彰団体を決定
【表彰式】 日時:平成25年11月中旬

 会場:兵庫県公館 大会議室(予定)
 
 ※同日開催の「ひょうごWLBフェスタ」(仮称)において表彰式を行います。

——————————————————————

 3) 平成25年度 最先端企業見学ツアー
   
   平成の大遷宮で沸く島根県でワーク・ライフ・バランスを実践する
   先進企業から学ぶツアー
  ~経営の固定観念を疑うところから始められた、挑戦こそが、従業員・
   地域・企業の未来を育む!~
           
 昨年度は滋賀、石川を訪問しましたが、今年度は、10月24日(木)と25
 日(金)にかけて、島根県での、先進企業見学ツアー(1泊2日)を実施
 いたします!!

 例年通り、夜は参加者同士の交流会を開催予定ですので、異業種の方々
 との情報交換や懇親の機会をお楽しみください。

 【日  程】 平成25年10月24日(木)~10月25日(金) 
        1泊2日のバスツアー
 【訪 問 先】
 
 ■有限会社エヌ・イー・ワークス(講演) 所在地:島根県奥出雲町
  経済産業省による「ダイバーシティ経営企業100選」選定企業。
  多能工の実践により、女性や高齢者の雇用を創出、地域住民とのワー
  クシェアリングを実施。

 ■株式会社ワコムアイティ(講演) 所在地:島根県松江市
  業務プラス‘もう一役運動’で、個人の視野の広がりを会社がバック
  アップ、働きやすさの追求により、定着率・帰属意識が大幅に向上!

 【募集人数】 22名(最少催行人数18名)
 【参 加 費】 24,900円
 (研修費・移動費・宿泊費・1日目の懇親会費・2日目の朝食代・保険料
  込み)※1日目、2日目の昼食代は含まれておりません。

 【お申し込み方法】
 申し込み用紙に必要事項を記入の上、FAXまたはEmailにてお申し込みく
 ださい。

 チラシ兼お申込書はこちら:http://p.tl/beaY

 FAX:078-381-5288/Email:info@hyogo-wlb.jp

 【締 切 日】 平成25年10月15日火曜日

 皆様、ふるってご参加ください!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.Facebookのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 当センターのFacebookでは、センターが主催するイベント情報をはじめ、
 多様な働き方に関する情報や先進事例紹介など、ホームページやブログ
 と同様に様々な情報を公開・発信しております。
 
 自組織のワーク・ライフ・バランス実現推進活動の際に、参考にしてい
 ただければ幸いです。

 アカウントをお持ちでない方でも下記URLからご覧いただけます。
 
 Facebookページ名:ひょうご仕事と生活センター
 https://www.facebook.com/WLB.Hyogo

 皆様、是非、ご覧ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●4.はじめに
 「無くてはならぬもの、それはトップのコミットメント!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ダイバーシティ(多様性)の尊重と活用やワーク・ライフ・バランス
 (仕事と生活の調和、WLB)の実現を推進しようとされている企業で、
 規模にかかわらず、トップ(経営者)のコミットメント(確固たる決意、
 平たく言えば「本気のやる気」)が無いという実情に直面することがし
 ばしばあります。全く残念なことです。

 多くの企業のご担当者から、『トップのコミットメント無しでも、うま
 く活動されている企業をご存知ありませんか』と訊かれることも…。

 私の経験に基づく限り、その答えは、『ありません』です。

 トップのコミットメント無しでは、社員が一同に集まる研修の実施すら
 難しい場合があります。

 ある程度の規模の企業では、本社だけでなく現場(各事業部)にも人事
 総務部門があり、本社人事主導の研修などに社員を招集する際は、ライ
 ン人事とも呼ばれる現場の人事部門の理解と協力なしには進められませ
 ん。

 そこで効力を発するのが、“水戸黄門の印籠”ならぬ、トップのコミッ
 トメントです。

 トップが機会あるたびに、企業理念や経営方針に関連付けて、経営戦略
 の一環としてダイバーシティやWLB推進活動の必要性について話し続ける
 ことにより、初めて全社員が一丸となって前進できます。

 コミットメントが無いと耳にするものの、必ずしもすべての企業のトッ
 プが、こうした活動を進めることに反対されている訳ではないようです。

 このような活動は、何もトップが先頭に立ち、自ら“旗振り”をしなく
 ても人事総務が主となり進めて行けばよいではないか、それについては
 別段反対しない、とは言え自ら表だって発言はしたくないというような
 場合が多いようです。

 反対していないのなら、トップ自らがその活動をサポートしているとい
 うスタンスをぜひ社員の前で見せていただきたいのですが…。

 先月12日、近畿経済産業局主催のダイバーシティフォーラムで、経済産
 業省が「ダイバーシティ100選」に認定した関西を基盤とする企業のトッ
 プの方々とご一緒する機会がありました。ゲストの控室で、トップのコ
 ミットメントが得にくい企業が多いとお話した際に、大阪の天彦産業の
 社長が『コミットしない社長がいることが、信じられない!』と驚かれ
 ていました。

 同席されていた姫路のエス・アイの社長は、『障がい者雇用に前向きで
 ないトップは、彼らの優秀さを知らないんですよね。まず、障がい者と
 触れ合い、彼らの素晴らしさを体感して欲しい』と話されているのを聞
 きながら、“障がい者”という言葉を“多様な社員”という言葉に置き
 換えられるということに気づきました。

 常々、トップの周りにおられるのは、往々にして、あまり“多様な社員”
 と言える方々ではないように思います。

 トップの方々に、もっと自社の多様な社員と接する機会を持っていただ
 ければと思います。

 先月末、シカゴ大学社会学部の山口一男教授(『ダイバーシティ』の著
 者)の講演を拝聴しました。

 67歳というご年齢は、巷のトップの方々とそう違わないように思います。

 その先生が、なぜここまでダイバーシティに熱心に取り組まれるように
 なられたのか質問したら、先生は、“私憤”と答えられました。

 今でもその傾向はありますが、先生が進学された頃は、女性の東大進学
 者は稀有な例で、その数少ない優秀な女性たちが、就職後、結婚や出産
 を機に退職せざるを得なかったという事実を目の当たりにされ、あれだ
 け優秀な女性たちをみすみす戦力外にするとは、なんともったいないこ
 とだろうと、社会に対して憤りを感じられたそうです。

 前述のエス・アイの社長のお話にも通じることですが、「体感する」こ
 との大切さを改めて痛感しました。当センターのモットー、“『できな
 い』から『できる』に”を実現するには、「感じる」というプロセスが
 必要とよく話します。

 そこで、ダイバーシティやWLBの推進活動に対するトップのコミットメ
 ントが得にくいとお悩みの企業の方々にお勧めします。

 一度、トップの方々が、日頃接する機会が少ない多様な人材(女性、外
 国人、障がい者、新入社員、中途採用社員、その他各組織内で多様な属
 性、背景を持つ社員たち)と触れ合う機会を設けてみられてはいかがで
 しょうか。

 その結果、トップが自社の多様な人材の素晴らしさ、多才さを目の当た
 りにされれば、コミットメントが得やすくなるかもしれません。

 トップの“食べず嫌い”を無くしていただくためには、苦手だという先
 入観がある食材を少しずつ食事に混ぜるような工夫が必要かもしれませ
 ん。

 その際は、混ぜられた多様な食材が美味しく、栄養もあり体に良いとい
 うこと、即ち、その多様な社員が優秀で、ビジネスにも十分貢献できる、
 組織にとって必要不可欠な存在だということが前提です。

 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 1) 従業員意識調査の実施
   仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査・研究チームが調査いたします!!

 「あなたの会社は仕事と生活のバランスが取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。

 既にご用命いただいた企業・団体からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。
 

 ■お申し込みフォーム
 URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
 講演いたします!

 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
 やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
 トを多数いただいております!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20130815

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
 の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

 播州弁で語るアツい口調が大好評!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
 に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。
 

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20130815

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.事例紹介 「フィードバック、してますか?」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 相談員の荒谷です。
 お盆明け、まだ夏真っ盛りです。
 (といいつつ、原稿は8月初旬に書いているのですが…。)

 空調の効いた室内、汗の滴る屋外、外出の多い方は体調管理にお気を付
 けくださいね。

 私たちセンターのメンバーも、企業訪問で外出の機会が多いのですが、
 水分補給、適度な休憩、少し余裕のあるスケジューリングで業務を遂行
 しています。

 さて、「変化を楽しむ」というタイトルで、今年1月のメルマガの記事
 を書かせていただきました。
 (えっ、読まれてない?ではバックナンバーをどうぞ!
 リンク⇒ http://diversity-kitao.co.jp/backnumber/2013/01/32th/ )

 要約すると、世の中の変化は、自分たちではどうすることもできないも
 のがたくさんある中で、受け身になるばかりではなく、自分たちをより
 良くするために「変化を楽しむ」気持ちで対応する、場合によっては変
 化を先取りするような気持ちで対応していきませんか、というような内
 容でした。

 私自身、「変化を楽しむ」ということは、機会があれば色々な所で話を
 させていただいたり、自分でも行動していたり(しているつもり)する
 ので、メルマガに書いたことを忘れていました。

 
 そんな中、4月に豊岡商工会議所を訪問した際のことです。

 担当の方と話していますと、「“変化を楽しむ“って言われてましたね」、
 という話になりました。

 こちらでそんな話をしたことがあったっけ?と、(自分のことなのに)
 「いつその話をしましたか」と尋ねたところ、メルマガを読んでくださ
 ったとのこと。

 勇気づけられる内容でしたとの感想をいただきました。

 そうか、メルマガに書いてたんだと、帰宅後、改めてメルマガを読み直
 してみました。

 「メールマガジンで読んでいました」というフィードバックをいただき、
 とても嬉しくなりました。

 この件に限らず、良かったよ、あるいは、修正した方が良いよという、
 どちらのご意見であれ、それらを基に、より深く考えるきっかけになっ
 たり、より良い資料ができたりと、更に良い方向に進めることになりま
 す。

 とはいえ、若い頃は上司に対して、「頑張って作った資料やのに、ケチョ
 ンケチョンに言わんでもええやん、この資料の良さがわからんか?」と、
 内心、変な自我がありました。

 また、親から色々言われても、「わかってるって!」とだけ答えること
 が多く、きちんと受け取れていなかったようです。

 実はわかっていなかったんですね。(もしかして未だにかも…。)

 フィードバックって、まさに大事なコミュニケーションですよね。

 こちらが発信したことに対して、フィードバックは逆からの情報発信で、
 最初の発信者が受信する側にまわります。

 もしくは、部下の仕事ぶりを見守る上司が、仕事の工程でアドバイスを
 したり、報告内容に対する意見を述べたりします。

 これもまさにフィードバックで、上司と部下間の大事なコミュニケーシ
 ョンですね。

 頑張って仕事をしているのに、上司から何の反応もない。

 報告や相談に行こうとしても、プレーイング・マネージャーとして自ら
 大量の仕事を抱えているから、“来るな”オーラを出していたり、「資
 料、置いといて」とだけ伝えたり…。

 こんなことが続くと、部下のモチベーションは低下しますよね。

 なぜ、フィードバックが大事なのでしょう。

 複数の理由が考えられますが、最も重要なのは、北尾主任相談員もいつ
 も大事だと話している『多様な視点で物事を見る』という観点ではない
 かと思います。

 管理職や経営層の方など、職位が上であるほど、部下の方に比べて、会
 社の方針も理解され、様々な仕事の経験も積まれているでしょう。

 成功例も、うまくいかずに悩まれたこともあるでしょう。

 部下は、一人だけで悩んでいるより、同僚や上司の意見も参考にして、
 より良い仕事に仕上げていくことができるものです。

 だから、周りからのフィードバックが大事なのではないでしょうか。

 良いフィードバックで人は育つ、仕事でも「一皮むける」。

 管理職の皆さん、経営層の皆さん、皆さんの周りにはフィードバックを
 待っている人たちがたくさんいます。

 家庭でも、子どもや配偶者、親・兄弟姉妹などが、地域でも、友人、知
 人、お隣さん、PTAメンバーなどなど、皆さんのフィードバックを待って
 いる人たちがたくさんいます。

 まるで、ツバメの巣で、ツバメのひなたちが口をあけて餌を待っている
 かのように…。

 さて荒谷も、みなさんからフィードバックをいただいて、「一皮むける」
 ことになればとても嬉しいです。

 えっ、仕事で「一皮むける」って、なんのことかって?、それは、ブロ
 グ“ダイバーシティの成せる業”の“スタッフのつぶやき”7月16日を
 ご覧くださいな。

 リンク⇒ http://diversity-kitao.co.jp/comments/?mg=20130815

 
 荒谷 典利

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●7.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「3歳まで抱き放題」などという発言が取りざたされていますが、子育
 てに関する悩みは、幼児期だけに発生するものではなく、小、中、高と
 成長するにつれ、異なる課題に直面するものです。

 
 仕事と子育ての両立中の友人から聞いた話です。

 小学生の息子さんが友人宅に遊びに行くようになり、今まで母親は誰も
 が外で働いているものだと思っていたところ、必ずしもそうでないこと
 に気づいたそうです。

 最初は、「なんで○○ちゃんちのママはお仕事しないの?○○ちゃんち
 のママもお仕事しないとだめだよね」と言っていたそうですが、その内
 に、「なんでママはお仕事してるの?○○ちゃんちのママみたいにお家
 にいてくれたら、僕んちにもいつでも友達に来てもらえるのに…」と言
 い始めたそうです。

 「さて、どうしたものか」と言う友人に、「ずーっとママがお家に居た
 ら、○○君のすることをずっと見ているから、いちいちお小言を言って
 うるさいかもよ~」と言うのはどうかと答えたものの、あまり説得力は
 ありませんでした。

 友人と別れた後もその話を思い出しながら、もし、子どもが小学校の先
 生に、「どうして○○君のママはお仕事せずにお家にいるのに、僕のマ
 マは外でお仕事しているの」と訊いたら、先生はいったい何と答えるの
 だろうかと気になりました。

 
 世間には色んな家庭があり、色んな親がいます。

 どの家庭、どの親が良いということはなく、それぞれの親が、自分たち
 が選んだ生き方をベストなものとして信じているということを素直に子
 どもに伝えることが大切だと思います。

 こうして子どもたちは、幼い頃から、ダイバーシティ(多様性)の存在
 を体感することになるでしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●8.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、
 各種助成金を用意しています。
 皆様のご利用をお待ちしております。

 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的として支給します。

  支給対象:
  従業員の育児又は介護休業に対し、代替要員を新たに雇用した事業主
  
  ※ただし、企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下
  (会社法で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)の県内事
   業所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合
  (派遣労働者を受け入れた場合も含む)に限る。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

 
 ■育児・介護等離職者再雇用助成金(一部支給要件を緩和)
  ☆平成25年4月1日から、非正規社員で再雇用した場合(5年以内に正規
   社員への転換を前提)も助成対象に追加
   育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で
   再び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進すること
   を目的として支給します。

  支給対象:
  結婚、配偶者の転勤、妊娠、出産、育児、介護により離職した従業員
  を、①正規社員、②短時間勤務正規社員及び③非正規社員(5年以内に
  正規社員への転換を前提)として再雇用した事業主
  
  ※ただし、企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護
   など理由により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企
   業の県内事業所で再雇用した場合に限る。

  支給額:
  1.正規社員 50万円、2.短時間勤務正規社員 25万円、3.非正規社員 20
  万円(いったん非正規社員で雇用し、正規社員等へ転換した場合は、
  転換時、その差額分を追加支給します。詳しくはセンターまで。)

 ■仕事と生活の調和推進環境整備支援助成金(新規)
  ☆「ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言」宣言企業対象
   女性や高齢者などさまざまな人材の就労や、育児・介護等と仕事の
   両立を支援するために職場環境整備を行った事業者に支給します。

 [例えば]
  ●女性更衣室等の整備
  ●在宅勤務等に必要なネット環境等の整備 など

  支給対象:
   従業員が300人以下で、「ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言」
   を行った事業者
  
  支給額:
  対象経費の1/2以内(上限100万円)

  
  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20121115

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター 午前9時~午後5時)

─<編集後記>───────────────────────────
 
 皆さま、第39号はいかがでしたか?

 先月号で触れました、富士山に行ってきました。

 数年前に挑戦した際は、高山病のため、途中でリタイヤしてしまったの
 で、今回は意地でも登頂する!という強い気持ちで、数日前から体調を
 整え、万全の態勢で臨みました。

 登山客の多さを覚悟していましたが、予想を遥かに下回る恵まれた状況
 でスタート。

 出発して1時間ほどは森林の中をハイキング感覚でゆるゆるとお喋りしな
 がら歩いていましたが、山の頂の全貌が見えてくると気分が高揚すると
 同時に、いよいよ本格的な登山が始まるのか…と、一気に緊張感が増し
 ました。

 さすが世界に誇る日本一の山、といわれるだけあって、山頂付近は見渡
 す限り人、人、人!!

