ブックタイトルWLBWorkGuide2015

ページ
8/36

このページは WLBWorkGuide2015 の電子ブックに掲載されている8ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

WLBWorkGuide2015

取り組みのポイント★ ダイバーシティ推進室の設置★ 在宅勤務日制度の導入(妊婦とその配偶者も利用可)★ 女性社員の上司に対する女性活躍推進の意識を啓発する研修の実施株式会社神戸製鋼所「一皮むける経験」で女性社員の活躍を後押し次世代育成支援対策推進法の施行後、仕事と生活の両立支援策に取り組み、現在、第4次行動計画を推進中の神戸製鋼所。2014年には、3人の専任社員から成るダイバーシティ推進室を新設し、女性社員がより長く働き続け、キャリアを積んでいくことのできる施策にも力を入れています。「一皮むける経験」対象の、資材・調達部に所属する女性社員。韓国に出張し、現地工場の社長と発注した機器の確認を行いました。女性採用数など数値目標を設定 ダイバーシティ推進室は、室長の佐野紀子さんをはじめ3人の専任社員が全て女性です。佐野さんは結婚、出産、子育てを経て管理職として活躍する、同社女性社員のフロントランナーでもあります。「入社したころはただひたすら男性社員に負けまいと突っ走ってきましたが、子育てを経て、それまでと同じペースで働き続けることは非常に難しいことを実感しました。周りと比べるのではなく、それぞれが『今』発揮できる最大限の力を出し切って、充実した毎日を送ることが大事だというメッセージを伝えたい」と話します。 2003年に次世代育成支援対策推進法が成立して以降、同社では05年度に第1次行動計画を策定し、その後も期間ごとに目標を定め、着実に仕事と生活の両立支援策の充実を図ってきました。14年10月のダイバーシティ推進室発足時は第3次行動計画の最中でしたが、両立支援の充実により2回目の「くるみん」マーク(「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の認定を受けた証)を取得し、現在は15年4月から始まった第4次行動計画を実行中で、男性社員の子育て参加を促し、ダイバーシティ推進の周知活動に力を入れています。数値については15年度の総合職採用の目標として14年度の倍増を目指し、女性の比率を事務系で30%、技術系で10%とする数値目標を掲げています。 諸施策の充実を図ってきた結果、結婚、出産で退職する女性社員はほぼゼロに。一方で結婚・出産後も仕事を続けることに対して不安を感じている人も多く、その要因についてダイバーシティ推進室では「長時間労働が続くことによる子育てとの両立ができるのかといった悩み、また夫や本人の転勤に伴う別居生活への不安などがあり、この会社で働き続けて活躍するイメージが思8