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概要

WLBWorkGuide2015

平成27年度表彰企業WPWフォーラムでのグループディスカッションの様子。技術系女性社員の就業継続支援のために始められたメンター制度。「イキイキ、ワクワク」働くためのワーク・ライフ・バランス研修。PROFILEの就業継続支援です。男性社員中心で築かれてきた企業風土の中、女性社員が成長過程で迷うことが多いことから、新たにメンター制度を導入しました。直属の上司以外の管理職男性社員と定期的に話をする機会を提供することで、キャリア形成、能力開発を心理面から支援する仕組みです。13年度にまず、技術系女性社員と営業部門の女性社員を対象に試行的に導入。14年度以降は対象を希望する女性社員全員に拡大しました。「上司に相談しにくいことも安心して相談できる」「他部署の女性社員の働き方を聞くことで視野が広がった」という女性社員の声のほか、メンターを務める男性社員からも「女性社員の言葉から自身のマネジメントを省みる機会になっている」「年代の違う女性社員と関わることで考え方が柔軟になった」との声が聞かれ、双方に役立っていることが分かりました。 こうした取り組みの結果、3人の女性社員が管理職に登用され、営業職に就く女性社員も誕生しました。また、女性社員による自主的な動きとして、高砂事業所では、8人の女性社員が自分たちの業務内容を棚卸しし、業務を見直し集約することによって効率化。人員に余力を生み出し、15年10月から女性社員の1人が専門的な業務に就くことになり、自分たちの活動で職務拡大を実現しました。介護離職防止の取り組みも 「全員がより一層『イキイキ、ワクワク』働き成長できる会社にしよう」と佐藤孝彦社長は呼び掛けています。女性活躍推進の活動は、14年度のダイバーシティ推進室発足以降、より本格的な取り組みへと発展。これまでの女性中心の活動から踏み出し、全社でダイバーシティに取り組む方向へと舵を切ることになりました。その一環として、WPWのメンバーに男性社員が新たに加わり、男性社員の働き方を考える取り組みを強化しています。14年度には、初めて長期に育児休業を取得する男性社員が出るなど徐々に男性社員の意識も変化しつつあります。15年度には、厚生労働省の「子育てサポート企業」として認定され、「くるみん」マークを取得しました。しかし、まだ従来の男性中心の風土が根付いています。残業をして当たり前というような意識を変えていくことが必要です。 そして、これからのもう一つのテーマが「介護離職の防止」です。昨年、社内で介護セミナーを開いた際、介護をしている社員が想像以上にいることが分かりました。個別に相談できる体制づくりを進めていくなど、仕事と介護の両立支援を新たな課題として取り組んでいきます。●事業内容 建設業●設立 1962年4月●代表者 佐藤 孝彦●従業員数 1,284人(男性1,178人、女性106人)●所在地 神戸市灘区岩屋北町4-5-22http://www.shinkoen-m.jp/13