 雲の上にこんなに人がいるのかと思うと不思議な感じでした。

 水墨画のような雲海に、登ってくる人々のヘッドライトの光が暗闇の中
 で1本の線となり、幻想的でとても美しい光景でした。

 標高が上がるにつれ、気温は下がり、風も強くなり、道のりも表情も一
 気に険しくなってきましたが、天候も良かったため、無事に登頂し、ご
 来光を拝むことができました。

 
 強行スケジュールであったため、体力的には相当疲れましたが、あの何
 とも言えない、感動的なご来光の情景が心に染み渡り、疲れが一気に吹
 き飛ぶ、価値ある時間だと感じました。

 
 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20130815
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130815
 フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo
 バックナンバー http://diversity-kitao.co.jp/category/backnumber/?mg=20130815
 
 Copyright (C) 2013 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2013年7月号 第38号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2013年7月18日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

 ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130718

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

 第38号
 発行日:2013年7月18日木曜日(月刊)
 発行 :公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集
 2.セミナー、イベントなど各種ご案内、開催予告
 3.Facebookのご案内
 4.はじめに
 5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
 6.事例紹介 「「バランス」について」
 7.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
 8.助成金のご案内
 9.関係機関からのお知らせ
  ~健康づくりチャレンジ企業補助金(第1次)のご案内~

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 “仕事と生活の調和”実現推進を宣言し、よりよい会社・職場づくりを
 めざしませんか?
 
 兵庫県では勤労者が仕事と生活の充実を感じ、意欲と能力を十分に発揮
 できるような仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス=WLB)が
 実現できる社会の構築をめざし、今年度より新たに“ひょうご仕事と生
 活の調和推進企業宣言制度”を開始いたしました!!

 この制度は、組織内のWLB実現推進に向け取り組むことを宣言する企業・
 団体を“取組宣言企業”として登録し、ホームページなどで公表いたし
 ます。

 ご登録後は、多彩な専門家で構成する相談員の派遣や、従業員を対象と
 した研修等の開催、職場環境整備に関する助成金の活用や、自組織の
 WLB進捗状況が確認できるWebサイトの利用など、重点的な支援を受ける
 ことができます。

 また、センターの評価指標に基づき、一定の成果や取組実績が認められ
 ると“企業認定”や“企業表彰”の対象となります。

 宣言登録までの手順

 1.宣言書の提出:“宣言書”に必要事項を記入・捺印の上、センターに
         提出
 2.登録証の発行:提出内容を確認後、登録証をセンターより発行

 宣言書や詳細に関しましてはセンターのHPをご覧ください

 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modpage01_2785/?mg=20130718

 WLBの推進に取り組まれたい企業・団体の皆さま、
 ふるってご連絡ください!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.セミナー、イベントなど各種ご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■募集中

 1)ワーク・ライフ・バランス(WLB)実現推進のためのキーパーソン
   養成講座 第2弾開催!!
   ~『プランとキーパーソン』が組織を救う!~

 2009年6月の当センター設立以来丸3年、数々の企業・団体を訪問し、
 2013年3月までに、延べにしてコンサルテーション2090件、研修企画実施
 696件と実施させていただきました。

 本講座では、これらの経験をもとに培ったノウハウを提供いたします!!

 WLB実現推進を経営戦略の一環として進めていくには、組織内でキーパー
 ソンと言われる人たちの育成が欠かせません。

 当センターでは昨年に引き続き、そのキーパーソン養成のための連続講
 座(全4回、4回目は各自のプラン発表)を開催いたします。

 講座の最終回に、組織でWLBの実現を推進するために実践可能なプラン
 を完成し、ご発表いただきます。

 講座終了後も、キーパーソンとして十分ご活躍いただけますよう、当セ
 ンターが継続支援させていただきます。

 全講座修了者には、ワーク・ライフ・バランスフェスタにて修了証書が
 授与されます。

 この機会に、是非、お申し込みください。

 昨年、ご参加いただきました企業や団体からも、他の社員・職員の方々
 に継続的にご参加いただくことも大歓迎です。

 【開催スケジュール】
 ・初回 :平成25年8月9日金曜日  【体感・理解】
  「WLB実現推進の必要性について考える」
 ・2回目:平成25年9月6日金曜日  【認識】現状を知る
 ・3回目:平成25年10月4日金曜日 【計画】アクションプランの作成
 ・4回目:平成25年11月8日金曜日 【実践】アクションプランの発表
 ・フォローアップ:平成26年2月7日金曜日 アクションプランの振り返り

 【講  師】
  ひょうご仕事と生活センター 主任相談員 北尾 真理子 他
 
 ※実施時間は各回13時~17時です。
 ※各講座は毎回参加型の実習(グループワーク)中心で進める予定です。
 ※昨年開催した同養成講座第2弾は、計5回の連続講座でしたが、昨年の
  参加者の方々のご意見も参考に、今年は計4回の実施といたしました。

 【会  場】兵庫県中央労働センター内 会議室
       (神戸市中央区下山手通6-3-28)
 【対 象 者】経営者、役員、人事・労務・総務などWLB実現推進活動の中
       心となる組織の責任者及びご担当者の方、兵庫県内の企業・
       団体にお勤めの方で、組織内でWLBを推進したい方、WLB推
       進担当者の方

 ※連続性のある内容ですので、原則、全講座を受講可能な方に限らせて
  いただきます。

 【定  員】 30名(定員になり次第、受付を終了とさせていただきます)
 【参 加 費】 無料
 【お申し込み方法】下記の申し込み用紙に必要事項を記入の上、FAXまた
          はEmailにてお申し込みください。

 チラシ兼お申込書:http://diversity-kitao.co.jp/event/2013/06/key-person2/?mg=20130718

 【お申し込み締切日】 平成25年7月26日金曜日

 皆様のご参加をお待ちしております!!

——————————————————————

 ■開催予告!

 2)平成25年度 最先端企業見学ツアー
 “平成の大遷宮”で沸く山陰出雲地方でワーク・ライフ・バランスを実
  践する先進企業から学ぶツアー           

 昨年度は滋賀県と石川県にある企業・団体を訪問しましたが、今年度は、
 出雲地方の先進企業訪問見学ツアー(1泊2日)を実施する予定です!!

 
 【日  程】平成25年10月中旬から下旬の木曜日~金曜日
 【募集人数】30名

 詳細は、決まり次第、メルマガやHP、ブログで随時掲載いたしますので、
 しばらくお待ちください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.Facebookのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 当センターのFacebookでは、センターが主催するイベント情報をはじめ、
 多様な働き方に関する情報や先進事例紹介など、ホームページやブログ
 と同様に様々な情報を公開・発信しております。
 
 自組織のワーク・ライフ・バランス実現推進活動の際に、参考にしてい
 ただければ幸いです。

 アカウントをお持ちでない方でも下記URLからご覧いただけます。
 
 Facebookページ名:ひょうご仕事と生活センター
 https://www.facebook.com/WLB.Hyogo

 皆様、是非、ご覧ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●4.はじめに
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 史上3番目に早い梅雨明けとなった日本列島、セミの鳴き声が聞こえ、
 今月に入り、暑さが一段と増したように感じます。

 皆様、夏バテされていませんか。

 今回は、ビジョン(めざすべき姿、なりたい姿)をもつことの大切さに
 ついて書いてみます。

 組織において、何か大きな変化を起こそうとする時に最も大切なことは
 ビジョンを設定することです。

 その変化を起こした結果、どのような良いことがもたらされるのかを想
 像し、それを共通のビジョンとして設定するのです。

 それは、その変化を起こすための取組活動を成功裏に成し遂げられるか
どうかを左右することになると言っても決して過言ではありません。

 変化を起こす時には、まずビジョンを描き、そのビジョンを見える化し、
 メンバー間で共有し、ビジョン達成に向けて、メンバーが一丸となって
 取り組んでいくことは大切です。

 例えば、組織の中にダイバーシティ(多様性)を取り入れ、それを経営
 戦略として活かして行こうとされる時、まず、自組織にダイバーシティ
 を取り入れ、取り入れたダイバーシティを尊重し、組織運営に活かして
 行くことができたら、その結果、その組織がどのようになるかを想像し
 ていただきたいのです。

 逆に言えば、自分たちの組織をどんな風に変えたいかを具体的に描き、
 見える化し、そうなるためにはダイバーシティの尊重と活用が必要不可
 欠だということを組織内のメンバー全員が共通認識として共有すること
 が大切だということです。

 ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和=WLB)も同様です。

 組織で働く人たちのWLBの実現推進活動に取り組む前に、まず組織をど
 うしたいのかというビジョンをしっかりと具体的に掲げることです。

 ダイバーシティを尊重し、活用することやWLBの実現を推進することが
 目的になってしまってはいけません。

 ダイバーシティの尊重と活用推進もWLBの実現推進も、組織がめざす姿
 に近づくための手段であるべきなのです。

 
 まず、組織がめざす、なりたい姿を明確にし、それをメンバー全員で共
 有します。

 そのために、組織のビジョンをパワーポイントスライド1~2枚にまとめ
 て示されると良いと思います。

 このように、最初に、組織のメンバー全員にビジョンを示しておくこと
 により、その後から、企画し、導入し、実践するすべての施策が、こと
 ごとく理解されやすくなります。

 施策A’はビジョン達成のために必要なプランAを遂行するためのもの、
 施策B’は、プランBを遂行するために必要なものなどということが、組
 織のメンバー全員に受け入れられやすくなります。

 また、こうしてビジョンを見える化し、組織全体で共有しておけば、た
 とえ施策が実践される前に経営トップが交代したとしても、軸がぶれる
 ことなく、その活動は持続性のあるもとして続けられる筈です。

 ビジョンの設定と共有は、組織内で、各層別社員対象の研修プログラム
 を考える時にも大切です。

 
 例えば、管理職対象の研修プログラムを考える時、最初に自組織の管理
 職社員はこうであって欲しいというビジョンをきっちりと掲げることが
 必要です。

 そのビジョンを達成するために、具体的なアクションプランを立てる訳
 ですが、わが社の管理職がめざすべき姿はこうあるべきというビジョン
 に対して、現状とのギャップを見つけ出します。

 そうして見つかったギャップを埋めるために必要な研修プログラムを考
 案し、導入し、実践します。

 そうすることにより、今度、実施される管理職対象の研修は、管理職社
 員のめざすべき姿の中の、特にこの部分を補うことができるものだとい
 うことを明確に伝えられます。

 ビジョンを設定し、組織内で共有することは、多種多様な新しい施策を
 包括的に導入し、実践していくことを加速化させます。

 設定されたビジョンはもとより、そのビジョンを達成するために遂行し
 ていく様々なアクションプランについても、常に組織のメンバーに対し
 て、広報していくことも大切です。

 ダイバーシティやWLBの推進をする際には、効果的なマーケティング手腕
 も必要です。

 そうして、組織のメンバーをすべからく巻き込みながら活動を進めて行
 くことがおすすめです。

 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 1) 従業員意識調査の実施
   仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査・研究チームが調査いたします!!

 「あなたの会社は仕事と生活のバランスが取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。

 既にご用命いただいた企業・団体からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。
 

 ■お申し込みフォーム
 URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
 講演いたします!

 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
 やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
 トを多数いただいております!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20130718

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
 の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

 播州弁で語るアツい口調が大好評!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
 に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。
 

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20130718

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.事例紹介 「「バランス」について」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 初めまして。

 この4月から相談員チームで相談・実践支援活動をしております、内部相
 談員の岡本です。

 メルマガ初登場の大型?(血液型O型、体格も大型)新人ですが、今後と
 もよろしくお願いいたします。

 昨年度は、ひょうご仕事と生活センターで、「経済団体等連携推進員」
 として、県内の各商工会議所、商工会、経営者協会等の経済団体を訪問し、
 ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和=WLB)の啓発・推進活動を
 行いました。

 具体的には、各経済団体会員企業の皆様にWLB実現推進の必要性を知って
 いただけるよう、WLBに関するセミナーを各地域で開催していただくこと
 を目的に訪問していました。

 初めの頃は、「WLBという言葉を初めて聞いた」、「WLBという言葉は聞い
 たことがあるが、内容はよく知らない」、「WLBとは育児・介護休業制度
 のことだと思っていた」等々、WLB実現推進活動の必要性をご理解いただ
 けている方は少なく、WLBという言葉自体もまだ認知されていないという
 ことを実感しました。

 推進員から内部相談員と立場が変わり、今後は、WLBに取り組もうかどう
 か迷われていたり、取組のきっかけをつかまれていない県内企業の経営
 者や管理職の方々、社員の皆様に、今まで以上にWLBの必要性を訴え、出
 来る限りのお手伝いをさせていただきたいと思っています。
 
 
 とは言え、かく言う私も、WLBという言葉を初めて耳にした時は、“バラ
 ンス”という言葉から、なんとなく「仕事 50% 、生活50%」がバラン
 スの取れた状態なのかなと勘違いしていました。 

 話は少し古くなりますが、1970年(昭和45年)に大阪で、日本万国博覧会
 が開催されました。

 当時、私は高校2年生で、学校の行事で1度見学に行きました。

 その時の感想はここでは割愛しますが、この大阪万博のテーマが『人類
 の進歩と調和(Progress and Harmony for Mankind)』であったことを今
 でも鮮明に覚えています。

 「調和」=「Harmony(ハーモニー)」、この訳は私の「調和」という言葉
 に対するイメージとして、今でも脳裏に焼きついており、WLBの“B”
 「Balance(バランス)」=「調和」の訳に最初は少し違和感のようなもの
 を抱いていたのは、当時の印象からだと思います。

 ハーモニーという言葉の響きに、何か優しさ、豊かさを感じます。
 
 今は休んでいますが、少し前に混声合唱団で歌っていました。ソロで歌
 うのとは違い、合唱はまさしくハーモニー=調和が大切です。

 老若男女、歌唱力も初心者からセミプロまで、いろんな人たちが1つの楽
 曲を歌い上げる難しさと楽しさ、達成感を味わえて、なかなかいいもの
 です。

 ハーモニーは、抽象的には一種の共鳴ということができます。

 2人が出す音に共鳴が起こると、単に音が2人分出ている以上の響きの充
 実感が得られます。

 ソロで歌う場合は、自分が思うように、自由に歌うことが出来ますが、
 合唱の場合はそうはいきません。

 絶えず自分の声が合唱にいかに溶け込み、なおかつ共鳴出来るかを考え
 ます。

 自分の存在感を出しながら、いかにハモルかが大切なのです。

 WLBの実現推進も、ある意味、合唱と似ていると思っています。

 
 各個人および組織が、個々人が持つ多様な違いを互いに理解し、認め、
 受け入れた上で、互いに足りない部分を補い合う姿勢を持つこと
 (=ダイバーシティを活かすこと)につながるのだと思います。

 多種多様な価値観を持つ人々の集まりである組織において、ハーモニー
 (調和)を大切にしながら、そこで働く人たち各々が希望するバランス
 のとれた生活が送れるよう、これからもお手伝いさせていただけたらと
 思っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●7.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 タイム・マネジメント(時間管理)の研修では、「することリスト」の
 作成を習慣化して、書き出した「すること」に優先順位をつけて行うよ
 うにとよく言われます。

 実は私、「することリスト」を中学生の頃から作成していました。

 中学生の頃のことですから、「することリスト」と言っても、たいした
 ことを書き出していた訳ではありませんが、記憶力に自信がないことも
 あり、どんな些細なことでも、思いついたらすぐ書き留めていました。

 書き出したことをし終えたら、線を引いて消します。

 最近は、大判のシステム手帳以外に、「することリスト」用の小さなメ
 モ帳もいつも持ち歩いています。

 大判の手帳を持たない時でも、この小さなメモ帳は必ず持ち、思いつい
 たことがあれば、その場ですぐに書き留めておきます。

 そして、駅で電車を待つ間など、時間があれば目を通し、まだし終えて
 いないことやし終えたにもかかわらず消し忘れているものはないかなど、
 常に確認しています。

 
「することリスト」の使い方で、ある話を思い出しました。

 米国から出張中のアメリカ人女性と一緒に岡山に出張した時のことです。

 帰りの新幹線の中でメモ用紙を取り出した彼女は、
 「To do list(することリスト)」を書き始めました。

 『ホテルに着いたらすることを書いているの』と彼女。

 見ると最初に、“Unpack suitcase(スーツケースを開梱する)”と書いて
 ありました。

 「ホテルに着いたら、スーツケースを開けるのは当然のことじゃないの」
 と尋ねる私に、「絶対にするって決まっていることを書いておいたら必
 ず消せるでしょ。することリストに書いたことをなかなか消せないとス
 トレスがたまるから、必ずすぐに消せることも混ぜて書いておくの」と
 答える彼女。

 以来、私も「することリスト」に、必ずすぐに消せることも書いています。

 例えば、「爪を切る」など…。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●8.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、
 各種助成金を用意しています。
 皆様のご利用をお待ちしております。

 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的として支給します。

  支給対象:
  従業員の育児又は介護休業に対し、代替要員を新たに雇用した事業主
  
  ※ただし、企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下
  (会社法で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)の県内事
   業所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合
  (派遣労働者を受け入れた場合も含む)に限る。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

 
 ■育児・介護等離職者再雇用助成金(一部支給要件を緩和)
  ☆平成25年4月1日から、非正規社員で再雇用した場合(5年以内に正規
   社員への転換を前提)も助成対象に追加
   育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で
   再び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進すること
   を目的として支給します。

  支給対象:
  結婚、配偶者の転勤、妊娠、出産、育児、介護により離職した従業員
  を、1.正規社員、2.短時間勤務正規社員及び、3.非正規社員(5年以内
  に正規社員への転換を前提)として再雇用した事業主
  
  ※ただし、企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護
   など理由により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企
   業の県内事業所で再雇用した場合に限る。

  支給額:
  1.正規社員 50万円、2.短時間勤務正規社員 25万円、3.非正規社員 20万
  円(いったん非正規社員で雇用し、正規社員等へ転換した場合は、転換
  時、その差額分を追加支給します。詳しくはセンターまで。)

 ■仕事と生活の調和推進環境整備支援助成金(新規)
  ☆「ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言」宣言企業対象
   女性や高齢者などさまざまな人材の就労や、育児・介護等と仕事の
   両立を支援するために職場環境整備を行った事業者に支給します。

 [例えば]
  ●女性更衣室等の整備
  ●在宅勤務等に必要なネット環境等の整備 など

  支給対象:
   従業員が300人以下で、「ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言」
   を行った事業者
  
  支給額:
  対象経費の1/2以内(上限100万円)

  
  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20130718

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター 午前9時~午後5時)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●9.関係機関からのお知らせ
 ~健康づくりチャレンジ企業補助金(第1次)のご案内~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 兵庫県では、働きざかり世代の健康づくりを推進するため、従業員や家
 族等の健康づくりに取り組む企業を「健康づくりチャレンジ企業」とし
 て登録し、登録した事業所に対して、健康づくりに関する健康教室や講
 演会等の開催への補助金を交付します。

 1 公募期間
   平成25年7月16日(火)~ 8月16日(金)(必着)

 2 補助金の概要
 ・1件あたりの補助金額:
<健康教室枠> 参加者30人未満 上限5万円
   <講演会枠> 参加者30人以上 上限10万円

 ・補助対象者:
    「健康づくりチャレンジ企業」として登録された事業所等
     ※「健康づくりチャレンジ企業」の登録については、兵庫県
       ホームページをご覧ください。
     http://web.pref.hyogo.lg.jp/kf17/kenkou_challenge.html

 ・対象経費:
   開催に必要な経費(講師等謝金・旅費、会場貸借料など)

 3 応募方法
  必要事項を記入した活動提案書を下記提出先まで提出してください。

    ※詳細は、兵庫県ホームページをご覧ください。
     提案書様式もダウンロード可能です。
    
    http://web.pref.hyogo.lg.jp/kf17/challenge_hojo.html

 4 提出先・お問い合わせ先
   兵庫県健康福祉部健康局健康増進課
   〒650-8567 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号
   ℡ 078-362-9109  E-mail:kenkouzoushinka@pref.hyogo.lg.jp

─<編集後記>───────────────────────────
 
 皆さま、第38号はいかがでしたか?

