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概要

WLB19

ね。育児と仕事の両立は夫と協力して今も奮闘中です。社内では、今村さんと同じで、効率を考えながら仕事をし、同僚や上司にも助けてもらうことが多いです。渥美ワーク・ライフ・バランス(WLB)成功の秘訣は、社内でも社外でもバトンリレーができる頼れる人を増やすことですね。積極的に自分の仕事の幅を広げる渥美周りに女性の総合職があまりいない中、苦労したことや困ったことはありませんでしたか。角屋総合職だからということではないのですが、15年ほど同じ部署にいましたので、経験値や広がりが少ないなと危機感を持っていました。そこで、企画開発の仕事をしながら、営業など関連部署の仕事も理解するように心掛けました。「お互いがもっとこうしたら相乗効果で良くなるのではないか」など、一歩踏み込んで考える癖を付けました。いつどこに異動してもやっていけるよう、頭の中でシミュレーションをしていました。渥美女性は自分の仕事に愛着を持ちやすいので、角屋さんのように他部署の仕事に関心を持とうとする人は少ないのではないでしょうか。ご自分の仕事を点で考えるのではなく、周りの部署との関係を線で考え、その線上で仕事を提案されていたのですね。山田入社から3年ぐらいたった頃、周りに女性総合職の先輩がいなかったこともあり、この先自分がどのような仕事を担当しキャリアを歩むのかイメージできず行き詰まりを感じたことがありました。上司との年に1度の面談で、意を決して「他の仕事がやりたい」と訴えたところ、新しい仕事を任せていただくことができました。これがいい転機となり、その後も定期的に業務変更をしていただいています。皆さんも積極的に手を挙げ、チャンスがあればどんどんチャレンジしていってほしいです。働き続けたことで得られる喜び渥美働き続けて良かったと思うことはありますか。田畑出産後に移ったリサーチパークで賜ったお題が「大手ゲーム会社を誘致すること」でした。その仕事をする中で、国や地方自治体のすご腕行政マン、ゲームおたくのお兄さんや売れっ子CG作家など、ガス機器の開発部門にいたら絶対に出会わなかったであろう人たちと次々と知り合うことができました。知的な刺激をたくさん受け、幅が広がった感がありました。この時、“ことづくり”といいますか、組織を越えて同じ目標を持った人が集まりプロジェクトを進める楽しさに目覚めました。今村仕事を続けてきたことで、自立した一人の人間として見てもらえるということはあります。また、人から「ありがとう」と感謝されると、仕事をやっていて良かったと思います。海外駐在員を支援する部門にいたことがあり、ビザ取りに始まり、現地の貨幣での給与計算などをしていました。実際に海外へ出張することもあったのですが、駐在員の方や現地の外国人スタッフに「ありがとう」と言ってもらえると本当にうれしかったですね。海外でも川崎の社員が頑張っていることが分かり、うちの会社は世界で必要とされているのだと実感できたのも良かったです。神尾子どもを産むまでは仕事があって当たり前だったのですが、一度仕事から離れると、職場に自分の居場所があるのはありがたいと実感しました。育児中は言葉も通じない子どもと一日中接しているわけで、思い通りにいかないことばかり。育児休業を終えて復帰した時、働き続けていて本当に良かったと思いました。渥美私の妻は外資系IT企業勤務なのですが、2人目を産んだ後は育児休業を取らずにすぐ復帰しました。「仕事をしている方がストレスがたまらない」というのです。その会社がうまいなと思うのは、子どもが生まれる前にやりがいがある仕事を与える点です。しかもそれは長時間働かなくても成果を挙げれば定時に帰れる仕事。働きやすさの土台づくりをして、出産後もすぐ仕事をしたいと思わせるのです。さまざまな人との出会いが人生の糧に角屋先ほど15年ほど同じ部署にいたと言いましたが、その部署には、ちょうどいいバランスでいろいろな年齢の方がいました。これは仕事を覚える上でも人間形成の上でも良かったと思います。さまざまなことを教えていただきました。周りの方々に恵まれていましたね。20代の後半に、それまでは自分の仕事だけをしていたのですが、部署の業績を伸ばしていくにはどうすればいいか、上司と意見を交わす機会を与えていただきました。上司と同じ視点に立たせてもらって本当にうれしかったし、今から思えば転機になったと思います。渥美その後、転機はありましたか。角屋短期間でしたが、企画開発と並行して予算管理をしていた時期がありました。まったく経験のないことだったので、隣の人ができることが自分にはできず、よく怒られま4仕事と生活のバランス