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概要

WLBvol18

調査研究仕事と介護の調和支援ハンドブックが完成働きながら介護しよう!ひょうご仕事と生活センターは、「仕事と介護の両立に関する調査研究」の取り組みの中で、勤労介護者のための介護ハンドブックを作成しました。作成に当たり、企業の担当者、介護支援専門員(以下、ケアマネジャー)、行政関係者の意見を反映し、「働きながら介護できる」という意識が持てるようになるためのきっかけとなるハンドブックにすることを目的としました。意見交換会を実施2013年7月5日、ハンドブックについての意見交換会を実施しました。企業の担当者3人(3社)、ケアマネジャー2人、兵庫県職員、当センターの内部相談員と調査研究チームのメンバーの計9人で記載する内容や各テーマについて話し合いました。これから介護に直面する人たちの視点で、それぞれの分野から「準備する」ために何が必要か、意見を出し合う場となりました。最後に、参加いただいた企業の方から「まだ顕在化していない介護の問題を、自社でもっと話し合う場を設け、このハンドブックをぜひ利用したい」という意見が出されました。仕事と介護の調和支援ハンドブックのポイント意見交換会の内容を基に、このハンドブックは「介護をより身近なこと」として捉えられるように工夫をし、働きながら介護をする事例を盛り込みました。≪ハンドブックのポイント≫1.まず、自分のこと・家族のことを考える(書き込んで、自らのこととして捉える)2.イメージしながら「介護」を考える(ケーススタディから学ぶ)3.ケアプランから見る事例(実際の仕事と介護の両立の事例から学ぶ)4.自社の取り組み・制度をカスタマイズして載せていただく工夫あり川崎重工業株式会社がこのハンドブックを利用し、セミナーを開催同年11月20日、意見交換会に参加していただいた川崎重工業株式会社では、同じく参加いただいたケアマネジャーの山野敬子氏が講師となり、同社の「生活設計気づきセミナー」で、当センターのハンドブックを利用しながら「仕事と介護の両立」について講義されました。講義では、何より両立するという意識を持つこと、必要なサービスを必要なだけ上手に使い、仕事と介護の両立のための「準備」をすることなどの大切さを伝えられました。質疑応答では、ケアマネジャーの選び方や同社の介護関連制度の具体的な利用方法、申請の仕方についての質問に対し、同社人事本部ダイバーシティ推進課の松元法恵氏から説明があり、参加者にとって、よりリアルに「介護と仕事」のバランスについて考える場となりました。12仕事と生活のバランス