 近畿地方でも7月上旬、例年より早く梅雨が明けました。

 梅雨入り宣言後、日本の各地で気温が35度を超える日もあり、アスファ
 ルトの地面からはジリジリと熱気が湧きあがる、こんなカラカラっとし
 た夏真っ盛り!といった天候で、梅雨らしくない日々が続いていたので、
 なのにまだ明けていなかった事が不思議でなりません。

 水分をしっかり補給し、熱中症にはご注意ください。

 ところで、日本には白神山地や小笠原諸島、屋久島等、日本ならではの
 繊細さや自然豊かな美しさを感じられる場所がありますが、先月ついに
 “富士山”が世界文化遺産に登録され、それに伴い更なる入山者の増加
 が予想され、遺産を保つためにも入山料の導入が決定されました。

 国内外問わず、世界各国から登山観光客が訪れる場所であるため、登山
 道の舗装の他、お手洗いや山小屋の維持管理、安全の確保を考慮すると、
 入山料の導入は良いことだと個人的には感じました。

 エジプトのピラミッドや、ペルーのマチュピチュ遺跡等、世界各国に憧
 れの世界遺産はたくさんありますが、日本の素晴らしさを、美しい日本
 一の山である富士山を通し、日本人だけではなく、是非海外の皆様にも
 今まで以上に知っていただけたらと思います。

 
 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20130718
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130718
 フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo
 
 Copyright (C) 2013 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2013年6月号 第37号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2013年6月20日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

 ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130620

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

 第37号
 発行日:2013年6月20日木曜日(月刊)
 発行 :公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集開始
 2.セミナー、イベントなど各種ご案内、開催予告
 3.Facebookのご案内
 4.はじめに
 5.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
 6.事例紹介 「変革の月6月」
 7.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
 8.助成金のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.ひょうご仕事と生活の調和推進企業宣言制度 宣言企業募集開始
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 兵庫県では勤労者が仕事と生活の充実を感じ、意欲と能力を十分に発揮
 できるような仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス=WLB)が
 実現できる社会の構築をめざし、今年度より新たに“ひょうご仕事と
 生活の調和推進企業宣言制度”を開始いたしました!!

 この制度は、組織内のWLB実現推進に向け取り組むことを宣言する企業・
 団体を“取組宣言企業”として登録し、ホームページなどで公表いたし
 ます。

 ご登録後は、多彩な専門家で構成する相談員の派遣や、従業員を対象と
 した研修等の開催、職場環境整備に関する助成金の活用や、自組織の
 WLB進捗状況が確認できるwebサイトの利用など、重点的な支援を受ける
 ことができます。

 また、センターの評価指標に基づき、一定の成果や取組実績が認められ
 ると“企業認定”や“企業表彰”の対象となります。

 宣言登録までの手順

 1.宣言書の提出:“宣言書”に必要事項を記入・捺印の上、センターに
         提出
 2.登録証の発行:提出内容を確認後、登録証をセンターより発行

 宣言書や詳細に関しましてはセンターのHPをご覧ください

 ⇒ https://www.hyogo-wlb.jp/modpage01_2785/

 WLBの推進に取り組まれたい企業・団体の皆さま、
 ふるってご連絡ください!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.セミナー、イベントなど各種ご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■新着情報

 1)ワーク・ライフ・バランス(WLB)実現推進のためのキーパーソン
   養成講座 第2弾開催!!
   ~『プランとキーパーソン』が組織を救う!~

 2009年6月の当センター設立以来丸3年、数々の企業・団体を訪問し、
 2013年3月までに、延べにしてコンサルテーション2090件、研修企画実施
 696件と実施させていただきました。

 本講座では、これらの経験をもとに培ったノウハウを提供いたします!!

 WLB実現推進を経営戦略の一環として進めていくには、組織内でキーパー
 ソンと言われる人たちの育成が欠かせません。

 当センターでは昨年に引き続き、そのキーパーソン養成のための連続講
 座(全4回、4回目は各自のプラン発表)を開催いたします。

 講座の最終回に、組織でWLBの実現を推進するために実践可能なプラン
 を完成し、ご発表いただきます。

 講座終了後も、キーパーソンとして十分ご活躍いただけますよう、当セ
 ンターが継続支援させていただきます。

 全講座修了者には、ワーク・ライフ・バランスフェスタにて修了証書が
 授与されます。

 この機会に、是非、お申し込みください。

 昨年、ご参加いただきました企業や団体からも、他の社員・職員の方々
 に継続的にご参加いただくことも大歓迎です。

 【開催スケジュール】
 ・初回 :平成25年8月9日金曜日  【体感・理解】
  「WLB実現推進の必要性について考える」
 ・2回目:平成25年9月6日金曜日  【認識】現状を知る
 ・3回目:平成25年10月4日金曜日 【計画】アクションプランの作成
 ・4回目:平成25年11月8日金曜日 【実践】アクションプランの発表
 ・フォローアップ:平成26年2月7日金曜日 アクションプランの振り返り

 【講  師】
  ひょうご仕事と生活センター 主任相談員 北尾 真理子 他
 
 ※実施時間は各回13時~17時です。
 ※各講座は毎回参加型の実習(グループワーク)中心で進める予定です。
 ※昨年開催した同養成講座第2弾は、計5回の連続講座でしたが、昨年の
  参加者の方々のご意見も参考に、今年は計4回の実施といたしました。

 【会  場】 兵庫県中央労働センター内 会議室
       (神戸市中央区下山手通6-3-28)
 【対 象 者】経営者、役員、人事・労務・総務などWLB実現推進活動の中
       心となる組織の責任者及びご担当者の方、兵庫県内の企業・
       団体にお勤めの方で、組織内でWLBを推進したい方、WLB推
       進担当者の方

 ※連続性のある内容ですので、原則、全講座を受講可能な方に限らせて
  いただきます。

 【定  員】 30名(定員になり次第、受付を終了とさせていただきます)
 【参 加 費】 無料
 【お申し込み方法】下記の申し込み用紙に必要事項を記入の上、FAXま
          たはEmailにてお申し込みください。

 チラシ兼お申込書:http://diversity-kitao.co.jp/event/2013/06/key-person2/?mg=20130620

 【お申し込み締切日】 平成25年7月26日金曜日

 皆様のご参加をお待ちしております!!

——————————————————————

 ■開催予告!

 2)平成25年度 最先端企業見学ツアー
 “平成の大遷宮”で沸く山陰出雲地方でワーク・ライフ・バランスを実
  践する先進企業から学ぶツアー           

 昨年度は滋賀県と石川県にある企業・団体を訪問しましたが、今年度は、
 出雲地方の先進企業訪問見学ツアー(1泊2日)を実施する予定です!!

 
 【日  程】平成25年10月中旬から下旬の木曜日~金曜日
 【募集人数】30名

 詳細は、決まり次第、メルマガやHP、ブログで随時掲載いたしますので、
 しばらくお待ちください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.Facebookのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 当センターのFacebookでは、センターが主催するイベント情報をはじめ、
 多様な働き方に関する情報や先進事例紹介など、ホームページやブログ
 と同様に様々な情報を公開・発信しております。
 
 自組織のワーク・ライフ・バランス実現推進活動の際に、参考にしてい
 ただければ幸いです。

 アカウントをお持ちでない方でも下記URLからご覧いただけます。
 
 Facebookページ名:ひょうご仕事と生活センター
 https://www.facebook.com/WLB.Hyogo

 皆様、是非、ご覧ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.はじめに
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回は、研修を行う際の受講対象者の選定についてお伝えしたいと思い
 ます。

 某企業から短時間勤務社員を対象にタイム・マネジメント(時間管理)
 の研修を実施したいという話がありました。

 所定労働時間を短縮して、働く社員たちがより効率良く業務をこなせる
 ようにとの親心的発想なのかもしれませんが、私は、正直、やや違和感
 をもちました。

 短時間勤務社員の業務量は短縮された勤務時間に見合うように減らされ
 る筈ですし、限られた時間内で一定の成果を出すためにはタイム・マネ
 ジメントスキルが必要不可欠です。

 必要に迫られるからこそ既に身につけておられる方も多いと思います。

 最近はワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和=WLB)の実現推
 進に取り組まれる企業も増え、社員が業務効率を高め、限られた時間内
 で成果を出せるようにとタイム・マネジメント研修を依頼されることも
 多々あります。

 ただ、受講対象者が短時間勤務社員だけというのはあまり得策ではあり
 ません。

 短時間勤務社員や仕事と育児や介護の両立をしている社員だけが対象と
 なるのではなく、フルタイムで働く社員たちも同時に受けることが理想
 的です。

 すべての方に当てはまるとは限りませんが、短時間勤務社員の方々は、
 常々、今より更に効率よく仕事をこなせるようにと工夫を凝らし、明確
 な目標と優先順位を設定し、段取り良く仕事をされています。

 無論、例外もあるでしょうが、限られた時間内に仕事を終わらせるため
 に勤務時間中は雑談も避け、集中して仕事に励んでおられる方が多いよ
 うで、その生産性はかなり高いものです。

 まさに、彼らの中に、タイム・マネジメントの講義が出来る人がいるの
 ではないかとさえ思います。

 その彼らだけを対象に、タイム・マネジメント研修を実施したいという
 発想の裏には、短時間勤務社員はフルタイムで働く社員たちよりも、さ
 らに効率よく働いてもらわなきゃといった一種の先入観があるのではな
 いでしょうか。

 
 組織の仕事は、短時間勤務社員や仕事と育児や介護の両立社員だけで成
 立していません。

 そこで働くメンバー全員が効率よく働くことを心がけない限り、状態は
 改善され得ません。

 残念ながら、彼らの周りで一緒に働く上司や同僚などの働き方が、短時
 間勤務社員や両立社員たちの足を引っぱってしまっているようなことも
 少なくありません。

 上記企業は、短時間勤務社員を部下に持つ管理職対象の研修も考えられ
 ているそうですが、それは重要なことです。

 WLBの実現推進に向けた取り組みをされている企業や団体の管理職の方々
 には、今まで必要なかった新たな知識やスキルを習得することが求めら
 れています。

 かつては、特定の時間と場所で、従事する仕事は違っても業務量はほぼ
 同じという条件で働く、目に見える社員たちを一様に、見守り、評価し
 ていればよかったのに、短時間勤務や在宅勤務など多様な働き方とWLBの
 実現推進支援制度の導入により、個々に異なる時間帯で働く社員や必ず
 しもいつも目の届く範囲内にいるとは限らない社員を見守り、評価する
 必要が生じています。

 だからこそ管理職対象の研修は、今、とても重視されています。

 一般社員だけを対象としたWLB研修実施後のアンケートを拝見すると、
 『管理職にも実施して欲しい』とのコメントが必ず複数あります。

 一方、育児や介護と仕事の両立をしている部下(多くの場合は女性社員)
 をもつ管理職対象研修では、アンケートに『女性社員たちは両立をして
 まで働き続けたいと思っているのだろうか』、『女性社員にあまり高い
 モチベーションがないように思えるが、管理職になりたいのだろうか』
 などという意見がよく書かれます。

 
 組織の規模にもよりますが、同一組織内のあらゆる層の社員に対し、多
 数の研修を同時期に展開していくことはたやすいことではありません。

 しかし、特定層の社員だけを対象に研修を行なえば、必ず『自分たちだ
 けではなく、別の層の人たちも研修を受けるべきだ』という声が上がり
 ます。

 研修の受講対象者を選定する時は、幅広い視野で、組織が掲げるビジョ
 ンに基づき、明確な優先順位を設定し、その時点でベストと思える選択
 をすることが大切です。

 当メルマガに対する皆様からのご意見、ご感想、ご質問をお待ちしてお
 ります。

 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●4.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 1) 従業員意識調査の実施
   仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査・研究チームが調査いたします!!

 「あなたの会社は仕事と生活のバランスが取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。

 既にご用命いただいた企業・団体からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。
 

 ■お申し込みフォーム
 URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
 講演いたします!

 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
 やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
 トを多数いただいております!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20130620

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
 の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

 播州弁で語るアツい口調が大好評!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
 に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。
 

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20130620

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.事例紹介 「変革の月6月」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 内部相談員の桑原です。1年の折り返しの6月となりました。

 6月といえば変革の月という印象があります。

 古くは1582年6月に起きた本能寺の変が有名です。

 中世を破壊し、従来の常識を強い意志で覆してきた織田信長が明智光秀に
 討たれました。

 歴史好きの方には信長が討たれた背景は何か、黒幕は誰かなど興味の尽き
 ない事件でした。

 時代が下った20世紀には、第二次世界大戦後の日本経済に大きな影響を
 与えた1950年6月の朝鮮戦争勃発、中国政治史に残る1989年6月の天安門
 事件もありました。

 そして2009年6月にはワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和=WLB)
 の全県的な推進拠点として、ひょうご仕事と生活センターが開所しまし
 た。

 全県的なWLB推進拠点の設置は全国初だったとのことで、歴史の浅いWLB
 にとっては大きな出来事だったでしょう。

 それから丸4年、私たちは兵庫県内の企業・団体の働き方を見直すことを
 通じ、WLBの実現推進に向けたお手伝いを続けています。

 昨年12月には日本の政権交代があり、株高と円安が進行し、またデフレ
 脱却をめざして2%のインフレをターゲットに定めるなど、変化の兆しが
 見えつつあります。

 日本は停滞期から抜け出せるかもしれません。

 日本人の働き方の常識も近年非常に変化してきました。

 安倍政権は政策的にWLBの実現推進や、女性が働きやすい社会の実現に向
 けて力を注ごうとしています。

 今回は、最近、相談・実践支援の一環として東播磨方面の企業・団体様
 を訪問し、ひょうご仕事と生活センター(以下センター)の活動のご紹
 介と、WLBについて経営者の方とお話をさせていただいた際の事例をご紹
 介します。

 同地域の某建設業の経営者の方が、『WLBの内容がいまいち良くわから
 ない。一目でわかる資料があればよいのだが…』と言われ、WLBの普及啓
 発に努めて5年目を迎えようとしていますが、県内企業への浸透度はまだ
 まだということを実感しました。

 また、『事業の傾向としては若者の意識が変わり、技術を自分のものに
 したいという意欲を持つ者が少なく、技術伝承が難しいので、スキルが
 落ちている。』とも話しておられました。

 売上を増加させ、利益を確保するためには何と言っても人、特に若者の
 力が必要です。

 若者が意欲を持って働けるよう、また次代を担っていくのだという意識
 が根付くよう、WLBがどういうものか、勉強したいともおっしゃっていま
 した。

 折りを見て、研修のご案内をしたり、再度、専門家との同行という形で、
 お手伝いができればと思っています。

 次に訪問した、中堅商社の経営者の方は、『WLB実現推進は自社の経営理
 念に取り上げているし、WLBの取り組みが必要であることは理解している
 が、なんといっても利益が上がらなければどうしょうもない。利益を上
 げて初めてWLB実現推進に取り組める。』とのご意見でした。

