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概要

WLBvol18

OUR WORKPLACE地元住民の手を借り、神鍋高原で手付かずだった土地を一から耕して造った直営農園。った野菜を買いに行ったり。元気な姿が若い従業員の励みにもなっています。農業を働く場の選択肢に同社では、農業を身近に感じ、食や故郷の魅力を知ってもらいたいとの思いから、I・Uターン者などへの就農支援や、学校や企業の教育制度の一環となる研修も行っています。さらに、「背中で学ぶ」が慣習とされていた栽培方法を、できる限りデータ化し、若い世代でも始めやすく、一定の生産量を効率よく確保できるように開示しました。「安定した収入を得られる就職先の一つとして考えてもらえるようになれば」と新免さん。研修の参加者の中から就農する人も出ています。「弊社で技術を学びゆくゆくは独立してもらうのが理想です」。新しい農業の拠点として、就農人口の増加を目標に、安心して働ける体制づくりを進めていきます。季節ごとに十数種類の野菜を栽培。古くからの知恵を学び、新しい手法も取り入れながら育てています。WLBに配慮した農業の組織化に注目!株式会社Teamsの取り組みは、「農業生産の組織化」という一点だけでも、かなりユニークで重要な取り組みですが、「女性や高齢者の労働力の活用」「地域活性化」ないった他の観点からも高く評価できると思います。農業は自然を相手にする仕事ですから、工業製品のように安定的に生産物を提供することだけでも大変な困難が伴います。安定的に事業を継続するための組織づくりを行う上で、従業員のワーク・ライフ・バランスに配慮したという点が最も注目すべきポイントではないでしょうか。(兵庫県立大学政策科学研究所准教授加納郁也氏)農業生産法人株式会社Teams事業内容農産物生産・販売・加工・特殊肥料販売代表取締役社長新免将従業員数12人所在地豊岡市日高町岩中208T E L 0796-42-2244http://rakunouya.com/11