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概要

WLBWorkGuide2015

取り組みのポイント★ 短時間勤務制度の導入(小学校卒業まで)★ 看護休暇の充実( 子に加え配偶者・父兄・祖父母も対象)★ 5年ごとの永年勤続特別休暇(勤続10、15、25、30、35年:5日、20年:10日)の付与西芝電機株式会社労働組合と連携し残業時間短縮に取り組む西芝電機は、常態化する残業を問題視したことをきっかけに、ワーク・ライフ・バランスの取り組みに着手しました。仕事の効率化を図るために情報共有を進める一方、労働組合と連携して退社を促す取り組みも。また、女性の採用に力を入れるため、女性が働きやすい環境整備にも取り組んでいます。男社会と見られがちな重電メーカーですが、女性社員の職域が少しずつ広がっています。情報共有で業務を効率化 同社は1950年、東芝網干工場から設備と人員を引き継いで設立。現在は船舶用発電機システムとオフィスや工場用の非常用・常用発電機を主に生産しています。ワーク・ライフ・バランスに取り組むことになったのは、2011年。月45時間以上残業をしている社員が全体の3割近い200人を超えていたことがきっかけでした。「業績が厳しい時期でした。社員の表情にも疲れが見られたので、なんとかこの状況を改善しなければいけないと思いました」と取締役総務担当の赤松生也さんは振り返ります。 ひょうご仕事と生活センターに相談し、管理職を対象にしたタイムマネジメント研修などを実施するとともに、仕事の効率化の取り組みに着手します。朝礼、昼礼の時間を利用して1日の予定を報告するようにしたのもその一つです。従来、製造現場ではそういった習慣があり情報共有はできていましたが、スタッフ部門、技術部門ではできていませんでした。各部署において、一人一人の社員が毎日どのような業務に取り組み、それをいつまでに終えるのか、間に合いそうにない場合は誰に助けてほしいのか、といった情報を共有します。昼礼では業務の進み具合を報告し、進捗が分かるようにします。「1日の予定を話すために段取りを考えるようになり、業務の効率化につながっています」と経営管理部総務・勤労・安全担当グループ長の河村基行さんは言います。 また、メールソフトを使ってパソコン上で各社員の在席確認をすることで、急な打ち合わせで出向いても不在という時間の無駄の削減14