 WLBの実現推進をすることにより、仕事の能率をあげ、残業を減らし福利
 厚生にもつながることは認識しているが、“卵が先か鶏が先か”というこ
 とで迷っておられるようです。

 その方は、5年経営計画の中にWLBの項目を設けて、引き続き推進してい
 こうとの強い意志をおもちですので、センターとしても是非お手伝いさ
 せていただきたく思っております。

 6月はまた、“ジューンブライド”と言われるように、新生活をスタート
 される方もいらっしゃると思います。

 6月に結婚する花嫁は幸せになるとの言い伝えですが、個人だけでなく、
 会社・団体も、織田信長のように強い意志をもち、今までの常識を変え、
 働き方を変革していく気概を持ちたいものです。

 この6月を機に、WLB実現に向けて仕事も個人の生活も今一度見直し、会
 社も個人も幸せになることをめざした提案をいたします。

 
 センターも4年間の経験を踏まえて、より一層、県下の企業・団体の方々
 にWLB実現推進の取り組み活動が普及するようスタッフ全員で更に努力を
 続けたいと思っておりますので、今後ともセンターをご活用下さいます
 よう、よろしくお願い申し上げます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「プレゼンテーションZEN」の著者ガー・レイノルズ氏の講演を拝聴。
 
 著書にも記されていますが、パワーポイント(以下PPT)に書いたこと
 と話すことは変えるべき、必ず“ストーリー(物語)”が必要などと話
 されました。

 
 外資系企業に勤めていた時、上司へのプレゼンでPPTに書いたことを読
 み始めたら、

 “Stop reading as I can read.”
 (「自分で読めるから、読まなくていい」)
 と止められました。

 確かに英語が母国語の彼が自分で読む方が時間も節約できるというもの。
 
 読み終えた彼が言ったことは、

 “Now, tell me what’s not written here.”
 (「今からここに書いていないことを話して」)
 でした。

 でも、独立後、企業によってはPPTに書いていないことを話すと、

 「資料に書いていないことは話さないように」と言われることもあると
 いうことを初めて知りました。

 個人的にはプレゼンをする際は、PPTに記載する文字は極力減らし、体
 験談や例を織り交ぜながら、口頭でいかに“ストーリー”をふくらませ
 て伝えるかを意識しています。

 
 ところが、独立して間もない頃、ショックな出来事が…。

 
 某団体でワーク・ライフ・バランス研修の講師を務めた際に、参加者ア
 ンケートに書かれた言葉が原因。

 お一人の方が、
 「個人の体験談を聞きに来た訳ではない」と書かれていました。

 体験談を交えて話す方が、より深く受講者の皆様のお心に残る話が出来
 るのではとの熱い思いで臨んでいた後だけに、正直、少し落ち込みまし
 たが、否定的なご意見はその方だけで、他の方々には好評だったようで、
 ホッとしました。

 私自身、PPTにはできるだけ絵や写真を取り入れたいと思っていますが、
 講師業の友人から聞いた話では、某企業で「絵が多すぎる」と指摘され
 たこともあるそうです。

 
 人の考え方や価値観は十人十色。まさに多様性に富み、何事においても
 全員にご満足いただくことは至難の業。

 とは言え、これからも参加者アンケートを見ては一喜一憂し続けること
 でしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●7.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、
 各種助成金を用意しています。
 皆様のご利用をお待ちしております。
  
 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

  支給対象:
  従業員の育児又は介護休業に対し、代替要員を新たに雇用した事業主

  ※ただし、企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下
  (会社法で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)の県内事
   業所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労
   働者を受け入れた場合も含む)に限る。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

 
 ■育児・介護等離職者再雇用助成金(一部支給要件を緩和)
  ☆平成25年4月1日より、非正規社員で再雇用した場合も助成対象に追
   加

  育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
  び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
  的としています。

  支給対象:
  結婚、配偶者の転勤、妊娠、出産、育児、介護により離職した従業員
  を、1.正社員、2.短時間勤務正規社員及び、3.非正規社員(正規社員
  への転換を前提)として再雇用した事業主

  ※ただし、企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護
   など理由により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企
   業の県内事業所で再雇用した場合に限る。

  支給額:
  1.正社員 50万円、2.短時間勤務正規社員 25万円、3.非正規社員 20万
  円(いったん非正規社員で雇用し、正規社員等へ転換した場合は、転換
  時、その差額分を追加支給します。詳しくはセンターまで。)

  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。 
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20130620

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター 午前9時~午後5時)

─<編集後記>───────────────────────────
 
 皆さま、第37号はいかがでしたか?

 当センターでは、今年度から新事業として、自組織でワーク・ライフ
 ・バランス(仕事と生活の調和=WLB)の実現に向けた推進活動を行う
 意志を宣言された企業・団体を募る活動を開始しました。

 目的は、県下全域における、WLBの実現推進活動の更なる普及啓発です。

 この4月から、宣言企業を募るための推進員チームが新たに発足し、
 それに伴い、スタッフ全員が同じ空間で、顔を合わせて、心を合せて勤
 務できるように職場内のレイアウト変更を行いました!!

 変更前から、スタッフも荷物も割とぎゅうぎゅうに詰まった職場だった
 ので、増築しない限り、これ以上の変更は難しいと思っていましたが、
 ちょっとした発想の転換で、見事スタッフ全員と荷物が収まり、今月か
 らは、全員が同じ室内で勤務しています。

 お互いの活動状況を常に共有することで、WLB取組宣言をしてくださった
 り、ご相談くださる皆様に対して、タイムリーに、また、よりニーズに
 合ったお手伝いをさせていただけることと思っています。

 WLB取組宣言に関する詳細を知りたい、取組宣言をしてWLB実現に踏み出
 したい、と思われる企業・団体の皆様、センターまで、是非ご連絡くだ
 さい!!

 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20130620
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130620
 フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo
 
 Copyright (C) 2013 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2013年5月号 第36号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2013年5月16日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

 ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130516

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

 第36号
 発行日:2013年5月16日木曜日(月刊)
 発行 :公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.セミナー、イベントなど各種ご案内、開催予告
 2.Facebookのご案内
 3.はじめに
 4.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
 5.事例紹介 「初回訪問から研修実施までお手伝いさせていただいて…。」
 6.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
 7.助成金のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.セミナー、イベントなど各種ご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ■新着情報

 神戸市
  ×
 兵庫県経営者協会女性産業人懇話会(VAL21)
  ×
 ひょうご仕事と生活センターの共催プログラム  
 
 平成25年度 女性活躍推進プログラム@神戸 開催!!

 平成22年よりスタートしました『女性活躍推進プログラム@神戸』を今年
 度も開催いたします。
 
 男女性別関係なく、誰もが自分が持っている能力を最大限に発揮しなが
 ら活き活きと働く職場には、男性のみならず女性の管理職もなくてはな
 らない存在です。
 
 女性が管理職として働くにはどのようなスキルが必要か?多様な講師陣
 のもと、リーダーとして必要なスキルだけではなく、自分自身のスキル
 アップがはかれるチャレンジングな全7回の連続研修プログラムです。

 過去の参加者や上司の方々からは「プログラムで学んだことは今の仕事
 で生かせるものばかりだったので参加して良かった」、「部下への面倒
 見が良くなった事はもちろん、上司の仕事も覚えようとする積極的な行
 動が見えるようになってきた」といった感想をいただいています。

 女性活躍推進による組織の活性化や、自らキャリアアップを望む方にとっ
 て絶好の機会です。

 初回開催日は近づいていますがまだお申し込みを受け付けておりますの
 で、是非一度お問い合わせください。

 皆様のご参加をお待ちしております!!

 【実施期間】平成25年5月~11月(計7回) 13時30分~17時30分
       平成26年2月にフォローアップ研修を実施予定
 ※初回及び7回目は15時~17時30分の間のみ、推薦者または直属上司の方
  々にも同席いただきます。
 ※2回目以降の日程につきましては、下記HPにアップしておりますプログ
  ラム詳細をご確認ください。

 【会  場】神戸市男女共同参画センター
       「あすてっぷKOBE」2階セミナー室
       住所:神戸市中央区橘通3-4-3 TEL:078-361-6977

 【初回開催日時及び内容】平成25年5月22日水曜日 13時30分~17時30分
 
  ◆テーマ:プログラム受講の効果を最大限にするために
     ~ワタシ(本人・上司)がすること、女子・部下に求めること~
 
 講師:北尾 真理子
 (ひょうご仕事と生活センター主任相談員 ダイバーシティコンサルタント)

 前半・後半の2部制で、前半には、プログラム開催の背景や趣旨の説明、参
 加目的の確認、グループワークなどを行います。
 後半は、上司の方々にもご参加いただき、ゲストスピーカーのお話を伺った
 り、グループワークを行ったりします。

 【受講対象者】兵庫県内に本社・支店・事業所・店舗がある企業・団体にお
        勤めの女性従業員の方々
 ※受講いただくに際し、いくつか条件がございます。
  詳細につきましては下記HPにてご確認ください。

 【定 員】30名程度(先着順)
 ※1企業(または団体)につき2名まで参加可能
 (応募多数の場合は1名となることがあります)

 【参加費】資料代7回分 3,150円(消費税込)
 ※受講決定後送付する納付書にてプログラム開始までにお支払いいただきます。
  (お支払い後のキャンセルはできません)
 ※7回目終了後に実施する予定の懇親会については、実費(4,000円程度)
  を頂戴します。

 【お申込み方法】
 申込用紙に必要事項を記入の上、下記へ持参、またはご郵送願います。
 お申込み書:http://www.city.kobe.lg.jp/life/community/cooperation/joseikatsuyaku.html
 (こちらに日程・受講条件等記載しております)

 【お問い合わせ先】 
 神戸市市民参画推進局市民生活部男女共同参画課
 〒650-8570
 神戸市中央区加納町6-5-1
 TEL:078-322-5179/FAX:078-322-6034

——————————————————————

 ■開催予告!
 
 1) 平成25年度
   ワーク・ライフ・バランス(WLB)実現推進のためのキーパーソン
   養成講座 開催!!
   ~『キーパーソン』、その存在が会社を救う!(仮題) ~

 WLBの実現推進活動を経営戦略の一環として進めていくには、自組織内で
 のキーパーソンの育成が欠かせません。

 当センターでは、昨年に続き、そのキーパーソン養成のための連続講座
 を開催いたします。

 昨年度は、WLBの実現推進が必要とされる背景といった基礎知識から、
 WLBを実現しやすいようにする諸制度について、また、キーパーソンとし
 て活動していく際に必要とされるリーダーシップやタイム・マネジメン
 トのスキルなどを、講義と実習を交えた体験型の連続講座で実施いたし
 ました。

 今期も、キーパーソンとして、WLBの実現推進に向けた取り組みに必要な
 知識やスキルをワークショップシリーズで学べる絶好の機会を企画して
 おります。

 初回は、8月9日金曜日、その後、9月6日金曜日、10月4日金曜日、と続き、
 最終回は11月8日金曜日です。

 フォローアップ講座を、2013年2月7日金曜日の午後に開催します。

 開講時間は、各回、午後1時から5時まで

 詳細は、決まり次第、本メルマガの他、チラシ、ホームページやブログ、
 Facebookでご案内いたします。

 乞うご期待!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.Facebookのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 当センターのFacebookでは、センターが主催するイベント情報をはじめ、
 多様な働き方に関する情報や先進事例紹介など、ホームページやブログ
 と同様に様々な情報を公開・発信しております。
 
 自組織のワーク・ライフ・バランス実現推進活動の際に、参考にしてい
 ただければ幸いです。

 アカウントをお持ちでない方でも下記URLからご覧いただけます。
 
 Facebookページ名:ひょうご仕事と生活センター
 https://www.facebook.com/WLB.Hyogo

 皆様、是非、ご覧ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.はじめに
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 『出来ない』と思っていることを『出来る』ことに変えていくためには、
 何かを「変える」、または自分が「変わる」必要性を「感じる」という
 プロセスが必要です。

 「感じる」ことができてこそ初めて、「やめる力」、「変える力」、
 「変わる力」をもてるようになります。

 
 今月号では、「感じる」ことができた結果、何かを「変える」ため、
 あるいは自分が「変わる」ために参考にしていただけそうな方法をご紹
 介します。

 
 それはひとことで言うと、抽象的な言葉で表現されていることを、より
 具体的に目に見える行動に細分化して「見える化」するという方法です。

 例えば、なぜ今、組織が社員のワーク・ライフ・バランス(仕事と生活
 の調和、以後WLB)の実現推進活動に取り組む必要があるのかについて
 関係者全員で話し合っていただいたとします。

 その過程が、何かを「変える」、または、自分が「変わる」必要性を
 「感じる」機会になり得ますが、その結果、誰もが働きやすい職場にし
 たいから、社員の上司と部下とのコミュニケーションを良くしたいから
 など、様々な意見が出されたと想定します。

 
 ここではその中の一つ、『誰もが働きやすい職場にしたい』という意見
 を例に上記方法に基づいて考えましょう。

 『誰もが働きやすい職場』とはいかにも抽象的な言葉ですので、この
 『誰もが働きやすい職場』を実際に目に見える状態に具現化することが
 必要です。

 “十人十色”という諺があるように、たとえ同じ職場で日々一緒に働く
 仲間であっても、『誰もが働きやすい職場』のイメージを尋ねた場合、
 そこで働く個々人がもつ様々な価値観に基づいた多種多様な答えがある
 はずです。

 それ故、関係者全員が集まり、『誰もが働きやすい職場』のイメージを
 見える化し、共有する必要があります。

 
 この場で一緒にやってみましょう。

 少しの間、目を閉じて、『誰もが働きやすい職場』を想像してください。

 どのような光景が浮かんで来ましたか?

 「定休以外の日に有休を取っている社員がいる職場」
 「出社時、退社時、来訪者への挨拶を全員がきちんとする職場」
 「笑顔の絶えない明るい職場」
 「上司や先輩が残っていても、定時になれば気軽に先に帰れる職場」
 「仕事が多能工化されていて、他の人の仕事もこなせる社員が多い職場」
 「本当に必要な会議しか行わず、会議に参加したら全員が必ず意見を述べる職場」
 
 など、枚挙にいとまがないと思いますが、ひとまず次のステップに移り
 ます。

 次は、こうして出てきた意見を細分化し、そうなるためには何が必要か
 を考えます。

 例えば、「本当に必要な会議しか開催せず、参加者は全員が必ず意見を
 述べる職場」にするためには何が必要ですか? 

 
 1.定期的に開催されている会議をすべて書き出し、1つずつ必要性を吟
  味し、不要な会議はしないと決める。
 2.必要な会議の現行参加者を書き出し、本当に参加する必要があるメン
  バーなのか、ほかに参加すべき人がいないか、参加者はいつも発言し
  ているかを確認、検討し、必要に応じてメンバーを入れ替える。
 3.参加した以上は必ず全員が、少なくとも一度は発言するように配慮し、
  議長や他の参加者から発言を促す。

 このように、するべきことを細分化し、目に見える行動として書き出す
 ことにより、改善策がより具体的に見えてきて、実行可能になります。

 
 組織や自分自身がめざす姿を抽象的な言葉で掲げておくだけではなく、
 必ず目に見える行動に落とし込んでから実現をめざすと達成しやすくな
 るものです。

 “WLBの実現を推進したい”という抽象的な言葉のまま、それを目標と
 して掲げるだけでは、その実現は難しいと考えられます。

 それを、「残業を減らしたい」、「年間5日しか取得していない有休を
 8日に増やしたい」などと細分化し、具体的で身近な、目に見える目標
 に置き換えて掲げることにより、その目標が達成しやすくなるはずです。

 
 皆さんも、この方法、一度試してみられませんか?
 
 今まで「出来ない」と思っていたことが「出来る」に変わるかもしれま
 せん。

 当センターでは、皆様からの忌憚のないご意見やご質問、ご相談を常に
 お待ちしております。

 引き続き、当センターをご愛顧、ご利用いただきますよう、どうぞよろ
 しくお願いいたします。

 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●4.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 1) 従業員意識調査の実施
   仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査・研究チームが調査いたします!!

 「あなたの会社は仕事と生活のバランスが取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。

 既にご用命いただいた企業・団体からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。
 

 ■お申し込みフォーム
 URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
 講演いたします!

