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概要

WLB19

表彰受賞企業による「学び合いの会」第6回・第7回働きやすさを追求する職場で魅力を実感ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰の受賞企業・団体同士による「学び合いの会」の第6回が昨年10月8日に株式会社フェリシモで、また第7回が1月24日に株式会社ドンクで、それぞれ開催されました。第6回株式会社フェリシモ(神戸市)11事業所から21人が参加。取締役の星正氏のあいさつの後、総務部長の金水正氏が企業と採用の紹介を、総務部総務グループの高柳さやか氏が育児休業と復職の体験談を話されました。そして総務部労務グループの南秀雄氏から「両立支援のためのフェリシモの取り組み」というタイトルで、さまざまな取り組みを蓄積されてきたことについてお話しいただきました。南氏は、この学び合いの会に最初から参加されています。各訪問企業で紹介される取り組み事例を聞き、フェリシモの取り組みを紹介していただいた際には、そのユニークな取り組みに驚かれる参加者が大勢いました。「現場をぜひ拝見したい」という参加者のご要望が、今回ようやく実現しました。高柳氏は、2人の子どもの出産と育児の期間が重なり、4年間の休職期間を経て復職されました。休職期間中は、送られてくるお世話になったフェリシモのスタッフの方々社内ニュースを読んだり、社長のつぶやきを見たり、育児休業から復職された先輩の話を社内活動ホームページで見たりして、「会社とつながっている、復帰する所があるという安心感があって良かった」と話されました。南氏の具体的な取り組み紹介では、男性の育児休業取得も、1カ月の連続休暇制度も、役職者が率先して制度を活用しているので「当たり前」になっているだけでなく、先輩が長期休暇を利用してリフレッシュして会社に戻る姿を見て、「自分も使わなければもったいない」という意識が醸成されていくと話されました。フェリシモの取り組みの特徴は、新しい制度創出にしても、働きやすい職場環境づくりにしても、社員が主役であることが浸透しているように感じました。好奇心旺盛で、発言力と行動力のある社員が、仕事を楽しみ、働くことを楽しみ、社員同士が触れ合うことを楽しんでいる、社長をはじめ役員も率先して楽しんでおられるという話でした。そのもとになっているのは、採用および研修・教育にあるようで、新入社員の定期採用時の選考過程では「自分カタログ」というものを作成するそうです。自分自身を一つの商品に見立てて、自身の魅力を分析し、それをどのように真っ白なカタログ上に表現するかを考え、20ヘ?ーシ?程度の「自分カタログ」を作成する、これは20年以上も前から続けられているとのことです。さらに、同期入社の社員が企画する社内イベントも数多くあるとのことです。社員が主役で、働きやすい環境にするために、自分たちが要望を表明し、行動するという姿勢が「フェリシモの当たり前」になっていること、正社員・パートにかかわらず要望を声に出し、実現することができる自由な環境と風土、そこで働く人が満足する環境を自分たちでより良くしていこうとされていることが心に残りました。集合写真8仕事と生活のバランス