ブックタイトルWLBWorkGuide2015

概要

WLBWorkGuide2015

市立加西病院　看護師になったのは33歳の時です。20代前半で結婚・出産をしたため、社会経験をしたいという思いがありました。子育てにも生かせるだろうと、30歳になってから看護師を志し、3年学校に通って当院に就職しました。人の命に関わる大変な仕事ですが、患者さんやその家族など、たくさんの笑顔に会える魅力的な職業でもあります。一つでも多くの笑顔に出会えるように、日々、体調や感情の変化を気にかけて言葉にならない言葉を見逃さないように心掛けています。また、一方的なケアにならないよう、患者さんの理解を得た上で一緒に治療と向き合うことが大事だと思いますね。　高校生と中学生の2人の息子を持つ母親でもあります。就職したころはまだ小さかったため、遊び相手や食事の用意など夫や同居する夫の両親に助けてもらっていました。現在も夫が子どもたちのお弁当を作ってくれたり、子どもたちも夜勤明けの昼間はよく眠れるよう気を遣ってくれたりと家族の協力には感謝しています。一緒に過ごす時間があまり取れないため、夕食時には、学校や仕事の様子を聞くなど会話を大切にしています。また、最近は姑に介護が必要になりました。普段は舅が看ていますが、夫と共にサポートしていきたいと思っています。勤務体制の変更希望にも柔軟に対応してくれる病院ですので、今後の進行具合によっては、働き方を見直すことも考えています。a6:00 起床　子どもを送り出すm 9:00 ロードバイク練習A12:00 帰宅　仮眠M15:00 夕食の準備（その他家事）Q16:00 出勤m 9:00 退勤　就寝E13:00 起床　家事I14:00 スポーツジムで泳ぐU17:00 帰宅　夕食の準備a18:00 夕食q22:00 就寝夜勤で生み出した時間を家庭や趣味に有効活用看護師松川希代子さんW LBな人仕事も、プライベートも。どちらも大切にしながら、自分らしく生きる人を紹介します。　2交代制の夜勤専従を希望し、体調面も考慮して日勤も入れながら勤務しています。夜勤の場合、日中がフリーになるため、趣味のトライアスロンの練習をしています。体力や筋力がつき、業務にも役立っています。事前に申告しておけば月5日まで休暇の希望が出せるため、年3回ほどトライアスロンの大会に出場するほか、夏は遠泳、秋はマラソンやロードバイクの大会、遠征にも参加しています。みんなが頑張っているから私も頑張れる。大切な仲間と、世界選手権出場を目標に、トレーニングを続けていきます。＞＞市立加西病院の取り組みは10ページに掲載夜勤の日（2日間）のスケジュール白衣を脱いだらアスリート専業主婦から看護師に支えてくれる家族たちTIME SCHEDULEMESSAGEスポーツマンらしく、仕事もてきぱきとメリハリをつけて行っています。人の命と向き合う大変な仕事ですが、その中で家庭との両立を図り趣味も続けるために、自ら夜勤専従を希望してくれました。これから中堅として、内科や外科などさまざまな部署で経験を積み、研修を受け、さらにスキルアップを目指してほしいです。看護課長佐竹悦子さん上司からのメッセージ2011年にスポーツジムの仲間と「加西トライアスロン部（KTB）」を結成23