 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
 やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
 トを多数いただいております!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20130516

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
 の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

 播州弁で語るアツい口調が大好評!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
 に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。
 

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20130516

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.事例紹介 「初回訪問から研修実施までお手伝いさせていただいて…。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 皆さま、こんにちは。

 ひょうご仕事と生活センター常勤相談員の川村です。

 前号のメルマガで執筆をした村上相談員と同じく、私もこの4月で、セン
 ターに勤務し始めて4年目に突入しました。

 センターに入所したての頃は、ワーク・ライフ・バランス(以下、WLB)
 もダイバーシティ(多様性)も、何もかも右も左も分からない状態でし
 たが、この3年間、多才な先輩たちから業務効率を上げる働き方や様々な
 考え方を教えていただいたり、相談員の企業訪問に同行したり、当セン
 ター主催のセミナーで様々な企業・団体の方々とお話させていただく機
 会があったり、そのおかげで少しずつではありますが、WLBへの理解が深
 まってきました。

 また、当センターに入所以来、ずっと心身ともに健康な生活を送れてい
 るので、WLBの実現推進の重要性を自ら体感しています。

 今回は、内勤者の私が、企業訪問の機会を得て、研修実施まで、相談・
 実践支援のお手伝いをさせていただいた事例を紹介したいと思います。

 阪神地域に位置する、従業員数約60名の機械設計会社。

 部署によって差はあるものの、中には年間約800時間の残業をされる方や
 残業で仕事をこなすという働き方を変えたくないと思われている方がお
 られるようで、まず、“今はそういう働き方をする時代ではない”、
 “残業代よりも社員の体調面が心配”というご担当者のお気持ちを知り
 ました。

 
 独自で行われている従業員満足度調査の結果から浮かび上がった「もっ
 とコミュニケーションを取りたい」、「自身のスキルを向上させたい」、
 「若手教育制度の充実」といった、「会社を更に良くしていきたい」と
 いう社員からの前向きな意見も研修に活かしていきたいとのご要望に対
 し、研修実施に向け、企画書を作成し、後日、再度、訪問しました。

 
 まず、WLBについて正しくご理解いただくために、“WLBの基礎講座”(1)
 研修を企画。

 次に企画したのは、技術系職種で黙々と作図するといった個人作業が多
 いせいか、コミュニケーションを取ることが苦手と感じる方々のために、
 “コミュニケーション研修”(2)。

 そして3番目に、効率よく働き、時間を創り出せるように、“タイムマ
 ネジメント研修”(3)を企画。

 こうして、連続講座での研修を提案させていただきました。

 
 WLBの本質を知り仕事の進め方を見直すことにより、残業時間が削減さ
 れ、メリハリのある生活を送ることが組織の業績アップに繋がり、働き
 がいのある強い組織になれるという効果が期待されると説明した上で、
 まずは、上記1と2を実施することになりました。

 
 各研修の様子について、少し紹介します。

 1.WLBの基礎講座

 前半は、WLBの実現推進が必要とされる背景や長時間労働の割には生産
 性が低いといった日本にありがちな働き方の特徴と現状、WLBの実現推
 進に取り組まれることが組織にどのような影響をもたらすかといった基
 本的なことや、推進時のポイントなどについての講義でした。

 後半は、“相手に何かを求める時は、まず自分から進んでやること”と
 いう『出来ない』ことを『出来る』ことにしていくために必要な、仕事
 だけではなく日常でも活かせる実習を実施。

 福利厚生のためではなく、経営戦略という観点での取り組みが重要だと
 理解していただけたのではと思います。

 2.コミュニケーション研修

 この研修では、チームメンバーが応援・協力し合う重要性をより体感し
 ていただけるよう、参加者をいくつかの班に分け、前回よりもグループ
 ワーク(実習)をメインに進めました。

 前回同様、他の事業所の方もいらっしゃったので、まずは簡単な自己紹
 介や自組織について知っていることや期待すること、自分が組織に貢献
 できること等を共有し、次に、自分が“好きなこと”や“頑張っている
 こと”をグループ内で話していただきました。

 お互いをよく知り、相手の話を「聴く・褒める・質問する」という、話
 し手が安心して話せるように、正しい傾聴スタイルを学ぶ実習をしまし
 た。

 多様なグループ構成でしたが、どのグループも和気あいあいとした雰囲
 気で進められていました。

 円滑なコミュニケーションは、組織に一体感を生み、働きやすい職場環
 境づくりには欠かせないポイントです。

 
 最後に、“今回の研修で得たもの・今後の抱負”をグループ内で共有し
 ていただきました。

 「守りに入っていたが、これからは何事ももう少し積極的に行きたい」
 という前向きなコメントも聞こえ、研修を通じて、何かを「変える」
 または、自分が「変わる」という気づきを得ていただけた時間だったと
 思います。

 このように、実際に企業に足を運ばせていただき、伺ったご要望をもと
 に研修企画と実施に至るまでのお手伝いをさせていただくことは、内勤
 業務が主な仕事である私には、普段なかなか体験できないことなので、
 新たな気づきや学びも多く、自分自身の業務の幅を広げることができた、
 貴重な体験になりました。

 WLB実現の推進方法は、組織によって様々です。
 
 切り口もそれぞれ違うので、まずは皆さまのお話をじっくりお聞かせい
 ただきたいと思います。

 当センターの相談員が一丸となって、皆様のニーズに最適の多種多様な
 提案をさせていただきます。

 是非、センターまでご連絡ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 社員がなかなか有休を取らない、あるいは、有休を取れないと感じてい
 る社員が多いことが悩みの種と言われる企業はたくさんあります。

 有休取得促進のためにどうすればよいかという相談も多々あります。

 ある企業で、有休を取りたいと思った新入社員が、先輩に取り方を相談
 したら、「取ったことないから、取り方がわからない」と言われてギョ
 ッとしたという話を聞いたことも…。

 別の企業では、役員の方々が、社員にもまして有休を取得されていない
 と伺いました。

 上が休まないから、その下の社員も休めないという風潮はなくしてほし
 いものですが、まずは上が休んでこそ、下も休めるという傾向はあるか
 もしれませんね。

 ある外資系企業では、社長をはじめ役員で有休を消化しきれずに流して
 しまう人は殆どないということです。

 年度が変わってまず彼らがすることは、年間を通して休暇予定をカレン
 ダーに入れること。

 余程のことがない限り、その予定は優先され、部下たちは上司の休暇予
 定を確認しながら、各自の仕事の段取りや休暇の予定を決めるそうです。

 役員以外の管理職の方々も、緊急事態でもない限り、休暇中にメール送
 信や仕事の電話をかけることはほぼないとのこと。

 より効率よく、内容のある仕事をこなしていくためにはオンとオフの切
 り替えが必要。

 
 スイッチが入りっぱなしだと疲弊して良いアイデアも浮かびません。

 
 それ以前に、人が、心身共に健康で仕事も私生活も楽しみながら、イキ
 イキと生きていくためには定期的な休みは必要です。

 
 もちろん職種や働く部署の状況によって、取りやすさには多少の差はあ
 るかもしれません。

 でも、少なくとも上司が取らないから、あるいは自分の意識の持ち方で
 有休が取れないということはなくして欲しいものです。

 今は別に取りたくない、あるいは取る必要がないと思っている人に無理
 に有休を取らせなきゃダメというものではないと思います。

 取りたい人が、取りたい時に、取りたいだけ取れるようにするために、
 今、組織に、また、自分に、何が出来るのかを考えることが大切です。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●7.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、
 各種助成金を用意しています。
 皆様のご利用をお待ちしております。
  
 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

  支給対象:
  従業員の育児又は介護休業に対し、代替要員を新たに雇用した事業主

  ※ただし、企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下
  (会社法で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)の県内事
   業において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働
   者を受け入れた場合も含む)に限る。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

 
 ■育児・介護等離職者再雇用助成金(一部支給要件を緩和)
  ☆平成25年4月1日より、非正規社員で再雇用した場合も助成対象に追
   加

  育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
  び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
  的としています。

  支給対象:
  結婚、配偶者の転勤、妊娠、出産、育児、介護により離職した従業員
  を、1.正社員、2.短時間勤務正規社員及び、3.非正規社員(正規社員
  への転換を前提)として再雇用した事業主

  ※ただし、企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護
   など理由により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企
   業の県内事業所で再雇用した場合に限る。

  支給額:
  1.正社員 50万円、2.短時間勤務正規社員 25万円、3.非正規社員 20万
  円(いったん非正規社員で雇用し、正規社員等へ転換した場合は、転換
  時、その差額分を追加支給します。詳しくはセンターまで。)

  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。 
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20130516

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター 午前9時~午後5時)

─<編集後記>───────────────────────────
 
 皆さま、第36号はいかがでしたか?

 今回の事例紹介でも触れましたが、私は内勤業務がメインであるため、
 あまり外出する事はありませんが、先日、特急電車“こうのとり”に
 乗り、豊岡の企業と団体を訪問してきました。

 
 1軒目の訪問先では、地域のボランティア活動や子どもの学校行事とい
 った平日の行事にも働きながら参加できるよう、会社がバックアップし、
 従業員同士がお互いをフォローし合いながら地域社会の一員として活躍
 できる仕組みを構築されていました。

 柔軟で多様な働き方を実践されている、独特の先進事例をご紹介いただ
 きました。

 2軒目では、今までメールや電話だけでやりとりしていたご担当者と直
 接お会いし、この秋に実施されるWLB研修の準備の進捗状況を伺い、実
 施に向けて話を詰めてきました。

 限られた時間内にご担当者と当センターが考える内容を実現することは
 なかなか難しいようで、今回は形式を変えて実施することになりそうで
 す。

 ご担当者と直接お話しできたことで、ご担当者や参加者の方々のニーズ
 をより詳しく把握できました。

 引き続き、側面からお手伝いさせていただきたいと思っています。

 移動中は地域の特産物や、地元の方ならではのお薦めのお食事処等の有
 力なグルメ情報もゲットでき、帰りには、豊岡駅前のスーパーでお寿司
 を購入しました。

 日本海が近いだけあって新鮮そのもの!どのネタも分厚く、甘く、程よ
 く脂がのっていて本当に美味しく感動しました。

 これも出張の醍醐味のひとつですね。

 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 公益財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20130516
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130516
 フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo
 
 Copyright (C) 2013 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2013年4月号 第35号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2013年4月18日発行>

「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
フォロー等の支援を行っています。

個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
どうぞ、お楽しみください!!

尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
お手続き願います。

登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130418

※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

第35号
発行日:2013年4月18日木曜日(月刊)
発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
(当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

1.セミナー開催予告
2.Facebookのご案内
3.はじめに
4.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
5.事例紹介 「入所4年目を迎えて」
6.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
7.助成金のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.セミナー開催予告
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■開催予告!

1) 平成25年度
ワーク・ライフ・バランス(WLB)実現推進のためのキーパーソン
養成講座 開催!!
~『キーパーソン』、その存在が会社を救う!~

WLB実現推進を経営戦略の一環として進めていくには、自組織内でのキ
ーパーソンの育成が欠かせません。

当センターでは、昨年に続き、そのキーパーソン養成のための連続講座
を開催いたします。

昨年度は、WLB実現推進が必要とされる背景といった基礎知識から、WLB
が実現しやすいようにする諸制度について、キーパーソンとして活動し
ていく際に必要とされるリーダーシップやタイムマネジメントスキルな
どを、講義と実習を交えた体験型の連続講座を実施いたしました。

今期も、キーパーソンとして、WLB実現推進に向けた取り組みに必要な
知識やスキルをシリーズで学べる絶好の機会を企画しております。

詳細は、決まり次第、本メルマガの他、チラシ、ホームページやブログ、
Facebookでご案内いたします。

乞うご期待!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.Facebookのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

当センターのFacebookでは、センターが主催するイベント情報をはじめ、
多様な働き方に関する情報や先進事例紹介など、ホームページやブログ
と同様に様々な情報を公開・発信しております。

自組織のワーク・ライフ・バランス実現推進活動の際に、参考にしてい
ただければ幸いです。

アカウントをお持ちでない方でも下記URLからご覧いただけます。

Facebookページ名:ひょうご仕事と生活センター

https://www.facebook.com/WLB.Hyogo

皆様、是非、ご覧ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.はじめに
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回は、「変化」と「変身」について書いてみたいと思います。

人や組織が「変わる」ことの難しさについては、常々、ワーク・ライフ
・バランス(仕事と生活の調和=以下WLB)やダイバーシティの研修でも
お話していることですが、人が「変わる」ためにはいくつかのハードル
があります。

まず、その人自身が、「変わらなくては」あるいは「変わりたい」と心
底思うことが必要です。

その次に、自分が「変わる」ために必要なことについて“学ぶ”という
プロセスが必要です。

その後、そこで“学んだこと”を“実行する”というプロセスがあり、
最終的にはそれを長期的に“実行し続けるようになれること”が必要で
す。

そうなるためには、強い意志と継続する力が必要です。

長期間、継続的に行動を変えたままで居続けることが出来てこそ、初め
て「変身」できたと言えます。

つまり、「変化」の段階では、すぐに変化する前の、元の状態に戻って
しまう可能性がある訳です。

以前このメルマガで、いくら素晴らしい研修を受けたとしても、それを
受講された方々が、そこで学んだことをもとに受講前と後とで何らかの
行動変容を起こさないようでは、その研修を受けた意味がないと言及し
たことがあります。

その際にも書いたかもしれませんが、WLBの実現推進者として著名な方か
ら伺った話をご紹介しましょう。

彼いわく、50名の参加者に、どういう行動を取ればWLBの実現推進につな
がるかという講演をした場合、その内の10%、即ちわずか5名だけが、実
際にWLBの実現推進につながるために今までと違う行動を取るようになる
と言えるとのこと。

実際、そうなれば、その講演の成果は上々とのことですが、残念なこと
に、多くの場合は10%にも満たないようです。

私自身が企業人だった頃のことを思い出すと、自らWLBがうまく実現で
きていないということに気づいていながらも、当時は「ランナーズハイ」
的な状態で、どこかその状態に酔っている自分がいました。

そういう状態がおかしいと感じるどころか、その状態に酔っているよう
では、到底「変わる」ことはできません。

多くの方々にとって、「変わる」ということは、エネルギーが要る、し
んどいことなのです。

大抵の人は、変わらないで居続けるほうが、無理して変わるよりも居心
地が良いと感じるのです。

長時間働き続ける自分を、「よく頑張っているね」、「偉いね」などと
褒めてくれる人が居たり、たとえ褒められなかったとしても、自分で、
「私って(あるいは僕って)、なんて仕事熱心な、真面目で、優秀な社
員なんだろう」と思い込み、悦に入ることもあるはずです。

自分が変わってしまった結果、褒められなくなるのが淋しいと思う人も
いるかもしれません。

変わらないでいるほうがメリットがあるなら、誰も変わろうとはしない
でしょう。

「変わる」ことも、「変わり続ける」ことも容易なことではありません。

誰でも、今までの慣れ親しんだ生活パターンを変えるには忍耐力とエネ
ルギーが要るものです。

以前の自分のパターンに戻ってしまうのはいとも簡単なことです。

当センターのモットーである“『出来ない』から『出来る』に”を実践
できるようになるには、「感じる」というプロセスが必要だということ
も常々お話しています。

まず、「感じる」ことが出来れば、「変わる」ことの必要性も自ずと理
解しやすいのではないでしょうか。

最後に、「感じる」ことが出来るために、ヒントになりそうな質問を出
してみます。

「あなたにとって大切な人が、今のあなたと同じような働き方をし続け
ていても、あなたは何も感じませんか?」

当センターでは、皆様からの忌憚のないご意見やご質問、ご相談を常に
お待ちしております。

平成25年度も、スタッフ一同一丸となって、兵庫県を「ええ会社」だら
けにすべく、全力投球をしてまいります。
今後とも引き続き、当センターをご愛顧、ご利用いただきますよう、ど
うぞよろしくお願いいたします。

北尾真理子
ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●4.従業員意識調査、相談員による講演のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1) 従業員意識調査の実施
仕事と生活のバランス調査~

仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
当センター調査・研究チームが調査いたします!!

「あなたの会社は仕事と生活のバランスが取れているか?」「仕事満足
度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
せていただきます。

既にご用命いただいた企業・団体からはご好評をいただいております!!
この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。

■お申し込みフォーム
URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
講演いたします!

