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概要

WLBWorkGuide2015

取り組みのポイント★ 従業員の状況に応じた短時間勤務制度の導入★ 女性の積極的な採用と職務拡大の実現★ 各従業員の業務スキルを見える化し、多能工化を促進株式会社マインズ好奇心を持って仕事も生活も全力で楽しむマインズでは、「仕事も生活も全力で思い切り楽しめる環境をつくる」という河本尚吾社長の思いが、会社の隅々にまで浸透。「好奇心を持って働こう」という価値観の下、従業員同士が深く関わり合い、仕事を補完し合える仕組みも整っており、創業来、退職者はわずか1人という成果につながっています。毎日の朝礼の発言者はくじ引きで選出。社内風土を明るくするアイデアの一つです。新人は「放っておかない」 同社の事業は、「人材派遣」「社会保険労務士業としての採用・定着のアウトソーシング」「就労支援」の3つが柱。求職者、従業員、企業という3者の立場から、総合的に人事・労務のサービスを行っています。 同社の根底にあるのは「男性も女性も最大限の能力を発揮しながら、仕事も生活も含めて安心して全力でやれる環境を絶対につくる」というトップの強い思いです。河本社長はもともと人材派遣会社で働いており、そこで従業員の定着率の低さを目の当たりにします。「新卒であれ中途であれ、夢や希望を持って入ってきた人が辞めていかなければならないのを見て、自分の会社は働き続けたいと思えるところにしようと思いました」 新人が入ってきたら「放っておくな」が河本社長のメッセージです。先輩の方からあいさつをし、部署を超えて声を掛けることが当たり前の風土になっています。創業時6人いた従業員のうち唯一の女性が産休に入ることになった時、1年の有期雇用契約で入社したのが冨田葉月さん。「前の会社と雰囲気がまったく違い、慣れない仕事に戸惑う私の仕事が終わるまでみんな残ってくれました。だから、誰かが困っているときには今度は私がその人に恩返ししようという気持ちになりました」と振り返ります。入社1カ月後には、有期契約から正社員になることを打診され、これを受け入れました。「自分が必要とされているという気持ちになり、会社で働くみんなのためにもっと頑張ろうと思えました」。冨田さんは現在27歳にして採用・定着のアウトソーシン16