参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
トを多数いただいております!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20130418

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス

当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

播州弁で語るアツい口調が大好評!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20130418

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.事例紹介 「入所4年目を迎えて」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アベノミクスの心理的効果から、円安の進行で株価が上がり、百貨店で
は高額品が売れ始めたという記事も見かけるようになりました。

またコンビニ業界では、正社員だけですが給与を上げようという動きも
出てきました。

この変化のきざしは、東京だけ、一部の大手企業だけ、と全国への広が
りは感じられませんし、実感はありませんが、希望が持てる明るい前兆
にしたいものです。

皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。相談員の村上です。

“石の上にも3年”ということわざがありますが、センターの事業に参画
し、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和=以下WLB)実現のた
めに活動をはじめて、はや3年が経過しました。

訪問した企業、組織も延べ件数にして650を越えましたが、まだWLBとい
う言葉を知らないと言われる企業が数多くあります。

また、言葉は知っていても、実際にWLB実現のために、行動を起こされ
ている企業は、まだまだ少ないのではないでしょうか。

そんな中、ある中小企業を訪問したときの嬉しい事例を紹介させていた
だきます。

従業員が数十人の、大正から続く歴史ある会社ですが、現社長の父であ
る前社長が経営者であったときは、典型的なワンマン会社でした。

絶対的権力者であった社長は、仕事を決して人に任せようとせず、個人
の裁量で仕切っていらっしゃいました。

そのような職場であったため、当時は、社内の雰囲気も暗く、社員は、
勤務が終わるや否や、タイムカードを押し、逃げるように帰っていたと
のこと。

跡を継がれた現社長は、そんな職場の様子をみておられ、反面教師とし
て、社員が気持ち良く、元気に働けるようにするためにはどうすれば良
いか、一人で悩まれました。

当時、社員は毎日のように遅くまで働いており、休みも、年間で95日ほ
どであったとのこと。

当然、経費としての残業代はかさみ、経営的にも、大幅な残業費削減の
必要がありました。

いろいろ考え、試行錯誤しながら、社員が元気でいきいき働くことが出
来る職場にしようと、それまでやっていたことを、とにかく変えていこ
うと思われたそうです。

まず、行ったことは、社員とのコミュニケーションを良くしようと、自
分から現場に赴き、気軽に声をかけ続けることから始め、その後、毎月
1回は、パート社員を含む全社員一人ひとりと面談を行われたそうです。

また、毎朝、朝礼を行い、会社の目標、目的を明確にしつつ、情報を共
有することも始められました。

仕事にやりがいを持てるようにするため、社員が、スキルを身につけ、
レベルアップすることを目的に、近場で研修会があれば、業務とみなし、
いつでも参加できるようにされました。

そうしたことを繰り返すことにより、面談のときには、社員の方から、
仕事に関することだけでなく、仕事以外の悩みも話してくれるようにな
ったとのことです。

年間休日も95日から105日に増えたそうです。

時が経つにつれ、会社が明るくなり、今では、社員が仕事を終え、帰り
支度をしながら、これからおいしいものを食べに行くんだと楽しそうに
話してくれるのを聞くときが非常にうれしいとおっしゃっていました。

今では休みも増え、年間数百万円ほどあった残業代もほぼ0円近くにな
り、結果的に生産性が上がったことが実感できると話しておられました。

社長ご自身は、WLBという言葉をご存知ではありませんでしたが、まさに
この企業は、今、センターが目指している、業務効率を上げるための、
経営戦略としてのWLBの実現に向かって、それを体現しておられる企業で
す。

今後は、より推進されることで、さらに効率を上げ、生産性を上げるこ
とにより、コスト減に結びつけ、事業変革にまで踏み込んでいただきWLB
のより素晴らしい果実をもぎ取り続けていただけたらと考えています。

また、こんな企業もありました。

パート社員を含め、女性社員が多い企業でしたが、女性社員が活躍され、
パート勤務であった女性社員を役員に抜擢されたという企業です。

また、別の企業ですが、建築・土木業界というWLBが推進しにくい業種で
ありながら、経費が掛かったとしても、責任をもって仕事をこなすこと
で信頼を勝ち取れることには代えがたいと、全員を正社員として雇用し
ているという会社もありました。

いずれも経営者は、WLBという言葉はご存知ではありませんでしたが、
「いい会社」、「持続性のある会社」にしようという志で、何かを変え
ていこうと試行錯誤しながらまっすぐ前を向いて進んでおられる会社で
した。

WLBの実現は、“「出来ない」から「出来る」”の言葉があるように、一
人ひとりが「出来る」と信じ、本気で変えていこうとしなければ、絶対
に推進できません。

会社を変えようと、その気になっていただいた“あなた”のために、WLB
の果実を育て、もぎ取るお手伝いをするため、今日も企業を訪問してい
ます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

某企業でダイバーシティ(多様性)とハラスメントをセットにした研修
を複数回行った時のことです。

講義と実習を組み合わせたワークショップ形式の研修でした。

毎回、最後の実習で、まず今日の研修に参加して気づいたこと(または
感じたこと)を、各自、用紙に書いていただき、その気付きをもとに、
明日から自分が取る行動を、始めること、やめること、続けることとい
う3つに分け、具体的に目に見える行動として書いていただきます。

3つのくくりで全部書いていただかなくても、そのうち1つだけでも、2つ
だけでもOKですとお伝えします。

全員、書き終わった後にグループ内で、各自、書かれた内容を、「明日
への宣言」として順番に読み上げて共有していただきます。

共有タイムに、あるグループからお1人の女性の声が聞こえてきました。

その方は、『私、いつもよく、「普通はこうするはずやん」と言うのが
口癖なんですが、今日の研修を受けて、私が思う“普通”と周りの人た
ちが思う“普通”の状態が必ずしも一致する訳じゃないっていうことに
気づきました。

これからは、「普通はこうするはずやん」という発言はしないように気
を付けます』と話されていました。

ダイバーシティを理解し、尊重するということは、外見が異なる人たち
がいるように、人それぞれがもつ価値観も違って当たり前、自分と何も
かも全く同じの人などいないんだということに気づくことから始まりま
す。

少なくとも、この日の研修に参加された、この女性はそのことに気づい
てくださった、そして彼女の発表を聞いていた同じグループの方々も、
きっとそのことに気づかれたはずだと思うと、とっても嬉しくなりまし
た。

金子みすずさんの詩にもあります。

みんなちがって、みんないい…と。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●7.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、
各種助成金を用意しています。
皆様のご利用をお待ちしております。

■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

支給対象:
従業員の育児又は介護休業に対し、代替要員を新たに雇用した事業主

※ただし、企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下
(会社法で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)の県内事
業において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働者
を受け入れた場合も含む)に限る。

支給額:
代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

■育児・介護等離職者再雇用助成金(一部支給要件を緩和)
☆平成25年4月1日より、非正規社員で再雇用した場合も助成対象に追加

育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再び
継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目的と
しています。

支給対象:
結婚、配偶者の転勤、妊娠、出産、育児、介護により離職した従業員を、
1.正社員、2.短時間勤務正規社員及び、3.非正規社員(正規社員への転
換を前提)として再雇用した事業主

※ただし、企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護
など理由により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企業
の県内事業所で再雇用した場合に限る。

支給額:
1.正社員 50万円、2.短時間勤務正規社員 25万円、3.非正規社員 20万円
(いったん非正規社員で雇用し、正規社員等へ転換した場合は、転換時、
その差額分を追加支給します。詳しくはセンターまで。)

詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
→ https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20130418

その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

─<編集後記>───────────────────────────

皆さま、第35号はいかがでしたか?

今年は桜の開花が例年より早く、慌ててお花見に行かれた方も多かった
のではないでしょうか。

立春になっても肌寒い日がありましたが、4月に突入し春爛漫の、心地よ
い穏やかな気候が続き、ようやく春が来たと実感しています。

さて、平成25年度を迎えるにあたり、少し24年度を振り返ってみたいと
思います。

昨年、当センターでは様々な新規事業が実施されました。

組織内のWLB実現推進に向けて、自組織でキーパーソンとして活動され
る方たちを対象とし、必要な知識とスキルが習得できる連続講座“キー
パーソン養成講座”をはじめ、“次世代のためのWLB経営戦略調査”と
称し、兵庫県立大学の学生さんたちが、企業の経営者の方々に各組織の
働き方に関してインタビュー調査を行い、その調査結果報告を兼ねたワー
クショップも行われました。

県下全域の商工会議所・商工会と連携し、会員企業の方々に、WLBのよ
り一層の普及・啓発を行いました。

当センターだけでなく、クライアント様や関係各所とも協働しながら進
める事業の幅がグンと広がり、人と人との繋がりの大切さを改めて強く
感じた1年間でした。

今年の6月で、当センターは開所5年目を迎えます。
この4月からスタッフも増員いたしました。

まだセンターの存在をご存知でない企業・団体の皆さまのもとへ訪問さ
せていただくと同時に、既にご利用いただいている企業や団体の皆様に
対しても、継続的にお手伝いをさせていただきたいと思っております。

平成25年度も、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20130418
ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130418
フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo

Copyright (C) 2013 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2013年3月号 第34号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2013年3月21日発行>

「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
フォロー等の支援を行っています。

個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
どうぞ、お楽しみください!!

尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
お手続き願います。

登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130321

※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

第34号
発行日:2013年3月21日木曜日(月刊)
発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
(当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

1.Facebookのご案内
2.はじめに
3.相談員による調査・講演のご案内
4.事例紹介 「仕事と生活のバランス実現に揺れた三日間
~とことん考えることで気付く本当の気持ち~」
5.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
6.助成金のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.Facebookのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

当センターもFacebookへの参加を開始しました!!

センターが主催するイベント情報をはじめ、多様な働き方に関する情報
や先進事例紹介など、様々な情報を公開・発信しております。

自組織のワーク・ライフ・バランス実現推進に向け、ご参考になれば幸
いです。

皆様、是非、ご覧ください。

Facebookページ名:ひょうご仕事と生活センター

https://www.facebook.com/WLB.Hyogo

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.はじめに
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今年の抱負の一つとして「やめる力」をもつことを掲げました。
少し前から「断捨離」ブームが始まり、今もその勢いは続いています。

日本女性の平均寿命を考えると、現時点で人生の半分以上は過ごしてき
たことになります。

個人的には、「やったこと」よりも「やらなかったこと」に対して後悔
しがちなので、体力と時間に余裕があれば、つい何もかも欲張って取り
込んでしまう傾向にありました。

初めのうちはまだ余裕があると思い、色々と取り込んでしまうのですが、
結果的に自分の許容範囲を超えたものを取り込み、パンパンになってし
まい、正直、「あぁ、こんなはずではなかったのに…」とため息をつく
ことも度々ありました。

その時点で、十分あると思い込んでいた、いえ、確かに最初はあったは
ずの余裕がなくなってしまっているわけです。

『社会を変えたい』という気持ちを胸に、ダイバーシティ(多様性)の
尊重と活用、そしてワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、以下WLB)
の実現推進をライフワークとして活動し続けてきましたが、これから先
の人生で、5年後、10年後、自分が何をしていたいのかということを念頭
に、そこに到達するためには、今、何をしておく必要があるかを改めて
考える時期に来ているのではないかと思うようになりました。

人生において自分が体験することはすべて、何一つ無駄なことはないと
亡き父がよく話してくれました。

でも、限りある残された時間の中で、何もかも欲張るよりも、本当に必
要なことを厳選して、それ以外のことは欲張りたい心を鬼にして、
「やめる力」、即ち「やめる勇気」をもちたいと思います。

では何を基準に「やめる」か「やめない」のかを決めればよいのでしょ
うか。

WLBの研修でご紹介しているWLBの実現を推進するためのヒント集の中で、
前職のP&G時代に、その仕事をするかしないかの判断基準として使われて
いた言葉をお伝えしています。

それは、「Need to have(する必要がある)」か「Nice to have(余裕
があればしてもよい)」という言葉です。

この二つの基準で、その仕事をするかしないか決めるという意味です。

仕事だけではなく、何か備品を購入する時も、本当にその品物の購入を
しないと業務に支障が出るほど必要なのか、それとも予算に余裕があれ
ば購入してもよいという程度のものかで判断することができます。

人とのお付き合いの方法も同様に考えられます。

もう一つの判断基準は、先に述べたように、今、していることが、今後
5年、10年先に自分がしたいことにどうつながっていくかということです。

例えば、5年後、10年後には海外で生活したいと考えている人に十分な
語学力が備わっていない場合、その人にとって、今、している語学の勉
強は、まさにNeed to haveなことだと言えます。

「断捨離」では、物が対象なので、「今、それが必要かどうか」が、そ
れを残すか捨てるかの判断基準になるようですが、仕事や日々の活動は、
今ではなく少し先を見すえて、そこにつながる可能性があるかどうかを
もとに考える必要があると思います。

加齢と共に、親の介護が必要になるなど生活環境が変わったり、個人差
はあるものの、体力や能力が衰えたり、と様々な変化が現れます。

そうした環境変化が起こる中で、変えるべき部分は変え、残すべき部分
は残す、そのために「やめる力」をもつ、という風に、ライフスタイル
やワークスタイルに変化をもたせてみたいと思う今日この頃です。

当センターでは、毎月、当メルマガをご愛読いただいている皆様からの
ご意見、ご質問等をお待ちしております。

北尾真理子
ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.相談員による調査・講演のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1) 従業員意識調査の実施
~仕事と生活のバランス調査~

仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
当センター調査員チームが調査いたします!!

「あなたの会社は仕事と生活のバランスは取れているか?」「仕事満足
度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
せていただきます。

昨年来、既にご用命をいただいた所からはご好評をいただいております!!
この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。

■お申し込みフォーム
URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
講演いたします!

参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
トを多数いただいております!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/kitao/?mg=20130321

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス

当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

播州弁で語るアツい口調が大好評!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/event/2010/11/hojo/?mg=20130321

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●4.事例紹介 「仕事と生活のバランス実現に揺れた三日間
~とことん考えることで気付く本当の気持ち~」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

センター内部相談員の橋尾です。

今回は、来月からの稼働日数を決定する日が迫り、“今後、センターで
仕事を続けるかどうか”について悩みぬいて結論を出した私個人の体験
談をご紹介したいと思います。

昨年4月に半年間の育休を経て、形式上は復帰したものの…。
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和、以下WLB)は、人それぞ
れ。
その実現の為に、悩んだり決断したり・・・。

女性はどうしても出産が岐路になりがちではないかと思います。

初めてセンターでの勤務を決めた時も、昨年4月に産後半年で復帰案が出
た時もかなり悩みました。

悩んできた理由の共通点は“育児”。

まず、センターで働くことを決めたのは、北尾組メンバーの中で、一緒
に仕事をしながら学べる機会はその時しか無いと思ったから。

センターでの仕事はとても有意義で全く後悔していませんが、うらはら
に、保育園にまだ預けたくないという気持ちを抑えてしまったことをと
ても後悔している自分がいました。

もちろん、子どもが著しく成長してくれたことも事実で、保育園自体は
大変有難い存在だと痛感しています。

でも、一番叶えたかった想いは、子どものそばで仕事をすることだった
のです。

「一生に数年しかない幼い時期の成長する姿をそばで見ていたい」とい
う想い。

先でも叶えられる夢はありますが、幼い時期はあっという間です。

でも残念ながら、センターでは、在宅で出来る仕事は定期的には無く
(あれば叶えてもらえると思うのですが)、とにかく保育園に預けずに
仕事がしたいという私の願いを満たして働き続けることは難しく、これ
以上わがままを言えないという気持ちも募り、また、私が辞めることで
他の誰かが働けるチャンスに繋がるかもしれないと、辞めることも視野
に入れて考えるようになりました。

自分で考えることはもちろん大切ですが、第三者の意見を聞くことも、
冷静に自分がどうしたいかを知る上でとても有効な手段だと思い、今回
は、3名の大切な人に相談しました。

1人目は、来年度の仕事をどうするかの返事が明日に迫っていると知り、
電話をくれた友人。

彼女は、私がずっと悩んできたことも知っているので、ズバズバと大げ
さなくらい、私の心の代弁者のように意見を言ってくれました。

私に気付かせるためにわざとそうしているのだろうとすぐに悟りました。

その極端なくらいの言葉を聞くことで、ずっと決断を下せずにきた自分
の本当の思いを考える機会になりました。

最後の「保育園に週に一度でも行かせてやりたくて働いている人もいる
時代だよ」という彼女の言葉は、私の、子どもと居たいというかたくな
な気持ちを超えさせる、今回の決め手にもなりました。

2人目は、上司であり、内部相談員チームのボスである我らが北尾組長
殿。何度も電話で想いを聞いてくださり、どのような部分で悩んでいる
から決められないのかを、出来るだけあるがままに伝えました。

センター内でも私の気持ちを話し、更に日数を減らした働き方まで提案
していただき、「頑張れる所は頑張って、甘えられるところは甘えたら
いいやん!」というようなニュアンスのことを言ってもらい、辞める方
に傾いていた気持ちが、前向きな気持ちに変化していったのだと思いま
す。

逆に、辞めなければ、元のようにセンターで働ける日は来るわけです。

3人目は、北尾組長殿のご提案もあり、共通の友人であり、私も以前から
意見を聞いてみたかった、職場のこともよくご存知の方に相談しました。

彼女は、静かにうなずきながら、聴き手にまわり、私の意見をまとめた
上で最後に、「一度辞めると決めて一日過ごしてみたら?」とアドバイ
スしてくれました。

金曜日中に、来年度の勤務日数を報告することになっていましたが、こ
の日は週末の夕方だったので、返事を月曜の朝一に延期してもらい、土
日の二日間、一日は辞めると決めた気持ちで、もう一日は続けると決め
た気持ちで過ごすことにしました。

その結果、金曜日は、辞めた方がすっきりするのではと返事をしてしま
いそうなくらいの気持ちだったのにもかかわらず、仕事でやり残したこ
とやしたいことばかりが頭に浮かんできました。

ずっと申し訳なさを感じていながら、辞められずに稼働日数を減らし、
ずるずると勝手な働き方を続けてしまったのは、今は子どもと居たいと
いう気持ちがある半面、やはりセンターでの仕事を辞めたくなかったか
らなのだと、その時あらためて気付きました。

“自分がどうしたいのか”後悔しない生き方をするためには、自分がど
んなふうに生きたいのかを知ることが何より大切だと思いました。

この、金曜日~日曜日の三日間の前に、センターの報告書冊子(3月末に
発行予定の北尾組チームによる1年間の活動記録)のスタッフ紹介覧のコ
メントに“多様な働き方を広めたい!”と記入しました。

私が、センターに残って仕事をし続けたいと思った一番の思いはそこに
あります。

この先も心の葛藤はついて回るものだと思いますが、その都度、ちゃん
と立ち止まり、考え、向き合って進んでいきたいと思います。

まずは、自分がWLBの実現をしないと!ですものね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

NPO法人レジリエンスが開催している「こころのcare講座」のファシリ
テーター養成講座に参加したことがあります。

その時、“他者と自分との間に「境界線」を設ける”という考え方に
ついて学びました。

他者との間に境界線がない人もいるようです。

そういう人たちは、自分に「境界線」という意識がないので、ついつい
人の「境界線」に踏み込んでしまうことがあるそうです。

または、その存在に気づいていないのですから、誰かが「境界線」を侵
害してきても気づけずに、何となく違和感を抱き、その人との関係がお
かしくなってしまうことがあったり、自分がどうしたいのか、何をした
いのかを決めにくくなったりする場合もあるそうです。

過去に、自分の「境界線」を侵害されたことにより、不快な経験をした
人などにありがちなのかもしれませんが、逆に、越えられない壁のよう
に強固な「境界線」を設けてしまう人もいるそうです。

理想的な「境界線」は、ある程度の強さがあり、押されてへこむことは
あっても、元に戻る力があり、硬過ぎず、柔軟性があるタイプで、時と
場合や人間関係によって形を変えて行くものだそうです。

ただ、あまり緩めすぎて、自分の許容範囲を超えてしまわないように注
意する必要はあるようです。

この話を聞いた時に、他者との「境界線」を、人だけではなく、自分と
仕事(職場)、あるいは自分と趣味の活動や地域活動など、自分と自分
を取り巻く環境との「境界線」と置き換えて考えられるのではと思いま
した。

ワーク・ライフ・バランス実現を推進したいと考えた時に、何に対して、
あるいは誰に対して、どのようなタイプの「境界線」を設けるのか、考
えてみるのもいいかもしれませんね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、
各種助成金を用意しています。
皆様のご利用をお待ちしております。

■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

支給対象:
従業員の育児又は介護休業に対し、代替要員を新たに雇用した事業主

※ただし、企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下
(会社法で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)の県内事
業において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働者
を受け入れた場合も含む)に限る。

支給額:
代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

■育児・介護等離職者再雇用助成金(一部支給要件を緩和)
☆平成25年4月1日より、非正規社員で再雇用した場合も助成対象に追加
育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再び
継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目的と
しています。

支給対象:
結婚、配偶者の転勤、妊娠、出産、育児、介護により離職した従業員を、
1.正社員、2.短時間勤務正規社員及び③非正規社員(正規社員への転換
を前提)として再雇用した事業主

※ただし、企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護
など理由により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企業
の県内事業所で再雇用した場合に限る。

支給額:
1.正社員 50万円、2.短時間勤務正規社員 25万円、3.非正規社員 20万円
(いったん非正規社員で雇用し、正規社員等へ転換した場合は、転換時、
その差額分を追加支給します。詳しくはセンターまで。)

詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
→ https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20130321

その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

─<編集後記>───────────────────────────

皆さま、第34号はいかがでしたでしょうか?

先日、相談・実践支援事業の一環で、某金融機関での研修に同行しまし
た。

参加者は育児休業中の方々。

最近、休業に入られた方から、そろそろ職場復帰される方と状況は様々
で、今回は復帰後の仕事と生活の両立に向けて「大丈夫!」と感じてい
ただくために、それぞれが抱える悩みや不安を共有しながら、講義と
グループワークをまじえて進行されました。

復帰後の勤務時間や所属部署で周りの方々との関係がどうなるのか、
保育所の選び方や家事の段取り等、生活面・仕事面が今までとどう変わ
るのか、抱える不安は人それぞれですが、まずは自分がどうありたいか、
そのためには何をしたらいいのか、自分自身、知ることが不安解消のき
っかけとなり、自分が納得できる道を選ぶことにつながります。

その時々に出来ることを精一杯することが大切で、『何事も失敗ではな
い、違ったら別の方法に変えたらいい』、『頑張り過ぎない』、『休業
期間を楽しむ』というような考え方が紹介され、日々の忙しさで忘れて
しまいがちな言葉が印象に残りました。

最後に、残りの育休期間の過ごし方や、職場復帰に向けてすることを、
「明日への宣言」として書いて発表し、研修は終了。

バランスのとれた時間をもつことは、心身を健康に保ち、充実した日々
が送れることになるのだと改めて実感できた数時間でした。

今年度もたくさんの企業・団体の皆さまに大変、お世話になり、感謝の
気持ちでいっぱいです。

どうもありがとうございました。

来年度も、ひょうご仕事と生活センターをどうぞよろしくお願い申し上
げます。

川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20130321
ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130321
フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo

Copyright (C) 2013 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2013年2月号 第33号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2013年2月21日発行>

「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
フォロー等の支援を行っています。

個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
どうぞ、お楽しみください!!

尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
お手続き願います。

登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130221

※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

第33号
発行日:2013年2月21日木曜日(月刊)
発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
(当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

1.Facebookのご案内
2.はじめに
3.相談員による調査・講演のご案内
4.事例紹介 「見えないコスト“職場ストレス”を改善するためには」
5.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
6.助成金のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.Facebookのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

当センターもFacebookへの参加を開始しました!!

センターが主催するイベント情報をはじめ、多様な働き方に関する情報
や先進事例紹介など、様々な情報を公開・発信しております。

自組織のワーク・ライフ・バランス実現推進に向け、ご参考になれば幸
いです。

皆様、是非、ご覧ください。

Facebookページ名:ひょうご仕事と生活センター
URL:http://www.facebook.com/WLB.Hyogo

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.はじめに
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

否定的な意味で、「○○のせいで、私は〇〇だ」と思い込んだり、実際
にそう口に出したりする人がいます。

恥ずかしながら私自身も、発言こそしなくても、心の中でついそんな風
に思ってしまうことがあります。

例えば、「母のせいで、忙しくて大変だ」、「ペットの世話で、余計な
用事がふえる」など…。

皆様も、「ややこしい上司のせいで、忙しくて大変だ」、「出来ない部
下のせいで、そのしわ寄せで大変だ」、あるいは、「子どものせいで、
やることが一杯あって大変だ」と思ってしまったり、虫の居所が悪い時
などはその言葉が思わず口をついて出てしまったりすることはありませ
んか。

ご自分でなくても周りでそんな風に発言される人はおられませんか。

最近受けた研修で、印象に残った講師のお話をご紹介したいと思いま
す。

悪い意味で、「○○のせいで、私は〇〇だ」という発言を続けていると、
その発言をしている人自身が抱えるストレス度はどんどん高まるそうで
す。

講師の方いわく、自分がこういう考え方や言い回しをしていることに気
づいたら、分けて考えるとよいとのことです。

「ややこしい上司がいるせいで、忙しくて大変だ」という言葉を、
「ややこしい上司がいる」という部分と「忙しくて大変だ」という二つ
に分けるということです。

こうして二つに分けた部分についてそれぞれ改めて考えてみると、
「ややこしい上司がいる」という部分は自分では変えられない“事実”
ですが、後半の、「忙しくて大変だ」という部分は、あくまでも自分
の“気持ち”のもちようだということに気付きます。

「ややこしい上司がいる」ということは、文字通り毎日ややこしくてさ
ぞ大変だろうと想像できますが、その上司のどこがややこしいのか、
そのややこしさをなくすためにどういう工夫ができるのかなどと色々
考える癖がつくかもしれません。

また、就職したくても出来ないという人が大勢いるという現状で、たと
え「ややこしい上司」がいたとしても、就職できていて、元気で働いて
いられるということは有り難い状況だと思えるかもしれません。

次に、後半の「忙しくて大変だ」という部分を見てみます。

「忙しくて大変でも、日々、仕事に精を出している私はなんてえらいん
だろう!」と自分をほめてあげたり、「忙しくて大変だと思うからこそ、
仕事のやり方を工夫し、改善しようとするのは自分にとって成長の機会
になるんだ!」と思えたり、「あれだけややこしい上司のもとで働けて
いるんだから、これから先、他の上司や得意先で同じようなややこしい
人と接することになっても、あの上司のもとで働けた自分ならきっと大
丈夫だろう!」という自信がもてるようになるかもしれません。

このように、“事実”と“気持ち”の部分を分けて考えてみると、自力
でモチベーションを上げていく方法が自ずと体得できるのではないでし
ょうか。

私も、「母がいる」という部分だけをみると、高齢で要介護であっても
意思疎通ができる母がそばに居てくれることは有り難いこと、そして、
その母の世話ができる自分は健康だということですから、これまた有り
難いことと思えるようになります。

また、仕事と介護の両立を体験することで、ライフワークとして取り組
んでいるワーク・ライフ・バランス実現推進のためのヒントを思いつい
たりするなど、仕事に活かせる面もあり、感謝の気持ちももてます。

皆様も、この“事実”と“気持ち”の部分を切り分けて考えてみるとい
う手法を取り入れられてはいかがでしょうか。

一筋の光が見えてきて、「出来ない」と思っていることが「出来る」と
思えるようになるかもしれません。

当センターでは、メルマガをご愛読いただいている皆様からのご意見、
ご質問、また、相談・実践支援に関するご相談も随時、お待ちしてお
ります。

北尾真理子
ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.相談員による調査・講演のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1) 従業員意識調査の実施
~仕事と生活のバランス調査~

仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
当センター調査員チームが調査いたします!!

「あなたの会社は仕事と生活のバランスは取れているか?」「仕事満足
度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
せていただきます。

昨年来、既にご用命をいただいた所からはご好評をいただいております!!
この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。

■お申し込みフォーム
URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha

——————————————————————

2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
講演いたします!

参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
トを多数いただいております!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/kitao/?mg=20130221

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス

当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

播州弁で語るアツい口調が大好評!!

講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
きます。

センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。

【お申し込み】
詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/hojo/?mg=20130221

注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●4.事例紹介 「見えないコスト“職場ストレス”を改善するためには」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

企業訪問に電車を利用しています。
毎週必ずと言っていいほどダイヤの遅れに出会います。
ほとんどは、心の痛むアナウンスです。

電車事故が自殺とは思いたくありませんが、年間3万人以上、一日平均
83人もの方々が自ら命を断つ。
交通事故死の実に4倍以上という現実があります。

強いストレッサー(※)に苦しめられている人が多くの職場にいるので
す。今、働き盛りの人がうつや自殺を引き起こすのです。
職場のストレスが原因でうつになったり、最悪は命を断つという人が激
増しているということです。

私たちは、誰もが働きやすい「ええ会社」が増えることを願って活動し
ています。

これをお読みいただいている皆様が、会社やご自分の職場・個人の成長
を真剣に考えておられるなら、経営計画と同じくらいに、いや、それ以
上に職場のストレス問題を重視するべきだと思います。

バランスシートに現れることのないコスト。
だからこそ、気づかなければならない高すぎるコストなのです。
それが、職場ストレスです。

組織の目標が達成できない。
売り上げが思うように伸びないのは、ストレッサーが原因である可能性
が高いのです。

組織システムのストレッサーをとり除かなければストレスは解決できま
せん。対処療法では、また同じことが繰り返し起きることになるからで
す。

気づかないうちに見えないコストを支払い続けているのかも知れません。
そして、それは会社だけの問題ではないのです。

職場のストレスを見過ごすことで、あなた自身も大きなコストを支払っ
ていることに気づいてほしいのです。
職場にストレッサーが存在すれば、あなた自身はもちろんのこと、あな
たの部下や同僚もストレスに悩むことになるのです。

ストレスで塞ぎ込んでいる仕事仲間を見て、心を痛めない人はいないで
しょう。

本当は助けたい、でも、方法がわからなかったのではないでしょうか。
「仕事だから、ストレスがあるのは仕方がない」こう思い込むことしか
出来なかったのではないでしょうか。
それが当たり前だと割り切ってきたけれど、そうした自分に心を痛め続
けてきたのではないかと思います。

職場のストレスを解消する方法はあるのです。
経営者でなくとも出来る方法があります。
あなた自身が変わることで、職場を変えていくことができるのです。
人にやさしく、あたたかい職場は必ず作れます。

あなた自身が職場のリーダーなら、なおのこと、職場に新しい空気を吹
き込み、仕組みや古い慣習を見直し、戦略に投資をしていかなければな
らないのです。

今よりもっと良くしていこうとするなら、マーケットを検証して、自ら
最前線でプレーを続けるなら、部下や同僚を巻き込み、周りの人たちに
することを忘れてはならないのです。

自分の仕事に誇りを感じ、一緒に働いている人と楽しんで仕事に取り組
める。
そんな職場に必ずできます。
自分の未来の成功、組織の未来の成功に、部下は不可欠な存在だという
ことを忘れてはならないのです。

もちろん、ストレスが職場から完全になくなるとは言えません。
それに、ストレス自体、いつも有害なものというわけではありません。
しかし、職場全体のパフォーマンスを落とし、組織に大きなコストを負
わせ、何よりもあなたやあなたの大事な仕事仲間を苦しめるようなスト
レスは、いますぐ軽減していくべきです。

失われた20年と言われる間、企業はもがきながら成果主義をはじめとし
て、色々な手法を取り入れて来ました。
今、多くの企業においてそうした手法にひずみが生じています。

個人と個人、また、組織と個人の関係性、これを円滑にする人間関係を
軽視したマネジメントが、様々な形で問題を作り、モチベーションの低
下を招き、その結果、目的が達成出来ずに、多くの犠牲を払う要因にな
っていると思います。

次の一手が見つからないまま、ストレスばかりが働く人々にのしかかっ
てきているのです。

職場のタコツボ化や部分最適を生み出す見えざる方針やしきたりを見直
し「働きやすい職場」、「WLBを実現しやすい職場」、従業員が喜びを
感じながら自発的にパフォーマンスを高めていける職場づくりを実現す
るために、それぞれの組織に応じたプログラムを用意しています。

いつでも、皆様と一緒に考え、行動を起こすお手伝いができる準備は整
っています。

皆様からのご連絡をお待ちしています。

WLBの伝道師こと
ひょうご仕事と生活センター
内部相談員 岩本龍平

※ 注釈:ストレスを引き起こす物理的・精神的因子

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ひょうご仕事と生活センターのモットーとして、“「出来ない」から
「出来る」に”という言葉を掲げています。

「出来ない」と思い込んでいることを「出来る」と思えるようにするに
は、『感じる』というプロセスが必要だと思います。

『感じる』ということは、何か、原因になるものに対して反応している
訳ですから、その気持ちを口に出して表現することは、ごく自然なこと
です。

『感じた』ことを口に出して表現することは、『はしたないこと』『大
人げないこと』と教育された方もいらっしゃるかもしれません。

何かに反応した結果、感じたことを表現してはいけないと言われること
は、少しびろうな話になり恐縮ですが、たくさん食べたにもかかわらず、
排泄してはいけないと止められるようなものと話された方がおられまし
た。

まさに、言い得て妙だと思いました。

感じたことを表現することにより、どんどん感性が磨かれていくはずで
す。

感じたことにふたをせず、素直に表現し続けることにより、脳内の記憶
をつかさどる組織が反応し、記憶力も増すようです。

感じたことを口に出すと、自分も周りの人たちもハッピーな気持ちにな
れるみたい、と話してくださった方も…。

何歳になっても、考えたことではなく、感じたことを常に表現できる人
であり続けたいなと思っています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、現在、
2種類の助成金を用意しています。
皆様のご利用をお待ちしております。

■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

支給額:
代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

※企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下(会社法
で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)である県内事業
所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働
者を受け入れた場合も含む)

■育児・介護等離職者再雇用助成金
育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
的としています。

支給額:
50万円(短時間勤務正社員の場合は25万円)

※企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護など理由
により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企業の県内
事業所で正社員として再雇用した場合

詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
→ https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20130221

その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

─<編集後記>───────────────────────────

皆さま、第33号はいかがでしたでしょうか?

21世紀に入って10年以上が過ぎ、パソコンやスマートフォンなどの情報
機器はますます発展してきました。

また、インターネット技術のさらなる活用によって、ここ数年で遠くに
離れた家族や友人と動画を通じた連絡ができるようになり、外出中でも
リアルタイムで知りたい情報を検索して疑問を瞬時に解決できたりと、
非常に便利な世の中になってきています。

しかし便利な反面、(あくまでも個人の意見ですが)インターネットに
掲載されている情報に左右されてしまう場面も増えました。

さらに、分からない漢字やことわざ、英単語が出てきても「ネットで調
べらたらいいや」と、一つ一つの物の覚え方が甘くなっただけでなく、
自分で辞書を引いて文字を書く機会がぐんと減ったことの積み重ねで、
自分の読み書きのスキルが低下したことを痛感しています…。

年賀状でもお手軽にメールで済ませることが増えていますが、ときどき
送られてくる、手書きのお礼状を拝見すると、送り手の温かみが感じら
れ、心がホッコリします。

「便利だから」と言って電子機器ばかりに頼らずに、アナログな部分も
大切にしながら文明の利器を上手に活用し、自分の幅を広げて行きたい
と思う今日この頃です。

川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20130221
ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130221
フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo

Copyright (C) 2013 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

2013年1月号 第32号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

───────────────────────<2013年1月17日発行>

 「仕事」と「生活」の相乗効果が個人と組織をハッピーに!!
         ~センタースタッフ奮闘記~

─────────────────────────────────

ひょうご仕事と生活センターで相談・実践支援事業を受託しております
 株式会社ダイバーシティオフィスKITAO代表の北尾真理子です。

 私たちは日々、ダイバーシティ(多様性)を推進し、ワーク・ライフ・
 バランスの実現に向けて、企業様への訪問活動やセミナー実施、
 フォロー等の支援を行っています。

 個人や組織の幸せ実現への活動支援を行う奮闘記を配信いたします。
 どうぞ、お楽しみください!!

 尚、今後このメールがご不要の方は、お手数ですが、下記配信解除より
 お手続き願います。

 登録・メールアドレスの変更、解除はホームページから
 アドレス http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130117

 ※当メルマガは毎月第3木曜日に必ず配信しています。
  配信されなかった場合はお手数ですが、センターまでご連絡ください。

——————————————————————

 第32号
 発行日:2013年1月17日木曜日(月刊)
 発行 :財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
     (当センターは兵庫県からの委託事業を行っています)

─<目次>─────────────────────────────

 1.Facebookのご案内
 2.はじめに
 3.相談員による調査・講演のご案内
 4.事例紹介 「変化を楽しむ」
 5.北尾真理子のコラム 「真理子のひとりごと」
 6.助成金のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●1.Facebookのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 当センターもFacebookへの参加を開始しました!!
 
 センターが主催するイベント情報をはじめ、多様な働き方に関する情報
 や先進事例紹介など、様々な情報を公開・発信しております。

 自組織のワーク・ライフ・バランス実現推進に向け、ご参考になれば幸
 いです。

 皆様、是非、ご覧ください。

 Facebookページ名:ひょうご仕事と生活センター
 URLはコチラ:http://www.facebook.com/WLB.Hyogo

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2.はじめに
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 皆様、新年、明けましておめでとうございます。
 
 2013年が始まりました。
 
 松の内も過ぎ、あっと言う間にお正月気分も吹き飛び、普段と変わらぬ
 多忙な日々を過ごしておられることとお察しいたします。
 
 遅ればせではございますが、この場をお借りして、改めて新年のご挨拶
 を申し上げます。
 
 旧年中にいただきましたご支援、ご配慮に心からお礼申し上げます。
 今年も、ひょうご仕事と生活センター、スタッフ一同共に、何卒よろし
 くお願いいたします。

 
 昨年から毎年1月のメルマガでは、その年の干支にちなんだ記事を書かせ
 ていただいております。

 今年は巳年。
 
 語源由来辞典によると、
 <「巳」の本来の読みは「し」。原字は、頭と体ができかけた胎児を描
 いたもので、子宮が胎児を包むさまを表す「包」の中と同じ。十二支の
 「巳」は、植物に種子ができはじめる時期と考えられる。『漢書 律暦志』
 では、「止む」の意味の「巳」とし、草木の生長が極限に達して次の生
 命が作られ始める時期と解釈している。>

 とありました。

 もう一度、『漢書 律暦志』に基づき、当センター開設以来4年分の干支
 の意味を振り返ってみましょう。

 
 初年度の2009年は丑年、植物の芽が出かかっているが、まだ曲がってい
 て地上に出ていない状態、伸びきれずにいる状態。

 2010年は寅年、草木が伸び始める状態。

 2011年は卯年、草木が地面を蔽うようになった状態。

 昨2012年は辰年、草木の形が整った状態を表しているとされています。

 こうして振り返ってみると、当センター開設以来の各年の干支の意味は、
 当センターの歩みと重なる部分が見受けられるように思います。

 
 開設初年度は、当センターの存在自体の認知度も低く、その芽は出かか
 っているものの、まだ全体が十分に地上に出ていない状態だったことを
 思い出します。

 翌年は、芽を出せた草木が、皆様からのご支援を糧として伸び始め、そ
 の翌年で更に生い茂り、地面を蔽うようにまで成長し、丸三年半が経過
 した昨年には、ようやくその形が整ってきたと言えるかもしれません。

 とは言え、この広い兵庫県の各地域を、隅から隅まで覆い尽くせるよう
 になるまでには更に時間がかかりそうです。

 昨年度末までの3年半の間に、草木の生長が極限に達すると言えるまでの
 展開ができたとはまだ言い難い状態です。

 単に企業や団体に対して、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調
 和、以下WLB)に関する研修プログラムを企画し、講師を派遣して実施す
 るという実践・支援を提供するだけでなく、各企業や団体が、当センター
 からの支援が無くなったとしても、自立的にWLBの実現推進活動を引き
 続き進めて行けるようになるまでのお手伝いをさせていただきたく存じ
 ます。

 最近、10年前に書かれた本を読みました。

 タイトルは、「飛躍の法則(原題はGood to Great)」。

 著者は、かのベストセラー本「ビジョナリーカンパニー」を書いたジム
 (ジェームズ)・コリンズ氏。

 その中で、Good(良好)な企業とGreat(飛躍的に成功した)な企業の違い
 の一つとして書かれていたことをご紹介しましょう。

 Goodな企業は優秀なリーダーがトップに居る間は繁栄しているが、その
 リーダーが居なくなった後にはその繁栄が止まってしまう、Greatな企業
 は優秀なリーダーが居なくなった後も変わらず繁栄し続けるものとあり
 ました。

 たとえいつか、当センターが無くなったとしても、その存在の証として、
 兵庫県内に“ええ会社・ええ職場”が更に増え続けることを願い、県下
 の皆様のWLBの実現推進に向けて、より一層、出来る限りのお手伝いを提
 供し続けたいと思っています。

 即ち、当センターは、GoodではなくGreatな存在となることをめざしたい
 とスタッフ一同、切に願っております。

 今後共、どうぞよろしくお願いいたします。

 今年もまた、当センターのメルマガをご愛読いただいている皆様からの
 ご意見、ご質問等をお待ちしております。

 
 北尾真理子
 ひょうご仕事と生活センター 主任相談員
 株式会社 ダイバーシティ オフイス KITAO代表
 ダイバーシティ コンサルタント

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●3.相談員による調査・講演のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 1) 従業員意識調査の実施
~仕事と生活のバランス調査~

 仕事と生活のバランスに関する職場環境や従業員の意識・ニーズ等を、
 当センター調査員チームが調査いたします!!

 「あなたの会社は仕事と生活のバランスは取れているか?」「仕事満足
 度、会社への帰属意識はどのくらいあるか?」といった調査依頼に対し
 て、現状のヒヤリング後、企業のニーズに合わせた調査票を設計し、従
 業員の方々を対象としたアンケートを実施します。

 実施後は、分析結果のまとめと今後の提言内容を書き加えた調査結果報
 告書をご提供し、当センター相談員より改善に向けた様々なご提案をさ
 せていただきます。

 昨年来、既にご用命をいただいた所からはご好評をいただいております!!
 この調査と提案はすべて無料ですので是非ご活用ください。

 詳細・お申し込み方法は、下記URLをご参照ください。
 

 ■お申し込みフォーム
  URL:https://sites.google.com/site/hwlbnetwork/shi-shito-sheng-huobaransu-diao-zha
 

——————————————————————

 2) 北尾真理子と学ぶダイバーシティ(多様性)と
   ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)

 当センター主任相談員の北尾真理子が、あなたの会社・組織を訪問し、
 講演いたします!

 参加者の皆様から「ダイバーシティとワーク・ライフ・バランスの関係
 やそれぞれの本来の意味が確認できて良かった」などのうれしいコメン
 トを多数いただいております!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 この機会にぜひお申し込み下さい!

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/kitao/?mg=20130117

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

——————————————————————

 3) 北条勝利と学ぶワーク・ライフ・バランス
 
 当センターのセンター長である北条勝利及びセンター相談員が、あなた
 の会社・組織や労働組合を訪問し、講演いたします!

 播州弁で語るアツい口調が大好評!!

 講演日時・講演内容等は、ご希望に応じて臨機応変に対応させていただ
 きます。

 センター長自らが永年携わっていた労働組合活動をはじめ、多様な経験
 に裏打ちされたアツい話をぜひお聞きください。
 

【お申し込み】
 詳細・お申し込み方法は、下記チラシをご参照ください。
 URL:http://diversity-kitao.co.jp/category/event/2010/11/hojo/?mg=20130117

 注) ・講師派遣にかかる謝金、交通費はセンターが負担いたします。
   ・兵庫県内の事業所で開催するものに限らせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●4.事例紹介 「変化を楽しむ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 相談員の荒谷です。

 平成25年の初回のメルマガとなります。
 平成24年の初回のメルマガもなぜか、私が担当させていただきました。

 メンバーの順番だから、変化がないのでしょうか…。

 さて、“変化を楽しむ”というコトバは、「好きな言葉は何ですか?」
 と聞かれた際に、どこかで自分で答えた言葉(もしかしたらどこかで誰
 かの言葉を聞いたのかもしれませんが)です。

 センターの平成24年度の変化と言えば、情報誌などでご存知の方もおら
 れると思いますが、「キーパーソン養成講座」と「表彰企業学び合いの
 会」という事業が新たにスタートしました。

 センターとしても、より良いサービスをご提供できるように「変化を楽
 しんで」いるところです。

 このうち、今回は、後者の「表彰企業学び合いの会」についてご紹介し
 たいと思います。

 始まりの経緯は、平成23年度に表彰を受けられた企業の方から、
 
 「表彰を受けて終わりではなく、さらに進化させたい。表彰を受けられ
 た他社の取り組み事例を教えていただき、ぜひ参考にしたい」

 と伺ったからです。

 
 そこで、いくつかの企業の担当の方に打診してみたところ、

 「ぜひ他社の取り組みを参考にしたい」

 という同意が得られましたので、まずは小さく始めようということにな
 りました。

 初年度は、オーシスマップ株式会社の大林社長と光洋電機株式会社の木
 部社長に幹事役をお願いし、表彰企業間の自主的な「学び合いの会」を
 センターが側面から支援する形でスタートすることになりました。

 第1回目は、6月12日に明石市の株式会社ケイテック様を訪問することに
 なり、6社から14名の方に参加していただきました。

 ケイテックの小川社長の社員に対する熱い想いを伺うことから始まり、
 ワーク・ライフ・バランスを推進されている人事課の様々な取り組みを
 歴史的経緯も含めてお話しいただくと共に、具体的な「あいさつ運動」
 について、活動リーダーからお話を伺うことができました。

 後半のディスカッションは、質疑応答や関連して自社ではどのような課
 題があるか、今後、どのように進めて行きたいか等、様々な話題が出さ
 れ、時間が足りなくなるほど活発に行われました。

 この「学び合いの会」に集まっておられる方々は、変化を恐れたり避け
 たりするのではなく、まさに「変化を楽しむ」方々なのではないかと思
 っています。

 
 世の中の変化は、自分ではどうすることもできないこともたくさんあり
 ます。

 経済情勢の変化やIT技術の進展などは予想することさえ難しく、それ
 らが自社や自分自身にどのような影響を与えるのかを、正確に予想する
 ことはなかなかできないのではないでしょうか。

 つまり、変化はいやおうなく続いていて、その変化の波に飲み込まれて
 しまうと、自社の存続が危ぶまれる事態になり得るかもしれません。

 だから、変化に対応することが必要になるのでしょう。

 受賞だけにとどまるのではなく、さらに自分たちをより良くするために、
 「他社のええとこ」から学び、さらなる変化を遂げようという、まさに
 「変化を楽しむ」方々です。

 研修で企業や団体を訪問させていただくことがありますが、その際、冒
 頭で「変化を楽しむ」ということをお話ししています。
 「現状維持のままでいいのですか」という、少し挑戦的なメッセージと
 ともに…。

 ここで私にとっての平成24年は「変化を楽しむ」年であったのか?と振
 り返ってみますと、大きな変化を自ら呼び込んだかもしれません。

 11年ぶりに学生になり、学生証を持ち歩き、講義を受け、試験というも
 のを経験し、そして研究に行き詰って指導教官に泣きつく。

 また、「表彰企業学び合いの会」のサポートをさせていただく中で、初
 回訪問先の株式会社ケイテック様、2回目のモロゾフ株式会社様、3回目
 のオーシスマップ株式会社様と大豊機工株式会社様、そして、参加して
 いただいた多くの企業・団体の「ええ会社ぶり」をライブで見せていた
 だけたこと。

 今年も、「変化を楽しむ」を継続したいと思っています。

 ただ、『平和』はそのまま続いてほしいものですね。

 プロフィール:http://diversity-kitao.co.jp/staff/aratani/?mg=20130117

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●5.北尾真理子のコラム「真理子のひとりごと」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ある方から聞いた話です。

 現状を変える担い手として、よそ者、若者、ばか者が必要だと言われる
 そうです。

 よそ者、若者、ばか者。

 この人たちって、もしかしたら組織では邪魔者扱いされそうな人たちか
 もしれませんね。

 よそ者とは、よそからやって来て、まだその組織にどっぷりつかってい
 ない人たちでしょう。

 若者とは、文字通りまず年齢の若い人たちのことを指すのでしょうが、
 それだけではなく、考え方が若い、すなわち、フレッシュで柔軟な人も
 含まれるでしょう。

 とは言え、すべての若者が柔軟な考え方をするとは言い切れませんが…。

 ばか者とは、知能が低く無能な人という意味ではなく、普段、人があま
 り考え付かないような、枠にとらわれない、型破りなアイデアを思いつ
 く人たちのことでしょう。

 よそ者、若者、ばか者に当てはまる人たちで、最初に思い浮かんだのは
 新入社員たち。

 まだ組織にどっぷりつかっていない新参者の彼ら。

 その時点では、所属組織の中で多分、誰よりも年齢が若い彼ら。

 社会での経験も少ないため、知識やスキル面では未熟なところも多々あ
 る彼ら。

 でも、そういう彼らだからこそ、感じる違和感、いだく疑問、思いつく
 アイデアがあるのではないでしょうか。

 前例や規定にとらわれない、他に類を見ないような発想など、彼らだか
 らこそ思い浮かんだことを、組織の現状打破に活用しない手はありませ
 ん。

 
 さぁ、あなたの組織では、よそ者、若者、ばか者たちが、臆することな
 く、いつ、どこでも、誰にでも、感じたことや気づいたことを発信して
 いく機会はありますか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●6.助成金のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ひょうご仕事と生活センターでは多様な働き方を促進すべく、現在、
 2種類の助成金を用意しています。
 皆様のご利用をお待ちしております。 

 
 ■中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金
  育児休業・介護休業の取得を促進するとともに、休業を取得された方
  が職場復帰しやすい環境の整備を図ることを目的としています。

  支給額:
  代替要員の賃金の1/2(月額上限10万円、総額上限100万円)

  ※企業全体の従業員が300人以下で、かつ、従業員が20人以下(会社法
   で定義する株式会社等である中小企業は100人以下)である県内事業
   所において、育児・介護休業の代替要員を雇用した場合(派遣労働
   者を受け入れた場合も含む)

 
 ■育児・介護等離職者再雇用助成金
  育児や介護などが理由で退職せざるを得なかった方が、元の職場で再
  び継続的なキャリアアップができるような働き方を促進することを目
  的としています。

  支給額:
  50万円(短時間勤務正社員の場合は25万円)

  ※企業全体の従業員が1,000人以下の企業において育児や介護など理由
   により離職した者を、離職後1年以上6年未満の間に同一企業の県内
   事業所で正社員として再雇用した場合
  

  詳細については、こちらのリンクをご参照ください。
  → https://www.hyogo-wlb.jp/sesaku/?mg=20130117

  その他、ご不明な点は、当センターまでお問い合わせください。
  TEL:078-381-5277(ひょうご仕事と生活センター)

─<編集後記>───────────────────────────
 
 新年、明けましておめでとうございます。

 2013年が始まりました。

 今年のお正月は最長で9連休の職場も多かったのではないでしょうか。

 お正月の迎え方や過ごし方は、国や地域、家庭によって様々で、年末年
 始の、街全体がウキウキしている雰囲気や、カウントダウンという世界
 共通で盛り上がれる一大行事が、どんな遠い国の人達とも繋がっている
 という気持ちを高め、温かい気持ちにしてくれます。

 また、お節料理の美しさ、繊細さ、華やかさは目で見ても、味わっても
 楽しめ、日本文化の素晴らしさを再確認できます。

 個人的にはお雑煮が大好物です。

 一般的に、関西は白味噌タイプ、関東ではおすましタイプと言いますが、
 関西に住んでいながらおすましタイプしか食べたことの無かった自分に
 とっては、白味噌味を初めて口にした時は、
 
 「おもちが幾つでも食べられる!何ならお雑煮で白ごはんが食べられそ
 う!」

 と思い、衝撃的でした。

 2013年も、兵庫県内の企業・団体の皆様の“ええ会社”作りのお手伝い
 役として、WLB実現推進の普及啓発活動に邁進してまいりたいと思います。

 今年も引き続き、ひょうご仕事と生活センターをご愛顧のほど、また、
 当メルマガをご愛読の程、よろしくお願い申し上げます。

 川村愛子

━<発行>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 財団法人兵庫県勤労福祉協会 ひょうご仕事と生活センター
 株式会社 ダイバーシティ オフィス KITAO

 ご意見、ご要望はこちらのアドレスまで、ドシドシお寄せください。

お問い合わせ  info@hyogo-wlb.jp
 ホームページ  https://www.hyogo-wlb.jp/?mg=20130117
 ブログ     http://diversity-kitao.co.jp/?mg=20130117
 フェイスブック http://www.facebook.com/WLB.Hyogo
 
 
 Copyright (C) 2013 Diversity Office KITAO All rights reserved.
──────────────────────────────────

メールマガジンの
購読登録・変更・解除

メールマガジン登録

メールアドレス必須
名前
一言コメント欄

メールマガジンアドレス変更

メールアドレス必須

メールマガジン解除

メールアドレス必須